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【例文19選】自己PRで「行動力」をアピールする方法とは?例文をもとにポイントを解説!

✔ 本記事のまとめ
●企業が行動力がある人材を求める理由は「入社後企業に大きく貢献してくれる可能性がある」ため。

●自己PRで行動力をアピールする際は「行動力の言い方を変える」「課題発見力と課題解決力に関するエピソードを書く」の2点を意識する。

●行動力があることを「主体的に物事に取り組むことができる」「課題の原因を特定し解決することができる」「先を見通して計画的に目標を達成できる」等、具体的な言葉な言葉に言い換えることができると、自分の強みが伝わりやすくなる。

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目次

「自己PRで行動力をアピールするには?」「行動力をアピールする上で気をつけた方がいいことはある?」

そんな不安や疑問がある就活生に向けて、本記事では自己PRで行動力をアピールする際の方法や注意点、例文を紹介しています。

自己PRで行動力をアピールしようと思っている就活生はぜひ参考にしてみてください。

企業が求めている「行動力」とは?

自己PR_行動力_企業が求める

失敗を恐れず果敢に挑む行動力なのか、スピード感をもって計画を進めていく行動力なのか、一口に「行動力」といっても様々です。

そのため「私の強みは行動力です」というアピールだけでは具体的にどんな行動力があるのかを面接官は知ることができません。

ちなみにインターネットで「行動力」と「行動」という言葉を調べてみると、以下のような意味があるそうです。

【行動力】
目的のために積極的に行動する力。「行動力を身につける」行動力とは/goo辞書

【行動】
1 あることを目的として、実際に何かをすること。行い。「具体的な行動を起こす」「行動を共にする」「自分で考えて行動する」「行動力」
2 心理学で、外部から観察可能な人間や動物の反応をいう。行動とは/goo辞書

では、なぜ企業は行動力のある人材を求めるのでしょうか?

それは、入社してから企業に大きく貢献する可能性があるからです。

上司から任された仕事をキチンとこなすのは大前提として、同期と差をつけるにはいかに付加価値を付けられるかが重要となってきます。

与えられた仕事を周りと同じようにこなしていてはスキルアップや自分の市場価値を高めることはできません。他者との差別化を図るためにも行動力は必須となってきます。

そして、こうした差別化を図れるような行動力を持つ人は結果として高い成果を上げるので会社の利益に貢献することが多いのです。そのため、企業は行動力を持つ人材を求めています。

また、企業が求める人物像に合わせて自己PRの行動力の伝え方も変えなければなりません。

業界研究・企業研究をして企業が求める人物像を知ってからどのような行動力をアピールするのか決めましょう。業界研究に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

たった4ステップで業界研究を完璧に!誰でも簡単にできるやり方を紹介
就活において業界研究は必要不可欠であり、ただ情報を集めるだけでなく、その情報を志望動機・自己PRの作成や面接対策などに活かすことが大切です。本記事では業界研究のやり方から注意点、情報を集める際に活用すべきものを紹介しています。

自己PRで「行動力」をアピールする方法

自己PRのフレームワーク_行動力

自己PRで行動力をアピールする際は、上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

(1)結論

自己PRを書く際はまず最初に自分の長所を端的に述べます。

理由としては、最初に結論を述べ面接官に今から何の話をするのか伝えることで、聞き手側も話が入りやすくなるためです。

ここでのポイントは、ただ「私の長所は行動力があることです」と伝えるのではなく「私は失敗を恐れず主体的に取り組むことができる」など、どのような行動力があるのか具体的に伝えられると良いでしょう。

 例文 私は知的好奇心が旺盛な部分と、関心を持った事柄を深く追求できる行動力を持ち合わせている。

(2)エピソード

長所を伝えたら、実際にその「行動力がある」という長所を証明できるエピソードを交えます。

理由としては、企業は、課題・目標やそれに対する行動を通してその人の人柄や価値観を判断しているためです。

 例文 好奇心が旺盛なゆえに、物事が中途半端になるのは避けたいので、関心をもつごとに目標を定めてきた。その力を最も発揮したのが、語学資格に同時期に挑戦した経験だ。

勉強のモチベーションを維持するため、生活の中に積極的に外国語の映画、歌を取り入れる工夫を凝らした。

(3)結果・学んだこと

エピソードの次は、自分がとった行動によってどのような結果になったか、この経験を通して何を学んだのかについても書きます。

 例文 生活と外国語を関連付けることで、言語の枠を超えその国や文化全体への興味が沸き、苦手意識は更に学習したいという好奇心に変わり、結果としてTOEIC740点、漢語水平考試験4級などを取得することが出来た。

