C-GABでハイスコアを取る！対策方法や解き方のコツ、先輩のリアルな声など紹介
● C-GABは、商社や大手企業で広く採用されているWeb型の適性検査で、特に処理スピードと正確性が重視されるテスト。
● SPIや玉手箱とは出題形式や難易度が異なり、「時間が足りない」と感じる受検者が多いため、時間配分と実戦慣れが対策のカギといえる。
●C-GAB対策の近道は、問題集や模試を活用しつつ、本番に近い環境での練習を重ねること。
「C-GABは難しいと聞くから不安…」「どうやって対策すればいいの？」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。
この記事では、C-GABでハイスコアを取るための効果的な対策法や解答のコツを、わかりやすく丁寧に解説します。そのほか具体的な勉強法から、先輩たちのリアルな体験談まで、紹介していきます。
この記事を通して、万全の準備を整え、自信を持ってC-GAB本番に臨みましょう。
C-GABとは？
C-GAB（Corporate General Ability Battery）とは、就活の適性検査で使用されるWebテストの一種で、主に総合商社や大手メーカーなどで採用されています。論理的思考力や計算力、英語読解力など、幅広いビジネススキルが問われるのが特徴です。
C-GABは、一見［Web-GAB］や［GAB］といった他のテストと似ていますが、出題形式や時間配分、使用環境にいくつか違いがあります。これらの違いを正しく理解しておくと、効果的に対策をおこなうことができるでしょう。
Web-GABやGABとの違い
GAB系の適性検査には、紙形式・オンライン形式（Web-GAB）・テストセンター形式（C-GAB）など複数の種類が存在します。それぞれに特徴がありますので、以下の表で主な違いを確認しておきましょう。
| GAB（筆記） | Web-GAB | C-GAB | |
|---|---|---|---|
| テスト形式 | 紙形式 | ブラウザ上で実施 | アプリまたはWeb形式 |
| 実施方法 | 企業内や会場で実施される | 自宅受験可能な企業もあり | 処理スピードが重視される |
| 主な出題内容 | 計数、言語、英語など | GABとほぼ同様 | 計数、言語、英語（簡潔な設問が多い） |
| 時間 | 約60分 | 約60分 | 約30〜45分 |
| 特徴 | ・企業内や会場で実施される ・従来の筆記型テスト |
・GABをWebに最適化した形式 ・自宅受験可能な企業もあり |
・処理スピードが重視され、短時間での正確性が問われる |
特にC-GABでは［素早く・正確に］処理する力が評価されるため、時間制限との戦いになることが多く、事前の対策がカギを握ります。
SNS上でよく聞く「C-GABは時間が足りない」は本当？
C-GABを受けた就活生からは、「とにかく時間が足りない」といった声が多く見られます。ここでは、SNS上のリアルな投稿をもとに、その理由と傾向を読み解いていきます。
難易度でいったらTG-Web>C-GAB＝玉手箱≧SPIに感じたけど 結局TGは時間内に解かせる気ない上難しいなりにボーダー下がるしまだC-GABのがハードル高いと思う
— も (@mogumogugohan_2) March 11, 2025
TG-Webと比較して「C-GABのほうが難しい」と感じた方です。問題そのものの難易度というよりも、限られた時間内に正確に処理する力が求められる点に苦戦した様子が伺えます。C-GAB対策では、［時間感覚］や［スピード処理力］を鍛えることが重要です。
Cgab、全部半分しかまともに答えられなかった^^
— 26卒 NNT❕ (@OVhdGRohjX93939) April 29, 2025
参考書のは時間内に全部解けたのに^^
なんなら英語に関しては時間余ってたのに、本番では半分しか終わらなかった^^
参考書より本番の方が内容がとっつきにくかった印象
最後の1分、適当に残りの解答を押していく戦いだった
事前の練習では順調でも、本番で時間切れになってしまうケースもあるようです。C-GABは独特のレイアウトやUIを採用しているため、［形式慣れ］や［実戦演習］が重要であることがわかります。
今日cgabを踏み台企業で受けたけどあれ無理くね？？笑
— Hiro (@trustbanker1020) March 5, 2022
英語が圧倒的に時間足りない😓
英語パートに苦戦した方の声です。C-GABの英語問題は文量が多く、戦略的な読み進め方が求められます。［設問を先に読む］や［選択肢から逆算する］といったテクニックが効果的です。
