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就活のポイント

自己分析から始める

「自己分析」とは何か

自己分析とは、自分を知ること。自分はどんな存在か、何をしたいのか、何ができるのか。自分という人間の内面を掘り下げ、資質・適性・能力などを浮き彫りにして、自分の進路を定めようということだ。
就活においては、自己分析によって「自分はどんな仕事をしたいのか」「どんな仕事が向いているのか」「どんな会社に入りたいのか」明確にすることを目指す。
自己分析を進めることで、自分の長所・短所を洗い出すことができる。自己PRや志望動機の「礎」となり、エントリーシート記入、面接などにも役立つ。企業や職種とのミスマッチ回避にもつながる。
業界研究や企業研究に先立ち、また業界・企業研究を始めたあとも平行して、継続的に自己分析に取り組もう。

物語をひもとくように自分をふりかえり、深掘りする

自分はどういう人間なのか。これまで自分がしてきたこと、とくに自分が自主的・積極的に関わり、打ち込んだことを書き出してみよう。
大学時代だけでなく、高校・中学、子どもの頃までさかのぼり、勉強、サークル活動、趣味、習い事、アルバイト、ボランティア活動、旅行など。
できるだけ具体的に。勉強であれば、どんな科目が好きだったか・得意だったか・どれほど熱中したか。サークル活動やアルバイトであれば、自分で率先して取り組んだこと・苦労や困難を乗り越えたこと・達成感を味わったことなど。
さらに「なぜ」打ち込んだのか、深掘りをすることで、自分という人間の奥底を探ることができ、今まで気づかなかった自分を発見することもできる。
自分が持っている特技・知識・雑学・資格なども書き出してみよう。「特技や知識が人にほめられたこと」「人に何かをして、喜ばれたこと、感謝されたこと」「人に何かをしてもらって、うれしかったこと」も思い出してみよう。
物語をひもとくように「自分をふりかえること」が楽しくなってきたら、しめたものだ。

「キーワード」を見つけよう

自分をふりかえり、自分が打ち込んだことを書き出し、「なぜ」打ち込んだのかを考える。そこから、自分はどんな特性(力)が備わっているか、キーワードを見つけよう。
たとえば「向上心」「責任感」「コミュニケーション能力」「創造力」「企画力」「リーダーシップ」「適応力」「交渉力」「サービス精神」「持久力」…など。
ちなみに「朝日新聞グローブ」の人物紹介コーナー「突破する力」における「自己評価シート」には次の10種類の力が示されている。
「協調性」「集中力」「独創性・ひらめき」「持続力・忍耐力」「行動力」「体力」「決断力」「分析力・洞察力」「語学力」「運」。
たとえば、自分は「創造力」があり「リーダーシップ」があるとする。それを誰かに話してみる。家族・親戚・友人・恩師など、身近な人の意見を聞く。自分の考えと照らし合わせる。ただし、人の意見はあくまで参考に。責任をもって最後に自分の道を決めるのは、自分自身だ。

「演繹か帰納か」それが問題だ

「自分がしてきたこと」というエピソードから自己分析をするのではなく、「自分にはこういう特性(力)がある」という前提から具体的なエピソードを導き、自己分析を固めていく方法もある。
これは「演繹か帰納か」という問題だ。
「自分はこういうことがあった、だから自分はこうだ」という思考法は、「具体的な事実から、普遍的価値を導き出すこと」で「帰納法」と呼ばれる。
逆に、「自分はこうだから、こういうことがあった」という思考法は、「前提となる普遍的価値から、具体的な事柄へ押し広げていくこと」で「演繹法」と呼ばれる。
どちらが良いではなく、2種類の思考法があるということだ。この思考法を試すと、自分は「演繹的人間」か「帰納的人間」かということも見えてくる。

「夢」のある話をしよう

過去・現在の自分から自己分析をするだけでなく、「未来の自分」から自己分析をする方法もある。
どんな自分になりたいか、10年後、20年後の自分はどんなことをしているか、さらにシニアになった自分は?
「人生設計」というおおげさなものではなく、将来、やりたい仕事(やるべき仕事)をしている自分を想像する、そこから自分の進路を定めようというものだ。
ただやりたいだけでなく、「できそうなこと」を考えるのも重要だ。大きな夢かもしれない、でも自分にはできそうな気がする…。この「できそうな感じ」はフィージビリティー(実現可能性)とも呼ばれる。「できそうな感じがする物事」は、あなたが「やりたい物事」でもある。
さらに「就職することによって、自分は何を求めるのか」も考えよう。
「やりがい」「自分を磨く」「自己実現を図る」「専門知識・資格を生かす」「スキルアップ」「人脈を広げる」「人や社会の役に立つ」「収入」「社会的名声」「将来的に起業したい」…など。
「就職で求めること」を考えると、「なぜ就職したいのか」「どんな仕事に就きたいか」が見えてくる。