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【企業研究】5分でわかるキーエンス|選考フロー・志望動機を紹介

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目次

「キーエンスの強み・弱みは?」「どのような選考対策をすればいいの?」「会社の安定性や成長性はどうなの?」などと考えていませんか?

本記事ではキーエンスの事業や会社の強み・弱みなど、企業研究に役立つ情報を紹介していきます。

他にも内定を獲得するために知っておくべき”過去の選考情報”なども紹介していくので、企業研究に自信が持てない人や選考に不安を抱えている人は、確認してみてください。

精密機器業界のホットニュース

近年、精密機器業界ではFA(ファクトリーオートメーション)がトレンドとなっています。FAとは生産工程の自動化を図るシステムの総称です。

このFAの自動運転という分野においていかに他者との差別化を図るかに各メーカーの生き残りがかかっています。

また、精密機器業界ではFA以外にも海外進出を積極的に行っている企業もあります。これは、国内の市場が縮小するという予測から生じているそうです。

こうしたFAや海外進出といったトレンドに関連して、有価証券報告書によるとキーエンスは成長を続けるため人材の育成のほかに「企画開発力の強化」「海外事業の拡大」に取り組んでいるようです。

「企画開発力の強化」という点では、精密機器業界のトレンドであるFA領域だけでなく研究開発向けの製品も開発・販売を行っています。

実際にキーエンスは「世界初」「業界初」となる精密機器の製品を多く世の中に送り込んでいるそうです。

また「海外事業の拡大」では、キーエンスは北米・中南米・欧州・アジアに事業を展開しており海外事業を拡大させようという姿勢が見られます。

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データで見るキーエンスの企業研究

ここでは、企業研究で見るべき事業内容や業績について紹介します。さらにSWOT分析という企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法についても紹介するので、見てみましょう。

キーエンスの企業概要

キーエンスの企業概要について紹介するので、以下の情報を参考に企業選択をする手段の1つとしてご利用ください。

会社概要

会社名   :株式会社キーエンス
設立年   :1974年5月27日
資本金   :306億3,754万円(2022年4月8日時点)
株式上場  :東京証券取引所プライム市場上場
代表者   :代表取締役社長 中田 有
従業員数  :8,380名(連結)(2021年3月現在)
平均年齢  :35.8歳(提出会社)(2021年3月20日時点)
平均勤続年数:12.2年(提出会社)(2021年3月20日時点)
平均年間給与:17,517,949円(提出会社)(2021年3月20日時点)
採用実績  :男性143名/女性11名(2021年度)
福利厚生  :借上住宅、地域住宅補助、社員持株会、慶弔金(結婚・出産祝い金など)、退職金(確定拠出年金など)、キーエンスグループ健康保険組合(人間ドック補助など)

参照元:キーエンス/ホームページ

キーエンスの事業内容

キーエンスは、連結子会社29社、非連結子会社1社および関連子会社1社(2021年3月20日)により構成されているFA(ファクトリー・オートメーション)の総合メーカーです。

上記のFAとは生産工程の自動化を図るシステムの総称です。

自動化を図るシステムの中で最も重要なものが人の目にあたるセンサであり、このセンサを中心としたFAシステムの研究、開発、設計、製造を総合的に行っています。

また、キーエンスはダイレクトセールスの営業形態が特徴です。代理店を介さず直接お客さんとの商品のやり取りを行うことでスピーディーな対応を実現しています。

キーエンス及び関係会社の事業内容に関しては以下の通りです。

電子応用機器の製造及び販売

キーエンスは商品の開発、製造及び販売を総合的に行っています。

他にも関連会社であるキーエンスソフトウェア㈱はキーエンス商品に用いられる組込みソフトウェア・アプリケーションを専門に開発したり、キーエンスエンジニアリング㈱はキーエンス商品のメンテナンスや設計といった技術的な領域を専門に担っていたりします。