好奇心の強さが、未知の領域に挑戦する行動力を育ててくれた。

(4)入社後どう活躍できるか

企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を求めています。つまり、面接官にこの学生は「自社で活躍する素養がある」と思わせることが大事です。

 例文 入社後は貴社の○○という業務でこの経験から学んだことを活かし、行動力を発揮していきたいと思います。

より詳しい自己PRの書き方について知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。

企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
本記事では選考を通過するために、自己PRの作り方や書き方のポイント、合わせて注意点についても紹介しています。その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。

志望動機と自己PRの作り方とは?_CTA

自己PRで「行動力」をアピールする際のポイント

自己PR_行動力_アピールする際のポイント

ここでは自己PRで行動力をアピールする際のポイントを2点紹介します。

行動力を持てた理由を明確に話す

自己PRでありがちなのが、過去の事象を羅列しただけで終わってしまうことです。

例えば「~しました。~ということがありました。ですが、目標を達成できました。」というような文章が挙げられます。

このような事象の羅列だけではあなたが強みを活かして何を成し遂げたのかが全く伝わってきません。

あなたがどのように対処したのか、どう行動したのかを具体的に伝えることが「行動力」を自己PRでアピールする際のポイントとなります。

そのため自己PRで行動力をアピールする際は「こういう考えの下、このような行動を取った」という形で伝え、行動力だけでなく、計画性もあることを併せてアピールすることを意識しましょう。

行動力の言い方を変える

”行動力”という言葉は非常に抽象的なので「私の強みは行動力です」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。

そのため、どのような行動力なのかを具体的にすると自分の強みが伝わりやすくなります。

例えば、「私は計画を予定通り正確に遂行する行動力があります」というように一言付け加えてどんな行動力なのかを明確にしましょう。

以下に多く用いられている言い換えの例をあげます。

  • 主体的に物事に取り組むことができる
  • 課題の原因を特定し解決することができる
  • 先を見通して計画的に目標を達成できる
  • 失敗を恐れずにチャレンジできる
  • スピーディーに行動できる
  • 思いついたことを具現化させる
  • 目標を達成するまで挑戦し続けられる

これらの言いかえをを参考に自分だけの自己PRを作りましょう。

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自己PRで「行動力」をアピールした例文

自己PR_行動力_例文

ここでは自己PRとして行動力をアピールしている例文を3つのカテゴリーごとに紹介していきます。

自己PRを考える際に参考にしてみてください。

【例文内のハイライトカラーの凡例】
●結論⇨ 緑  ●エピソード⇨ 青  ●結果・学んだこと⇨ ピンク  ●入社後⇨ オレンジ 

学業

■例文1

 私は知的好奇心が旺盛な部分と、それにより関心を持った事柄を深く追求できる行動力を持ち合わせています。  ただ、好奇心が旺盛なゆえに、様々な事柄に挑戦し、それらが中途半端に終わってしまうことだけは避けたいので、何かに関心をもつごとに明確な達成目標を定めてきました。その力を最も発揮したのが、英語と中国語の習得と、それぞれの3つの語学系の資格に同時期に挑戦した経験です。「外国語を話せたらかっこいい」という単純な憧れと、グローバルに活躍できる人材になるため、英語と中国語の習得とそれぞれの語学資格取得を目指し、外国語を深く学べる専門学校に入学しました。特に聞きなれていない中国語は、リスニングが難しく、入学後すぐに外国人教員によるハイレベルな授業についていけなくなってしまいました。そこで、自身の勉強のモチベーションを維持するために、生活の中に積極的に中国の映画、歌などを取り入れるなどの工夫を凝らしました。日常生活と中国語を関連付けることで、言語の枠を超え、中国全体への興味が沸き、中国語への苦手意識は更に学習したいという好奇心に変わり、モチベーションを維持することが出来ました。  目標とした検定やスコアを取得するまでは絶対に勉強をやめないと決め、結果としてTOEIC740点、中国語検定3級、漢語水平考試験4級を取得することが出来ました。好奇心旺盛と言うと、飽きっぽい性格だと思われるかもしれませんが、自身の好奇心の強さが、未知の領域にチャレンジする行動力を育ててくれたと考えています。現在も、更なる語学力向上を目標に、英語と中国語の勉強を続けています。 

