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【企業トップ×就活生対談】時代に飲まれることなく創業から続く想いをつなぐ-スミック-

知っている企業以外の優良企業を探したい」「ナビ掲載の企業を見ていてもイマイチ魅力がわからない」と悩む就活生は多いと思います。この企画では私たち大学生が社長や副社長へのインタビューを通して企業の魅力や想いを伝えることで、みなさんの「わからない」を「わかる」に変えます。

今回は、スミックの上村英輔社長にお話を伺いました。

同社は創業115年の老舗企業であり、建築資材の卸売、工事からメンテナンスに携わることで、お客様を「見えない想い」で支える企業です。

目次

企業を知ろうースミックってどんな会社?ー

スミックの魅力

スミックについて、会社の魅力を4つのP(理念・職業・人事・組織)でまとめてみました。

実際にどんなことをやっているの?

スミックは創業115年の老舗企業です。もともとスミックは硝子店として創業された会社で、ガラスのほか窓のサッシやキッチン、バス、空調といった商品を扱っています。

そんなスミックでは建築資材の卸売、加工、工事を行っており、取り扱う商材は新築用だけでなく、リフォーム用のものも取り揃えられています。

スミックには「営業」「受注」「工事・施工」「管理」の4つの専門領域があります。それぞれの部門が別々の角度から顧客のパートナーとして、ニーズにお応えするために活躍しています。

社員の方々から愛され、企業定着率も高い企業です。

スミックさんのありたい姿について、もっと詳しく知りたい方は、こちらのブランドムービーをご覧ください!

今回は実際にスミックの上村社長にインタビューをし、組織に対する想いや悩んでいる学生へのアドバイスをいただきました!

【インタビュー】社長が語る、「スミック」とは

ーはじめまして。本日は貴重なお時間を頂き誠にありがとうございます。

これからインタビューを始めさせていただきます。よろしくお願いします!

上村社長:はじめまして。よろしくお願いします!

ーまずスミックさんのお仕事や事業戦略についてお聞きしたいです。

上村社長:建築資材に係わる商材を取り扱いしております。

昔から取り扱っているガラス商材を軸にしながら、時代の経過とともに、住宅設備機器、お風呂、キッチン、アルミサッシ、家の窓の枠、車を入れるカーポート、家の中の建具、室内の扉といった、人が住むにあたって家の商材ほぼ全て扱っています。

それを軸に家を建てる工務店さんやビルダーさんの手助けができればと思ってます。それは創業当時から変わらないですね。

扱う商材は時代に合わせて変わってきていますが、根本にある「お客さんの期待以上のことをしていく」「従業員が期待している以上のことをしていく」という部分を昔から大切にしてきたからこそ、今があるんだと思っています。

スミックの大きな戦略としては、家のユーザーさんというよりも取引のある業者さんと一緒に市場を作っていくことがあります。

もちろん工務店さんのところへ商品説明に行くと実際にお使いになるお客さんの声を実際に聞いたりすることもあります。商品を納材させていただいているお客様からも良かったねという声は聞いたりします。「良かった」といわれるのは仕事に携わる者としてとても嬉しいです。

取引先のお客さんと上手くやっていくことが、エンドユーザー獲得につながっていきます。スミックとして、エンドユーザーさんとの関わり方というのは業者さんの思いを実現していくことによって完成されるのではないかなと思っています。

新しく住宅が建つ数は、この10年20年で減少しています。ですが、私たちスミックは家を建てていくお客様の手助けとして良い商材を提案するということを一貫しています。家を建てるにあたって施主様への助けこそスミックの使命だと思っているんです。

私たちは、家が建つ数が少なくなってきているから、事業を変えていかなければ…という考えではなく、これからも同じ立ち位置の存在として生き残っていきたいと方針を決めています。同じ立場の企業は減っていくとは思いますが、私たちと同じように今の役割を守っていく会社は間違いなくあります。

そういった役割を続けていく方々と一緒に、私たちも自分の存在を守り、今まで以上に良いサービスを提供し続けていきたいと思っております。

スミックさんは創業から100年以上続いておられますが、2019年に現在の社名へと変更なさっています。これにはどのような意図や背景があったのでしょうか?

上村社長:もともとは新潟県長岡市にあるガラスを取り扱う会社ということで「長岡硝子」という社名でした。

しかし、時代のニーズに合わせて提案する商品がガラスだけではなくなってきたこと、販売エリアが長岡だけでなく県内全域に広く取り扱っていることから、自分が代表の立場になったタイミングで社名を変更しました。

ただ、私たちのことを知らない人にとっては、「長岡硝子」の時代は、社名を聞くだけで「長岡にある会社なのか」や「ガラスを取り扱っている会社なのか」と文字だけ読めばどんな会社なのか分かっていたという面があります

また就職活動中の方にとっては「社名の浸透性」というのは就職先を決める1つのピースです。どの企業に入るかという最後の段階で、就職活動中の学生さんは「両親が名前を知っているのはこっちだからこっちに行きなよと勧められた」という事例が結構あります。