こうした声からもわかるように、C-GABは［難問を解く力］よりも［時間内に処理する力］が問われるテストです。次項では、実戦に活かせる対策方法を具体的に紹介していきます。
C-GABを突破するための対策方法
C-GABの対策をする際は、ただ問題を解けるようになるだけでなく［時間内に正確に解き切る力］を身につけることが重要です。ここでは、C-GABを突破するために有効な対策を5つ紹介します。
あらかじめ時間配分を決めておく
C-GABでは、言語理解・計数理解それぞれに15分の制限時間が設けられており、自分で時間を配分することはできません。そのため、限られた時間内で素早く・正確に解き進めるスキルが求められます。
事前に問題演習を重ねて、1問あたりにかけられる時間の目安を把握しておきましょう。ストップウォッチなどを使って解答ペースを可視化しながら練習することで、本番でも焦らず対応できるようになります。
1冊の問題集を繰り返し解く
C-GAB対策には、複数の問題集に手を出すよりも、1冊の問題集を繰り返し解くことが効果的です。問題集を何度も解くことで、出題傾向や解き方のパターンが自然と身につきます。
また、同じ問題を繰り返し解くことで、解答スピードも向上します。問題を見た瞬間に解法が浮かぶようになるまで繰り返し練習することで、本番でのパフォーマンスが大きく向上するでしょう。
わからない問題に時間をかけすぎない
C-GABでは、わからない問題に時間をかけすぎると、他の問題を解く時間がなくなってしまいます。そのため、難易度が高い問題や解くのに時間がかかりそうな問題があった場合は、［捨て問］として割り切る判断も重要です。
このように捨て問を決めることで、解きやすい問題に集中でき、全体のスコアを底上げすることができます。試験中はわからない問題に固執せず、冷静に判断して効率よく進めることが成功への近道です。
玉手箱の模擬試験を受験する
C-GABの対策として、［玉手箱］の模擬試験を活用するのも有効な方法です。玉手箱はC-GABと問題形式が似ている部分があるため、実際の試験に近い環境で練習することができます。
模擬試験を受けることで、試験の流れや時間配分を体感でき、本番での緊張を軽減する効果も期待できます。また、自分の苦手な分野を事前に把握し、それに対する対策を立てられるというメリットもあります。
模擬試験を繰り返し受けることで、本番に向けて着実に実力を高めていくことができるでしょう。
計算機を使わないで解くクセをつける
C-GABでは原則として計算機の使用が禁止されています。したがって、普段から紙とペンだけで計算処理をおこなうクセをつけておくことが重要です。
特に四則演算や割合、表の読み取りなど、手計算のスピードと正確性が求められる場面が多くあります。
慣れていないと計算で時間を浪費してしまうため、暗算力や筆算の練習を積み重ねておきましょう。
【分野別】C-GABの得点アップに繋がる解き方のコツ
C-GABは、［言語・非言語・英語・性格検査］という複数の分野で構成されています。
ここでは分野ごとの出題傾向と得点アップのためのコツをわかりやすく解説します。
言語編
言語分野では［長文読解］や［空欄補充］など、文章の正確な理解力と処理スピードが問われます。 特にC-GABは制限時間が短いため、全文を丁寧に読む時間はありません。
- 設問を先に読んでから本文に目を通す
- 接続詞や指示語（それ・このように）に注目して、文脈を素早くつかむ
- 読むべきポイントを見極めて、不要な部分は飛ばす訓練を重ねる
非言語
非言語では［表の読み取り］［損益計算］［順列・組合せ］などが出題され、数学的思考力と処理スピードが必要です。ケアレスミスや時間配分のミスが命取りになるので、正確さとスピードのバランスが重要になります。
- 使う数式や計算パターンをあらかじめ覚えておく
- 表の見方や比率の計算に慣れておく
- 計算ミスを減らすために、紙に簡潔に書き出す癖をつける
英語
C-GABの英語は［長文読解形式］が中心で、文章量が多いため速読力と設問処理力が問われます。文法知識よりも、必要な情報を短時間で見つける読解力が重視されます。
- 設問や選択肢を先に読み、目的をもって本文を読む
- 全てを訳そうとせず、キーワードに注目する
- パラグラフの要点だけをつかむ速読練習をおこなう
性格検査
性格検査では［一貫性］が重要視されます。設問に明確な正解はありませんが、矛盾した回答があるとネガティブに評価されることもあります。
- 自分の［仕事上の価値観］を整理しておく
- 嘘をつかず、素直に一貫性のある回答を心がける
- ［協調性］［責任感］［ストレス耐性］など企業が見ているポイントを意識する
