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専攻別特集

建築・土木

建築専攻学科一例

建築学科/建築工学科/環境建設工学科
環境土木・建築学科/建設学科/環境建築デザイン学科
建築デザイン学科/建築都市デザイン学科/都市環境デザイン学科
環境デザイン学科/社会環境工学科/まちづくり学科など

人文的・芸術的センスも求められる建築

建築の分野は、工学的であり、人文的であり、芸術的でもあるといわれる。
建築には、建物の安全性、快適性、環境性などが求められる。たとえば、構造・構法・材料などの力学、断熱性・気密性・遮音性などの性能、さらに空気・音・光・風などの環境を踏まえた空間構成。これら工学的な観点に加えて、建築史や文明史などの視点、そして修景(景観整備)を含めたデザインとしての建築意匠なども要求される。
建築を学ぶ人は、理系と文系、両面の思考回路があるといわれ、色彩やデザインの要素を含むこともあって、建築専攻学科は工学系学科の中で女子学生比率が際立って高い(大学によって約3割)という特色がある。このことは進路の多様性にも関連する。
建築学が扱う領域や技術も、時代の要請に応じて変化し、多様化している。近年は、リノベーション(大規模な改修)やコンバージョン(既存の建物の用途変更)など、建物の保存や再生も重要な課題となっている。また、環境問題を抜きにして現代の建築は語れない。材料・流通・廃棄などを含めた建物のライフサイクルコストの低減と省エネ・省資源化、また、自然エネルギー(再生可能エネルギー)を生かした暮らしを目指すパッシブデザインなど。さらに、日本の建築技術が持つ耐震(免震・制震)性の高さなどを応用し、復興支援などを含めた防災・減災の視点もいっそう求められている。

建物と設計の多彩さ 幅広い活躍分野

建築の知識・技術を生かせる分野は幅広い。
建物では、住宅、マンション、オフィスビル、ショッピングセンター、公共施設など。設計も大きく3種類、意匠設計(デザイン)、構造設計(建物の強度・材料など)、設備設計(建物内の電気・空調などの配備配置)がある。
就職先としては、設計事務所、ハウスメーカー、建設会社など。大手メーカーなどで自社工場の設計・施工管理、小売・外食業界で店舗開発・設計などに携わる仕事もある。
大手デベロッパーや都市・地域開発コンサルタント系企業、官公庁などで、都市開発計画や地域開発計画などのプロジェクトに関わる仕事、また、都市・地域開発などに関連する研究機関で、建築に関する研究をする仕事もある。
資格として、建築士(1年の実務経験を経て資格取得)、建築施工管理技士、商業施設士、建築設備士などがある。

土木専攻学科一例

土木工学科/都市工学科/建設工学科/都市建設工学科
建築土木工学科/社会環境工学科/社会基盤デザイン学科など

自然・人間・社会をつなぐインフラ整備

土木工学は、都市計画も含め、道路・橋梁・港湾・鉄道・ダム・上下水道など、社会の基盤を形成する施設(インフラストラクチャー)について、調査・計画・設計から施工・運営・維持管理などに至るまで幅広く学ぶ学問領域。
市民生活に必要な社会基盤をつくることから、土木工学を英語で「シビルエンジニアリング」という。
土木工学は、社会基盤施設の建設を通して、都市再生、地域活性化、生活の安全・安心、防災・減災、自然環境の保全など、さまざまな課題を担う。
社会基盤施設をつくる際、地域の歴史・風土・文化などに配慮した設計が求められることが多く、こうした設計手法を「シビックデザイン」ともいう。
土木工学の仕事は、自然・人間・社会を対象とする。それらの最適な調和を図りながら、専門性の高い知見を駆使して事業を進めていく。土木エンジニアには、自然・人間・社会に対する深い理解、物事を総合的に把握・分析する能力、リーダーシップなどが求められる。

緑地・公園の設計からまちづくりまで

土木工学を修めた学生が活躍できる分野は広く、インフラ整備だけにとどまらない。
緑地・公園・駐車場などの設計・施工、都市計画を含むまちづくりなども土木工学の知見がなければ実現しない。
設計・施工だけでなく、その川上にあたるプロジェクトの立案・提案・グランドデザインの構築・プレゼンテーションなどの仕事もある。
就職先としては、総合建設会社、建設系コンサルタント、道路・鉄道などの公益的な運輸事業系の機関、電力・ガス・水道などエネルギーおよびライフライン系企業、さらに鉄鋼・プラント、交通・運輸、情報・通信、不動産、商社など、多岐にわたる。
また、官公庁、国際機関、シンクタンクなどにも土木工学関連の業務がある。
資格としては、土木施工管理技士、測量士など。また、土木工事に関わる費用を算出・管理する積算技術者も求められている。