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【例文15選】就活で使える「臨機応変」の自己PR例と作り方を徹底解説!

この記事のまとめ

●[臨機応変]という強みをアピールする際は、具体的なエピソードでその強みを裏付ける必要がある

●エピソードの中では、「状況をどう判断し、どのように行動したか」というプロセスを明確に伝えると良い

●臨機応変をアピールする際は、指示待ちではなく、自ら考えて代替案を実行した経験を語ることで、主体性もアピールすることが可能

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目次

これを押さえればOK!「臨機応変」をアピールする3つのポイント

これを押さえればOK!「臨機応変」をアピールする3つのポイント

ビジネスの現場では、予期せぬトラブルや急な計画変更は日常茶飯事です。そんな時、立ち止まらずに柔軟に対応できる臨機応変さは、企業が求める重要な能力の1つです。

だからこそ、自己PRでこの[臨機応変]という強みをうまくアピールすることができれば、他の学生と差をつける大きなチャンスになります。

しかしただ「柔軟性があります」と伝えるだけでは、面接官には響きません。ここでは、あなたの[臨機応変]を、面接官に高く評価されるアピールにするための3つの具体的なポイントを解説します。

[臨機応変]をアピールする3つのポイント

「どんな状況で」「どう柔軟に動いたか」を明確にする

臨機応変という強みをアピールするには、[どんな予期せぬ状況で][どう柔軟に動いたか]を、具体的なエピソードで示すことが不可欠です。

エピソードを語る際は、以下の2つの要素を必ず盛り込むようにしましょう。

1. あなたが直面した予期せぬ状況の説明

まず、どのような予期せぬ変化が起きたのかを具体的に説明します。

<例>
アルバイト:急な欠員で、1人で2人分の仕事をこなさなければならなくなった
ゼミ:研究発表の直前に、実験データに誤りが見つかった

2. その状況に対する具体的な行動

次に、その変化に対して、あなたが具体的にどのように考え、行動したのかを述べます。

<例>
アルバイト:他のスタッフに協力を仰ぎ、優先順位をつけて業務を再配分した
ゼミ:原因を特定し、教授に相談して発表内容を修正。正直に状況を説明した

「判断力」や「周囲との連携」もアピールする

臨機応変とは、ただ闇雲に動くことではありません。それは「今、何が最善か?」を素早く考える判断力と、「周りの人とどう協力するか?」を考える巻き込み力の両方が伴って初めて発揮される力です。

そのためエピソードを語る際は、以下2つのポイントを意識するようにしてください。

意識すべき2つのポイント
    ・[判断力]を示す
    予期せぬ状況で、「なぜ、その行動がベストだと判断したのか」という思考プロセスを具体的に説明します。
    ※例:「〇〇という状況だったので、△△を優先すべきだと考えました」

    ・[巻き込み力]を示す
    1人で解決しようとしたのではなく、「誰に、どのように協力を求めて、状況を乗り越えたのか」というチームでの動きを語ります。
    ※例:「すぐにメンバーに状況を伝え、〇〇さんに△△をお願いしました」

このように、臨機応変にとった対応のエピソードだけでなく、その背景にある[冷静な判断力]や[周りと協力できる力]も合わせて伝えることで、あなたの自己PRは、より深みと説得力を増すでしょう。

「その強みを仕事でどう活かすか」まで伝える

自己PRでは、[その臨機応変という強みを、入社後の仕事でどう活かせるか]を具体的に示すことも、非常に重要です。なぜなら、面接官はあなたが入社後に活躍する姿を、より鮮明にイメージできるようになるからです。

そのため、締めくくりでは、以下のように、あなたの経験と入社後の意欲を結びつけて伝えるようにしてください。

<例①:アルバイト経験>
「アルバイトで培った、予期せぬ状況にも落ち着いて代替案を考え、実行できる力を活かし、貴社の〇〇(具体的な業務や部署)においても、常に最善の方法を模索し、チームの目標達成に貢献したいです」

<例②:サークル・ゼミ経験から>
「サークル活動で身につけた、変化に合わせて計画を柔軟に見直し、周りを巻き込んで実行する力を、貴社の△△(具体的なプロジェクトや課題)のような、挑戦的な環境で発揮したいと考えています」

