● LINEヤフー株式会社は、2023年10月1日に[ヤフー株式会社][LINE株式会社][Zホールディングス株式会社][Z Entertainment株式会社][Zデータ株式会社]の5社が『国内No.1のインターネットサービス企業を目指す』という明確な目標のもと合併した。
●LINEヤフー株式会社の事業は大きく[メディア事業][コマース事業][戦略事業]の3つに分けることができる。
●LINEヤフー株式会社の応募条件・選考フローは、[応募職種]によって異なるため、採用ページで詳細を確認し、自分に合った対策を進めることが重要。
LINEヤフー株式会社に興味のある就活生の中には、「どうして社名変わったんだろう?」「どんな事業があるんだろう?」「会社の安定性・成長性はどうなんだろう?」といった疑問を持つ人もいるでしょう。
本記事では、忙しい就活生が押さえておくべき企業情報をまとめました。LINEヤフー株式会社のエントリーを検討している人・選考が控えている人は、本記事を活用し、企業理解を深めてください。
LINE社の名前はなぜ変わった?いつ変わった?
普段からLINEやYahoo! JAPANのサービスを使っている人の中には、「LINEヤフー株式会社は、いつどうしてこの社名になったんだろう?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
実は、この社名には、日本を代表するインターネットサービス企業を目指すための重要な戦略と深い経緯が込められています。以下では、社名が変わった経緯とその狙いについて解説します。
経営統合の経緯:いつ、何がどう変わった?
LINEヤフー株式会社の誕生は、2021年3月の経営統合にさかのぼります。
ソフトバンクグループ傘下のインターネット事業を統括する中間持株会社だったZホールディングス株式会社(ZHD)は、GAFA(Google・Apple・Facebook/Meta・Amazon)やBAT(Baidu・Alibaba・Tencent)といった巨大なグローバルIT企業に対抗するため、LINE株式会社と経営統合しました。
この統合によって、ZHDは、[Yahoo! JAPAN]と[LINE]という二大サービスを傘下に持つ、巨大ITグループとなりました。
そして、その統合をさらに強力なものとするため、2023年10月1日には、ヤフー株式会社を存続会社とし、LINE株式会社とZホールディングス株式会社を吸収合併しました。
これにより、Zホールディングス・LINE・ヤフーの3社が一体となり、現在の[LINEヤフー株式会社]が誕生したのです。
新会社誕生の狙い:国内No.1インターネットサービス企業へ
この統合の背景には、日本国内で圧倒的なブランド力を持つ[LINE]と[Yahoo! JAPAN]という2つの強力なサービスが手を取り合うことで、『国内No.1のインターネットサービス企業を目指す』という明確な目標がありました。
この目標達成のため、LINEヤフー株式会社は、両社の強みである広告、検索、コミュニケーション、EC(Eコマース)、金融といった多岐にわたる事業を統合し、より強力で利便性の高いサービスをユーザーに提供することを目指しています。
また、LINEとYahoo! JAPANは、それぞれが持つ利用者数の多さや社会への影響力の大きさから、多くのユーザーに深く親しまれてきました。
だからこそ、両社の名前を並列で使うことで、これまで培ってきた親しみやすさとブランド力をそのままに、新しい企業としての強いメッセージを発信しているのです。
LINEヤフー株式会社の「会社概要」を押さえよう!
以下は、LINEヤフー株式会社の会社概要です。さらなる企業理解のため、加えて、[事業内容]や[グループ会社]について紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | LINEヤフー株式会社 |
創業設立年月 | 1996年1月31日 |
資本金 | 249,483(百万円)(2024年12月末時点) |
代表者 | 川邊 健太郎(代表取締役会長) |
子会社数 | 107社(2024年12月末時点) |
関連会社数 | 38社(2024年12月末時点) |
参照元:LINEヤフー株式会社/会社概要
どんな事業を展開している?
LINEヤフー株式会社は、日々の生活に欠かせないサービスを数多く提供しており、その事業は大きく[メディア事業][コマース事業][戦略事業]の3つに分けることができます。
🔶メディア事業

