OAオペレーター・データ入力と聞いて、「単調作業しかしない」「人と関わらない」仕事だと思っている人も少なくないでしょう。
確かにパソコンで行う作業がほとんどなので、人と関わる機会は少ないですが、コミュニケーションが必要な場面もあります。
また、作業がある程度決まっているということは、自分のやり方次第で効率良く仕事することができるということです。
より効率的な方法を考えて仕事したり、新しいことを自ら学ぶなど、自分の努力次第で成長しやすく、多用な学びを得られる仕事であると言えるでしょう。
OAオペレーター・データ入力の特徴
OAオペレーター・データ入力には大きく2つの特徴があります。まず1つめは雇用形態が正社員より契約社員の方が多いということです。
技術的要素や、その企業に合った情報処理ができるかなどを見極めるために期間が必要なので、契約社員の採用をしている企業が多いようです。
契約社員からスタートしても、後日、正社員登用されるケースが多いので、企業にとっては確かな人材が確保できるシステムになっています。
2つめは、未経験でも問題なく応募できるということです。就業後の訓練やサポート体制が充実している企業がほとんどなので、未経験でも問題なく応募することができます。
事前に資格を取得するのもいいですが、働きながら技術を磨いていくことも可能です。
OAオペレーター・データ入力で得られるスキル
OAオペレーター・データ入力の業務では、どのようなスキルを得ることができるのでしょうか。以下で詳しく説明していきます。
オフィス系ソフトスキル
OAオペレーター・データ入力では、ほとんどの業務にパソコンを使用します。
タッチタイピングができるようになるだけでなく、オフィス系ソフトも利用するので、ExcelやWord、PowerPointなどのスキルも身につけることができます。
事務処理能力
OAオペレーター・データ入力の業務内容は、常に決められた単調な作業ばかりではありません。時には、急なデータ集計などを依頼されることがあり、より素早い対応が求められます。
様々な事務処理関係の業務を行っていくことで、正確かつスピーディーな事務処理能力が磨かれていきます。
業界知識
企業によっては、専門的なソフトを使用したり、電話対応を行う場合もあります。
そのため、企業の事業やソフトの使いかたなど、ある程度の専門知識が必要になる場合もあり、研修やマニュアルなどで知識を学ぶこともあるでしょう。
ビジネススキルやコミュニケーションスキル
作業を依頼された際、相手が何を求めているのか、何にこのデータを使いたいのかなどのニーズをきちんと読み取れなければ、作り直しを要求されることもあるでしょう。
そのため、作業を依頼される人とのコミュニケーションは必要になります。
また、企業や業務内容によっては、チームで仕事を行う場合もあります。そうした様々な経験を積むことで、自然とビジネススキルやコミュニケーションスキルが身についていくでしょう。
OAオペレーター・データ入力の仕事内容
OAオペレーター・データ入力といっても具体的にどのような業務を行っているのでしょうか。以下で詳しく説明していきます。
データ入力、集計、チェック
OAオペレーター・データ入力の業務の中で、最も基本的で量が多い仕事です。依頼されたデータの入力や集計、チェックは日常業務で必ず行います。
正確さと同時にスピードも求められるので、より素早く正しく作業することが大切です。
電話、メール、来客対応
OAオペレーター・データ入力といっても、1日中パソコンの前にいるわけではありません。企業によっては、電話や来客対応を担当することもあります。
また、時にはチームでの仕事もあり、コミュニケーションが必要な業務は意外とあるのです。
資料作成
データの集計を基に、グラフなどの資料を作成するのもOAオペレーター・データ入力の業務の一つ。企業によって、見積書や請求書、社内文書などの作成業務も行います。
OAオペレーター・データ入力の志望動機の書き方とポイント
志望動機を書く際は、なぜOAオペレーター・データ入力なのか、OAオペレーター・データ入力中でもなぜその企業なのかを明確にし、ロジカルにアピールできるようにしましょう。
なぜその職種か?
数ある職種の中でなぜOAオペレーター・データ入力なのかを説明する必要があります。
例えば、「オフィス系ソフトスキルを使って仕事をしたい」「データの集計など数字に関わる作業が好き「パソコンスキルを活かしたい」などといったOAオペレーター・データ入力ならではの理由を述べるようにしましょう。
OAオペレーター・データ入力でアピールすべき強み
OAオペレーター・データ入力では、ExcelやWordといったオフィス系ソフトを使う場合がほとんどなので、資格を持っている場合には大きなアピールポイントになります。
また、データ入力や集計といった細かい作業は、日々行う業務内容になるため、「細かい作業が得意」「数字に関わる仕事が好き」などといったことも強みになるでしょう。
意外と「コミュニケーションスキル」も企業が採用を判断しているポイントです。
何かわからないことがあった場合、きちんと質問できるか、相手のニーズを聞き出して資料を作成できるかを判断したいので、接客経験などの具体歴を用いてアピールしましょう。
なぜその企業か
企業によって、OAオペレーター・データ入力に求める仕事内容は異なります。
データ入力や集計をメインで行っている企業もあれば、特殊なソフトを活用してデザイン関係までお願いしたい企業など様々です。
このように企業によって特徴は異なるため、企業ごとの特徴を把握するためにも企業研究は必ず行いましょう。
実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみてください。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
・「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」
OAオペレーター・データ入力の志望動機のNG例
以下ではOAオペレーター・データ入力の志望動機NG例を紹介します。どこがNGなのかについても解説しているので、チェックしてみてください。
→どのような資格を取得したのかわからない。パソコン技術にも色々あるため、OAオペレーター以外の職種でもいいのではないかと思われてしまう。
企業に感じた魅力を、自分中心の目線でしか述べていない。
OAオペレーター・データ入力の志望動機の例文
志望動機の例文および考察から、書き方を学び自身のESや面接に活かしてください。
今後はさらにOAスキルを活かして働いていきたいと思っていた頃に、貴社のOAオペレーター求人を目にしました。スキルが活かせるのはもちろんですが、業務改善の提案を積極的に受け入れてくださる風通しの良さと、全社的に業務効率化に取り組む姿勢がある点が、私の求めている仕事・環境であると感じています。
データ入力だけでなく、資料作成やデータ分析など、業務の幅を広げて事務のスペシャリストを目指したいと思います。
→パソコンの操作をするのが好きなことと、資格を有していることが書かれているので、この職業に向いていることをしっかりアピールできています。
なぜ企業を選んだのか明確に書かれているため、説得力のある志望動機と言えるでしょう。将来のビジョンも書かれているので、どのように企業に貢献できるかも述べられています。
レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。
関連記事:
「志望動機のおすすめ例文10選!」
まとめ
OAオペレーター・データ入力は、データの入力以外にも、集計や資料の作成など、意外と責任感のある仕事を行っています。
作業をする上で人と関わることもあるので、コミュニケーション能力も大切です。
企業によって力をいれている事業は異なってくるため、企業が求める人材の研究をしっかりと行ってから志望動機を作成するようにしましょう。
志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
「志望動機の書き方・例文」
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