このように、あなたの[臨機応変さ]が、単なる性格ではなく、企業の利益に貢献できる[ビジネススキル]であることを示すことができると、高評価に繋がるでしょう。

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面接官に刺さる!「臨機応変」を伝える自己PRの構成テンプレート

臨機応変という強みを自己PRで効果的に伝え、面接官に「この学生は活躍してくれそうだ!」と思わせるには、話の構成が非常に重要です。

ここでは、面接官の心に刺さる自己PRの構成テンプレートをご紹介します。

「臨機応変」を伝える自己PRの構成テンプレート

【結論】強みを一言で伝える

自己PRは、まず結論から入るのが鉄則です。「私の強みは、予期せぬ状況下でも冷静に対応できる臨機応変さです」のように、あなたの強みを一言で明確に伝えましょう。

ただし、「臨機応変さです」という言葉だけでは、具体的にどんな能力なのか、面接官には伝わりにくい場合があります。

そのため、「それは『状況変化に素早く対応し、最適な解決策を実行できる力』のことです」というように、それがどのような行動力なのかを具体的に補足説明すると、面接官はあなたの強みをより深く理解できます。

【具体例(エピソード)】臨機応変さが発揮されたエピソードを語る

次はそれを裏付ける具体的なエピソードを語りましょう。エピソードを語る際は、以下の3つの要素を盛り込み、あなたの行動とその背景を明確に伝えましょう。

3つの要素

①状況の説明
まず、どのような想定外の変化や困難に直面したのか、その背景を具体的に説明しましょう。

<例>
「アルバイト中に急な欠員が出た」「サークルのイベント会場が使えなくなった」など



②その状況に対するあなたの行動
次に、その状況に対して、あなたが[何を考え][どのように行動したか]というプロセスを、具体的に示します。ここが、あなたの臨機応変という強みを最もアピールできる部分です。

<例>
「まず状況を整理し、〇〇を優先すべきだと判断。すぐにメンバーに協力を仰ぎ、△△を実行しました」



③行動による結果
最後に、あなたの行動の結果、状況がどのように改善されたのか、どんな成果が出たのかを明確に伝えましょう。

<例>
「無事にイベントを成功させることができた」「お客様からのクレームを防ぐことができた」など

この[状況→行動→結果]という流れでエピソードを語ることで、あなたの臨機応変という強みが、単なる思いつきの行動ではなく、思考に基づいた価値ある能力であることが、説得力を持って伝わります。

【結果・評価】成果や周囲の反応

最後に、あなたの臨機応変な対応が最終的にどのようなポジティブな結果に結びついたかを明確に示して締めくくりましょう。

以下の3つの要素を盛り込むと、あなたの行動の価値が明確になり、説得力が増します。

3つの要素

①具体的な成果
その状況がどう改善されたのか、具体的な成果を伝えます。

<例>
・アルバイト:「お客様からのクレームを防ぎ、感謝の言葉をいただけた」
・サークル:「代替案を実行し、イベントを無事に成功させることができた」



②周囲からの評価
あなたの行動に対して、周りの人からどんな言葉をもらったかを加えると、客観性が増し、信頼できる人物であることが裏付けられます。

<例>
・「チームメンバーから、『緊急時でも冷静で頼りになった』と評価されました。」
・「メンバーから『冷静に対応してくれて助かった』と言われた」



③学びと今後に活かすこと
その経験から何を学び、今後(入社後)その学びをどう活かしていきたいかを伝えます。この部分が、強みを未来の貢献につなげる重要な部分となります。

<例>
・「この経験を通じて得た『不測の事態に備えて常に2つの代替案を用意しておく習慣』の重要性を学びました。この習慣を活かし、入社後は~~」
・「この経験から、予期せぬ事態にも常に代替案を準備しておく重要性を学びました。この学びを活かし、貴社でも〜」

この[成果][評価][学び]をセットで語ることで、あなたの臨機応変という強みが、チームや組織にとって価値のある能力であることを、説得力を持ってアピールできます。

内定をゲットした実際の先輩たちのESを見てみよう!