さらに、北米・中南米ではKEYENCE CORPORATION OF AMERICAほか3社、欧州では

KEYENCE DEUTSCHLAND GmbHほか4社、アジアではKEYENCE(CHINA)CO.,LTDほか11社の子会社等を通じて販路を拡大しています。

その他の事業

㈱エスコが不動産業を、㈱イプロスが広告・マーケティング業を行っています。

参照元:
キーエンス/事業内容HP
キーエンスソフトウェア/キーエンスが考えるファクトリー・エンジニアリングの可能性
キーエンス/経営情報・有価証券報告書

キーエンスの業績

次に、過去3年間におけるキーエンスの売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介します。

売上高及び営業利益

ここではキーエンスの実績を基に、2018年〜2020年の売上高及び営業利益を作成しています。

キーエンスの業績_売上高
キーエンスの業績_営業利益

*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成

コロナウイルスの影響などもあり、売上高および営業利益は減少傾向にあります。

参照元:キーエンス/有価証券報告書(至2020年3月)及び(至2021年3月)

キーエンスのSWOT分析

以下にて、SWOT分析というフレームワークを活用して、キーエンスの事業環境を分析していきましょう。

SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析する手法です。

この分析により、企業の置かれた状況を客観的に俯瞰して見ることができ、将来性のある企業かどうかを判断することが可能になります。

キーエンス_SWOT分析

*就職エージェントneoが独自で作成したSWOT分析になります

SWOT分析

〈強み〉
・北米、中南米、欧州、アジアにわたる海外展開
・国内トップレベルの給与
・営業利益率の高さ

〈弱み〉
・海外市場における知名度の低さ
・既存の事業範囲の狭さ

〈機会〉
・技術改革による需要の拡大
・海外市場における商品の販売拡大の可能性がある

〈脅威〉
・コロナによる悪影響
・世界の経済動向等の変動に影響を受ける可能性がある
・為替相場の影響を受ける傾向

企業研究をしっかり行っている学生でも、SWOT分析まできちんと行えている学生は多くいません。

そのため上記の分析内容を自分なりに理解し、志望動機や逆質問などで活用できると、他学生と差別化が出来る可能性があるでしょう。

参照元:
キーエンスホームページ/有価証券報告書第52期(2020年3月21日~2021年3月20日)
キーエンス/適時開示情報等/第52回定時株主総会会場および開始時刻変更お知らせ

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キーエンスの選考対策

ここでは、キーエンスの選考対策について紹介していきます。

キーエンスのインターン対策

KNT-CTホールディングスでは、過去の情報によると下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変わる恐れもあるので、予めご了承ください。

「ES→WEBテスト(テストセンター受験)→複数回面接→インターン参加」

キーエンスの本選考対策

過去の情報によるとキーエンスでは、下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変更されている恐れもありますので、予めご了承ください。

「20秒動画選考→WEBテスト(テストセンター受験)→一次面接→二次面接→最終面接」

以下で実際にキーエンスのESと面接で問われた内容を紹介していきます。本選考対策として、ぜひご活用ください。

20秒動画選考

キーエンスは最初に20秒間で自己PRの動画を取り、この動画をもとに選考が行われます。

実際に行ってみると20秒とは非常に短いので、いかに言いたいことをストレートに伝えられるかがカギになってきます。

WEBテスト

キーエンスでは20秒の動画選考に通過するとテストセンターにてWEBテストを受ける必要があります。Webテストは言語・非言語を含むSPIテストです。

面接

下記にて、キーエンスの各面接においてどのような質問があるのかについて紹介します。人によっては、質問の内容が異なることもあるので、参考程度に見ておきましょう。

【1次面接】

学生1:社員1 面接時間約15分 対面形式(2022年3月時点)

〈面接詳細〉
・数分のアイスブレイク
・簡単な自己紹介
・説得面接(3分間)

〈内容〉
・アイスブレイクで少し雑談をする時間があるので緊張をほぐすことができる
・自己PRやガクチカ、志望動機をメインに質問されることはない
・説得面接とは面接官の意見を変えるように説得したり、出された課題に対して解決策を提示したりする面接のこと

出題例
「私はパン派なのですがお米派に変えてください」
「私は仕事で数字を使う作業が苦手なのですが、この作業を克服できるような案を提示してください」

〈ポイント〉
・〈説得〉という言葉に惑わされず、相手の抱える課題を解決できるような案を提示しましょう
・「なぜパン派なのですか?」「お米のどんなところが好きじゃないのですか?」「なぜ数字を使う業務が苦手なのですか?」「今は具体的にどのような数字を使う業務を行われていますか?」のように必ずヒアリングと深堀りを行い、このヒアリングをもとに案を提示しましょう

