「秩父で働いて」 就職面接会を開催 埼玉
埼玉県秩父で6月中旬、地元企業が参加した合同就職面接会が開かれた。
会場には秩父地域に本社や事業所を持つ企業25社ブースを構えた。
電機、観光、金融、小売り-。就活中の大学生や専門学校生などおよそ30人が訪れ、企業担当者らと面談した。
情報技術(IT)系企業を志望し、今回の説明会に参加した学生は、「秩父にはIT系が少なく、逆に活躍の機会があると思う」と話す。
秩父では「若者の地元離れ」が大きな地域課題となっている。
今年の「売り手市場」に人口減がのしかかり、若者の人材確保が一層難しくなっているという。
説明会を通じて秩父の魅力を伝え、若者のI・Uターン就職に繋げたい考えだ。
ハローワーク秩父の小暮俊明所長は「これ以上人口減が続けば、まちが消滅しかねない」と危機感を募らせている。
(7月7日 東京新聞より転記)