
面接で「最近気になっているニュースは?」と質問された時の正しい答え方~回答例10個紹介~
就職活動中の面接で、「最近気になっているニュースは?」という質問は鉄板です。
ニュースは日々新しいことが続々と報道されるので、随時チェックしていないと流れに取り残されてしまいます。
今回は最近気になるニュースの回答方法や、回答例やNG例についてご紹介しますので、就職活動中の方はぜひ参考にしてください。
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企業が面接で最近気になるニュースについて質問する意図
面接の質問には面接官に何らかの意図があり、何の理由もなく聞かれるということはありません。
そのため、まずは面接官が何を知りたくて質問しているのかということを正しく把握することが大切です。
面接で最近のニュースについて問われる理由は、大きく3つに分けられます。
面接官が何をみていて、質問に対する回答をどう評価するのについて探りましょう。
情報感度を図るため
情報感度とは、周囲に対する興味関心や、自分の周りにある情報を得ようとする意識のことを指します。
情報感度は情報収集力とも言い換えることができ、普段からどのくらいアンテナを張って、周囲から幅広い情報や知識を得ようとしているかという力です。
ニュースは日々新しく報道され、人々が興味関心を持つコンテンツも変わります。
そのため、どれだけ敏感に情報をキャッチすることができるのかについて、面接で確認するという狙いがあるのでしょう。
また、情報感度はどういった業界や企業でも非常に大切です。
情報感度が高ければ高いほど有益な情報を素早くキャッチすることができるため、それを自分自身に活かすことができれば成長につなげることができます。
新卒で入社する社員で、すぐに仕事ができる方はほとんどいません。
そのため、企業はその人自身のさまざまな能力をどのように仕事に活かせるのかという部分をみており、情報感度も大切な能力のひとつなのです。
感性や価値観を知るため
とあるひとつのニュースに対して、どういった感情を抱くかというのは人によってかなりばらつきがあります。
そのため、最近気になるニュースに対してどういった考えを持っているのか聞くことで、その人の感性や価値観、人となりを知ることができるのです。
面接官はあなたの価値観を知るために、最近気になるニュースについて質問しているという可能性もあります。
そのため、無理に興味のないニュースを選ぶことはありません。
大きく報道されていないニュースでも、自分自身に関わりのあるニュースを選ぶことで意見に深みが増しますし、個性をアピールすることができます。
自分自身の考え方を伝えるために、正直な意見を述べるようにしましょう。
社会問題に対する意識を図るため
私たちが今生きている社会に対して、どういった意識を持っているかを図るという意図もあります。
社会人として生きていくためには、仕事だけをしていればよいわけではありません。
国民の一人としての義務を果たすためにも、社会的な問題に対してしっかりと認識し、自分なりの意見を持つことが必要です。
反対に、社会問題に対して興味がない態度を示してしまえば、社会に対する責任感が薄いと捉えられてしまうかもしれません。
普段から日本や世界で何が起きているかを知っておくことで、社会性のある人物であるという印象付けることができます。
面接で「最近気になるニュース」を質問されたときの答え方
面接で「気になるニュースはなんですか」と聞かれたときには、以下のフレームワークに沿って答えましょう。

面接では基本的に結論から延べ、その後に理由や補足説明を行うということが一般的な流れとなるため覚えておきましょう。
最初に最近気になるニュースを回答する際「もともと○○について興味を持っていたので、○○に関する報道が気になりました」という回答の仕方でもOKです。
また、興味を持ち始めた理由も簡潔に話すことができればなおよいでしょう。
そこから、ニュースの内容を説明します。
もちろんそのニュースを面接官が知っている可能性も高いのですが、自分の言葉でどのように説明するかをみている場合もあるため、できるだけ簡潔に説明しましょう。
次は、そのニュースに対して自分がどう思ったかについて回答します。
ここで自分なりの考えや価値観をアピールすることができるため、ぜひ深く考えて回答することをおすすめします。
一般論ではなく、自分なりの考えを伝えることが大切です。
さらに、このニュースを受けて自分に活かせる点はなにか、入社後の自分はどう変わっていくかを説明できると、より具体的に自分の魅力を伝えることができます。
最近気になるニュースを聞かれたからといって、ニュースの概要だけを答えるのはNGです。
面接官はニュースの内容よりもその先の、あなたの考え方をみています。
そのため、最も大切なポイントは「あなたがどう思ったか?」であるということを忘れないようにしましょう。
「面接の質問」への答え方の詳細、注意点、面接官のタイプ別対策方法を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:
「【面接】質問の正しい答え方|面接官のタイプ別に特徴と対策を紹介」
どう答えればいいかわからない、または面接になかなか受からないから通過率を上げたいという方はぜひ就活エージェントneoを利用してください。

面接で「最近気になるニュース」を質問されたときの回答例
ここでは、最近気になるニュースの回答例を紹介します。回答の流れや答え方について、ぜひ参考にしてください。
また、想定される追加質問も紹介しますので、併せて確認しておきましょう。
国内問題のニュースでの回答例
■例文1
若者から高齢者までの多くの人が携帯電話を利用する時代になったため、携帯電話料金の値下げ自体は喜ばしいことだと感じます。
しかし、その一方で「新プランの利用方法が難しい」「料金形態が複雑になった」という声も聞かれます。
そのため、値下げをしつつも料金形態はシンプルで分かりやすくすると、消費者にとってさらに使いやすくなるのではと感じました。
御社にも営業担当の部署がありますので、もし私がそちらに配属となった場合は、お客様に対して分かりやすい説明を心がけたいと思います。
【想定追加質問】
⇨営業担当以外となった場合はどのように活かしますか?