メディア事業は[情報]と[コミュニケーション]を軸に、私たちの日常を豊かにする事を目指しています。 主な収入源は[広告収入]です。
例えば、皆さんが毎日チェックするニュースや天気予報、エンタメ情報、そして友人とのやり取りに欠かせないメッセージングアプリなどが、この事業の中心となっています。
企業やブランドは、LINEやYahoo!ニュースなどのプラットフォームを活用し、ユーザーに情報を届けたり、自社の商品やサービスを知ってもらったりするための広告を展開しています。
- LINE(メッセージングアプリとしての基本機能に加え、LINE NEWS、LINE VOOM(SNS機能)、LINEマンガ、LINE MUSIC、LINEスタンプなど。)
- Yahoo! JAPAN(ポータルサイトとしてのYahoo!ニュース、Yahoo!検索、Yahoo!天気、Yahoo!知恵袋、Yahoo!マップなど。)
- 広告事業全般( LINE広告やYahoo!広告など、企業がサービス内で広告を配信できるプラットフォーム。)
- LYPプレミアム( LINE、Yahoo! JAPAN、PayPayの特典が利用できる月額制会員サービス。)

アドバイザー
LINEヤフー株式会社は、東日本大震災が発生した3月11日に合わせて、防災啓発や被災地の復興支援などを目的とした企画を毎年実施しています。「検索は、チカラになる。」という広告やフレーズを聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?
参照元:LINEヤフー株式会社/メディア事業 (統合報告ポータル )
参照元:LINEヤフー for Business/LINEヤフーが提供する法人向けサービス
🔶コマース事業

コマース事業は[モノやサービスの売買]を通じて、ユーザーの購買体験を創造・提供する事業です。 主な収入源は[商品取引における手数料]や[広告収入]です。
オンラインショッピングはもちろん、リユース(中古品売買)や旅行予約など、ユーザーが何かを購入したり利用したりする場面で、より便利で快適な体験を提供するサービスを幅広く展開しています。
- Yahoo!ショッピング、PayPayモール(旧)(オンライン総合ショッピングモール)
- ZOZOTOWN(ファッションECサイト)
- LOHACO(日用品・食料品など)
- Yahoo!オークション・Yahoo!フリマ(中古品や個人間売買のプラットフォーム)
- LINEギフト(LINEのトークを通じて友人にギフトを贈れるサービス)
- Yahoo!トラベル・一休.com(旅行・宿泊予約サービス)
- PayPayグルメ(飲食店予約サービス)
参照元:LINEヤフー株式会社/コマース事業 (統合報告ポータル )
🔶戦略事業

戦略事業は、メディア・コマース事業に次ぐ[新たな収益の柱]となる領域を育成する事業です。特に、[FinTech(金融とITの融合)領域]に注力しています。
この事業の中心には、国内QRコード決済市場で圧倒的なシェアを誇る[PayPay]があります。PayPayを起点とし、[クレジットカード(PayPayカード)][銀行(PayPay銀行)][証券(PayPay証券)][保険]など、様々な金融サービスの拡大を図っています。
具体的には、キャッシュレス決済のさらなる普及や、資産運用をより身近なものにする取り組みなど、従来の金融の枠にとらわれない革新的なサービスの創出に挑戦しています。
- PayPay(日本最大級のスマホ決済サービス)
- PayPayカード(クレジットカードサービス)
- PayPay銀行(インターネット専業銀行)※旧ジャパンネット銀行
- PayPay証券(資産運用サービス)
- LINE証券(証券サービス)※現在はPayPay証券に事業承継済み
- LINE Pay(LINEアプリ内の決済サービス)
- LINEドクター(オンライン診療サービス)
参照元:LINEヤフー株式会社/戦略事業 (統合報告ポータル )
主なグループ会社はどこ?
LINEヤフー株式会社は、業務提携・株式取得・統合・合併などさまざまな形で企業を大きくしてきたことから、サービスや領域ごとに多くのグループ会社があります。

結果として、LINEヤフー株式会社は、以下のように人々の生活に密着した幅広いサービスを様々な領域で提供しています。

数字から見る「LINEヤフー株式会社」
ここでは、LINEヤフー株式会社の理解をさらに深めるべく、業績・財務状況・ESGデータといった数字から読み取れることを解説していきます。

アドバイザー
[業績]と[財務状況]は、同じように感じるかもしれませんが、それぞれ異なる側面に焦点を当てています。わかりやすく言うと、業績は[企業の成績表]で、財務状況は[健康診断書]です!
そのため、業績と財務状況を通して、[企業の稼ぐ力]と[倒れにくい体力]を、それぞれしっかり把握するようにしましょう!
LINEヤフー株式会社の業績
業績を見る際は、「企業がどれだけ稼ぎ、ビジネス規模を拡大したのか?」という活動の成果を把握するため、[売上高]と[利益(営業利益や純利益など)]の推移を過去3年分程度確認しましょう。
以下では、LINEヤフー株式会社の[売上高]と[営業利益]を紹介します。
🔶LINEヤフー株式会社の売上高

