
面接での逆質問例50選!質問する際のポイントやNG例も紹介
「逆質問って何を聞けばいいの?」「逆質問って絶対に質問しなきゃいけないの?」など、逆質問についていまいちよくわかっていない人が多いのではないでしょうか。
面接では逆質問も評価されています。
そのため評価される逆質問、避けるべきNG質問逆質問を知り、面接で存分にアピールできるようにしておきましょう。
逆質問とは
基本的には面接の最後に面接官が「何か質問はありますか?」と聞いてきます。これを逆質問と言います。
ここでは就活生が気になってることを面接官に質問することができます。
しかし何でも質問して良いというわけではなく、面接官が逆質問をする意図を考えて質問する必要があります。
そのため続いては「なぜ企業は逆質問をするのか」紹介していきます。
企業が逆質問を聞く意図

なぜ企業は面接で逆質問を聞くのでしょうか。以下で解説していきます。
志望度を知りたい
企業は逆質問を通して就活生の志望度を見ています。
本当に志望している企業であれば面接前に企業研究をしてきているはずです。
そのため学生からの質問内容を見て、その学生がどれほど自社について調べてきているのかをチェックしています。
コミュニケーション能力を知りたい
面接では面接官との会話の仕方でコミュニケーション能力があるかどうかを評価していますが、逆質問でも同様に、どのような逆質問をしてくるのかを通してコミュニケーション能力をチェックしています。
面接中に面接官との会話で気になったことを逆質問で聞くという方法もありますが、そういった際は「あれ、これさっき話したな」と思われないように注意が必要です。
質問力を知りたい
働く上で質問力は非常に重要なスキルです。
職種によりますが社会人になると社内はもちろんですが、社内だけでなく社外の人と一緒に仕事をする機会も多いため、質問力の有無は仕事に大きく影響を与えます。
そのため逆質問を通して就活生の質問力を見ていると言えます。
逆質問のする時のポイント
以下は逆質問をする際のポイントです。面接の逆質問では、その面接官だからこそ聞きたい質問をするようにしましょう。
具体的には以下で紹介していきます。
人事・若手社員・現場社員面接
一次面接では基本的に入社後現場で一緒に働く社員や、若手人事などが面接官になることが多いです。
そのため、現場の人だからこそわかる質問や、自分と立場が近い若手社員だからこそ聞ける質問をしてみましょう。
最終面接
最終面接では社長や役員クラスの面接官になることが多いと言われています。
そのため、経営陣が社員に求めているものや事業の将来性、長期的な取り組みなど、上の人だからこそ聞ける質問をしてみると良いでしょう。
逆質問の例文
ここでは逆質問の例文を紹介します。
逆質問が浮かばなくて困っている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。
経営戦略に関する逆質問
■5年後、10年後に描いているビジョンを教えてください
■御社が今、不足しているまたは、課題に感じていることはなんですか?
■今後注力していきたい事業を教えてください
仕事内容に関する逆質問
■どんな顧客を対象に、何人くらいのチームで仕事していますか?
■今の目標を教えてください。またそれを達成するために頑張っていることを教えてください
■仕事をしていて、楽しいと思ったことやつらいと思ったことを教えてください
■だいたいの1日の仕事の流れを教えてください
■仕事で最もやりがいを感じるのはどのような時ですか?
■御社における、クライアントに対する姿勢について教えてください
■今までの中で最も達成感を感じたエピソードを教えてください
必要な能力、キャリアパスに関する逆質問
■御社で評価されている人はどのような人ですか?
■〇〇という事業に興味があるのですが、配属はどのように決まりますか?
■御社で働く際に最も大切にすべきことを教えてください
■新入社員の間にやっておくべきことはありますか?
■若手社員に求めることや、今後こうなってほしいというイメージがあれば教えてください
■〇〇について学ぼうと思ってるのですが、このスキルは御社の役に立ちますか?
■〇〇という役職にあこがれているのですが、通常何年ぐらいかかりますか?