【体験談】内定者が実践したC-GAB対策と得点アップのコツ
実際にC-GABを受験し、総合商社や大手企業から内定を得た先輩たちは、どのような対策をしていたのでしょうか。ここでは、内定者が実践した具体的な勉強法や、本番で意識したポイントをご紹介します。
Q. 筆記試験の形式、難易度、試験時間についてお答えください。筆記試験がない場合は「なし」とご記入ください。
引用：Unistyle／三菱商事［本選考レポート（総合職）, 2025卒］
WEBテストの内容・科目はC-GAB：言語、非言語、英語、性格である。
WEBテストの各科目の問題数と制限時間は一般的なC-GABと同じである。
難易度は高くない。
Q. 筆記試験の形式、難易度、試験時間についてお答えください。筆記試験がない場合は「なし」とご記入ください。
事前に自宅で適性検査を受検し、テストセンターに行ってC-GABを受ける。言語・計数・英語で計45分ほど。
言語と英語は、速く読むことができれば問題自体は難しくない。計数も、素早く必要な情報を読み取ることが必要とされる。問題の難易度自体は高くないが制限時間の短さが難しさになる。引用：Unistyle／住友商事［本選考レポート, 2026卒］
C-GABの練習問題にチャレンジ！例題＆解答まとめ
C-GABの試験形式に慣れるには、実際に例題に触れることが効果的です。ここでは［言語］［計数］［論理］［性格適性］の各分野から、頻出形式の例題と解説を紹介します。
時間制限を意識して、是非本番形式でチャレンジしてみてください。
【言語分野】長文読解の例題
以下の文章を読み、設問に答えてください。
A社は近年、急速な業績拡大を遂げている。特に主力製品であるBシリーズは、価格帯と性能のバランスに優れている点が評価されている。一方で、競合他社の製品との差別化に課題が残されているという意見もある。
正解
※上記の「＋」を押すと、正解を確認できます。
【計数分野】表の読み取り・計算問題の例題
以下の売上データをもとに、設問に答えてください。
月
売上（万円）
1月
120
2月
150
3月
130
正解
※上記の「＋」を押すと、正解を確認できます。
【論理分野】YES / NO問題の例題
次の前提に基づいて、結論が妥当かどうかを判断してください。
● 前提：全ての営業職は週に1回会議がある。田中さんは営業職である。
● 結論：田中さんは週に1回会議がある。
正解
※上記の「＋」を押すと、正解を確認できます。
【性格適性】一貫性を意識した練習
以下の2問に矛盾しないよう回答してください。
「チームで協力して成果を出すことにやりがいを感じる」
（1）まったくそう思わない （2）あまりそう思わない （3）どちらとも言えない （4）ややそう思う （5）とてもそう思う
「できれば一人で黙々と作業したい」
（1）まったくそう思わない （2）あまりそう思わない （3）どちらとも言えない （4）ややそう思う （5）とてもそう思う
C-GABの通過ラインとは？合格に必要なスコアの目安
C-GABを導入している企業の多くは、応募者数に対して採用枠が限られているため、Webテストである程度の足切りをおこなっています。C-GABの通過ラインは企業ごとに異なりますが、一般的には［正答率7〜8割以上］が合格ラインの目安とされています。
特に注意が必要なのは、単に正解数が多ければよいというわけではなく、［時間内に正確に解けているか］［問題ごとの処理スピード］も評価される点です。つまり、時間切れで未回答が多い場合、それだけで評価が下がる可能性もあります。
さらに、C-GABには性格検査も含まれているため、論理問題が満点だったとしても、性格面で企業の求める人物像と大きく異なる場合は通過できない場合もあるでしょう。
- 問題の正答率を7割以上に保つこと
- 時間配分を意識し、全ての問題に目を通せる力をつけること
- 性格検査で一貫性のある回答をすること
C-GABに関するよくある質問
ここでは、C-GABに関してよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。受検前の不安を解消するためにも、是非参考にしてみてください。
Q1. C-GABはどんな形式の試験ですか？
C-GAB（Corporate General Ability Battery）は、主に商社やコンサルティングファームなどで採用されているWeb適性検査です。大きく分けて以下の4つのパートで構成されています。
C-GABの特徴は、制限時間が非常に短く、処理スピードが重視される点にあります。1問あたりにかけられる時間が少ないため、解答の正確さと同時にスピード感も求められるテスト形式です。
