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【企業トップ×大学生対談】若手社員にとっても「働きやすい・働きがいのある」環境を目指す企業-玉田産業-

「知っている企業以外の優良企業を探したい」「ナビ掲載の企業を見ていてもイマイチ魅力がわからない」と悩む就活生は多いと思います。この企画では私たち大学生が社長や人事部長へのインタビューを通して企業の魅力や想いを伝えることで、みなさんの「わからない」を「わかる」に変えます。

今回は大学生の松村が、玉田産業の玉田尚久社長にお話を伺いました。

同社は造林産業からはじまり、土木、石炭、森づくり、土づくりへと事業の多角化を進められながら、に力を入れられている会社です。

目次

企業を知ろうー玉田産業ってどんな会社?ー

玉田産業の魅力

玉田産業について、会社の魅力を4つのP(理念・職業・給与・人)でまとめてみました。

企業を知ろう

事業もインフラにおいて多岐に渡って取り組んでいたり、働き方改革に力を入れていて若い社員にとっても風通しの良い点が特に魅力的な会社です。

実際にどんなことをやっているの?

土木、石炭、森づくり、土づくりにおいて、「地域のために」という強い意志を持って、事業展開しています。

具体的にまず土木部(写真①)においては、一般土木、治山工事/道路河川維持管理/除排雪請負公共事業などを請け負い、数多くの工事実績を残しています。このような形で、地域の街づくりや環境の整備に携わることで、豊かな未来づくりに貢献しています。

次に生産販売部(写真②)については、10万年前の腐植土を採掘し、培土のブレンド素材として取り扱っています。

また森林環境部(写真③)としてSDGsのゴール、カーボンニュートラルの実現、また美唄事業部(写真④)においては石炭に関する事業や、露天堀作業などにも取り組まれています。

企業を知ろう
①土木部
企業を知ろう
②生産販売部

企業を知ろう
③森林環境部
企業を知ろう
④美唄事業部

ここからは、玉田産業の玉田社長とのインタビュー内容をお伝えします。

【インタビュー】若手も活躍できる組織作り

ーはじめまして。玉田社長、本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。

ではさっそくですがインタビュー始めていきたいと思います。よろしくお願いします!

玉田社長:はじめまして。よろしくお願いします!

ーはじめに、玉田社長の理想の組織像であったり、会社に対する想いをお聞きしたいと思います。

玉田社長:そうですね、事業に関しては大きくはこれからも地域社会に貢献していきたいですし、組織としては、「働きやすい・働きがいのある組織づくり」を掲げていて力を入れています。

福利厚生面もそうですが、やっていることをきちんと評価される制度であったり、スタッフ同士の交流や風通しの良い組織でありたいと考えています。

玉田産業インタビュー

ー「働きやすい・働きがいのある組織作り」を掲げられているんですね。そこに至るまでの経緯はどういったものがあったのでしょうか?

私たちの会社は創業70年で、私は4代目の社長をさせていただいています。

3代目社長の叔父が亡くなる前に「若い社員が何を考えているかわからない」とよく言っていたこと、そして実際にどんどん若い社員が辞職してしまう状況に強く問題意識を感じていました。

と言いますのも、当時はワンマン経営が強く、経営者側が良かれとして行ったことが、実際に働く側にとっては良くないということもよくあり、経営者側と働く側の考えの中ですれ違いありました。

それに対して私が行った施策はいくつかありますが、例えば、みんなの声が聞きたいという思いから、どんな内容にも答える意見箱を設置しました。

とはいえ、社員からしたら文章にするのが面倒なのこともあり、実際には対話を通してこの問題を解決することにしています。社長面談を個別で全社員に対して行い、それぞれの考えを聞いてどんどん対策をしていきました。

現在においては、社員との関係構築や評価制度の見直しに特に力を入れています。

ーまずは社員がどう思っているかを知ってそれに対して対策されてきたのですね。意見箱以外にはどのような施策をされましたか?

玉田社長:そうですね。例を3つ挙げますと、まずGoogleアンケートを使い社員のみんなに意見を聞いて企業ロゴや制服を変えるなど、ワンマン体制を排除してどんどんスタッフが考えて取り組める形に変えました。

次に学生にプレゼンする時に、どうしたら伝えたいことが伝わり学生に響くかを知るためにも、プレゼン練習をして、社員のみんなにアドバイスをもらいながらブラッシュアップしていきました。

そして、社長はそんなに偉くなくて身近だと感じてもらえるようなイベントも複数開催しましたね。

社員のみなさんそれぞれが社長を身近に感じることで、役員や社長でも何にでもなれるって気づいてもらって、みんなには将来を見据えて、よりやりがいをもって働いていただきたいです。

また、去年の締めは限定公開のyoutubeで全社員に向かってメッセージを伝えたりしましたし、今はコロナだからこそ、こうやって新しいことに挑戦し続けたいです。

ーものすごい改革ですね!大変だった時期だったのかなと感じているのですが、特に印象深い出来事はありますか?