⇒強みである行動力を具体的な言葉で表しており、あなたの強みが伝わりやすい自己PRと言えます。また、定めた目標を達成するためにしたことを詳細に書けている点も理解しやすい自己PRと言えるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(オリエントコーポレーション22卒)

■例文2

  私の強みは、自ら道を切り開いていく行動力です。   私は生物学科所属だったが、卒業研究を医学部で行いました。きっかけは、学部2年次の分子生物学の授業で、基礎だけでなくもっと深い内容を知りたいと思ったからです。そこで、医学部と生物学科の教授へのコンタクトを行い、単位変換等の希望を提出しました。しかし、医学は生物学を応用した研究内容であったので最初のころは全く講義についていけませんでした。そのため医学部の教授に許可を取り講義以外の時間でも質問をしたり、医学部でできた友人に基礎知識を教えてもらうなど周囲の人に力を貸してもらいました。また、通学途中やアルバイトの休憩時間にも勉強することで時間を無駄にしないように努力した  結果、前例のない他学部での卒業研究を可能にし、生物学部に在籍していた私にしか書けない独自の卒業論文を完成させることができました。こうした経験から私は、自ら主体的に行動しそれを実現させる力があると自負している。  貴社では生物学部と医学部で得た経験を活かして新しい薬品開発に携わりたいと考えている。 

⇒行動力を具体的に説明できていますし、フレームワークにも沿った文章が書けています。また、課題解決のプロセスも書いてあるのでどのように解決したのかわかりやすくなっています。

■例文3

 私には工夫を凝らし最後までやり切る力があります。  〇〇大学大学院に入るため、1週間の目標を立て試験範囲を細分化し勉強時間をグラフ化することでモチベーションを保ち、3年生から1日8時間勉強しました。時に辞めたいと思いましたが、こうした工夫のおかげで継続して勉強することができ合格しました。  この経験から目標を達成するための努力を継続できるような工夫をすることの重要性を再認識できたのです。  こうした経験を活かして貴社では継続性をもって薬品の研究開発を行いたいと考えています。 

⇒少ない文字数の中でもしっかりと書けています。文字数が少ないときには要素の取捨選択を行い、端的に述べるように意識しましょう。

■例文4

 私は目標に向かって物事を粘り強くやり遂げる自信があります。  自立したいという気持ちから、就活が忙しくなる3年の12月までにアルバイトで大学の学費と生活費を賄うという目標を掲げ、大学の講義が終わってから家庭教師とカフェのアルバイトを週に5日間行いました。しかし、思うようにお金を貯めることができなかったため、昼食はお弁当を作っていき、飲み会に行く回数も減らし支出を減らす努力をしました。こうした節約をしても目標金額には届きそうになかったので、隙間時間でできる模試の添削のアルバイトも始め、時間を無駄にしないように工夫しました。また、目標金額から逆算したところ目標の達成が1か月遅れそうだったので不要な服や靴をフリマアプリで売ることもしました。  こうした努力の結果、3年の12月には目標とする貯金額を達成できました。この経験から、私は目標に向けて努力をし続けることの大切さを学びました。 

⇒行動力を言い換えているのとエピソードが詳細に書かれているのははいい点ですね。この経験を入社後にどのように活かすのかまで書いてあると自分の強みを寄りアピールすることができます。

■例文5

 私の強みは「相手を思い、責任感をもって行動できる力」です。  ゼミでは後輩に研究テーマの基礎を教える際に、長年同じ内容のレジュメを使い回していたので作り直そうと思いました。難解な内容も多くあり私が教わった時には理解するのに非常に苦労したため、以下2つの取り組みを行いました。1つ目は、レジュメの内容を1か月程かけて丁寧に勉強し直し、後輩の授業にも出席して講義の進捗具合も把握することです。講義で取り扱っていない内容を把握したり教授の説明方法を参考にしていました。2つ目は、先輩たちに模擬授業を行いました。レジュメを作成しているうちに本当に分かりやすい内容に仕上がっているのか分からなくなったので客観的な意見を取り入れようと思ったためです。先輩たちに何度も模擬授業を行い多くのフィードバックをもらえたことで改善点を見出しました。後輩たちに自分と同じ苦労をさせたくない一心で何度も修正して細部までこだわりぬいた結果、後輩から「非常に理解しやすかった」と言ってもらえただけでなく、より理解が深まったとも言われました。  この経験から、誰かを思いやって起こす行動の大切さを学びました。  貴社でもお客様のニーズに沿った最適な物件を紹介できるようになりたいと考えています。 