⇨わかりやすい説明をする際に必要なことは何だと思いますか?
⇨なぜこのニュースに関心を持ったのですか?
■例文2
使用済み核燃料の最終処分場として、北海道内にある2つの市町村が手を挙げていますが、地域住民や近隣の市町村による反対の声は根強く、物議を醸しています。
ここで問題なのは、市町村と住民の諍いではなく、そもそも市町村側に手を上げさせるというシステムにあるのではないかと感じました。
どちらにせよ、どこで核燃料を最終処分するかという件を決めなければなりませんが、それを市町村の判断に委ねるのは非常に難しい問題です。
そのため、国が責任をもって土地を探し、市町村と交渉する必要があるのではないかと感じました。
意見の衝突があった場合、そもそものシステムの見直しが必要なことも多いのではと感じます。
そのため、入社後に何らかのトラブルがあった際には俯瞰的に状況に鑑み、冷静に判断できるように努力していきたいです。
【想定追加質問】
⇨もしも自分が住んでいる市町村が核燃料の最終処分場となる可能性が浮上したら、あなたはどうしますか。
⇨なぜこのニュースに関心を持ったのですか?
■例文3
医療従事者へのワクチン接種が始まり、近いうちに高齢者へのワクチン接種も控えています。
その中で、数名ですがアナフィラキシー反応の症状があったり、体調不良を起こす方がいたりと、現在は国民の期待と不安が入り混じった状況にあります。
高齢者は、若者と比べると今後の感染状況等をみつつ、ワクチンの効力を確認し進めていく方法が最善だと感じました。
【想定追加質問】
⇨あなた自身はワクチンを接種したいという気持ちがありますか?
⇨なぜこのニュースに関心を持ったのですか?
国際問題のニュースでの回答例
■例文1
刻一刻と開催日が近づく中、オリンピックを開催するという予定で話が進んでいるようですが、具体的な感染対策の指針もなく、ボランティアの方も次々に辞退を申し出ているという現状です。
海外から選手が来ることにも、国内での人の動きが盛んになることにも、私個人としてはどうしても不安を感じてしまいます。
IOC内部でどういった話になっているかは知り得ない部分も多いですが、具体的な対策が難しいようであれば開催するべきではないと感じました。
入社後に社内でこういった意見の対立が発生する可能性もありますので、社内全体が納得できるようなアイデア、方法を考える努力をしていきたいと思います。
【想定追加質問】
⇨「社内全体が納得できるようなアイデア、方法を考える」ためには何を意識すれば良いと思いますか?
■例文2
現在は治安部隊の発砲なども相次いでおり、事態がひっ迫している状況です。何より急務とされるのは、人の命が奪われないようにすることだと考えます。意見の衝突に関する和解はすぐには難しいとしても、暴力行為や発砲などの危険な行為は絶対におこなわれるべきではないと考えます。
御社は海外支店を展開しておりますので、入社後には一社員としてもこうした国際問題にもきちんと向き合わなければなりません。常に最新の国内・国際情勢に応じて適切に業務形態を変化させることで、御社に貢献できるように努力を重ねていきたいです。
【想定追加質問】
⇨これ以上事態がひっ迫するのを防ぐためには、何が必要だと考えますか?
⇨なぜこのニュースに関心を持ったのですか?
業界に関連したニュースでの回答例
■例文1
海外にまで事業を拡大するには、人材の確保や商材の改良など、さまざまな努力があったことと思います。
そういった企業努力が、今後の事業展開にも大いに影響するだろうと楽しみに思っております。
私は英文科に所属しておりますので、海外事業に関する業務にも携わることができたらと思っています。
そのために現在、ビジネス英語も勉強している最中です。
【想定追加質問】
⇨あなたがもし海外事業に関する業務に携わることになった場合、英語以外に活かすことができる能力はありますか?
⇨なぜ弊社の海外事業進出について興味を持ったのですか?