ここまで、[臨機応変]という強みを効果的にアピールする構成を解説しましたが、やはり一番参考になるのは実際に内定を勝ち取った先輩たちの自己PRではないでしょうか。

以下では、実際に人気企業の内定を勝ち取った先輩たちが、どのように臨機応変という強みを自己PRで伝えたのか、具体的なES(エントリーシート)の例文を見ていきましょう。

先輩たちのESから、あなたの強みを最大限に引き出すヒントを掴んでください。

<NTTドコモ(25卒)>
Q. 成功や失敗を問わず、これまでの人生でチャレンジしたエピソードを教えてください。(400文字以内)

A. ○○部で副部長を務め、150人が参加する○○大会を主催した。コロナ禍で2年間大会が中止され、部員の練習に対する意欲低下を感じた。そこで部員に活躍の機会を提供するため、自身が皮切りとなり、大会の再開を目指して運営校に立候補した。
運営に当たり○○関係者やOBと協力し、開催1年前から会議を重ねて計画を練った。その中で、「コース役員の不足」及び「コース貸し切り時間の制限」の2点から、役員を含めた参加メンバー全員が出走できない可能性が浮上した。コース役員の補充のため、各大学の部長に協力を依頼し、役員可能な選手の人数と技術的レベルの聞き込みを行った。それを基に運営陣で話し合い、役員配置と出走順の調整によって、全選手がレースに出場可能な運営計画を立てた。当日も現場で臨機応変に指揮を執り、大会を成功に導いた。
この経験からマネジメント力を身に着け、主体的にチームで協力する重要性とやりがいを学んだ。
 
引用:Unistyle/【内定】エントリーシート(ソリューションエンジニア)(ソリューションエンジニア)

<三井住友海上火災保険(24卒)>
Q. 現状をよりよくするために自ら考え、行動した経験を教えてください。(400字以内)
 
A. 私はスーパーでアルバイトにおいて、業務効率化に貢献した。普段は品出しを担当することが多いが、キャンペーンなどが開催されていると、カウンターが忙しくなり、カウンターの担当者が普段の業務を行うことが難しくなる。そのため、業務が後に回り、残業することも多々あった。私はそのような時に、本来はカウンター担当者の業務であるカートやカゴの片付けを行っている。また、キャンペーンが開催されていない時も、常にカウンター周りを注視しており、カートやカゴの片付けはもちろん、カウンター業務の補助に入ることもある。私以外の品出し担当にも、声掛けをしたところ、カゴの片付けなどを行うようになり、業務も効率良くなったと感じる。この結果、残業することもほとんどなくなり、業務の効率化に貢献できた。また、視野が広がり、周りを見て臨機応変に対応する力が身に付いたと感じた。貴社でも目標達成を阻む課題の解決に取り組み、貢献したい。
 
引用:Unistyle/エントリーシート(総合職(グローバルコース))

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もっと多くの内定者のエントリーシート(ES)実例が見たい人は、就職活動情報サイト[Unistyle]がオススメです。

Unistyleでは、あなたが志望する企業や業界ごとに、先輩たちが実際に提出したESの内容を確認することができます。その中には、臨機応変という強みをアピールした例文も多数掲載されています。

是非Unistyleを活用して、他の就活生と差がつく、あなただけの自己PRを完成させ、内定を掴み取りましょう!

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【カテゴリ別|全15選】臨機応変の自己PR例文

ここでは、[アルバイト・部活動・学業・インターン・趣味]などの5つのカテゴリ別に、臨機応変という強みをアピールする自己PRの例文を紹介します。

あなたの経験に最も近いカテゴリを参考に、自分らしいエピソードの伝え方を考えてみましょう。

臨機応変の自己PR例文(カテゴリ別)

カテゴリ①アルバイト

アルバイトでは、実際の接客や業務の中で、予期せぬトラブルに直面することも多いでしょう。

そうした状況で、あなたがどのように機転を利かせ、乗り越えたかを具体的に語ることで、説得力のある自己PRになります。

🔶飲食店での急な団体対応

私の強みは、予期せぬ状況下でも迅速にリソースを再配分できる臨機応変さです。
 
アルバイト先の居酒屋で、予約外の20名規模の団体客が突如来店されたことがありました。
 
私は瞬時に状況を分析し、慌てずホールスタッフとキッチンに状況を共有し、ドリンク提供を優先させるための人員配置換えと、団体席の確保に必要なテーブル移動に関しても、数分で指示しました。
 
