「どうしても面接になると足が震えてしまう」「面接官に圧倒をされて頭が真っ白になってしまう」などの悩みを持つ就活生は多いのではないでしょうか?
本記事を読むことで、緊張にはどんな種類があり、それぞれどのような対応をすれば良いのかを理解することができます。ぜひ最後までご一読ください。
そもそも面接で緊張するのは当たり前!
面接で緊張するのは至極当然のことです。あなただけではなく誰しもが緊張をしています。
ですが実際のところ、緊張をしても面接で結果を残せる人とそうでない人が存在します。
その差を生み出しているのは「自分の緊張の特性を理解し、緊張と上手く付き合ってるか」の違いです。
以下で、なぜ緊張をするのか・緊張を緩和する方法などを順に解説していきます。
あなたの緊張のタイプは?
面接で緊張を引き起こす原因は5つあります。
- 準備不足型
- 未経験型
- プライド型
- トラウマ型
- コンプレックス型
実際には、複数の原因が組み合わさっているケースもあるので全てに目を通してみてください。
1.準備不足型
準備不足型をさらに分解すると2つのパターンが存在します。
1つ目が「自分の準備不足によって生じる緊張」です。
具体的には、志望動機を聞かれることが分かっているにも関わらず、準備せずに面接に臨み、面接中にどうしようと焦っている時に生じるような緊張が挙げられます。
2つ目が「予想外の質問が来たことによる緊張」です。
例えば「もしいま100万円もらったらどうする?」などの想定外の質問が来て、どう回答すればいいか分からず、不安が募ってきて生じる緊張です。
後ほど詳しく解説しますが、このパターンの緊張は場数を経験することで克服できる可能性が高いです。
2.未経験型
面接の経験が全くない、あるいは殆どないことで発生する緊張です。
いきなり自分の年齢よりも一ひと回りもふた回りも離れている人と話すのは緊張するのは当たり前で比較的解決しやすいため、さほど気にする必要なありません。
上記のパターンと同じく、未経験型の緊張は場数により改善される可能性が高いです。
3.プライド型
人に良く思われたい、失敗したくないなどと考えることで生じる緊張状態です。
多くの人の緊張はプライド型なのではないしょうか?
殆どの就活生が『面接官に良く思われたい→評価されるようなことを言わなきゃ→でも何を言えばいいか分からない→緊張する』このような流れで緊張をしています。
4.トラウマ型
過去に面接で身体が硬直してしまい、何も話せなくて失敗したなどのトラウマを抱えている人は、本番に弱いと思い込んだり、人前に立つことがとにかく怖くて、反射的に不安になってしまう場合があります。
5.コンプレックス型
他人と比較することで、自分がコンプレックスに感じる部分が生じ、萎縮してしまうタイプの緊張です。
例えば、集団面接において自分の横にいる就活生が「東大・英語堪能・起業経験がある」などのエリート学生で、自分が中堅大でサークルしかやってない学生だった場合にコンプレックスを感じるパターンの緊張と言えます。
緊張を緩和する方法8選
緊張を和らげる方法を面接前・面接中の2つに分けて紹介していきます。
面接前
1.深呼吸をする
深呼吸は緊張を緩和する効果があることが科学的に証明されています。
以下が具体的な深呼吸の手順です。
①息を吐ききった状態にし、鼻からゆっくりと肺いっぱいに息を吸い込みます。いつも短い呼吸をしている人はすぐ吐きたくなってしまいますが、ぐっと我慢し、息を吸うことに意識を集中します。
②腹部を2.5cm~5cm膨らませるまで、深く息を吸い込みます。背筋を伸ばして立った状態か、座って背筋を伸ばした状態で行いましょう。
③吸うときの倍くらいの時間をかけるイメージで、口から息をスーッと吐いていきます。このサイクルを5回程度、繰り返してみましょう。
2.音楽を聴く
基本的には自分が好きな曲を聴くといいでしょう。
ですが、普段から聴いている曲がよりいいです。というのも、面接の本番だけ聴くと逆に緊張状態を作ることになる可能性があるからです。
聴きなじみある曲を聴くことで平常心が保たれること間違いなしです。
3.メタ認知する
メタ認知とは「自分を客観視すること」です。もし緊張状態に陥ったら、第三者的な視点で「自分は緊張しているな」「自分は面接官に圧倒されているな」「逆に面接官自分に対して良い反応で調子を上げてきた」などと捉えます。
もう一人の自分が自分を実況をしている感覚に近いです。そうすることで、冷静になることができると言われています。
4.おまじないをする
手のひらに『人』と書いて5回飲み込むなどのおまじないをすることです。