⇒フレームワークに沿った内容で書けています。また、レジュメを作成する過程が詳しく書かれていることでより理解しやすい内容となっています。

サークル

■例文1

 私の強みは「相手を思い、責任感をもって行動できる力」です。  〇〇サークルで後輩に〇〇を教える際に、長年同じ内容のレジュメを使い回し授業をする同期が多くいました。私は教える側として後輩の為により良い内容に作り替え、自分にしか出来ない授業を作ろうと取り組みました。まず授業範囲を1か月程かけて勉強し直し、後輩の授業にも出席して各先生のテストも分析しました。また先輩に頼み、先輩たちに模擬授業を行うことで改善点を見出しました。  その結果後輩から「授業が分かりやすかった」という印象で顔と名前を覚えてもらえました。また同期もレジュメを独自に作成することも増え、サークル全体にも影響を与えることが出来ました。 

⇒ 行動力という強みを「相手を思い、責任感をもって行動できる力」と具体的な言葉に言い換えて表しており、あなたの人柄がより伝わる自己PRと言えます。もっと良い自己PRにするには、その強みを活かして志望企業への入社後どう貢献するかまで書けると良いでしょう。

■例文2

 問題に対し、自ら考え行動に移せる力があります。  私は〇〇団体の代表を務めています。昨年度は全てがオンライン活動になったため、メンバー間にやる気の差が生まれてしまいました。直接の会話が減ったことで結びつきが薄れ、会議の参加率は対面時の40%でした。この状況を打破しようと、団体のミッション・ビジョン・バリューを作る提案をしました。皆で何度も話し合うことで自然と仲が深まり、当事者意識の向上に繋がりました。また一人一人と話すと「各々の状況が見えず、モチベーションが上がらない」という声が多いことに気が付きました。以降、それぞれの進捗をオンライン上で可視化するシステムを取り入れました。互いの仕事ぶりを確認でき、やる気を引き出すことに成功しました。  結果、参加率は100%まで上昇しました。この経験から行動を起こさないと現状は何も変わらないと痛感し、考えを実行できることは私の長所であると思いました。 

⇒「40%だった参加率が100%まで上昇した」と成果を数字を用いてアピールできており、努力がより伝わる自己PRと言えます。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(デサント22卒)

■例文3

  私の強みは失敗を恐れない行動力です。  私は大学の軽音楽部で活動しており、月例ライブに出演するバンドたちへの注目度を上げたいという想いと私自身の企画運営能力を試したいという想いの2点から個人企画ライブを主催しました。会場予約や代表者会議、ステージ設営やスケジュール調整等の全てを主導しましたが、バンドごとに希望する演奏時間が異なっていたうえに会場の利用時間を大きく超えてしまうことが分かりました。バンドメンバー達からの批判を恐れずに、私は1バンドごとの演奏時間を短くする代わりにコラボしてみるのはどうかという提案をしました。これまでつながりのなかったバンド同士が横のつながりをもって共演したら新しい発想が生まれるのではないかと感じたためです。また、学生でバンドのコラボというのは珍しいため、話題になるのではないかと考えました。この提案は参加するバンドたちに認められ、一番の課題であった時間調整を解決することもできました。未経験の事柄でも失敗を恐れず行動したことで時間調整を行えただけでなく、バンド同士のコラボが話題となり延べ350人の観客を動員し企画を大成功に導くことができました。  このことから、私は失敗を恐れずに行動することの大切さを学びました。  失敗を恐れない行動力を活かして、貴社では様々な商品を生み出したいと考えています。 

⇒しっかりとフレームワークに沿ってわかりやすく書けています。コラボする提案をした根拠が書けているので、どのような考え方を基にして行動したのかがより伝わりやすくなっています。