この素早い対応と判断により、他のお客様の待ち時間を最小限に抑え、団体客からも感謝の言葉をいただくことができました。

🔶急なトラブル対応

私は、予期せぬ機器トラブルにも動揺せず、代替案をすぐに実行する力があります。
 
カフェのレジ担当をしていた際、開店直前にメインのレジシステムがフリーズするトラブルが発生しました。
 
私はすぐに、サブのタブレットレジへのデータ移行と、手書き伝票での対応を並行して行うという二重の代替策を講じました。
 
これにより、レジ対応の遅延を防ぎ、トラブル発生からわずか10分で通常営業に戻すことができました。

🔶繁忙期の急な人手不足に対応

私の強みは、チームの状況に応じて自身の役割を柔軟に変更できる点です。
 
繁忙期のアパレル店で、急な欠勤により1人分の接客担当者が不足しました。
 
私はすぐに、本来の担当だったストック整理から離れ、「試着室対応」と「レジ補助」に絞ってフロアを担当しました。
 
これにより、最も混雑する試着室前でのお客様の流れを維持し、店舗全体の回転率を下げずに乗り切ることができました。

🔶クレーム対応での柔軟な姿勢

私は、顧客の真のニーズを汲み取り、マニュアルを超えた解決策を提示する臨機応変さを持っています。
 
商品の初期不良に関するクレーム対応を行った際、お客様が本当に求めていたのは返金ではなく、「代替品を早く手元に欲しい」という切実なニーズだと判断しました。
 
私はすぐに上司に相談し、通常よりも迅速な配送オプションを手配しました。
 
マニュアルにはない対応でしたが、お客様の不満を解消し、最終的に高い評価をいただくことができました。

🔶お客様のニーズに即対応

私は、一瞬の状況変化から顧客のニーズを察知し、即座に行動を切り替えることができます。
 
家電量販店の携帯販売コーナーで、スマートフォンを探しているお客様に対し、最新機種の機能説明をしていた時のことです。
 
お客様の「写真」に関する質問の多さから、「高性能カメラ」ではなく「写真の保存容量」が真の懸念点だと判断を切り替えました。
 
すぐにクラウドサービスと旧機種の比較に説明をシフトした結果、納得して購入を決めていただくことができました。

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カテゴリ②サークル・部活動

サークルや部活動でも、メンバー間の意見の対立や、イベント前の計画変更など、予期せぬ問題に直面することが多いでしょう。

そうした状況で、あなたがどのようにチームをまとめ、問題を乗り越えたかを具体的に語ることで、説得力のある自己PRになります。

🔶イベント直前の変更に柔軟に対応

私の強みは、予期せぬアクシデントに対して、関係者を巻き込みながら代替案を実行する調整力です。

大学祭で運営していた模擬店のメイン食材が、イベント前日に手配ミスで納品されない事態が発生しました。
 
私はすぐに実行委員全員を集め、「食材調達を諦める」というリスクを回避するため、早朝から周辺のスーパーや市場をメンバーで分担して回り、代替食材の調達に成功しました。
 
土壇場で計画を修正し、イベントを成功に導くことができました。

🔶チームメンバーの欠席をカバー

私は、チームの目標達成のために、専門外の役割でもカバーできる柔軟性があります。
 
バスケットボール部の練習試合で、司令塔であるポイントガードが急病で欠席しました。
 
私は本来パワーフォワードでしたが、チームの士気を維持するため、即座にそのポジションを引き受け、戦略の立て直しを行いました。
 
完璧ではありませんでしたが、他のメンバーと連携し、コミュニケーションを密に取ることで、チーム力を維持し勝利に貢献しました。

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カテゴリ③学業・ゼミ・授業

学業の場面でも、予想外の課題や研究の壁、グループワークのトラブル対応など、予期せぬ問題に直面することが多いでしょう。

そうした状況で、あなたがどのように思考を修正し、課題を乗り越えて成果を出したかを具体的に語ることで、説得力のある自己PRになります。

🔶ゼミ発表でのトラブルに即対応

私の強みは、プレッシャーのかかる状況で冷静に思考を整理し、解決策を提示できる点です。
 
ゼミの最終発表中、私の発表直前にプロジェクターが故障し、データが映し出せなくなるトラブルに見舞われました。
 
私はパニックにならず、発表の構成を瞬時に変更し、口頭での説明に切り替え、重要なデータだけを手元の資料で指し示すという方法で対応しました。
 
結果的に教授から、「危機管理能力が高い」と評価されました。

🔶急遽発生したグループワーク内の役割変更

私は、プロジェクトのゴールを最優先し、個人が持つ役割に固執しない柔軟性を持っています。大学のグループワークで、発表資料の提出期限前日に、データ分析担当のメンバーが体調不良で離脱してしまう、という予期せぬ事態が発生しました。
 