売上高とは、企業が商品やサービスを提供し、顧客から受け取った販売額の合計を指します。これは企業の[規模感]や[成長性]を示す、最も基本的な指標の1つです。
売上高を見る際は、『毎年着実に売上高が伸びている(増収している)』かどうかを確認しましょう。加えて、その企業が属する業界全体の成長率と比較して、企業の売上成長率が上回っているかを見ると、市場内での競争力を判断することができます。
🔶LINEヤフー株式会社の営業利益

営業利益とは、売上高から[商品の原価]や[販売・管理にかかる費用(人件費・広告費など)]を差し引いた企業が本業で稼いだ利益のことです。営業利益が大きいほど、企業は本業で効率的に利益を上げていると評価できます。
営業利益を見る際は、[営業利益率(営業利益 ÷ 売上高)]という指標にも注目しましょう。この利益率が[業界平均よりも高い]、[改善傾向にある]、あるいは[高い利益率を維持できている]場合は、競争優位性があると考えられます。
LINEヤフー株式会社の財務状況
財務状況を確認する際は、企業がどのような資産を持ち、どれだけの負債があり、どの程度の自己資金(資本)を保有しているかといった、いわば「企業の体力」を把握することが重要です。そのために注目したい指標が[自己資本比率]と[流動比率]です。
以下では、LINEヤフー株式会社の[自己資本比率]と[流動比率]を具体的に見ていきましょう。
🔶LINEヤフー株式会社の自己資本比率

自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要がない自己資本(企業自身のお金)がどれくらいの割合を占めているかを示す指標です。
この比率が高いほど、財務基盤が安定しており、倒産リスクの低い[体力のある会社]だと言えます。一般的には40%以上であれば、財務的に健全だとされています。しかし、業界や企業の成長段階によって目安が異なるため、あくまでも1つの参考基準として覚えておきましょう。
参照元:LINEヤフー株式会社/決算短信
🔶LINEヤフー株式会社の流動比率

流動比率とは、原則1年以内に現金化できる資産(流動資産)が、1年以内に支払う必要がある負債(流動負債)をどれくらいカバーできているかを示す指標です。
簡単に言い換えると、[今すぐ使えるお金]で[今すぐ払わなければならない支払い]にどれだけ対応できるかを表しています。この比率が高いほど資金繰りが安定しており、短期的な支払いや突発的な資金需要にも耐えられる[健全な会社]だと判断されます。
一般的に200%以上(流動資産が流動負債の2倍以上)であれば、短期的な支払い能力に問題はないとされています。とはいえ、こちらも業界特性によって適正水準が変わるため、業界平均などと併せて確認するようにしてください。
参照元:LINEヤフー株式会社/有価証券報告書・四半期報告書

アドバイザー
買掛金・短期借入金はそれぞれ以下のことを指しており、これらは[1年以内に返済しなければならない負債]となります。
・買掛金:通常の仕入れなど、営業活動の中で発生する[ツケ]
・短期借入金:銀行などから一時的に借りる[ローン]
ESGデータから見る「社会」への取り組み
ここでは、事業活動におけるESG(環境、社会、ガバナンス)に関わるデータから、就活生の多くが気になるであろう[Social(社会)]にフォーカスした数字を紹介します。
項目 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|
新規新卒採用数 | 3,907人 | 2,074人 |
退職数 | 1,865人 | 1,739人 |
平均勤続年数 | 5.8年 | 6.6年 |
平均年齢 | 36.8歳 | 37.3歳 |
非管理職の年間給与 (基本給+賞与) |
674万円 | 685万円 |
有給取得率 | 72.40% | 76.90% |
年間所定外労働時間 (1人当たり平均) |
127時間 | 155時間 |
リモート制度利用率 (LINEヤフー単体) |
90.40% | 98.00% |
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LINEヤフー株式会社の「募集職種」と「選考フロー」
以下では、LINEヤフー株式会社の新卒採用ページに掲載されている募集職種の[業務内容]と[選考フロ―]を紹介します。
エンジニア職
エンジニア職は、LINEヤフーが提供する多様なサービスを技術で支え、未来を創る役割を担っています。大きく以下の4つの業務に分けることができます。
職種名 | 主な業務内容 |
---|---|
ソフトウェアエンジニア | LINEヤフーのさまざまなサービスや、サービスを支える基盤システム(データ、広告配信など)の設計・開発・運用、システムのセキュリティ品質の向上までを担当 |
インフラエンジニア | LINEヤフーの膨大なアクセスを支える基盤の構築、運用を担当 |
データサイエンス | LINEヤフーのさまざまなサービスから得られる膨大な量のデータを活用し、大規模なAI・機械学習システムの構築や改善、データの分析、提案を担当 |
セキュリティエンジニア | さまざまなサービス環境やグローバル業務環境に対する大規模かつ複雑度の高い環境で発生するセキュリティ課題を解決するための業務を担当 |
🔶 「エンジニア職」の選考フロー