だからこそ、以前の社名に負けないように、もっと「スミック」の仕事、会社の名前をもっと広くアピールしていく必要があると思っています。

【インタビュー】求める人物像

ー入社した後、社員にはどのように育って欲しいと考えているのでしょうか。

上村社長:どこの会社でも通じるようにして欲しいと思います。

とはいえ、スミックだけで通用する能力をつけても意味がないと思っています。一般常識から物事の進め方、課題の解決の仕方を学ぶよう、研修も行っています。

もちろん入社前から身に着けていたら申し分ないですけどね。

ーずばり、どのような人を採用したいでしょうか。

上村社長:誠実な人、嘘なく、軽快な方を求めています。これが第一にあり、加えて探求心や、夢を持ってる方に是非来ていただきたいです。特に新卒の方にはまだ見ぬ可能性を毎回感じています。

人にはそれぞれの価値観があります。実際に会って、こちら側がわくわくさせられる人は、ビジネスの場においてもとても重要になってきます。

私たちにとって採用とは「会社の成長のために採用予定の人を知ること」です。

私としても、私がいくら良いことを考えても一緒に働く仲間がいないとそれを実現することができません。

だから会社が何かをしていくために「人を育てる」「その人を採用する」ことが重要だと思っています。地方の中小企業としては様々な取り組みをしているほうだと思っていますが、その現状に留まらず、この先も夢を実現できる仲間を増やすために活動をしていきます。

【インタビュー】学生に向けて

ー最後の質問です。学生へのアドバイスをお願いいたします。

上村社長:以前までは、残りの学生生活は遊ぶべきだと言っていました。学生として時間がたくさんあるうちは、興味・関心の赴くままにいろんなことを学んだほうが人として豊かになれると考えたからです。

しかし、今は違います。学生の皆さんには、自分の行ったことのない地方や海外で知らない文化に触れてほしいと考えています。

これはとても行動力のいることですし、お金もたくさんかかります。しかし新しい文化に触れることは必ず身になると思います。

自分がいつもいるところ以外のものを見たときに人は気づきを得ます。他の会社や違う国の文化を見たときの方が発見は多いのです。そういったものを時間に余裕がある学生のうちに見るほうが可能性が広がります。

じゃあそこに行って何を勉強したらいいんだよってなるかもしれませんが、どんなことでも自分の将来には役立ちます。直接的ではないかもしれませんけどね。

あえて言うのであれば、いろんな人と接することです。自分と性格が違う人と出会う機会があれば、その違いからチャンスが広がります。そのチャンスが成長につながり、さらなるチャンスをつかむ機会をもつことができます。

コロナによって「気軽に行動!」というのが難しい時代です。ぜひ実現できるようなことを自分で企画して見てください。

業界を知ろうー建材卸売業界とは?ー

改めて建材卸売業界の構造や動向についておさらいをしておきましょう。

業界の構造と仕事内容

卸売業とはモノを作る製造メーカーとモノを消費者に売る小売業者の間で、流通を円滑にする事業です。

小売業者が直接メーカーにたくさんの商品をそれぞれ発注することはとても大変です。そこで卸売業者は複数の商品をメーカーから仕入れ、小売業者に提供することで、効率的に仕入れ業務を行うことができるのです。

特にスミックのような建築資材の卸売業者は、多層構造になっています。顧客となる販売店・工務店が地域密着型であることが多いため、地域ごとにたくさんの建築資材卸売業者が存在します。これは、地域ごとの需要に市場が大きく左右される業界であるということです。

さらに建築資材には様々な素材、形状の商品が存在します。そのため商品の管理が難しく、たくさんの工数がかかってしまいます。また一部の建材卸業者では建材の加工を請け負っており、その構造はとても複雑なのです。

業界の市場と動向

建材卸業界はローカルビジネスであるため、寡占化が進んでいません。主要企業が地域ごとに存在しており、全国展開の企業が少ないのです。

加工を行わない企業にいたっては、商品付加価値による差別化が難しい構造上、価格競争に陥りやすい点が問題となっています。そのためリードタイム短縮や手厚いアフターサービスなどを行うことで他社との差別化を図る企業もあります。

経済産業省「商業統計調査」「経済センサス‐活動調査」によると、建材卸売事業所数は1990年代から減り続けていたものの、2000年代後半からは横這いに推移しています。

この業界の市場に影響を与える「新設住宅着工数」が現在回復基調にあるものの、今後は伸び悩むと予想されています。一方で、「住宅ストック活用」や「老朽化住宅増加」によりリフォーム受注件数は増えているため、市場拡大が期待されている業界です。

【参考サイト】
SI Web Shopping 株式会社システムインテグレータ 卸売業とは
山田コンサルティング 経営ナレッジ 建築卸売業界

最後にースミックのインタビューを通してー

今回のインタビューでは創業当時の考え方のままこれからもありたいという考え方が印象に残っています。

時代によって需要や状況は変わらないことはほとんどありません。変化を続ける社会において「生き残ること」「選ばれ続けること」の難しさは、倒産に追い込まれる企業が毎年のように出ている事実からも分かります。そんな社会で考え方を変えずにいることはより難しいことであり、場合によっては組織の命運を決めてしまいます。

スミックさんは100年以上もお客さんから選ばれ続けた企業であるにもかかわらず、会社の根本的な考え方、大枠としての戦略を変えていません。「これからの社会生き残りは難しい」とされていても「自分たちを必要とする人がいる」と貫けるマインドにとても感動しました。

上村社長、貴重なお話と学生の皆さんへのアドバイスを、誠にありがとうございました。

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