誰もが「もう間に合わないのでは」と諦めかけた状況でしたが、私はまず自分が担当していた資料作成を他のメンバーに引き継ぎ、空いた時間で急遽データ分析の役割を担うことを提案しました。
 
幸い、基本的な分析手法は理解していたため、夜通しで作業を進め、なんとか期日までに分析を完了させることができました。
 
この柔軟な役割変更とチームの協力により、グループは発表を無事に終え、優秀な成績を収めることができました。貴社でも、予期せぬ状況下でこそ、チームのために自分が何をすべきかを考え、柔軟に行動することで貢献したいです。

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カテゴリ④インターン・ボランティア

実践の場であるインターンやボランティアでは、現場特有の予期せぬトラブルや、急な顧客・利用者への対応に関わることが多いでしょう。

そうした状況で、あなたがどのように状況を分析し、マニュアル外の対応で価値を発揮したかを具体的に語ることで、説得力のある自己PRになります。

🔶インターン先での急なスケジュール変更に対応

私は、予期せぬ状況下でも、目標達成のために優先順位を判断し、柔軟に行動できる強みがあります。長期インターンシップで、翌日に予定していたクライアントへの重要なプレゼンが、先方の都合で急遽「その日の夕方」に変更になるという事態が発生しました。
 
当時、資料はまだ7割程度の完成度で、他の作業も山積みでしたが、私は「まずは最重要であるプレゼンを成功させること」が第一だと判断しました。そこで、進行中だった他のタスクは一旦すべて中断し、チームメンバーに状況を説明して協力を要請し、プレゼン資料の仕上げと発表練習に残りの時間を全て集中させました。
 
時間のない中でしたが、この素早い優先順位の切り替えとチームの協力により、プレゼン資料を無事に完成させ、本番も落ち着いて対応することができました。結果的に、クライアントからも高い評価をいただくことができました。
 
貴社でも、この状況判断力と柔軟な対応力を活かし、予期せぬ変化にも対応しながら、プロジェクトの成功に貢献したいです。

🔶地域イベントでのトラブル解決

私の強みは、現場の状況を判断し、その場で最善の策を講じる実行力です。
 
地域のお祭りボランティアで、販売ブースへの電力供給が突然停止するトラブルが発生しました。
 
私は責任者に報告すると同時に、すぐに発電機を持つ他ブースの責任者に直接交渉し、一時的に電力を借りる許可を得て配線を確保しました。
 
この自発的な行動により、販売停止時間を最小限に抑えることができました。

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カテゴリ⑤受験・日常生活

日常生活や受験勉強は、長期的な計画の変更や、予期せぬ体調不良、勉強方法の行き詰まりなど、計画通りにいかない場面が多くあります。

そうした状況で、あなたがどのように冷静に計画を見直し、目標達成のための新しい方法を確立したかを具体的に語ることで、説得力のある自己PRになります。

🔶試験本番での問題形式の変化に対応

私は、予期せぬルールの変更に対しても、冷静に対応できる適用力があります。
 
資格試験の本番で、過去問にはなかった新しい形式の問題が出題されました。
 
私は焦らず、過去に培った知識から「この問題が問いたいのは何か」という本質を冷静に分析し、知っている知識を応用して対応しました。
 
その結果、問題形式が変わったにもかかわらず、高得点を獲得して合格できました。

🔶海外旅行中のトラブルへの対処

私は、言語や文化の壁があっても、目的を達成するために手段を選ばない行動力があります。
 
海外旅行中、予約していた飛行機が急な天候不良で欠航になりました。
 
私は、その場で振替便の手続きに並びながら、並行して現地の鉄道と高速バスの時刻を調べ、どちらが先に目的地に着くかを比較しました。
 
最終的に、最も早い鉄道ルートをすぐさま確保することができ、計画の遅延を最小限にすることができました。

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カテゴリ⑥趣味・自主活動

趣味や個人で取り組んでいる活動(創作活動やブログ運営など)でも、想定外の技術的なトラブルや、目標達成に向けた計画の大幅な変更といった問題に直面することが多くあります。

