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【企業トップ×就活生対談】社員が誇りを持って働ける組織を目指す-株式会社阪和総合防災-

「知っている企業以外の優良企業を探したい」「ナビ掲載の企業を見ていてもイマイチ魅力がわからない」と悩む就活生は多いと思います。この企画では私たち大学生が社長や副社長へのインタビューを通して企業の魅力や想いを伝えることで、みなさんの「わからない」を「わかる」に変えます。

今回は大学生の松村が、阪和総合防災の田村昭副社長にお話を伺いました。
同社は防災設備の点検・工事事業において和歌山県のなかでトップクラスの社員数、年間保守契約数を誇っている会社です。

目次

企業を知ろうー阪和総合防災ってどんな会社?

阪和総合防災の魅力

阪和総合防災について、会社の魅力を4つのP(理念・職業・人事・組織)でまとめてみました。

防災設備の点検・工事事業において県や市からの信頼も厚く、和歌山県のなかでトップクラスの社員数、年間保守契約数を誇っています。また年代幅広く活躍していて、社員一人一人を大切にされている点が特に魅力的な会社です。

実際にどんなことをやっているの?

阪和ホールディングスでは、M&A(企業合併・買収)を実施し各グループの事業を継続する事、グループ全体でシナジー効果を生み出す事を目的としています。

現在、阪和総合防災・第一電機設備工業 阪和総合防災は阪和ホールディングスを軸に、消防設備業と菅工事業を主力とし、顧客に「安全と安心そして快適」を提供する事を念頭に置かれています。

具体的に、阪和総合防災は、和歌山・大阪を中心に、給排水衛生・空調・防災・設計・施工・メンテナンスなどのサービス展開を行っています。

また、今後はM&Aも視野に入れながら、生きるためだけに働くのではなく、仕事を通じて自身が成長していると実感できる職場環境にし、挑戦を後押しできる組織体制や目指していきたいとのことです。

今回は実際に阪和総合防災の田村副社長にインタビューをし、組織に対する想いや悩んでいる学生へのアドバイスをもらい、以下にまとめてみました!

【インタビュー】田村副社長の考える、チームとしての理想の組織

ーはじめまして。本日は貴重なお時間を頂き誠にありがとうございます。

これからインタビュー始めさせていただきます。よろしくお願いします!

田村副社長:はじめまして。よろしくお願いします!

ー早速ですが、まずは田村副社長の考える理想の組織についてお聞きしたいです。

田村副社長:そうですね。社員にとっても第2の家族のような組織でありたいですし、新卒や中途の方にも一緒に働きたいと思ってもらえるような組織になりたいです。

そのためには新しいことも積極的に受け入れて時代に合わせた組織づくりも大切だと考えています。

ー今が組織としても変わっていくタイミングなのですね。その上で気をつけたり大切にしていることはありますか?

田村副社長:はい。私はラグビーが好きなのですが、組織も想いに向かって共同で取り組む一つのチームだと考えています。

規模が大きくなっていっても、時代がどんどん変わっても、社員と一緒に同じ方向に進んでいくことが重要です。今必要な組織や周りの環境や社員に求められる組織を創るにあたって正解はないと思っています。

しかし昔ながらの単にトップダウンというよりは、若い社員から自発的にボトムアップで押し上げていくのも一つの形だと思っています。

また、新しいことに挑戦する際、社員のやりたいことに取り組む際も、軸はぶらさず「こうだからこうする」といったように、みんなが納得して少しづつ変わっていくように取り組んでいます。

ーチームとして同じ方向を向いて進むために、具体的にどのような施策をされていますか?

田村副社長:毎年キャッチコピー作ることです。

私が副社長に就任した昨年は、キャッチコピーを「CHANGE」と決めて社員のみなさんに発表しました。

実際に私が副社長に就任してから、新社長とともに新しいことにも積極的に取り組んだことで年末になる頃、社員から変わったと、本当に「CHANGE」の一年だったと声が上がるようになりました。

そして今年のキャッチコピーは「GRIT」、集中して一生懸命にやり切りながら、社員のみんながこの会社で働く上で自信持って前に進んでいける状態を目指しています。

地方でも大手とスムーズに取引出来ていたり、問い合わせも増えていたり、こういった現状も社員のみなさんに伝えていきながら、やり切る1年にしたいです。

これは私がすごく教訓にしている『スクール☆ウォーズ』という落ちこぼれ高校生がラグビーで優勝する話のドラマをもう一回、1から見直して影響を受けました。

こうやって、漫画やドラマ、スポーツから学ぶこともたくさんあります。

ー大変興味深いお話をありがとうございます。それでは、組織=チームとして同じ方向を向いて進むその先の、お客様や社会に対する想いをお聞きしたいです。

田村副社長:はい。当社は、時代の変化に対応できる技術力と創造性を高めながら、お客様の要望以上にお答えできるような誠実な対応を心掛けています。

こうした取り組みが実際に、和歌山県下トップクラスの社員数や年間保守契約数、また官公庁からもお仕事をいただけるなど県や市からの厚い信頼に繋がっていると自負しています。

これも全て支えてくださっているお客様、地域の皆様、社員がいてこそなので、より一層お客様への誠実な対応、地域活動、社員の働きがいのある環境づくりに力を入れていきたいと考えています。

【インタビュー】採用や人事戦略に関する想い

ー貴重なお話をありがとうございます。ここから採用について伺いたいのですが、田村副社長はどのような方と一緒に働きたいと考えますか?

