
金融業界の中では比較的仕事のイメージがつきやすいクレジットカード会社。
クレジットカードの取り扱いや発行を行うのはもちろんですが、他にもカードの利用者側からはわからない仕事もたくさんあります。
どのような業務があるのか、その社会的役割を知って、クレジットカード会社への理解を深めましょう。
クレジットカード業界の特徴
ここではカード業界の動向・形態・職種について解説していきます。
クレジットカード業界の動向
クレジットカード業界の市場規模は今後も大きくなっていくと予想されています。
なぜかというと、ネット通販の普及により、現金を持たない人が増えてきているためです。
特にネット通販の決済はほとんどがクレジットカード決済です。
よって、クレジットカードの市場規模はネット通販の規模と同様に今後も伸びていくと考えられます。
また、日本のクレジットカード利用率は海外に比べるととても低いため、特に日本においては伸びしろが非常に大きいと言えます。
そんな中、向かい風となるのが、個⼈の銀⾏⼝座と店舗を直接つなぐ決済サービスです。
近年、キャッシュレス化の推進活動により、電子マネーが増えてきていることは周知の事実です。
その電子マネーがクレジットカードを通さないサービスの場合、カードが使われなくなってしまいます。
そこでクレジットカード会社は決済の際にポイントをつけることでお客様を獲得しようとしています。
100円や200円ごとにポイントがつき、そのポイントで買い物ができる仕組みとなっています。
さらに最近では、住宅ローンをくむと年会費なしでゴールドカードを発行するサービスも存在します。
この時、カード会社はお客様にポイントを付与する代わりに、カード会社はお客様の決済情報を集め、ビックデータを蓄積しています。
各業界別の動向や例文を見たい方は下記をご覧ください。
関連記事:
【業界研究】クレジットカード業界の動向4選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介
クレジットカード会社業界の業務
ここでは証券会社の様々な仕事の中から、主な3つの業務についてピックアップして説明していきます。
❏イシュアー業務
ライセンスを取得し、消費者に対してクレジットカードを発行する業務です。クレジットカード会社の仕事の中で柱となる仕事と言っても過言ではありません。
具体的には、法人や個人向けに自社のカードを作成してもらうよう営業活動をします。
❏アクワイアラー業務
サービスの拡充を図るために加盟店の開拓や管理を行う業務です。
事業者はアクワイアラーと加盟店契約を締結することによって、加盟店になりクレジットカード決済を受け付けられるようになります。
また、アクワイアラーは、加盟店に変わってクレジットカード決済での売上がスムーズに入金されるよう、その他カード会社などと調整を行います。
❏セキュリティー業務
セキュリティーに関する専門性の高い知識を持つ社員が連携しながら、偽造クレジットカードや不正利用に関する情報を収集し、顧客にトラブルが及ぶことを防止する業務です。
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クレジットカード業界の志望動機のポイント
クレジットカード業界と一言で言っても、企業によって企業理念や注力している商材などはは異なります。
そのため自分はクレジットカード業界の中でどのような仕事がしたいのかを明確にしてから、志望動機を作成するようにしましょう。
クレジットカード業界を志望する理由
金融業界の中で、銀行や信託銀行ではなく、なぜクレジットカード会社なのかを説明する必要があります。
クレジットカードを利用する事によって、みんなが幸せになるWin-Winの関係を担っている社会的な役割や意義を知っておく必要があります。
クレジットカード業界を選んだ理由を答えるためには、上述した業務や動向の他に、過去の経験と考えをもとに、どんな軸で企業を選んでいるか明確にしておきましょう。
なぜその企業なのか
特定のクレジットカード会社でなければならない人はあまりいませんが、理由は必要です。
理由を見つける方法はズバリ”比較”すること。企業理念、注力商材、取り組みなど競合と比べた時に秀でている箇所が必ずあります。
他社よりも秀でた点、特異性がその損害保険会社を選ぶ理由になります。
また、インターンやOB・OG訪問を通して社風の面からも理由を作れるとより真剣度が伝わります。
求められる人物像
クレジットカードというお金に代わるものを扱う業界であるため、お客様と信頼を築くことが非常に大切です。