LINEヤフー株式会社のエンジニア職の選考フローは、上記画像のようにすすみます。
Step2のWebテストには[Re-Challenge制度]があるため、Webテストにて一度不合格になってしまった場合でも、次のタームで再度Webテストに挑戦することが可能です。
最終タームまで何度でも受験をすることができるため、気軽な気持ちでエントリーをすることができるでしょう。しかし、Webテスト以降の面接では、Re-Challenge制度は適用されないため注意が必要です。
デザイナー職
デザイナー職は、LINEヤフーが提供する多様なサービスに対して、デザインの側面から事業課題の解決と事業成長に貢献しています。大きく以下の3つの業務に分けることができます。
職種名 | 主な業務内容 |
---|---|
UI/UXデザイナー | LINEヤフーが提供する各種プロダクトの機能改善やリニューアル、新規開発に携わる。メインはUIデザインの担当ですが、企画段階からプロジェクトに関わり、ユーザーニーズ分析・UXデザイン・プロトタイプ作成など幅広い分野の取り組みがある。 |
VXデザイナー | ユーザーの体験とブランド価値を高めるため、LINEヤフーおよび各種プロダクトのオフライン領域におけるビジュアルデザインを担当。また、ブランドロゴ、シンボル、ガイドライン、印刷物などの制作を通して一貫したブランディングを実現する。 |
モーションデザイナー | LINEヤフーのトーン&マナーに基づいて、ブランド、イベント、動画広告、各メディアに対応したコンテンツなど、LINEヤフーおよび各種プロダクトのブランディングやマーケティングのためのモーショングラフィックス制作を担当。 |
🔶 「デザイナー職」の選考フロー

LINEヤフー株式会社のデザイン職の選考フローは、上記画像のようにすすみます。Step2ではポートフォリオの提出が必須です。特に、モーションデザイナー職の選考の場合は、ポートフォリオの一部として、またはポートフォリオの代わりに[リール]の提出が求められます。
また、選考は日本語でおこなわれますが、面接官が韓国語話者の場合は、通訳を介して韓国語でおこなわれる場合もあるようです。
参照元:LINEヤフー株式会社/デザイン
ビジネスコンサルタント職
ビジネスコンサルタント職は、LINEヤフーの膨大なデータやアセットを活用することで、クライアント企業の事業成長を最前線でサポートし、LINEヤフーの売り上げを最大化するコンサルティングセールスを担当します。
🔶「ビジネスコンサルタント職」の選考フロー

LINEヤフー株式会社のビジネスコンサルタント職の選考フローは、上記画像のようにすすみます。Step2では、エントリーシートの提出に加え、SPI受験(Webテスティング形式)があります。
そのため、ES作成・面接対策だけでなく、SPIの対策もあわせて進めるようにしましょう。
プロダクトプランナー職
プロダクトプランナー職は、LINEヤフーが提供するプロダクトやサービスをより良いものにするための役割を担っています。特に、LINEヤフーが誇る業界トップクラスのサービスの改善だけでなく、新規事業の企画立案からグロースに至るまでを一貫して責任を持っています。
具体的には以下のような業務を担当します。
- インタビューや各種リサーチ、ユーザー動向など、さまざまなデータの収集とその分析を通じたニーズ・課題の発見
- より良いユーザー体験を目指し、ニーズを満たすための企画立案
- 企画を実現するための要件定義やUI設計
- エンジニアやデザイナーなど様々なステークホルダーとのコミュニケーション、開発ディレクション、プロジェクトマネジメント
- プロダクトやサービスの事業戦略の策定や実現のための施策検討・実行
🔶 「プロダクトプランナー職」の選考フロー

