●新卒からITコンサルタントになるためには、[ITコンサルタント職を採用している企業に入社する][他職種から転職する][就職エージェントを活用する]などの方法がある
●ITコンサルタントに向いている人は、[ITへの関心が強い人][学習意欲が高い人][結果を出すことにこだわりがある人]である
本記事では、「ITコンサルタントってどういう仕事?」「ITコンサルタントにはどうやったらなれる?」といった疑問を持つ就活生に向けて、ITコンサルタントの仕事内容や他のIT系職種との違い、求められるスキルなどを詳しく解説します。
急速に進化するITの世界で、重要な役割を担っているITコンサルタントに興味のある人は、是非ご覧ください。
ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントは、顧客企業のIT戦略策定からシステム導入・改善までをサポートし、業務の効率化や競争力の強化を推進する役割を担っています。
ここでは、ITコンサルタントの具体的な仕事内容をステップごとに解説していきます。
ヒアリング
ヒアリングは、ITコンサルタントの業務における最初のステップです。
クライアントの現状や課題を正確に把握するため、詳細なインタビューやミーティングをおこないます。
ヒアリングを通じて得られる情報は、組織文化や業界特有の課題など多岐にわたります。
この段階でクライアントとのコミュニケーションを深めることで、ニーズに合わせた最適なアプローチを設計することが可能になります。また、相手の意見を尊重し、信頼関係を築くことも重要な目的の1つです。
分析
ヒアリングで収集した情報を用いて分析をおこないます。
この分析では、クライアントの業務プロセスやITインフラの現状を評価し、潜在的な課題や改善点を特定するため、ITコンサルタントの論理的思考力やデータ処理能力が非常に重要です。
その後、具体的に業務改善するための戦略を策定し、顧客に合わせたモデルやシステムを開発していきます。
提案・システムの導入
分析のあとは、結果にもとづいた提案活動をおこなっていきます。
提案内容は、クライアントのビジネス目標を達成するためのIT戦略やシステム導入計画などです。
技術的な側面だけでなく、コストや導入後の運用面も考慮した総合的なプランを提示し、提案が承認されるとシステムの導入が始まります。
ITコンサルタントの役割は、システムを提供するベンダーとの調整や、クライアントのスタッフへのトレーニングなどをおこない、導入プロセスを円滑に進めることです。
プロジェクト管理のスキルを活かし、新しいシステムが効果的に機能するよう包括的にサポートします。
マネジメント・改善
システム導入後は、計画通りに機能しているかを監視し、不具合が発生した場合は適宜改善を行います。
システムを導入しただけで業務がスムーズに進むとは限らず、継続的なマネジメントやサポートが不可欠です。
この段階では、クライアントのフィードバックをもとに細かな改善を重ね、システムの最適化を図ることが重要になります。
技術的な課題への対応に加え、業務プロセス全体を見直し、さらなる効率化やコスト削減を目指します。
これら一連の業務を高いクオリティーでおこなうことで、クライアントの競争力を継続的に高めることが可能となるのです。
他のIT系職種との違い