アルバイト

■例文1

 私の持ち味は「場の状況を最善化するために妥協しない行動力」である。  この力を発揮したエピソードとして、予備校のアルバイトで担当生徒の偏差値を半年で18上げることに寄与し、共に合格を勝ち取った経験がある。困難な状況であったが、生徒の「志望校に行きたい」想いを尊重して次の3つに取り組んだ。具体的に1.生徒に最適化した計画を提案、2.信頼関係の構築(提案を実行してもらうには信頼関係が不可欠だと考えた)、3.校舎スタッフ9人に協力を呼びかけ、互いの担当生徒の情報を共有して出勤日以外も常に生徒をフォローできる制度の整備である。  こうして密にサポートし続けた結果、生徒の合格を叶えられた。「生徒を合格に導きたい。自分の大学受験は悔しい結果に終わったが、生徒にはそんな悔しい想いをしてほしくない」一心で、生徒にとって最善の状況を妥協せず考え抜いて実現する過程で、信頼関係構築力と巻き込み力を発揮した。 

⇒「場の状況を最善化するために妥協しない行動力」と、どのような行動力があるのか具体的な言葉で言い換えられており、強みが伝わりやすい自己PRと言えます。また行ったことについても具体的にしっかりと書けています。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(西日本電信電話(NTT西日本)23卒)

■例文2

  私は「相手の課題に向き合い、主体的に行動できる」人間です。  学習塾のチューターとして、担当生徒を8人全員、第一志望校合格させることに寄与しました。成績向上の課題が「計画性の無さ」であったため、各生徒の志望校の出題傾向を分析することで学習計画を立てました。週1度の面談で計画を調整し、面談では学習の意味づけのために取り組んでいる内容の意義を伝えました。さらに学習項目を時間で管理することでモチベーションの維持を図ったところ、より効率的に勉強できるようになったことで成績が右肩上がりに上昇し、志望校に合格することができたのです。  課題の原因を仮定し適切なアプローチを行うことが重要であることを学びました。  貴社では、目標達成の際に生じる課題を分析し、主体的に取り組むという強みを活かせると考えています。 

⇒途中で生じる課題へのアプローチやフレームワークに沿った内容できれいに書けています。

部活動

■例文1

 私の強みは、目標達成に向けた行動力だ。  この強みは高校陸上部での挫折を乗り越える際に発揮した。当時、高校最後の大会で100mの自己ベストを出すことが目標であったが、その半年前に肉離れを起こし何度も再発をする絶望的な状態であった。そこで再発防止策として、体のケア方法や体の構成と筋肉の動きについて学び直した。さらに肉離れを繰り返す原因が走りのフォームにあると気付いたため、自分に合った最適なフォームを研究した。フォーム改善は難易度が高い分、日常の姿勢や歩きの中でも常に意識をした。  その結果、大会1か月前に完全復帰を果たし、当日は以前の自己ベストの11.45を大幅に更新する11.05を記録することができた。 

⇒課題に対してどのように向き合ってきたかが伝わる自己PRと言えます。その行動力を活かして志望企業でどのように貢献していくかまで書けるとより良い自己PRになるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(日立システムズ24卒)

■例文2

 人を巻き込む行動力があります。  勝率0%の弓道部を全国上位の部に変革した経験からそう言えます。高校の最終戦の時に、一本差で予選敗退をした悔しさから、大学では「勝てる弓道がしたい」と考えていました。日々の稽古を通じ、勝率が低い要因として、練習の質と個人が持つ目標の差異が課題だと感じ、月一度の全体会議を提案しました。会議では、ペア制度やデータ管理制度を提案し、選手の強みを伸ばし、弱みを改善する仕組みづくりを行いました。目標面は、当初は個人の想いに差があり苦労しましたが、主体的に自らの想いを伝え続けたことで、次第に互いを高め合う関係性へ変化していきました。  結果、チームからは「困ったら○○を頼れ」と言われるまでになり、一年後の千人規模の全国大会ではベスト8を獲得することができました。  以上の経験で活かされた人を巻き込む行動力は、貴社で様々な部署や人と関わる上で必ず活きる力だと確信しております。 

⇒「以上の経験で活かされた人を巻き込む行動力は、貴社で様々な部署や人と関わる上で必ず活きる力だと確信しております。」と、入社後について触れられている点はGoodですが、もう少し具体的にどう活かしていくか書けるとさらに良い自己PRになるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(西日本電信電話(NTT西日本)21卒)