LINEヤフー株式会社のプロダクトプランナー職の選考フローは、上記画像のようにすすみます。Step2では、エントリーシートの提出に加え、SPI受験(Webテスティング形式)があります。
またこの職種では、以下のように[必須条件]と[望ましい経験]とそれぞれ記載されています。必須条件は、特定の経験を求めるものではなく、あくまでも適性での評価となります。
だからこそ、エントリーシートでのアピールやSPIの結果などが、自分のスキル適性をアピールするために効果的でしょう。必ず対策した上で臨むようにしてください。
項目 | 内容 |
---|---|
必須条件 |
|
望ましい経験 |
|
データアナリスト職
データアナリスト職は、LINEヤフーのさまざまなサービスから日々生まれる、膨大な量のデータを分析し、サービスの改善やユーザー体験の向上、クライアント向けの課題解決・提案・効果検証をおこないます。
統計や分析技術に関する知識・専門性はもちろん、ユーザーやサービス、ビジネスを深く理解する力、また、マーケティングなどの幅広い分野の知見も必要とされる職種です。
以下にて、データアナリスト職の具体的な業務の一部を紹介します。
- クライアントの事業課題に対する分析、レポーティング
- クライアントのマーケティング施策に関する事前・事後の分析
- 分析を効率化・高度化するための各種ツールの企画・PoC・開発
- 広告主や企業に対するインサイト提供
- サービスのユーザー利用状況およびプロダクトの状態の調査・分析、分析結果の可視化、KPIレポート作成
- ビジネス部門・開発部門との連携による、分析結果を利用したサービス・プロダクト開発の意思決定のサポート
- サービスおよびプロジェクトにおける、各種施策の効果検証
- 外部環境変化による影響測定、分析
- A/Bテストを用いた品質の評価
🔶 「データアナリスト職」の選考フロー