日本は現在キャッシュレスの変革期の最中であるため、キャッシュレスの社会的使命を理解することは必要不可欠となります。
また業務内容として、クレジットカード決済をスムーズに行うために、クレジットカード会社などとの調整を行ったり、顧客にトラブルが及ぶことを防ぐ役割を担っているため、調整力や責任感という素養も必要と言えます。
志望動機の書き方
情報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。
シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。
文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の考え方、書き方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~
・志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~
クレジットカード業界の志望動機の例文
実際に選考を通過したESの志望動機の例文から、クオリティと書き方を学び、自身の書類に活かしてください。
三菱UFJニコスの志望動機の例文
1点目は、キャッシュレス化を通じて世の中を便利で安全な社会に変えていける、カード業界に魅力を感じているためです。
2点目は政府によるキャッシュレス化推進が進む中で、貴社はMUFGのグループ力やJAバンク・地方銀行等との連携を活かし、クレジットカードという枠にとらわれず挑戦し続けているためです。
上述の点において、貴社の事業、経営方針が私の企業選びの軸である「社会を根幹から支える」「社会に対して付加価値を提供し続ける」こととマッチしていると感じます。
貴社の一員として、変化の早い社会においても求められ続ける生活に不可欠なサービスを提供したいと思い、志望いたします。
⇨理由をまず最初に2つ書くことで読み手が読みやすい構造となっています。
しかしなぜそのような企業選びの軸を持ったのかについて触れられていなかったので、自分の過去の経験を交えて書けるとさらに良い志望動機になります。
三井住友カードの志望動機の例文
その中でも貴社は、iDの取り扱い開始や日本初の銀聯カード発行など、総合決済カンパニーとして「消費者志向自主宣言」を掲げ、国内外の企業と提携し新たな決済環境を構築する点に魅力を感じました。
そこで、インターンシップでお会いした社員の方と、貴社の目標に向かって励みたいと考えています。
⇨カード業界を志望する上で、この会社に特有の目標に賛同していることがわかります。
また、「インターンシップでお会いした~~」とありますが、とても抽象的な表現になってしまっているので、もし書くのであれば、なぜそのインターンシップで会った社員と目標に向かって励みたいと思ったのか、もっと具体的に書くようにしましょう。
ワイジェイカードの志望動機の例文
私は、東日本大震災の復興について関心があり、5年間被災地を巡り、現状と課題を学び課題解決に取り組んできました。
その経験のなかで、仕事を通して地方活性化をしたいと考えるようになりました。
キャッシュレス化が進むいま、クレジットカード会社は地方活性化にとって欠かせない役割を担います。
地方在住者に向けて、新たな決済シーンを提供することで、ライフスタイルの変革に挑戦したいと感じました。
そのなかで、貴社のクレジットカードを利用して、貴社のサービスのポイントや特典などは、他社に比べ消費喚起の影響力が大きいと感じました。
よって、貴社でなら、消費喚起の影響力の大きさで地方での消費を活性化するシステムづくりができると考えました。
貴社とともに、ひとりひとりの豊かな生活への想いに応えることに貢献し、自身も成長していきたいと思います。
⇨なぜカード業界を志望しているのか、過去の経験を踏まえて具体的にアピールできています。
また業界の中でもなぜその企業が良いと思ったのかについても具体的に書けているため、全体的に読み手にとってわかりやすい志望動機になっていると言えます。
関連記事:
志望動機のおすすめ例文10選!
まとめ-クレジットカード業界の志望動機の書き方と例文-
クレジットカード業界は就活生からの人気が高いため、上記の例文のようにレベルの高い志望動機が多くあります。
この記事をもとにロジカルで具体的な志望動機を作成し、志望企業の内定を勝ち取りましょう。
志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
志望動機の書き方・例文
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