ここではITコンサルタントと、その他のIT系職種の違いについて紹介します。
システムエンジニアとの違い
システムエンジニアは、主にシステムの設計・開発・運用に携わる技術者です。
顧客やユーザーからのヒアリングで得られたニーズをもとにシステムを設計・開発し、開発後のテストや運用状況の確認までをおこないます。
また、システムエンジニアはプロジェクトを統括し、各プログラマーに指示を出しながら開発を進める役割も担っているため、ITに関する知識だけでなくマネジメントのスキルも求められます。
システムエンジニアの最終目的は[顧客へのシステム開発・導入]であるのに対し、ITコンサルタントの目的は[ITを通した経営課題の解決]です。
そのため、ITコンサルタントは顧客の要望に応じたシステムを作るだけでなく、IT戦略の提案までおこなう必要があります。
SIerとの違い
SIer(システムインテグレーター)とは、「System Integrater」の略で、システムの設計・開発・運用を一括して請け負う企業のことです。
SIerは具体的なシステム構築に責任を持ち、顧客企業のシステム運用をサポートします。
一方、ITコンサルティングは、顧客企業のIT戦略の策定からプロジェクトを開始し、システムの運用サポートまでを担当します。
ITを活用して企業の経営課題を解決することを目的としている点がSIerとの大きな違いです。
他のコンサルタントとの違い
ITコンサルタントは他のコンサルタントと比較すると、技術的な知識とビジネス視点の両方を兼ね備えていることが特徴です。
以下では、具体的なコンサルタント職種との違いを見ていきます。
■戦略コンサルタント
戦略コンサルタントは、企業の長期的な成長戦略を策定する役割を担っており、市場分析や競合分析を通じて、企業の経営層に事業計画や新規事業立案の提案をおこなっています。
一方ITコンサルタントは、ITを活用した具体的な施策を提案し、戦略の実現を支援します。システムの導入・改善や業務効率化を通じて、企業の成長を後押しする点が強みです。
両者は企業の成長を目指すという共通点を持ちながらも、戦略コンサルタントは経営戦略の策定に重点を置き、ITコンサルタントは技術的な側面からその実現を支援するという違いがあります。
■シンクタンク系コンサルタント
シンクタンク系コンサルタントの主な業務は、政策や社会問題の分析です。データ分析や調査を通じて蓄積されたデータを活用し、経営課題の解決や政策提言など、幅広い分野でコンサルティングをおこないます。
シンクタンク系コンサルタントは一国の経済や業界全体の分析をおこない、マクロな視点を持ってコンサルティングをおこなっているのに対し、ITコンサルタントはミクロな企業視点での課題解決をおこなっているという違いがあります。
■経営コンサルタント
経営コンサルタントは、企業全体の経営課題に対する解決策を提供します。彼らの目標は組織の効率化や収益の向上をサポートすることです。
経営コンサルタントが全体戦略を描くのに対し、ITコンサルタントはその実現に向けたIT戦略の策定、システムの構築といったサポートをおこなっています。
■人事コンサルタント
人事コンサルタントは、組織の人材管理や人事制度の改善を専門としており、人材戦略の構築や人材開発プログラムの提案をおこないます。
人事コンサルタントが人材管理に精通しているのに対し、ITコンサルタントはそのサポートとしてITを活用したツールの選定や人事システムの導入を担当している点が両者の違いと言えます。
■財務コンサルタント
財務コンサルタントは、企業の財務戦略や資金調達、リスク管理を専門に扱います。彼らは財務分析を通じて、企業の財務健全性を高めるための提案をおこないます。
財務コンサルタントが資金面での最適化を図るのに対し、ITコンサルタントは財務システムの導入やITを活用した財務業務の効率化などの技術的な基盤を提供します。
ITコンサルタントに向いている人

ITコンサルタントは、技術とビジネスの両面に関する深い知識を持つことが求められる職種です。以下では、ITコンサルタントとして成功する人の特徴について詳しく解説します。
ITに関心がある人
ITコンサルタントにとって、ITへの強い関心は不可欠です。
クライアントの課題を理解し、最適なソリューションを提供するためには、ITの知識が必要であり、常に進化する技術に対して好奇心を持ち、継続的に学び続ける姿勢が求められます。
技術的な理解が深まることで、より具体的で実現可能な提案ができるようになり、クライアントとの信頼関係の構築にもつながります。
したがって、ITへの関心を持ち続けることは、ITコンサルタントとして成長し続けるための重要な要素と言えるでしょう。
学習意欲が高い人
ITコンサルタントの現場では、技術の進化だけでなく、ビジネス環境も常に変化し続けています。
さらに、プロジェクトごとに異なる業界やクライアントに対応しなくてはいけません。
そのため、常に新しい知識を吸収し続ける姿勢が求められます。
積極的に最新の情報をキャッチアップし、自らのスキルを高めようとする人は、ITコンサルタントに向いていると言えるでしょう。
結果へのこだわりが強い人
ITコンサルタントはクライアントの課題を解決して、具体的な成果、すなわち業績の向上を生み出すことが求められます。
そのため、結果に対する強いこだわりを持つことが重要です。プロジェクトの成功に向けて、粘り強く取り組める人もITコンサルタントに向いているといえるでしょう。
また、効率的にプロジェクトを進めるための計画力や実行力も結果にこだわる姿勢に加えて必要です。
これらの能力があることで、より能力の高いITコンサルタントになることができるでしょう。
ITコンサルタントに求められるスキル