効果は人それぞれではありますが、ぜひやってみてはいかがでしょうか。
5.面接後の楽しいことを想像する
例えば、アイスが好きな人なら面接後に自分へのご褒美として少し高級なアイスを買って食べている様子を想像することです。
このように面接後に自分へのご褒美を用意することでテンションが上がり、緊張が緩和する可能性があります。
面接中
6.直接目を合わせず、眉間を見る
面接官の目を見ると緊張することもあると思います。
そんな時には、相手の眉間を見ると緊張をせずに済みます。
また面接官に対してしっかりと目を見て話すことができる学生だなという印象を与えることもできるため一石二鳥です。
7.1分間笑顔を作る・胸を張る・ハキハキと話す
上記の内容により緊張を緩和することができるのは脳のある法則ですべて説明することができます。
その法則とは「脳は行動を後追いする」ということです。
ほとんど人は笑顔という現象が発生したときには、「なにか面白い出来事が目の前で起きる→脳が面白いと思う→笑顔になる」このような流れで笑顔が生まれていると考えると思います。
しかし、実際には、「なにか面白い出来事が目の前で起きる→笑顔になる→口角が上がり、脳が面白いことが起きている錯覚する」といったことが脳内で起こっています。
口角があがるという行動に引きずられて、脳が「面白い」と錯覚するのです。
逆に言えば、意図的に口角をあげて笑顔を作ることで脳が徐々に勘違いをして、今の状況は緊張する場面ではないと判断をして、緊張が緩和されていきます。
胸を張ることも同じ原理で説明できます。「自分に自信がある→胸を張る」のではなく、「胸を張る→自信が出てきて、緊張が収まる」という流れになります。
ですので、無理やりにでも笑顔を作ったり、胸を張ったり、ハキハキ会話をしたりすることで緊張が徐々に緩和されていくでしょう。
8.相手に意識を向ける
プライド型・トラウマ型・コンプレックス型は自分に意識が行き過ぎるあまり発生する緊張です。
「自分は良い印象を与えることができているか?」「変な印象を与えたらどうしよう?」などと考えて緊張をしてしまっているのです。
つまり自意識過剰のあまり緊張をしてしまっているのです。
確かに自分が相手にどのような印象を与えているのかを考えることも非常に重要なことであります。
ですが、それを面接前に考えてしまうと「良い印象を与えらなかったらどうしよう」というように不安が生まれ、萎縮してしまいます。
では以上のような自分に意識が向いている状態をどのように打開していけばいいと思いますか?
その答えは非常にシンプルで「相手に意識を向ける」ということです。
具体的には「相手の質問の意図は何なのか?」「相手はいまどんなことを考えているのか?」など相手の頭の中を想像することで緊張が和らいでいきます。
面接前日までにできる緊張を最小限にする4ステップ
ここまで面接当日にできる対策について解説をしてきました。
ですが、本番だけの対策だけではどうしても不安だと感じる方もいると思います。
そんな方にはこれから紹介する4つのステップを面接前日までにこなしていただけたらと考えています。
前述の対策をすることで面接での緊張をかなり緩和できると思います。
- モデリング
- 面接練習
- イメージトレーニング
- 当日の緊張緩和の方法を考える
モデリング
面接での緊張を最小限にする最初のステップは「モデリング」です。
モデリングとは心理学の用語で、何かしらの対象物を見本(モデル)に、そのものの動作や行動を見て、同じような動作や行動をすることを指します。
面接の場合で置き換えますと、何かしらの対象物は「面接が上手い人・プレゼンが上手い人」などを想像していただけるといいです。
面接が上手い人・プレゼンが上手い人の具体的な行動、仕草や言葉の使い方をマネることで、自分がその対象になりきった感覚を得ることができ、緊張の緩和につながります。
ここで具体的にどのような人を真似るといいのかをいくつか例を挙げさせていただきます。
- 面接が得意な友人
- YouTube大学で有名な中田敦彦さん
- appleの創設者であるスティーブ・ジョブズ
- 有名な講演家である鴨頭嘉人さん
以上のような方の動画を繰り返し視聴することで、頭の中にイメージができ、堂々と面接を行なうことができるでしょう。
面接練習
続いてのステップは「面接練習」です。なぜ面接練習をやるのかと言うと、面接に慣れるためです。
場数を経験することで、面接自体が日常の一部と捉えることができたら非常に強いです。
