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専攻別特集

化学

化学専攻学科一例

化学科/応用化学科/工業化学科/化学生命工学科
材料化学科/物理化学科/物質科学科
化学システム工学科/機能物質化学科/機能分子化学科/物質工学科
環境化学科/環境・応用化学科/環境物質工学科
ナノサイエンス学科/ナノ物質工学科/応用化学工学科/応用分子化学科
化学・生命化学科/化学・生命科学科/物質生命工学科/生命化学科など

化学はセントラルサイエンス

社会は物質によって支えられている。
建物、家具、衣類、食品、自動車、情報機器など、身の回りにあるものはすべて物質に還元される。
化学は、物質を分子レベルで探求し、その性質や変化を研究する学問領域。化学の研究は多様化・細分化し、新しい物質の合成・分離・検出の方法などが生み出され、環境、エネルギー、新素材、医療など、さまざまな分野に応用されている。
化学は、あらゆる科学・工学の分野で生かされ、その中央に位置するため、「セントラルサイエンス」とも呼ばれる。
日本の化学のレベルは国際的に高く、2000年以降、6名の日本人がノーベル化学賞を受賞している。それらの研究成果は、たとえば導電性ポリマーがケータイのバッテリーに使われるなど、広く実用化されている。

応用研究から技術や製品の開発へ

化学の研究は「基礎研究」と「応用研究」に分かれる。
基礎研究では、仮説を立て、実験を行う。複数の元素や化合物を反応・合成させ、新しい元素の発見、新しい化合物の生成、新しい法則の定義などにつなげる。
応用研究では、基礎研究の成果をもとに、実用化を探る。たとえば、基礎研究で生成された新しい化合物を、医療、食品、新素材などの分野に使えるよう研究を行い、具体的な技術開発、製品開発に結びつけていく。
応用化学系の専攻学科には、応用化学科、工業化学科、化学システム工学科、物質工学科、物質生命工学科、生命化学科など、さまざまな学科がある。
応用化学科、工業化学科などでは、基礎化学をベースとして、無機化学工業、有機化学工業、金属材料工業、電子材料工業など、工業的応用に関して総合的に学ぶ。
環境と調和した化学合成法、すなわちグリーンケミストリー(天然素材の使用、製造プロセスの簡素化、生分解性のある製品化など)についても考察を深めるなど、応用化学の研究内容は実学性が高い。

さまざまな分野に開かれた応用化学の道

応用化学には、有機化学、無機化学、物理化学、化学工学、高分子化学など、さまざまな専門分野がある。

有機化学 有機化学は、有機化合物の組成や性質を研究する分野で、「医薬品、農薬、機能性材料、化粧品など」に応用される。
無機化学 無機化学は、金属や無機化合物の構造や性質を探るもので、その研究は「触媒、電池、電子機能材料、メモリ(記憶素子)、セラミックス、陶器、セメントなど」に応用される。
物理化学 物理化学は、分子の構造や化学反応などを物理学の手法によって探り、「界面物性、物性有機、超分子、光化学など」の分野に応用される。
化学工学 さらに、化学工学は「化学プラント、生産技術、バイオエンジニアリング、グリーンケミストリー(前述)など」、高分子化学は「プラスチック、繊維、染料、樹脂、接着剤、生化学(タンパク質・糖類・脂質等)、バイオテクノロジーなど」への応用がある。

応用化学の実用性は高く、上記カッコ内に表した分野など、さまざまな業界に道(卒業後の進路)は開かれている。

化学産業は人材を要する基幹産業

化学専攻、特に応用化学系の学生に対する求人率は、景気の変動に左右されないといわれる。
化学産業は、工業出荷高において国内製造業の上位を占める重要な基幹産業であり、医薬品・食品・衣料品・農薬など、内需の高い化学分野の製品の需要は、好不況の影響を受けることが少ないといわれている。
化学産業は社会と密接に関わり、新しい物質の開発、材料の高付加価値化、大量生産などによって、生活の利便性向上や経済活性化を促している。
応用化学系の学生の就職先は化学産業を中心として幅広い。
プラスチック・ゴム・ガラス・金属などの素材産業や、医薬品・食品・化粧品・医薬品・洗剤などを製造するメーカーなど。さらに、化学系以外でも、素材開発に取り組むメーカー、たとえば、電気・機械、電子機器、情報・通信、自動車、建築用資材など、さまざまな企業で化学系の人材が求められている。もとより、研究機関や検査機関、環境分析系企業においても化学系人材の需要は高い。