営業事務職と聞くと「裏方で、単純作業が多い」というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?
確かに、営業職のサポートがメインの裏方ですが、実際には営業職よりも先を見据えて考え、積極的に仕事をしていくことが求められています。
また、会社や営業担当が行う取引は営業事務が作成する書類が支えていると言っても過言ではありません。
営業事務がいなければ営業担当は商品を売ることができないと言われているほど、営業チームや会社の一員として、欠かせない重要な役割を担っているのです。
営業事務職の最新情報
IT技術が発展している今、営業事務職に求める人材像が変わりつつあります。
時代の変化や流れに敏感になることで、現代で必要な知識や技術を理解することができるでしょう。ここでは、営業事務職の最新情報を2つご紹介します。
”派遣”から”直接雇用”に変化している
今まで営業事務職の雇用形態は、派遣である企業が多く存在していました。しかし、派遣は契約期間が決まっているため、業務ノウハウが社内に蓄積されないという問題がありました。
また、派遣を雇う場合には別途コストが発生し、予算の関係で雇わなければ業務効率の悪化に繋がってしまうという悪循環もありました。
このような背景から、派遣から直接雇用に変化している企業が多くなってきています。
RPAなどの最新技術を使える人材は重宝される
将来、事務系の仕事はAIにとって変わられるということを聞いたことはないでしょうか?
全ての業務というわけではありませんが、実際に事務関係の業務にはRPAという最新テクノロジーの普及が徐々に広まってきています。
RPAとは、簡単に説明すると、何度も行う作業などを自動化してくれるシステムのことです。つまり、単純作業はロボットでもまかなえる時代になりつつあると言えるでしょう。
しかし、この技術を使いこなせる人や理解している人は少ないので、逆にそこが狙い目となっているそうです。
今後の営業事務職では、RPAなどの最新技術を理解し、使うことができる人材は重宝されるでしょう。
営業事務職で得られるスキル
営業事務職として働くことにより得られるスキルを、以下にて紹介します。
事務処理能力
営業事務職は、営業先へのプレゼンテーション資料や伝票作成、電話対応など様々な仕事を行います。
また、急ぎの資料を作成するよう営業担当から依頼されたりすることもあり、臨機応変な対応も同時に求められます。
多種多様な業務を対応していくごとに、業務効率が向上していくので、キャリアチェンジやステップアップにも役立つ事務処理能力が身につくでしょう。
コミュニケーション能力
営業事務職には、営業担当者が次に必要としている資料は何か、次に行く企業のアポ取りは必要かなど、相手のニーズを考え、行動することが求められます。
また、顧客から電話での問い合わせなど、クライアント対応業務も含まれていることが多いため、コミュニケーション能力や基本的なビジネスマナーも磨かれていきます。
業務効率化には先読みすることが重要ですが、そのためにはコミュニケーションを積極的に取る必要があるため、回数を重ねるごとに能力も向上するでしょう。
営業事務職の仕事内容
営業事務職が行う業務は、どれも営業担当者の業務効率に左右します。では、具体的にどのような業務をしているのでしょうか。以下で詳しく説明していきます。
書類作成や処理
企業や業種によっても異なりますが、主に見積書や請求書、納品書など商品に関する資料作成が主になります。
また社内会議用や提案書などを作成する場合もあり、企業によっては顧客用のプレゼンテーション資料の作成をすることもあります。
管理関係
営業担当者が契約を締結してきた顧客の情報の登録や管理を行うのも、大切な業務の一つです。顧客の住所や電話番号だけでなく、営業担当者名や契約期間などもまとめて管理します。
また物品を扱う企業の場合、在庫管理や受注、出荷管理なども行います。データの集計も行うので、業務の無駄なども管理しやすくなります。
来客や顧客対応
直接営業をするのは営業担当者ですが、担当不在の場合や、担当者以外でも答えられる問い合わせに関しては、営業事務職が行うことが多いです。
具体的には、来客が会社に訪問した際の案内や取次、クレーム対応、電話やメールでの顧客対応などです。
営業事務職の志望動機の書き方とポイント
志望動機を書く際は、なぜ営業事務職をやりたいのか、その職種の中でもなぜその企業なのかを明確にし、ロジカルにアピールできるようにしましょう。
なぜその営業事務職か?