歯を磨くという行為自体で緊張する人はいないと思います。それはこれまでの人生で何度も歯を磨いてきて、歯を磨くという行為に対して何も不安を感じていないためです。
面接でも同様のことが言えます。
多くの場数を経験し、面接という行為に慣れれば、おのずと不安が減っていき、最終的には緊張はあまりしなくなると思います。
面接練習は大学の友人もいいですし、社会人でも誰でも問題はありません。
実際に面接練習をやることで自分が何で緊張をするのか分かるかもしれません。
例えば「あまり予想していなかった質問をされたときに焦って緊張をしてしまっているな」などと振り替えることができます。
それだけではなく第三者からの意見も聞くことができます。
このように面接練習をすることで面接における自身の課題が浮き彫りになるので、ぜひチャレンジしてみてください。
もし面接練習をする相手がなかなか見つけられないのでしたら、本サイトを運営している就職エージェントneoを活用してみてはいかがでしょうか。
イメージトレーニング
3つ目のステップは「イメージトレーニング」です。
イメージトレーニングとは、実際には動かず“頭の中で”カラダを動かすイメージを行うことです。
一般的には、プロアスリートの世界で特に活用されているトレーニングではありますが、面接においても十分に活かすことができます。
ここからはイメージトレーニングのやり方とポイントについて解説していきます。
イメージトレーニングのやり方
イメージトレーニングには様々な手法があるのですが、今回は「メンタルリハーサル」というイメージトレーニング法をご紹介します。
メンタルリハーサルとは、文字通り、本番を「頭の中でリハーサルすること」です。つまり本番での状況や自分がやるべきことをリアルに想定し、繰り返しイメージをするのです。
ではまず自分が面接官の前にある椅子に座って面接を受けている様子をイメージしてみてください。
それ以外にも会社の入っているビルの様子、面接会場にいる他の就活生の姿、案内をしてくれる人事の方など本番当日に出てくるであろう登場人物も想像をするとよいでしょう。
このように事前に面接会場や面接の流れを頭の中でリハーサルしておくことで、不慣れな環境に慣れたり、突然のアクシデントなどにも動揺しないで済むはずです。
メンタルリハーサルは、何度もやればやるほど、そしてリアルであればあるほど、脳のなかには刻まれていきます。それはイコール、面接で問題なく面接官と会話できるようになるということです。
イメージトレーニングのポイント
メンタルリハーサルをやる際のポイントは「自分目線で行なう」ことです。自分から見える景色で、面接の流れをイメージすることを頭に入れておきましょう。
例えば、自分が面接する部屋に入るシーンを例に挙げると、自分の目の前にあるドアの様子、そのドアに向かって3回ノックする場面、入室すると目の前に自分が座る椅子が用意されている様子を頭の中に描いていきます。
このように面接本番での自分の目線をもとにイメージしていくことが大切です。
そうすることで、実際の現場で「頭の中でイメージした通りだ」と感じることができ、緊張は少なくなるでしょう。
当日の緊張緩和の方法を事前に考えておく
最終ステップは「当日緊張をした場合の対処法をあらかじめ考えておく」ことです。
いくら準備を重ねたとしても、緊張は当然すると思います。ですので、仮に緊張をしてしまっても自分がどのように動くかを決めとくとよいでしょう。
例えば、緊張をしたら一旦深呼吸をする、身体の姿勢を整え胸を張るなど事前に決めときましょう。
以上4つのステップを面接前日までに済ませておくことで、本番はほとんど緊張せずに臨める可能性が上がります。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は面接における緊張の原因やその対処法について詳しくお伝えしてきました。
以下に内容をまとめますので、もう一度復習してみてください。
- 面接で緊張するのは当たり前のこと
- 緊張には「準備不足型・未経験型・プライド型・トラウマ型・コンプレックス型」の5つのパターンがある
- 面接前の緊張緩和方法(深呼吸・メタ認知など)
- 面接中の緊張緩和方法(相手に意識を向けるなど)
- 「モデリング→面接練習→イメージトレーニング→当日の緊張緩和の方法を考える」4つのステップを面接前日までにやる
ぜひ本記事を参考に面接での緊張をクリアし、内定に向けて頑張っていきましょう。
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