▶︎詳しくは「C-GABとは？」をご覧ください。
Q2. SPIや玉手箱との違いは？
C-GABは、SPIや玉手箱と同じく就活で用いられるWebテストの1つですが、出題形式や重視される力は以下のように異なります。
C-GABは、短時間で正確に処理する力が求められる点で、他のテストとは一線を画しています。そのため、時間感覚やスピード処理力を鍛えることが対策のカギとなります。
Q3. 受検時間はどれくらいですか？
C-GABの受検時間は、全体で約60〜70分程度です。各科目にあらかじめ制限時間が設定されており、言語・非言語・英語はそれぞれ約10〜15分、性格検査は約15〜20分が目安です。各パートが連続して実施されるため、事前に時間配分を意識して問題を解く練習をしておくと安心です。
Q4. どんな対策をすればいいですか？
C-GABでは［時間内に処理しきる力］が問われるため、まずは時間を意識した問題演習が必須です。 対策のコツとしては、以下のような方法が効果的です。
C-GABは処理スピード重視のため、正確さよりも［全体感］と［割り切り］が大切になります。
▶︎詳しくは「C-GABを突破するための対策方法」をご覧ください。
Q5. 計数問題が苦手です。克服できますか？
はい、克服できます。
C-GABの計数問題はスピードと正確さが求められますが、出題傾向はある程度パターン化されています。 そのため、問題集を繰り返し解いて［見た瞬間にやり方が浮かぶ］状態を目指しましょう。
また、C-GABは電卓が使えないため、筆算や暗算のトレーニングも欠かせません。特に四則演算や割合計算に慣れておくと、試験本番でのミスを減らせます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、反復練習を重ねることで必ず得点源にできますので、焦らず取り組みましょう。
Q6. C-GABに合格ラインはありますか？
明確な合格点は公開されていませんが、目安としては全体の正答率で6割～7割以上が通過ラインと言われています。 ただし企業によって基準は異なるため、一概には言えません。また、性格検査の結果も含めて総合的に判断される場合があります。
▶︎詳しくは「C-GABの通過ラインとは？合格に必要なスコアの目安」をご覧ください。
Q7. 性格検査は選考に影響しますか？
はい、影響します。性格検査は適性の有無を見るだけでなく［一貫性］や［企業との相性］をチェックするための材料になります。
回答に一貫性がなかったり、企業の求める人物像と大きく異なったりする場合は、選考に進めない可能性もあります。 嘘をつかず、自分の価値観に正直に答えることが大切です。
Q8. どんな企業がC-GABを使っていますか？
C-GABは主に大手企業や外資系企業、総合商社、金融機関、コンサルティング会社などで導入されています。
具体的には、三菱商事や伊藤忠商事などの総合商社、外資系投資銀行や大手コンサルティングファームなどで使用実績があります。 高度な処理能力や論理的思考力を求める企業に多く使われている傾向があるようです。
Q9. 再受検は可能ですか？
基本的に、同一企業の選考ではC-GABの再受検はできません。ただし、企業によっては選考が長期に渡る場合や、再チャレンジ枠で再受検できることもあります。
また、企業ごとに試験データは共有されていないため、別企業の選考であれば改めて受けることができます。
Q10. C-GABを受験する際に服装の決まりはありますか？
服装の指定は基本的にありません。ただし、企業によってはオンライン面接とセットで実施される場合や、カメラ起動が求められる場合もあります。
その場合は清潔感のある服装（私服OKの場合でも襟付きのシャツなど）が安心です。企業からの案内に沿って準備しましょう。
まとめ
C-GABで高得点を目指すためには、試験の形式や特徴をしっかり理解し、計画的な対策をおこなうことが不可欠です。まずは、出題形式や時間配分を把握した上で、問題集を繰り返し解き、出題傾向に慣れておくことが基本となります。特に、計算機が使用できない試験環境に慣れるために、日頃から手計算の練習をしておくと安心です。
また、各分野ごとに異なるアプローチが必要です。言語・非言語・英語・性格検査それぞれの特性を理解し、自分に合った解き方やコツを身につけることで、効率よく得点を伸ばすことができます。
こうした準備を積み重ねることで、C-GAB本番でも実力を発揮しやすくなり、志望企業への合格に近づくことができるでしょう。
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