■例文3

 私は課題に柔軟に対応する行動力を持ち合わせています。  その力を発揮したのが、苦手なTOEICで700点以上取れるまで挑戦した経験です。単調な勉強にならないように外国語の映画や歌を取り入れるなど継続的に取り組める工夫を凝らしました。しかし、思うように成績が上がらなかったので得点分布を見直すと、リスニング分野の得点率が最も低く、リスニングを平均点まで上げれば700点に到達することが分かりました。そこで、私は映画や洋楽を聴くのをやめて30分ほどのドラマを日本語字幕と英語字幕で2回見ることにしました。私はリスニング力とはただ英語が聞き取れる力ではなく話している内容を理解したうえで正確な発音を聞き取れる力なのではないかと仮定し、日本語字幕で内容をつかんだ後に英語字幕で発音に気を付けながら見る方法に変えたのです。すると、英語を聞き取れるだけでなく内容も理解できるようになりました。その結果、回答の精度が上がり正答率が向上し、当初の目標を超える740点を取ることができました。  こうした経験から、思うような結果が出なかった時にはそれまでの考え方を変えてアプローチすることが重要であることを学びました。  この経験を活かして日々サービスの向上を目指しお客様の満足度が高くなるような付加価値をつけれる営業マンになりたいと考えいます。 

⇒行動力をわかりやすく言い換えているのは分かりやすいですね。また、経験の活かし方が具体的に書かれている点も良いです。

インターンシップ

■例文1

 「異なる価値観を持つチームの中においても積極的に、チームをまとめられる」ことが私の強みです。  大学生の時に、2度留学を経験し、相手の価値観を受け入れる大切さを学び、海外インターンシップに挑戦しました。海外インターンシップでは、新規事業立案の課題を与えられました。現地の学生と議論した際、文化背景の違いから、共有している情報にギャップが生まれ、議論が成立しなくなりました。国民性はもちろんのこと、教育環境の違いにより、議論が成立しなくなったと考えました。そこで、言葉の定義や前提条件を再度整理する場を作りました。チーム全体が同じ目線を持つような場を作ることで問題を解決しました。  以上の経験から、私はどんな環境においてもコミュニケーション力を発揮し、チームに貢献出来ると考えております。上記の行動が外部に評価され、インタビューを受けました。後に、その内容が東洋経済オンラインに掲載されました。 

⇒「異なる価値観を持つチームの中においても積極的に、チームをまとめられる」と、行動力を具体的な言葉に言い換えて伝えていることであなたの人柄が理解しやすい自己PRと言えます。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(ニッセイアセットマネジメント20卒)

■例文2

 私の強みは、主体的に行動できる点です。  私は3年生の夏に島根県隠岐の島町で開催された島の暮らしを体験する長期インターンシップに参加しました。その際には、地域の中学校の野球部の練習に参加したり活動のない日も自ら働きかけて地域の人との交流を図ることで、積極的に学びの場を探してきました。より交流を深めたいと思いイベントを提案・開催しました。それは地域の人たちとインターン生で参加する釣り大会です。釣り大会を開催するにあたって2つほど工夫をしました。1つ目は土曜日に午前の部と午後の部に開催することでより多くの住民が参加できるようにしたことです。2つ目はインターン生と住民の方がペアとなって競い合うという内容にすることでより近い距離間で交流する機会も設けたことです。その結果、地域の方々とより親密になり食事会に招いてもらったり職業体験をさせてもらうことができ、地元の生活をより深く体験をすることができました。  こうした経験から、私は人と人とのつながりが新しい経験が生まれるということを学びました。  貴社では主体的にイベントを企画し、多くの人が交流する機会を作りお客様に新しい経験をしていただきたいと考えています。 

⇒フレームワークにきちんと沿って書かれています。また、主体的にどのようなアクションを起こせたのかも書かれていてわかりやすいです。

■例文3

 私の強みは「経験を次に活かせる行動力」です。  私は蓄電池を扱う訪問営業の長期インターンで1か月で5契約取ることを目標に掲げていましたが2~3契約しか取れませんでした。そこで私は2つの取り組みをしました。1つ目は営業日以外でもロープレを行い、自分よりも営業力のある人とロープレを行うことで一段高い視座からアドバイスをもらうことです。ロープレをしたことで、対応が丁寧すぎるがゆえに説明時間が長いという課題が見つかりました。2つ目はこの課題を克服するために対応時の録音を聴きなおして行動ベースでPDCAサイクルを回したことです。日時や顧客の人物像、対応内容、対応時間などを詳細にまとめ、この経験を次の対応でどう活かすかを意識しました。  その結果、対応内容を大幅に改善でき、5契約取れる月も出てきました。  貴社では、このような経験を次に活かせる強みを生かして常にサービスの向上を目指したいと考えています。 