数ある職種の中でなぜ営業事務職なのかを説明する必要があります。
「人をサポートするのが好き」「営業チームや会社のサポートをしたい」など、営業事務職ならではの理由を具体的に述べるようにしましょう。
営業事務職でアピールすべき強み
営業事務職では、自ら積極的に動く人材が重宝されやすいので、保守的ではなく積極的に物事に取り組めることや、周りへの気配りが得意などはアピールすべき強みです。
チームで活動した経験があれば、そのエピソードを交えてアピールするといいでしょう。
また、ビジネスマナー関係やパソコン、経理関係の資格を持っている場合は、即戦力としてみなされる可能性が高いので、アピールポイントになるでしょう。
なぜその企業で働きたいのか
営業事務職と言っても企業によって、求められる人物像やスキルは異なります。
例えば部品などの製品を取り扱う場合、在庫管理や発注作業などのスピーディーさが求められ、医療系コンサルタント企業では、電話対応やプランの資料作成などが重要になってきます。
このように企業によって特徴は異なるため、企業ごとの特徴を把握するためにも企業研究は必ず行いましょう。
実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみてください。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
・「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」
営業事務職の志望動機のNG例
以下では営業事務職の志望動機NG例を紹介します。どこがNGなのかについても解説しているので、チェックしてみてください。
また、私の強みは、相手のために行動することです。パン屋でアルバイトをしていた際、様々な工夫をし、常連のお客様からは名前を覚えてもらえるようになりました。
どのようなことにやりがいを感じるかはわかりますが、それをどのように仕事に活かせるかがわかりづらいです。企業の理念は一つとは限らず、どの理念に興味をもったのかもわかりません。
どのような経験をして、それが強みとなったのか、具体的なエピソードがないため説得力に欠けます。
営業事務職の志望動機の例文
実際に選考を通過したESの志望動機の例文および考察から、書き方を学び自身のESや面接に活かしてください。
貴社の「〇〇」という理念には、価値ある商品やサービスを提供することで、人々の健康に貢献するという思いが込められおり、強く共感しました。この理念のもとで自身の仕事に誇りを持って、楽しく働くことができると感じたため志望しました。
また、私の強みは、相手のために行動することです。私はパン屋でアルバイトをしています。最初は事務的な接客になってしまい、お客様に喜んでいただけるような接客ができませんでした。そこで、お客様のニーズに即した商品やサービスの提案が必要だと考えました。お客様を観察し、会話から求めている商品を考え、積極的に提案しました。その結果、笑顔で帰られるお客様が増え、常連のお客様からは名前を覚えてもらえるようになりました。
どのような仕事したいと考えているのか明確に書かれているため、好きなことや、やりがいを仕事で活かせると判断しやすい内容になっています。
企業の理念に対しても、具体的な理由が書かれているので企業についての理解があることが理解できるでしょう。
最後に、強みについての具体的なエピソードが書かれているため、説得力のある志望動機になっていること良いと思います。
営業事務として働きたい理由や、どのように会社に貢献できるかが書かれていれば、さらによくなるでしょう。
レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。
関連記事:
「志望動機のおすすめ例文10選!」
まとめ
営業事務職の業務は確かにサポートがメインですが、ただの裏方ではなく、営業担当者と一緒に顧客を獲得するために欠かせない営業チームの一員です。
言われたことをするだけでなく、自ら先回りして仕事を考えられる積極性が必要なので、企業が求めている人材やスキルを研究して、しっかり志望動機でアピールできるようにしましょう。
志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
「志望動機の書き方・例文」
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