■例文2
時短営業等を強いられて営業が苦しくなっている店舗も多いですが、さまざまな工夫をして経営を維持している店舗・企業もあります。
御社はこういった状況にもかかわらず、テイクアウト事業などを強化して売り上げを伸ばしているため、想像もつかないような企業努力を重ねたのではと感じました。
苦しい状況の中でも売り上げを伸ばすためには、他との差別化を図る必要があります。
私自身はひとつの案を練り上げて実践へと導く力があると自負しておりますので、この力を生かして御社に貢献したいと考えております。
【想定追加質問】
⇨あなたの持っている「実践へと導く力」を生かして、現在までに達成したことはありますか?
⇨なぜこのニュースに関心を持ったのですか?
今話題のニュースでの回答例
■例文1
マイナンバーカードが登場して数年が経ったものの、あまり広く普及してはおらず、給付金の申請時にもうまく機能していなかったことが記憶に新しいです。
政府はマイナポイントなど、さまざまな施策で普及を促していますが、現在も苦戦している状況だと思います。
私自身はマイナンバーカードを発行しましたが、確かにあまり利用する場面はなく、現在のところなくても支障はないというのが正直な意見です。
これからは健康保険証としても利用できるようになるそうなので、さまざまな機能を追加することで便利になり、普及していくのではないかなと思いました。
こうした仕組みを検討し実施することは、社会全体だけでなく企業内部でも必要なことだと思います。
入社後には企業全体を見ることができる目を養い、積極的に社内におけるさまざまな仕組みのブラッシュアップを行っていきたいです。
【想定追加質問】
⇨もしあなただったら、健康保険証として利用できる機能の他に、どういった機能をつけますか?
⇨なぜこのニュースに関心を持ったのですか?
■例文2
新型コロナウイルスによってさまざまな業界が揺れる中で、自宅で楽しめるものが多いサブスクリプション事業は、外出自粛が追い風となり事業の拡大を実現しています。
現在は映画や音楽、漫画などが見られるサービスがメインですが、新型コロナウイルスが終息した後は、飲食店や美容室などの利用に関するサブスクリプション事業も多くなるのではないかと予想しています。
世界情勢は常に変化しますし、新型コロナウイルスの流行などの予想できないことも多くあります。
そういった情勢の流れを読み取っていち早く需要を見極めることで、事業の拡大を目指せるのだろうと感じています。
御社でもサブスクリプション事業を進めているため、将来における社会全体の需要の流れを的確に把握することで、御社の経営に貢献したいです。
【想定追加質問】
⇨情勢の流れをいち早く読み取るために、普段から気をつけていることはありますか?
⇨なぜこのニュースに関心を持ったのですか?
■例文3
働き方改革の一環として、政府や大手企業が副業の推進を行っています。
もちろん御社に入社することができたらしばらくは本業に専念する予定ですが、コンサルティングなどの副業は本業にも活かすことができると耳にしたので、自分自身の経験や知識をクライアントに享受できればと思っています。
私にはやりたいことがたくさんあるので、本業を生かした副業はもちろん、自分が興味を持っている分野に関する副業も行いたいと考えます。
本業とは別の業務でも、結果として本業に活かせる部分は必ずあると感じるからです。
【想定追加質問】
⇨どういった副業に興味がありますか?
面接でよく聞かれる質問集と回答例は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:
「【面接でよく聞かれる質問集】答え方のポイントと前日までに準備すべき対策も紹介」
面接時に「最近気になるニュース」を質問されたときのNG例
日々さまざまなニュースが取り上げられていますが、面接で答えるにあたってできれば避けたほうがよいニュースの例を紹介します。
芸能人のゴシップ
芸能人に関する報道には興味があるかもしれませんが、面接での回答としてはあまり好ましくありません。
なぜなら、自分の興味関心や考え方をアピールすることに繋がりにくいからです。
特に不倫や交際などのプライベートな報道はNGです。
どうしても芸能人に関するニュースを取り上げたいというのであれば、その人自身の功績などに目を向けて、さらにそれを自己アピールにつなげられるように考える必要があります。
宗教や思想に関するニュース
宗教や思想など、その人個人の信条に関わるニュースは避けたほうが無難でしょう。
厚生労働省の指針によると、本人の適性や能力に関係のない事項を企業が把握しようとすることは、就職差別につながる恐れがあるとされています。
残念ながら、企業が就活生の思想や宗教について知ってしまうことで、採用を見送られてしまうという危険性もあるのです。
まとめ
最近気になるニュースを聞かれた場合、自分の考えや価値観、社会問題への意識をアピールする絶好のチャンスです。
ぜひ自分の興味があるジャンルや深く考えているニュースについて述べ、個性や考え方をアピールしましょう。
無理に興味のないジャンルから選ぼうとせず、自分が本当に関心のあるニュースを選ぶことを重視してください。
下記ページに面接突破のためのノウハウ記事をまとめているので、面接に少しでも不安がある方は参考にしてください。
関連記事:
「面接対策と質問回答例」
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