そうした状況で、あなたがどのように独力で解決策を探り、創意工夫を凝らして活動を継続・発展させたかを具体的に語ることで、説得力のある自己PRになります。

🔶SNS運用での投稿戦略の切り替え

私は、周りの反応を見ながら、やり方を柔軟に変えていくのが得意です。
 
趣味で好きな旅行について発信するSNSアカウントを運営しているのですが、当初こだわっていた写真中心の投稿では、なかなか「いいね」やコメントが増えませんでした
 
そこで、フォロワーの方々がどんな情報に興味を持っているのかを改めて考え直し、思い切って短い動画で紹介するスタイルに変えてみたところ、以前よりもずっと多くの反響をいただけるようになり、結果的にフォロワー数も増えました。

🔶 YouTube動画の編集トラブルに対応

私は、予期せぬトラブルが起きても、諦めずに今できる最善の方法を見つけることができます。趣味で友人との旅行の思い出をまとめたYouTube動画を作っていたのですが、公開予定日の直前にパソコンが故障し、編集データの一部が消えてしまいました。
 
完全な復元は難しいと判断し、落ち込みましたが、「今残っているデータだけでも、最高の作品にしよう」と考え直し、構成を急遽変更。短いけれど、特に面白かった場面を凝縮したダイジェスト版のような形で完成させました。
 
結果的に、友人からは「短いけど、すごく面白かった!」と予想以上に良い反応をもらうことができました。

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自己PRで「臨機応変さ」を伝えるときの注意点

自己PRで「臨機応変さ」を伝えるときの注意点

[臨機応変]は伝え方を間違えると、「行き当たりばったりな人」「考えが浅い人」といったネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。

ここでは、あなたの臨機応変という強みのアピールが逆効果にならないための、3つの注意点を解説します。

自己PRで「臨機応変さ」を伝えるときの注意点

「なんでも屋」にならないようにする

企業が求めているのは、指示されたことだけをこなす人ではなく、自分の[強み]や[得意なこと]を軸に持ちながら、状況に応じてそれを応用できる人材です。

そのため、臨機応変という強みをアピールする際、「ただ周りに流されているだけでは?」「自分の意見がないのでは?」と、主体性のなさを疑われないよう注意する必要があります。

NGな伝え方

<NGな伝え方>
「何でもやりました」アピール

<NG例>
「人手が足りなかったので、コピー取りでも資料作成でも、頼まれたことは何でも引き受けました。」

<与える印象>
受け身・指示待ちの印象を与え、あなたの核となる能力が見えません。

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アドバイザー

このNG例のように、[指示待ち]や[受け身]の印象を与えてしまうと、あなたの核となる能力が見えません。

大切なことは、「自分の強みを活かして、自らこう判断し、行動した」という、あなたの[軸]が伝わるエピソードを選ぶことですよ。

「場当たり的」と誤解されないようにする

臨機応変とは、[瞬時に状況を判断し、計画的に行動を修正すること]を意味します。しかし、エピソードの構成が甘いと、計画性がなく、その場しのぎの対応をしただけという『場当たり的』な印象を与えてしまう場合があります。

企業が求めているのは、感情的・感覚的に動く人ではなく、常に目標達成を見据えて論理的に行動を修正できる人材です。

そのため、臨機応変という強みをアピールする際、「考えずに動いたのでは?」「行き当たりばったりなのでは?」と、計画性のなさを疑われないよう注意する必要があります。

NGな伝え方

<NGな伝え方>
行動の羅列で終わるアピール

<NG例>
「トラブルが発生したので、すぐさま手分けして対応し、足りないものは慌てて調達しました。」

<与える印象>
計画性がなく、行き当たりばったりな印象を与え、行動の根拠が見えません。

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アドバイザー

トラブル発生後の行動を羅列するだけでなく、「なぜその行動を選んだのか」という理由や、「冷静に状況分析をした」という思考のプロセスを必ず挿入しましょう。

これにより、あなたの臨機応変さが、冷静な判断に基づいた行動であることを示せます。

「臨機応変=指示待ちでない」ことを明確にする

真の臨機応変さとは、自ら問題を発見し、上司や周囲の指示を待たずに解決に向けて動き出せる主体性にあります。[上司に言われて役割を変わった]というエピソードだけでは、ただの『指示待ち人間』と評価されかねません。