⇒フレームワークに沿ってしっかりと書けています。改善点が詳細に書かれていてわかりやすいです。

ボランティア

■例文1

 私の強みは行動力です。  この強みを活かして学生時代には様々なことに挑戦してきました。これは大学1年次に参加した中国でのボランティア活動が起因しています。派遣先では村で2人しか高校に通える子どもがおらず、その時に初めて「望めば何者にでもなれる環境」に身を置いていることに気が付きました。当時の衝撃が原動力になり更なる挑戦へと繋がりました。そのなかで「脱・固定観念」と「信頼関係」を大切にしていきました。思い込みで行動を狭めるのではなく、一歩踏み出して挑戦することで人脈や視野を広げてきました。  全ての経験に一貫して、自分の働きによって相手が笑顔になる瞬間にやりがいを感じ、多くの人の幸せに直結する仕事がしたいと考えるようになりました。  貴社でも上記の二点を軸にしながら、さらに広い視野を培いたいです。そして常に前進を止めない存在になり飲料業界トップである貴社と共に成長します。 

⇒入社後どのように活躍したいと考えているかについて書かれており、熱意の伝わる自己PRと言えるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(日本コカ・コーラ20卒)

■例文2

 私の強みは相手の立場に立って行動できる点です。  これは大学1年次に参加した中国でのボランティア活動が起因しています。派遣先の村では2人しか高校に通える子どもがいませんでした。なぜ学校に通わない子供が多くいるのかを調べると、その村では学校に行くよりも農作業をして食料を賄いつつお金を稼ぐことの方が優先的であったのです。私たちは学校に通うことの有用性を彼らの親に説明しましたが、誰も共感してくれませんでした。そこで、私たちは村の子どもだけではなく大人にも学校を模擬的に体験してもらうことにしました。大人たちが学校に行ったことがないという背景を基に、実際に体験してもらうことが最も学校の大切さを伝えられるのではないかと考えたためです。村の近くの高校で2日間視察を行うことで、実際に学校に言った時のイメージをしやすくしてもらう工夫をしたのです。授業を行い、休み時間にはみんなで遊び、一緒に食事もしました。この模擬体験を通じて学校で学ぶことの楽しさを感じてもらったことで、もちろん金銭的な問題から全員とはいきませんでしたが、2つの家庭が子どもを学校に通わせる決心をしてくれました。  こうした経験から、相手の立場を考慮するとメッセージがより伝わりやすくなることが分かりました。  貴社でもお客様が何を求めているのかを常に考え、世の中をより便利にできる製品を開発したいと考えています。 

⇒内容もわかりやすく、フレームワークにもきちっと沿って書かれています。どのようなアプローチををしたのかが書かれているの良いですね。

留学

■例文1

 私の強みは、「負けず嫌い」と「行動力」です。  その裏付けとして、カナダのトロントに留学したことが挙げられます。私はこれまでに「周りの人がやっていないことをやる」ということを軸に学生生活を送ってきました。 そして大学3年前期、日本の外から日本を客観視してみたいと思い、学部内の留学プログラムに応募しました。しかしながら、自身の英語力不足により落選してしまい、この悔しさと翌年リベンジしたいという気持ちから、3年後期に大学に在籍したまま自費留学をすることを決意しました。留学中は現地で2つの語学学校に通いながら早稲田大学の授業をオンデマンドで受講して単位を取得していました。また、自分の弱点であった会話力向上のために、言語交換イベントやマッチングアプリを用いて、積極的に人と会うことで英語力を高めていきました。  その結果、留学直後に振り分けられたクラスは5クラス中最下位でしたが、帰国前には最上位のクラスまで昇格することが出来ました。更に、帰国後にリベンジした留学プログラム選考では英語力が認められ合格し、学部推薦で今年9月から4ヶ月間、韓国のビジネススクールに通っております。  このような失敗をバネにして粘り強く挑戦し続けることを武器に、貴社において活躍したいと考えております。 

⇒自分の課題に対して行ったことを具体的に書けています。また、上記の経験を通して学んだことを志望企業で活かして活躍したいとありますが、具体的にどのように活かしたいのか、また活躍したいのかまで書けると良いでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(川崎重工業20卒)

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まとめ

本記事では自己PRで「行動力」をアピールする際の考え方や注意点、例文を紹介してきました。

「行動力」を自己PRとしてアピールしようと思っている就活生は、本記事で紹介した考え方や例文を参考に自分オリジナルの自己PRを作成してみてください。

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