ITコンサルタントとして成功するためには、幅広いスキルが求められます。以下では、特に重要とされる能力について詳しく解説します。
情報収集・分析能力
ITコンサルタントはクライアントの現状を正確に把握し、適切なデータを収集することが求められます。
この業務を正確かつ細かくおこなうことで、問題の本質を理解し、的確な解決策を導き出すことが可能になります。
そのため、情報収集・分析能力は、ITコンサルタントにとって基盤となる重要な能力です。
さらに、収集した情報を多角的に分析する能力は、クライアントのニーズに応じた最適な戦略を策定する上で不可欠です。
これらの能力は、正確なデータ分析や市場動向の把握にも直結しており、ITコンサルタントの価値をさらに高める要素となります。
IT知識
IT知識は、コンサルタントにとって欠かせないスキルです。技術的な理解が深ければ深いほど、クライアントのシステムやインフラに対する適切なアドバイスが可能になります。
さらに、IT知識は提案の説得力を高めるための武器にもなります。
IT業界のトレンドや最新技術に精通して、技術的なバックグラウンドを持つことでクライアントとの信頼関係を築きやすく、プロジェクトの成功に大きな影響を与えるでしょう。
論理的思考力
論理的思考力は、ITコンサルタントに求められる課題解決において重要な役割を果たします。
このスキルがあれば、複雑な問題を整理した上で、合理的な解決策を導き出すことができ、クライアントに対して明確で納得のいく提案をおこなうことが可能になります。
また、論理的思考力はプロジェクトを円滑に進める上でも必要不可欠です。課題を段階的に解決し、成果を最大化するための計画を立てる際にも、大いに役立ちます。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、クライアントとの良好な関係を築く上で欠かせないスキルです。
最初のヒアリングで相手のニーズを的確に引き出し、技術的な内容を分かりやすく伝えることで、クライアントの理解を深め、信頼を得ることができます。
また、チーム内での情報共有や協力を円滑に進めるためにも、コミュニケーション能力は重要です。このスキルがあれば、プロジェクトの効率的な進行や成果の向上にもつながります。
英語力
英語力はグローバルなビジネス環境で活躍するために重要なスキルと言えます。
外資系のコンサルティング企業では、海外のクライアントやチームメンバーと仕事をおこなう機会があり、その際に円滑にコミュニケーションを図るためにも、英語力は大きな武器となります。
また、多くの最新IT情報は英語で提供されており、最新の技術やトレンドにキャッチアップするためには、英語の読解力が不可欠です。
そのため、高い英語力を持っていることで、最新情報を逃さずに吸収でき、国際的なプロジェクトにおいても成果を上げることが期待できるでしょう。
ITコンサルタントが持っていると便利な資格

ITコンサルタントとして成功するためには、専門的な知識やスキルを証明する資格を持っていると非常に有利です。
以下では、ITコンサルタントにとって特に有益な資格について詳しく解説していきます。
ITコーディネータ
ITコーディネータとは、ITを活用した経営戦略の構築からシステム導入までを支援するプロフェッショナルであることを証明する資格です。
この資格を取得することで、経営とITの橋渡しをする能力が評価され、ITコンサルタントとしての基礎スキルを証明するのに役立ちます。
ITコーディネータになるためには、試験の合格とケース研修の受講・修了の2つの条件をクリアした上で、資格認定を受ける必要があります。
試験の合格率は60〜70%で、ケース研修では事前学習やレポート課題の提出が修了の要件です。
中小企業診断士
中小企業診断士は、企業の経営課題を分析し、改善策を提案する専門家を認定する国家資格です。
中小企業向けのコンサルティングにおいて、その知識とスキルが高く評価されています。
この資格の合格率は約4%と難易度は高いですが、取得することでITコンサルタントとして、経営全般にわたる視点を持っていることの証明となり、自身の市場価値を大幅に高めることができます。
参考:資格の学校TAC/中小企業診断士の合格率は4%?難易度や勉強のポイントについて解説
資格の学校TAC/中小企業診断士をもっと知る!
プロジェクトマネージャ
プロジェクトマネージャは、プロジェクトの計画、実行、監視、終了までの一連のプロセスを管理する能力を評価する資格です。年に1度、10月頃に実施され、4つの試験で構成されています。
ITコンサルタントにとって、この資格を取得することでプロジェクト管理の専門知識を持っていることが証明され、リスク管理やスケジュール調整、チームの指導力を高めることが期待されます。
TOEIC
TOEICは、英語力を測る試験で、特に国際的なビジネス環境で働く上で重要視されます。
高得点を取得することで、英語力の高さを証明でき、国際的なプロジェクトでも円滑に進められることをアピールできます。
ITコンサルタントは海外のクライアントやグローバルなプロジェクトに関わる機会が多いため、TOEICで高得点を取得していると、クライアントとの信頼関係を築きやすくなるでしょう。
ITコンサルタントになるためには?