【2次面接】

学生1:社員1 「所要時間:2時間」 対面形式(2022年3月時点)

〈面接詳細〉

キーエンス2次面接は会場到着以降は以下のような流れで行われます。

「フェイスシート記入(約20分)→キャリパー記入→面接→キャリパーの続き→終わり次第帰宅」

・2次面接では到着後に約20分間でフェイスシートを記入します。ガクチカなどが聞かれ、この回答にをもとに、面接でいくつか質問をされます。
・フェイスシートの記入を終えると「キャリパー」と呼ばれる性格診断と思考テストのようなものを受けます。このキャリパーには時間制限がなく、面接前に半分ほど記入し、面接後にもう半分を記入する学生が多いようです。
・フェイスシートを記入後、キャリパーを記入している途中で別室の面接室に案内されるのでそこで2次面接が始まります。
・2次面接は録画されているので一挙手一投足に注意しましょう。

〈内容〉
・フェイスシートをもとにした質問と深堀り
・要素面接(3分間)

出題例
「リモートワークのメリット・デメリットを教えてください」
「家事代行サービスのメリット・デメリットを教えてください」

〈ポイント〉
・自己PRやガクチカ、志望動機は問われることはほとんどない
・要素面接とはある事象のメリット・デメリットをその場で考えて挙げるものです。メリットとデメリットの数は指定される場合もあればされない場合もあります
・また、要素面接では提示したメリット・デメリットに対して「どのようにしたらそのメリットをもっと活かせるのか」「どのようにしてデメリットを克服するのか」といった質問をされることもある
・ただ要素を挙げるだけではなく、なぜメリットだと考えるのかといった根拠を付け加えた方がいい
・根拠も主観的なものではなく、面接官にヒアリングを行いながら客観的な意見を入れると作りやすい

【最終面接】

学生1:社員1 所要時間約1時間 対面形式(2022年3月時点)

〈面接詳細〉
・キャリパーのフィードバック
・以下から1つから2つほど質問
 就活の軸、志望企業とその理由、ガクチカ、将来像など
・雑談

〈内容〉
・キャリパーの結果からキーエンスに合う点や合わない点などがフィードバックされ、それについてどう思うかなどが問われる。
・深堀りされる際には『なぜ』ということが多く聞かれる傾向がある

〈ポイント〉
・自分の考えている意見に対して「なぜ」と深掘った自己分析が必要になる
・「なぜ」「どのようにして」を意識した論理的な思考が問われている
・雑談の際には笑顔でハキハキと答える

年次によって質問内容が異なってくる場合もあるので、選考前は最新の情報を各サイトから確認して情報収集しておいてください。

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キーエンスの財務状況

ここでは、キーエンスの財務状況を「会社の安定性を図る指標」「会社の成長性を図る指標」の2つの観点から説明していきます。

”安定性”を図る指標

まずは、会社の安定性を図る指標である「流動比率」について紹介します。

キーエンスの流動比率

「流動比率」とは会社の安全性を測る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期的観点から企業の安定性を判断できます。以下の公式により流動比率の算出が可能です。

「流動比率=流動資産÷流動負債×100」

キーエンスの流動比率は以下のようになりました。

流動比率=1,158,223÷94,521×100%=1,2205.3605%

*キーエンスの財務諸表(貸借対照表)の流動資産合計と流動負債合計より就職エージェントneoが独自に計算

流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。

この流動比率を計算することで会社にどれだけすぐに現金化できる資産があるかがわかり、流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。

ちなみに流動比率はあくまで簡易的に会社の安定性を判断する指標であるため、流動比率が低いからといってキーエンスが破産することを示唆するものではありません。

”成長性”を図る指標

続いて、会社の成長性を図る指標である「売上高」「純利益」「純利益率」について紹介します。

キーエンス_成長性を図る指標

上記の表はキーエンスの直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。

ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。

参照元:キーエンスホームページ/有価証券報告書第52期(2020年3月21日~2021年3月20日)

まとめ

本記事では、キーエンスの企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか。

企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することはできません。

ぜひ本記事を参考にし、キーエンスへの理解を深め、内定までの一歩を踏み出してください。

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