田村副社長:挨拶と笑顔ができる人と一緒に働きたいです。

どの業界でも人と人なので、気持ちの良いコミュニケーションができることが一番重要だと考えています。

コロナでも関係なく、逆にチャンスだと考えているので、1月から3月までに、採用活動を続けて10人の採用を確定しました。

今年は全員が中途採用です。数人の退職予定者もいたので、新卒者や年齢にこだわらずに職歴も考慮し今の事業に活かせる人財を採用しました。

もちろん経験や資格がある方だと良いですが、未経験者の方も大歓迎です。

ー先ほどおっしゃっていた新しいことも取り入れ時代に合わせながら、同じ方向に進んでいける組織であるための採用や人事戦略だと考えますが、人事戦略における課題はありますか?

田村副社長:当社の人事戦略において一番力を入れたいのは、育成です。

グループ会社なので、各グループ企業の従業員の中から幹部候補や従事適任者を多様な視線で育成・抜擢し、社員の活躍できる環境づくりにも取り組んでいます。

社員一人一人はもちろん、特に幹部候補に力を入れて育てることが、社員全員で同じ方向を向いて変化し続ける組織になるための大きな一歩だと考えます。

社員のみなさんには目標を持って過ごしていただきたくて、さらに言うと社長を目指してほしいです。

そんな勢いのある、若手からも巻き込んでボトムアップしていく会社でありたいですし、そのためにも今後さらに育成にも力を入れていきます。

【インタビュー】学生のみなさんへ

ー組織や社員に対する想いがとても伝わってきました。素敵なお話をありがとうございます。最後になりますが、学生のみなさんへメッセージをお願いします。

田村副社長:これから未来を築く学生のみなさんは可能性でいっぱいです。

みなさん一人一人に本質的な魅力が必ずあると思います。

それをまずは認識した上で、世の中のために何かしたいでもいいですし、何かしら強い意志を持って、それを離さないでください。

人生は長くて就職がゴールではありません。

ありたい姿ややりたいことを成し遂げようとし、それがあなたの本質からズレていなければ、絶対いつかたどり着きます。

業界を知ろうー建設・設備関連業界とは?ー

改めて建設・設備関連業界の構増や動向についておさらいをしておきましょう。

業界の構造と仕事内容

建設業界は住宅やビル、学校、工場などの建物を建築する建築と道路やトンネル、橋、ダム、水道などのインフラ整備を行う土木に大別されます。一つの案件に対する規模が大きいため、さまざまな企業が連携を取り合い、工事や整備を行います。この中で設備関連業界は、マンションやビル、公共の建物や大型施設内のエアコンなどの設備工事をするため建築の分野に入ります。

設備工事は、主として電気工事機械工事のことをいいます。機械工事は一般的には、「給排水工事」「給水設備工事」「給排水衛生工事」などと表記され、この2つ以外の設備工事として消防施設工事があります。阪和総合防災では、その消防施設工事と機械工事を主軸とした工事を進めています。

業界の市場と動向

国内の建設投資は東日本大震災の復興需要、国土強靭化計画、東京五輪をはじめとした首都圏の再開発、ホテル需要を背景に好調が続いていたのですが、新型コロナウイルスによる景気悪化を受け、製造業や流通業向けの建設需要は大幅に減少しています。そのため、2020年に民間投資は大きく減少しており、現時点では建設需要の減少は避けられないと見られています。

また、業界全体の課題である職人の高齢化と若者の業界離れによる人手不足が顕在化していて、業界全体でロボットや人工知能、IoTなどの活用による生産性向上と、働き方改革による新規入職者の取り込みが求めらています。その中でも設備工事では、エアコン設備のAIによる自動温度調整などの機能などを例に、設備工事やメンテナンスに先端技術を用いることが多くなってきているため、建築業界の中でも、特に注目したい業界となっています。

最後にー阪和総合防災のインタビューを通してー

田村副社長はラグビーのドラマから影響を受けて、今年のキャッチコピーにもされているとのことですが、私たちもドラマや漫画から学べることもあると思います。

『バクマン。』や『左利きのエレン』と言う漫画は、社会人の人事の方も就活生の方に読んで欲しいと紹介されていました。

また、インタビュー全体を通して、田村副社長が組織や社員を本気で想い、時代に対応しながら社員と同じ方向で進んでいきたいという強い意志が伝わってきました。

田村副社長、貴重なお話と学生の皆さんへのアドバイスを、誠にありがとうございました。

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