ITコンサルタントとして成功するためには、適切な知識とスキルを備えた上で、戦略的なアプローチが求められます。
以下では、ITコンサルタントになるための具体的なステップを紹介します。
①ITコンサルタント職を募集している企業に応募する
新卒からITコンサルタントになる最も直接的な方法は、ITコンサルタント職を募集している企業に応募することです。
そのためには、企業が求めるスキルや経験を理解し、適切な準備をすることが重要です。
特に新卒採用では、コンサルティングプロジェクトへの理解や意欲を示すことが求められます。
また、選考過程ではケース問題やグループディスカッションを通じて、問題解決能力や論理的思考力が評価されるため、十分な対策をおこなうようにしましょう。
②他職種からITコンサルタントへ転職する
異なる職種からITコンサルタントへ転職する際は、これまでの経験をどのように活かせるかが重要なポイントになります。
例えば、システムエンジニアやプログラマーの経験があれば、ITに関する深い知識を持っていることを強みとしてアピールできます。
さらに、それらの職種で培ったスキルをコンサルティングの場でどのように応用できるかを、具体的に示すことが求められます。
また、転職を成功させるためには、IT業界の最新動向を把握し、継続的に学ぶ姿勢が不可欠です。
オンラインコースや専門書を活用し、ITコンサルタントに必要な知識を積極的に習得することで、転職活動を有利に進めることができるでしょう。
③就活エージェントに相談する
新卒からITコンサルタントを目指す際に、就活エージェントに相談するのもオススメです。
就活エージェントは、学生との面談を通して希望に沿った求人を紹介してくれます。さらに、就活エージェントではエントリーシートの添削、面接対策など、就活全般にわたるサポートを受けることが可能です。
これにより、自己PRの方法や企業が求める人材像をより深く理解し、選考に向けた準備を万全に整えることができます。
就活エージェントを活用することで、効率的かつ効果的にITコンサルタントへの道を切り開くことができるでしょう。
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ITコンサルタントの年収

ITコンサルタントの年収は、経験やスキル、企業規模によって大きく異なりますが、一般的に年収は他のIT系職種と比較してやや高めに設定されていることが多いです。
マイナビの調査によると、平均年収は610万円であり、他のIT系職種と比べても100万円以上高く設定されています。
ITコンサルタントは高い成果を求められハードワークになる分、給料も高くなる傾向にあります。
引用:マイナビAGENT/ITコンサルタントの年収は?年齢別平均やキャリア展開も解説
ITコンサルタント職で新卒採用をおこなっている企業
以下では、ITコンサルタント職で新卒採用をおこなっている企業を企業タイプ別に紹介していきます。
各企業ごとに求められる人物像や任される職務に違いがあるため、自分に合った企業を見つけるようにしてみてください。
総合コンサルティングファーム系

■PwCコンサルティング合同会社
PwCは、BIG4と呼ばれる4大会計事務所の1つで、世界155ヶ国に拠点を持ち、戦略の策定から実行までの総合的なコンサルティングサービスを提供している企業です。
PwCでは職種別採用を行っており、[ITソリューションコンサルタント]という名称でITコンサルタントを募集しています。そのため、入社前に高度なIT知識がなくても、研修を通じてITスキルを身につけることが可能です。
「ITコンサルタントに興味はあるが、専門知識に自信がない」という人に特にオススメの企業と言えるでしょう。
参考:PwCコンサルティング合同会社 総合採用サイト/ITソリューションコンサルタント職
■アクセンチュア
アクセンチュアは、世界49カ国にオフィスを持つ総合コンサルティングサービスを提供している企業です。
アクセンチュアの強みはIT・テクノロジーにあり、コンサルタント以外にもエンジニアやAIアナリティクスの専門家が在籍しているため、IT戦略を考える上流工程からシステムの実装までを一貫してサポートすることができます。
「ITに特化したコンサルタントになりたい」「他のIT系職種も経験してみたい」と考えている人には、アクセンチュアが向いていると言えます。
参考:アクセンチュア/新卒採用
■ベイカレントコンサルティング
ベイカレントコンサルティングは、幅広い業界を横断して、戦略から業務・ITなどに関するコンサルティングをおこなう日系コンサルティング企業です。
ベイカレントの特徴の1つに、「ワンプール制」というシステムがあります。
一般的なコンサルティング企業では、コンサルタントの専門性を高めるために、金融業や製造業などの業界ごとに部署を分けています。
しかしベイカレントでは、全コンサルタントが同じ部署に所属し、特定の業界に固定せず様々な案件を担当します。
この制度により、特定の業界にとらわれず知見を広げながら、自身の適性や考え方にもとづいて専門性を深めていくことが可能です。
「まずは業界にこだわらず多様な経験を積みたい」と考えている人にベイカレントが向いていると言えます。
参考:ベイカレント/成長環境
シンクタンク系