社風に関する逆質問
■社内でよく使われている言葉を教えてください
■社員はどのような人が多いですか?
■社員同士での飲みに行くことはありますか?
■上司の方や先輩方に質問させていただける環境はありますか?
■他部署との交流はありますか?
■御社は〇〇という社風と説明会で伺いましたが、どう思われますか?
■御社には部署や事業部によって、組織風土などに違いはありますか?
■社員同士が自発的に教え合うような風土はありますか
■社内では、上司をどのように呼んでいますか?
志望度をアピールする逆質問
■入社までにさらに勉強をしておくことはありますか?
■御社の〇〇という商品に憧れているのですが、その商品に携わることは可能ですか?
■御社の〇〇に強い興味があるのですが、どのような経緯で開発されたのか教えてください
■入社までに〇〇以外で勉強しておくことはありますか?
■社員教育に力を入れているとお聞きしましたが、独自の研修などはありますか?
■若手社員の方が、最初につまずくのはどんな場面が多いですか?
■入社後は責任あるポジションを目指したいと考えています。御社の評価制度・昇進制度について教えてください
自己PRできる逆質問
■異なる価値観でも受け入れられる性格ですが、配属先の雰囲気を教えてください
■〇〇の資格を持っていますが、御社の仕事で活かすことはできますか?
■大学時代は100人以上の部員がいる部活動で部長として全体を統括していました。御社では若手でもこうした経験が活かせるチャンスはありますか?
■学生時代の留学経験を活かしたいと考えていますが、若手のうちから語学をいかす機会はありますか?
面接官個人に関する逆質問
■入社前後で感じるギャップはありますか?
■今の目標と、それを達成するためにどのような取り組みをしているか教えてください
■働く上でのこだわりを教えてください
■〇〇さんが若手の時にぶつかった壁を教えてください
■これまでで最もやりがいを感じられた瞬間を教えてください
■〇〇さんが御社で最も魅力を感じているところはどこですか
NG逆質問

ここまでで面接で聞くべき逆質問例を紹介してきました。続いては、避けるべきNG逆質問について解説していきます。
特にありません
上述しましたが、企業は逆質問を通して就活生の志望度や質問力、コミュニケーション能力をチェックしています。
逆質問がないということは自社にあまり興味がないと受け取られてしまう可能性が高いです。
そのため「特にありません」と答えるのは絶対にNGです。
逆質問とは言え、就活生がアピールする場であるため、逆質問は予め考えておけるようにしましょう。
給与や福利厚生に関する質問
福利厚生について質問してしまうと、「福利厚生目当てで受けているのかな」と不信感を持たれてしまう場合があります。
企業からすると福利厚生がいいという理由で志望している学生よりも、企業の事業内容に興味を持ち志望しているという学生を採用したいと思うのは当然です。
そのため、逆質問をする際は福利厚生などについて触れるのは避けましょう。
調べればわかる内容
逆質問をする際は「企業理念を教えてください」などのような、自分で調べたらすぐにわかるようなことを質問するのはやめましょう。
調べたらすぐわかることを質問してしまうと、 「この学生は企業研究をしていないんだな」=「志望度が低い」 と思われてしまいます。
企業は面接を通して就活生の志望度をチェックしているため、少しでも志望度が低いと思われる可能性がある質問は避けるようにしましょう。
Yes,Noで簡潔してしまう質問
企業が逆質問を聞く意図でも述べましたが、企業は逆質問を通して就活生の質問力を見ています。
そのためせっかく直接質問できる場で、「Yes,No」で答えられる質問をしてしまうと質問力のない学生だと評価されてしまいます。
面接で大切なことは”面接官と会話をする”ことであるため、話が弾むような逆質問を考えておきましょう。
まとめ
本記事では逆面接で聞くべき質問やNG質問例を紹介しました。
逆質問とは言え、面接官は逆質問でも就活生を評価しているため、存分に自分の良さを伝えられるような逆質問をしましょう。