玉田社長:はい。より若い社員の意見も聞いて取り入れていくために体制を変えていくと、年代の高い社員の方からは、反対の意見がありました。

しかし、それが目に見えて地域の方からのポジティブなお声に繋がっていき、今では社員全体が納得して新しい施策に対しても取り組むようになってきました。

同時に、よい意味でフラットになり、若いスタッフもモチベーションがすごく変わってきたように感じています。

また私個人については経営者として、もちろん日々会社や社員といった大きな責任を背負っています。

私は青年会議所に参加しており、そこで出会った世界中の同年代の意識高い人たちと悩みや不安を共有したり、一緒に未来を見据えながらいつも刺激をいただいています。

【インタビュー】学生のみなさんへ

ー若手も活躍できる環境づくりに力を入れられていますが、玉田社長はどのような学生の方と一緒に働きたいでしょうか?

玉田社長:現状維持で思考停止せず、改善意識を常にもって考えながら前進できる方とぜひ働きたいです。

近年はAI化が進んでいますが、インフラ完備、災害復旧という観点でもやはり

将来性がある仕事です。ぜひチャレンジしていただきたいです。

玉田産業のインタビュー

ー貴重なお話をありがとうございます。最後に、学生の方へのアドバイスをお願い致します。

玉田社長:実は私も昔、地方出身であることや学歴に関して劣等感を感じていましたが、社会人になったら全然関係ないのです。

だからこそ、学生のみなさんにはまず、若いうちから自信の柱をたくさん持っていてほしいです。

例えば野球一本だったら将来心折れてしまうかもしれません。

だからこそ仕事でも遊びでも良いと思います。

自分がやりそうにないことも興味をもって学んでみようかなという姿勢を持って、柱を増やせていけたら、ピンチがあっても乗り越えられると思います。

また、私は経営者としてずっと働いてもらえるような組織づくりに力を入れていきますが、当社で働きながら将来は歌手になりたい人もいます。

ずっと1つの会社で働き続ける必要はないですし、住む場所も自由な会社もあるくらい、柔軟な時代です。

一度きりの人生だから人生を楽しむためにも、みなさんにはぜひ柔軟に生きて欲しいと思います。

業界を知ろうー土木・建設業界とは?ー

改めて土木・建築業界の構増や動向についておさらいをしておきましょう。

土木・建設業界の構造と仕事内容

建設業ってよく聞くけど、実際にはどのように仕事が行われているのでしょうか?

建設業界は住宅やビル、学校、工場などの建物を建築する建築と道路やトンネル、橋、ダム、水道などのインフラ整備を行う土木に大別されます。一つの案件に対する規模が大きいため、さまざまな企業が連携を取り合い、工事や整備を行います。

下の図のように、まず国や自治体からの受注をゼネコンが引き受けます。ゼネコンは工程や資材費の管理や現場の安全管理を行い、下請け企業の取りまとめをします。その下請け企業にあたるのが、専門工事業者です。

ゼネコンから工事を受注し、大工や左官などの専門分野の工事を行います。電気、空調などの各種設備を担う設備会社は一般にサブコンと呼ばれ、これらの事業者から実際に作業を行う技能工を抱えている中小の事業者に発注をかけ、建設が進んでいくのです。

今回インタビューした玉田産業は、技術工の方々を集めた土木中心の専門工事業者にあたる業者です。玉田産業は他にも森林環境部や美唄事業部など、土木を発展させた事業にも挑戦しており、後の企業説明でご紹介致します。

業界を知ろうー土木・建設業界とは?

土木・建設業界の市場と動向

土木業界は、道路や河川、ダムや上下水道、空港や鉄道などのインフラ建築を担っており、インフラ整備は経済活動や人々の生活を支える重要な役割です。

1960~70年代の高度経済成長期に整備されたインフラは、現在50年以上が経過し老朽化が進んでいます。国土交通省によると、50年以上経過するインフラ建築の割合は、道路橋では2018年の25%が15年後の2033年には63%に、水門などの河川管理施設では32%が62%へ、港湾岸壁では17%から58%など、多くのインフラの老朽化が進んでいる状況です。

そのため、インフラの維持管理・更新費用は30年後には1兆円増加すると予測されており、最近では異常気象の影響もあって、国を中心として老朽化したインフラを整備・強化する動きが強まっています。

このような状況の中、土木・建設業界では人手不足が深刻化しています。汚い、きつい、危険という「3K」の負のイメージが根付いてしまっているのが原因ですが、多くの企業がこのイメージを払拭するために、働き方改革やロボットやAIなどの技術導入を積極的に行っています。

今回インタビューを行った玉田産業も、若手の声を聞き人事制度や働き方を見直すことで、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

さいごにー玉田産業のインタビューを通してー

インタビューを通して、玉田社長の本気で組織や社員を想っていることが強く伝わってきました。

玉田産業は若手も活躍できる環境づくりに日常的に力を入れている会社です。

特に、働き方改革や組織体制を変えていくなどの施策を通して、社員の方のモチベーションも上がっていくといったお話も印象的でした。

また最後に玉田社長から学生のみなさんへアドバイスをいただきましたが、大学生活仕事でも遊びでもいから本気で取り組んで、自信の柱を築いていくことは、就職活動をしながらでも明日からでも出来ることだと感じました。

玉田社長のお話が聞けて良かったです。本当にありがとうございました。

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