■日本総研
日本総合研究所は、SMBCグループのシンクタンク系コンサルティング企業です。
日本総研では職種別採用をおこなっており、コンサルタント職での応募が可能となっています。
コンサルタント職では、インフラや環境などの産業軸と、デジタル改革やサステナビリティなどの経営機能軸の2つの軸を用いてグループ分けをおこなっています。
このことにより、日本総研のコンサルタントは自分の興味のある業界、経営課題にアプローチできるので、高いモチベーションを持って業務に携わることができます。
また、官民連携での課題解決を強みとしており、様々なステークホルダーを巻き込んで日本の社会問題にアプローチすることができます。
「自分の興味関心のある分野に携わりたい」、「国・自治体へのコンサルティングを経験してみたい」などと考えている人には、日本総研が向いているでしょう。
■大和総研
大和総研は、大和証券グループ内のシンクタンク系コンサルティング企業です。
大和総研のITソリューション部門では、証券系のシンクタンクとして企業分析や事業環境分析をおこなってきた経験を活かし、企業ごとの最適なデジタル戦略の策定をサポートしています。
ITコンサルタントコースとして入社した後は、ITスキル診断の結果をもとに1人ひとりに合わせた研修を受けることができます。
「ITコンサルタントとして手厚い研修を受けたい」と考えている人には、大和総研がオススメです。
参考:大和総研/システム部門
SIer系

■NTTデータ
NTTデータは、日本のシステムインテグレーション業界を代表する企業の1つです。
NTTデータではコース別採用をおこなっており、「SE・コンサル・営業コース」からITコンサルタントを目指すことになります。
NTTデータはSIer企業の中でも官公庁や金融業界に強みを持っており、さらに海外にも事業を展開しています。
「将来的に国内外問わず活躍したい」と考えている人にオススメの企業といえるでしょう。
■野村総合研究所
野村総合研究所(NRI)は、DXやシステムコンサルティングの分野で、顧客企業の課題発見から解決策の提案・実施までを一貫して支援する、野村証券系列のSIer系コンサルティング企業です。
NRIでITコンサルタントを目指す場合、アプリケーションエンジニアまたはテクニカルエンジニアという職種に応募する必要があります。
入社後は、先輩社員の指導を受けたり、実際の会議に参加したりしながら、ビジネススキルとITスキルの基盤を築いていきます。
その後、経験を積むことで専門分野を確立し、ITコンサルタントとして自らプロジェクトをリードできるようになります。
「計画的な成長環境のもとで経験を積み、ITコンサルタントとしてのスキルを磨きたい」と考える人はNRIに向いているといえるでしょう。
参考:野村総合研究所(NRI)の新卒向け総合案内サイト/アプリケーションエンジニア・テクニカルエンジニア
■NEC
NECは、ITサービス事業と社会インフラ事業を展開する、日本を代表するIT企業です。
特に、AI(人工知能)、通信、セキュリティの3つの技術分野に強みを持ち、その高度な技術力は国内外で高く評価されています。
採用においては、ジョブマッチング制度を導入しており、就活生は希望する職種と部門を最初に選択でき、内定時に選んだ職種と部署が確約されます。
この制度により、入社前からキャリアパスを明確に描くことができ、入社後は専門性を高めながら、自身の適性に合った役割を担うことが可能です。
「ITコンサルタントとしてのキャリア目標が明確に定まっている」という人にオススメの企業と言えます。
参考:NEC/NECについて
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、そもそもITコンサルタントとはどういった職種か、新卒からITコンサルタントになるための方法などを解説してきました。
ITコンサルタントは高度な知識や能力が求められる反面、非常に市場価値の高い職種であるため高い年収が期待できます。
ITコンサルタントに興味があるという人は、是非目指してみてください。
就職エージェントneoを活用して就活をしよう!
- 「ITコンサルタントで評価される志望動機とはどういう内容?」
- 「ITコンサルタントの採用をおこなっている企業が見つけられない…」
- 「選考を突破して内定獲得したい!」
このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。
就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生1人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあったアドバイスの実施や希望や適性に合った企業の求人情報を紹介しています。
「ITコンサルタントの選考を突破するために、自分の志望動機の何を改善したら良いかわからない…」など、少しでも不安がある人は是非就職エージェントneoをご利用ください。