企業が求めているのは、目の前の問題に対して誰よりも早く気づき、自律的に解決の糸口を見つけられる人材です。

そのため、臨機応変という強みをアピールする際、「指示がないと動けないのでは?」「問題提起ができないのでは?」と、主体性のなさを疑われないよう注意する必要があります。

NGな伝え方

<NGな伝え方>
指示を待った後の行動を語るアピール

<NG例>
「トラブル発生後、上司から指示を受け、私は急いで〇〇という役割に変更して対応しました。」

<与える印象>
受動的・指示待ちの印象を与え、問題発見能力や自律性が評価されません。

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アドバイザー

エピソード内で、「指示を待たずに自ら状況を分析し、周囲に声をかけて行動を開始した」という点を強調しましょう。これにより、あなたの臨機応変さが、自律的な判断力に基づいていることを明確に示せます。

「成果」についても触れる

どんなに素晴らしい行動を取っても、それが具体的な成果に結びついていなければ、単なる「頑張った話」で終わってしまいます。臨機応変な対応の結果、組織やプロジェクトにどのようなポジティブな影響を与えたのかを伝えることが、あなたの能力を裏付けます。

NGな伝え方

<NGな伝え方>
行動の結果を抽象的な表現で終わらせる

<NG例>
「みんなに感謝された」「問題は解決しました」

<与える印象>
単なる頑張り話で終わってしまい、行動の価値が明確に伝わりません。

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アドバイザー

成果を述べるときは、単に問題を解決しただけでなく、「臨機応変な対応をした結果、トラブル前よりも〇〇という点で良くなった」と、危機を成長のチャンスに変えたという視点を加えると、自己PRのレベルが格段にアップするのでオススメです。

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臨機応変の自己PRに関するよくある質問

最後に、臨機応変という強みを活用する自己PRに関するよくある質問について答えていきます。

臨機応変の自己PRに関するよくある質問

Q1.「臨機応変」は自己PRとしてありきたりではないですか?

[臨機応変さ]は、変化の激しい現代において企業が普遍的に求める重要な力の1つです。その意味では、決してありきたりな能力ではありません。

しかし、多くの学生が自己PRで自身の強みとして挙げるのも事実です。だからこそ、伝え方によっては「またか…」と思われ、ありきたりな印象を与えてしまうリスクがあります。

大切なことは、ただ「柔軟性があります」といった抽象的な言葉だけで終わらせないことです。まず、あなたにとっての「臨機応変さ」とは具体的にどのような行動力なのかを、自分なりに定義しましょう。(例:「予期せぬトラブル時に、冷静に代替案を実行できる力」など)その上で、それを裏付ける具体的なエピソードを語りましょう。

その際、【結論→エピソード(状況・行動)→結果】という構成で深く掘り下げれば、他の就活生とは違う、あなただけの強みとして確実に伝わるはずです。

▶詳しい内容は『面接官に刺さる!「臨機応変」を伝える自己PRの構成テンプレート』で解説しています

Q2.「柔軟な対応力」と「優柔不断」はどう違う?

この2つを分ける最も大きなポイントは、[目的達成のための主体的な意思決定]があるかどうかです。

[柔軟な対応力]とは、予期せぬ状況変化に対し、目的を見失わずに、自ら最善の手段を選択し直し、行動を修正できる力のことです。状況を冷静に分析し、代替案を[決断]して実行に移せるのが特徴です。

一方で[優柔不断]は、選択肢を前に悩み続け、なかなか自分で「決断」できず、他者や状況に流されてしまう状態を指します。選択肢を前に悩み続け、行動を先送りしてしまう傾向があります。

つまり、[柔軟性]はポジティブな問題解決能力、[優柔不断さ]はネガティブな決断力の欠如、という明確な違いがあるのです。

Q3.「臨機応変」の自己PRでは、どんなエピソードが効果的?

最も効果的なエピソードは、「予期せぬ問題が発生し、当初の計画通りには進まなくなったけれど、自分が機転を利かせて乗り越えた」経験です。

例えば、アルバイトでの急なシフト変更やお客様からの想定外の要望、サークルでのイベント内容の変更、ゼミでの予期せぬ研究課題の発生など、あなたの大学生活の中にも、きっと似たような場面があったはずです。

大切なことは、その予期せぬ状況に対して、あなたがどのように考え、行動し、最終的にポジティブな結果(目標達成や問題解決)に繋げたかを具体的に語ることです。

「あなたの行動が、状況を好転させた」というストーリーが伝わるエピソードを選びましょう。

Q4. どのような職種で「臨機応変さ」が評価されますか?