LINEヤフー株式会社のデータアナリスト職の選考フローは、上記画像のようにすすみます。データアナリスト職の選考では、Step3に[統計テスト]があります。
公式サイトにて統計テストの詳細は記載されていませんが、データアナリスト職やデータサイエンティスト職の選考で課される専門テストでは、一般的に[統計学の基礎知識][数学の基礎][プログラムスキル]などの内容が含まれる傾向にあります。
そのため、急なテストの内容に驚かないようあらかじめ対策をおこなうようにしましょう。
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LINEヤフー株式会社の合格者の「志望動機」を参考にしよう
LINEヤフー株式会社のエントリーを控えている就活生の中には「どのような志望動機が企業に刺さるんだろう?内定獲得できるんだろう?」といった疑問を持つ人もいるでしょう。
そこで以下では、[インターン選考]と[本選考]それぞれの選考を通過した学生の志望動機を紹介します。
インターン選考に合格した学生の志望動機
25卒(総合職)
理由は2つある。1つ目は、私のIT業界に対する興味を確実なものにし、貴社の事業内容や可能性、独自性を深く理解することである。2つ目は、現場で活躍している社員の方との直接的な交流を通して、貴社のリアルな社風や人柄を全身で体感し、貴社で働くビジョンを明確にすることである。私は、自己実現のために挑戦する人に限りない可能性を与え、支えていきたいという強い思いがある。その中で、貴社は地域密着型でITを駆使し、クライアントのニーズを読み取り、それぞれのソリューションを提供することで便利で豊かな街づくりを行っている点に非常に興味を持った。本インターンシップでは、同世代の優秀な仲間と交流し高め合うことで、ITを通して社会に貢献する魅力や喜びを分かち合うとともに、貴社の常にサービス向上に努め、新たな価値を提供する姿勢を実感したいと考える。以上の理由から貴社のインターンシップを熱望する。
引用元:unistyle/【合格】インターンエントリーシート(総合職)
25卒
スマートシティ実現に携わりたく、そのための課題解決プロセスを学びたいからである。DXをテーマとしたプレゼンテーションやIT企業のワークショップを通して、数十年前に想像されていなかったことを実現させるDXに感銘を受けた。若者が多くビジネス環境が整った福岡はスマートシティに最適な都市であり、LINEサービスの圧倒的普及率と福岡に強固な地盤をもつ貴社でならスマートシティを実現できると考える。インターンシップでは、福岡に焦点を充てた課題のボトルネックの把握から施策の検討、具現化に至るまでの過程を経験し、スマートシティ実現への道筋を見出したい。また、チームで実践的な目標に挑戦し、自身にはない視点やアイデアに触れることも楽しみだ。これらの過程で、不動産代理業務や塾のアルバイトで培った課題解決力や落としどころを調整する力がどう活かせるのかを確かめ、足りないものを吸収する機会にしたいと考えている。
引用元:unistyle/【合格】インターンエントリーシート
本選考で内定を獲得した学生の志望動機
26卒(ソフトウェアエンジニア職)
引用元:unistyle/【内定】エントリーシート(ソフトウェアエンジニア)
貴社の国内No.1の影響力を活かし、大規模で革新的なサービスの開発を通じて、世界中の人々の生活を変革し、より便利で快適な社会の実現に貢献したい。私は長期インターンシップで業務自動化システムを開発し、社員の作業時間を大幅に削減、生産性を向上させた経験から、IT技術が業務効率化にとどまらず、社会全体の課題解決や生活を豊かにする力があることを実感した。この経験を通じ、IT技術の与えるインパクトの大きさに感銘を受け、より多くの人々に価値を提供できる大規模なサービス開発に携わりたいと強く思うようになった。 貴社は、コミュニケーション・情報・決済という日常生活に不可欠な3つの領域でNo.1のシェアを誇り、さらに多様な事業展開によって日本やアジアにおいて多大な影響力を持ち、社会インフラとしても確立されている。また、貴社には国内トップレベルのエンジニアが在籍し、技術力や人間力を高めながら成長できる環境が整っている点にも大きな魅力を感じている。私は、このような唯一無二の環境で成長し続けながら、貴社の革新的なサービスをさらに進化させ、日本やアジアのみならず世界中に広めることで、より便利で感動に満ちた未来の実現に貢献したいと考えている。
LINEヤフー株式会社の内定者が語る選考レポート
ここでは、LINEヤフー株式会社のソフトウェアエンジニア職で内定を獲得した26卒の先輩が経験談から、本選考に関する以下3つのポイントを紹介します。
本選考のためにした準備
インターンシップの面接に落ちた学生向けに開催された対面座談会に参加し、社員の方々から直接、業務内容や職種の特徴、求められるスキル、また選考で重要視されるポイントなど、具体的な情報を得ることができた。 さらに、オンラインで開催された説明会にも参加し、LINEヤフーの事業領域や今後のビジョン、企業文化に関して幅広く理解を深めることができた。これらの取り組みによって、自分の志望する職種への適性や、どのようなスキルや経験をアピールすれば選考で評価されるのかを明確にすることができ、本選考に向けて具体的な準備ができるようになった。
結果連絡を含めた本選考のフロー
1. エントリーシート+Webテスト(2週間後にメールにて結果連絡)
2. 一次面接(2日後にメールにて結果連絡)
3. 二次面接(1日後にメールにて結果連絡)
4. 最終面接(その場で内定)
一次面接から最終面接までの詳細情報
▼一次面接
社員2人:学生1人@オンライン(1人90分程度)
自己紹介スライドの発表→少しだけスライドに関して質問→設計問題という流れであった。
スライドの深掘りでは研究で難しかったところや技術スタックを聞かれた。
穏やかな雰囲気で、設計問題でわからないことがある時には答えに導いてくれようとしていた。わからなくてもヒントをくれたりと非常に優しかった。
▼二次面接
社員3人+学生1人@オンライン(1人90分程度)
自己紹介スライドの発表→スライドに関して深掘り→逆質問という流れであった。
この面接ではとにかくスライドの深掘りがメインであるため、スライドに記載したことに関する深掘りは事前に考えておいた方がいいと感じた。その場で考えていなかった質問が来ても落ち着いて臨機応変に対応することが重要である。
本部長が2人いて、少し硬い雰囲気。すごい深掘りされて結構その場で考えて答えることが多かった。反応があんまり良くない部分もあった。
▼最終面接
社員1人+学生1人@オンライン(1人90分程度)
質問→オファー通知→逆質問という流れであった。
一次面接と二次面接の感想や他社選考状況、志望動機を聞かれた。あまり深掘りはなく淡々と進んだ。
人事面接という名前であるが、すでにオファー額などは決まっているため、しっかり受け答えができれば内定が出る雰囲気であった。
引用元:unistyle/本選考レポート(ソフトウェアエンジニア)
まとめ
本記事では、LINEヤフー株式会社の企業研究に役立つ情報を紹介しました。企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、どのような情報を押さえておくべきかがわからない就活生も多いと思います。
そのような際は、本記事で解説している各項目の理解を深めることを意識して、情報収集を進めることをオススメします。ただし、ただ情報を集めて見ているだけでは、内定を獲得することはできません。
企業研究で集めた情報をもとに「もし私がLINEヤフー株式会社に入社できたらこんなことをやってみたい!」「もしも面接で同じような質問をされたら、私はこう答えよう!」というように、自分事で捉えながら選考対策をすることを意識してみてください。