「臨機応変さ」は多くの仕事で役立つ力ですが、特に変化への対応が日常的に求められる、以下のような職種で高く評価される傾向があります。

  • コンサルタント職
    クライアントの状況変化に合わせて、提案内容や進め方を柔軟に変えてゴールへと導く必要があるため
     
  • 営業職/接客職
    顧客の予期せぬ質問や要望に対し、マニュアル通りではない最適な提案をする必要があるため
     
  • 企画職・マーケティング職
    市場やトレンドの変化に合わせて、計画を迅速に修正・最適化する必要があるため
     
  • エンジニア職/開発職
    予期せぬバグやシステム障害が発生した際に、冷静に原因を特定し、納期を守りながら問題を解決する必要があるため

Q5. 柔軟な対応力が「受け身」だと勘違いされそうで不安です

「柔軟に対応しました」と伝えた時に、「それって、ただ言われたことに従っただけじゃない?」と受け身だと誤解されないか、不安になりますよね。

その不安は、「自分の頭で考えて、主体的に行動した」という点をしっかりアピールすることで解消できます。

臨機応変の自己PRに関する注意点』でも触れたように、エピソードを語る際は、誰かに指示されたから動いたのではなく、「まず自分で状況を判断し、これが最善だと考えて、周りにこう提案して動きました」というように、あなたの[思考]と[主体的な行動]が伝わるように説明しましょう。

そうすれば、[受け身]ではなく[考えて動ける、頼もしい人材]として、あなたの[柔軟性]は高く評価されるはずです

Q6. 「柔軟な対応」と「計画性」は両立できますか?

[柔軟な対応]と[計画性]は両立できます。むしろ、優れた[臨機応変さ]は、[計画性]があるからこそ生まれる、と考えるべきです。

なぜなら、綿密な計画を立てることで初めて、「どこで問題が起きそうか(=リスクポイント)」を事前に把握できるからです。

そして、そのリスクが実際に起きた時に、慌てずに、事前に準備していた代替案を冷静に実行できることが、本当の意味での[臨機応変さ]です。

この[計画に基づく柔軟性]をアピールできれば、行き当たりばったりではなく、信頼できる問題解決能力として、あなたの強みは高く評価されるでしょう。

Q7. 「臨機応変」を短所と捉えられないか心配です

「臨機応変に対応しました」と強みを伝えたはずなのに、「それって、計画性がないだけじゃない?」「自分の意見がないのでは?」と、かえってマイナス評価に繋がらないか、心配になりますよね。

結論、伝え方さえ間違えなければ、短所と捉えられる心配はありません。

ポイントは、臨機応変さをアピールする際に、以下の2点を意識して説明することです。

  1. 「思考プロセス」を明確にする
    なぜその行動をしたのか、冷静な状況判断に基づいた行動であることを示しましょう。[場当たり的]ではなく[計画的な柔軟性]であることを伝えるのが重要です。 
     
  2. 「主体性」を示す
    周りに流されたのではなく、自分の強みや考えを活かして、自ら代替案を実行したことを強調しましょう。[受け身]ではなく[主体的な問題解決]であることを示すのが重要です。

このように、[考えて動いたこと]と[自分で決めて動いたこと]をしっかり伝えることができれば、臨機応変さはあなたの強力な武器として、正しく評価されます。

内定とれる気しない_CTA

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まとめ

[臨機応変]は、変化の激しい時代において企業が最も求める能力の1つです。この強みを面接官に効果的にアピールするためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

  • [どんな状況で][どのような行動をしたのか]という具体的な行動プロセスを明確にする
  • 単なる行動力でなく、その裏にある[判断力]や[巻き込み力]もセットでアピールする
  • [結論→具体例→対応内容→結果]の論理的な構成で語り、入社後の貢献イメージまで明確に伝える

これらのポイントを踏まえ、あなたの臨機応変という強みが『変化を恐れず、むしろチャンスに変えられる力』であることを証明し、内定獲得に繋げていきましょう。

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