● 得意なことを見つける際は、[好きなこと][他人から褒められたこと][苦にならずに続けられること]をヒントにすると良い。
● 得意なことを伝える際は、自分の強みやスキルと結びつけて、どのように活かせるかを示すことが大切。
就活は人生の大きな転機であり、成功するためには自己理解が欠かせません。
特に、[得意なこと]を見つけることは、適職選びや面接での自己PRに役立つ重要なポイントです。
しかし、自分の得意なことが分からず、悩む就活生は少なくないと思います。
本記事では、得意なことの見つけ方や適職選びの方法、さらには得意なことを知ることで広がる可能性について詳しく解説します。
この記事を通し、自分の強みを理解し、就活を有利に進めるための第一歩を踏み出しましょう。
そもそも「得意なこと」ってどういうこと?

[得意なこと]とは、他の人よりもスムーズにできることや、繰り返しおこなっても苦にならないことを指します。多くの場合、得意なことはスキルや経験から培われているため、行動や成果に直結しやすいという特徴があります。
就活において自分の得意なことを知ることは、適職選びや自分のアピールポイントを見つける手がかりとなります。例えば、「人と話すことが得意」な場合、[接客や営業の仕事に向いている][コミュニケーション力が高い]などの特徴が挙げられます。
しかし、自分の得意なことを見つけるのは意外と難しいものです。なぜなら、特別な才能や高度なスキルだけが[得意なこと]だと思い込みやすく、普段から自然にできていることや、無意識に人よりうまくできていることには気付きにくいからです。
大切なことは、自分の得意なことを正確に理解し、それをどのように活かすかを考えることです。
「得意なこと」と「長所」の違い
[得意なこと]と[長所]は似ていますが、少し異なります。それぞれの違いを理解することで、自分の強みをより明確に伝えることができます。
[得意なこと]とは?
得意なことは、実際に自分がスムーズにできることや、自然に成果を出せる具体的な行動や活動を指します。特別な努力をしなくても上手にできたり、繰り返しても苦にならないことが多いのが特徴です。
▼例
・初対面の人とすぐに打ち解ける
・旅行の計画を立てること
・細かい作業を集中して続けられる
[長所]とは?
長所は、性格や考え方の特徴を指し、日常生活や仕事で活かせる「自分らしさ」を表します。得意なことと比べると抽象的で、人柄や価値観を伝える場面でよく使われます。
▼例
・ポジティブ思考(困難な状況でも前向きに取り組む)
・責任感が強い(任されたことを最後までやり遂げる)
・粘り強い(諦めずに目標に向かって努力できる)
[得意なこと]と[長所]の違いを表にまとめると、以下のとおりです。
得意なこと | 長所 | |
---|---|---|
定義 | 実際にできる具体的な行動や活動 | 性格や考え方の特徴 |
例 | ・旅行の計画を立てること ・初対面の人と話すこと |
・計画性がある ・コミュニケーション力が高い |
アピールの仕方 | 具体的なスキルや経験を交えて説明する | 人柄や価値観を踏まえて伝える |
このように、[得意なこと]は実際に何ができるのかを示し、[長所]はその背景にある性格や考え方を表します。両方を理解し、適切に使い分けることで、面接や自己PRでより具体的かつ魅力的に自分を伝えられるでしょう。
面接官が「得意なこと」を聞くワケと見ているポイント

面接で「あなたの得意なことは何ですか?」と聞かれると、多くの就活生は特技やスキルを聞かれていると思いがちだと思いがちです。
しかし、面接官が本当に知りたいことは「得意なことを仕事でどう活かせるか」です。あなたが入社後の業務にどう貢献できるのか、適性を見極めたいという意図があります。
ここでは、面接官が得意なことを聞く理由と、その回答から何を評価しているのかを解説します。
- あなたの強みが仕事に活かせるかを知るため
- 自己分析ができているかを確認するため
- 簡潔にわかりやすく伝えられるかを評価しているため
あなたの強みが仕事に活かせるかを知るため
面接官が[得意なこと]を聞く主な理由の1つは、就活生の強みがその職務にどのように貢献できるかを知るためです。企業は新たな人材を採用する際、彼らの強みが組織の目標達成にどのように寄与するかを重視します。
したがって、就活生が自身の得意なことを具体的なエピソードを交えて説明できれば、その強みが職場でどのように活かせるかを面接官に効果的に伝えることができます。
また、得意なことが仕事に直結する場合、就活生はその分野で即戦力として期待されることが多くなります。
例えば、コミュニケーションが得意な人は営業や広報の分野で、分析力が高い人はデータサイエンティストやマーケティングリサーチの分野で、それぞれの強みを発揮することが可能です。
自己分析ができているかを確認するため
面接官が[得意なこと]を尋ねるもう1つの理由は、就活生が自己分析をしっかりおこなっているかを確認するためです。
自己分析ができている人は、自分の強みや弱みを理解し、それをどのように活用できるかを考えています。これにより、企業の求める人材像と自分の特性が合致しているかを見極めることができます。
また、自分の得意なことを明確に説明できる就活生は、面接官に「キャリアを主体的に考え、将来のビジョンを持っている」と判断されやすくなります。
簡潔にわかりやすく伝えられるかを評価しているため
面接官は就活生が質問に対して、自分の意見を簡潔かつわかりやすく伝えられるかを評価するために、この質問をします。
仕事では、限られた時間の中で端的に情報を伝えるスキルが求められます。そのため、面接官はこの質問を通じて、就活生が焦らずに整理された回答ができるかを見極めています。
また、「得意なことは?」という質問は、長所や自己PRほど準備をしていない就活生も多く、予想外の質問にどのように対応するかを見る意図もあります。 焦らず冷静に考え、論理的に伝えられるかどうかがポイントです。
「自分には得意なことがない……」と悩む理由

「面接で得意なことを聞かれても、特に思い浮かばない……」と悩む就活生は少なくありません。しかし、それは本当に「得意なことがない」のではなく、自分の強みに気づいていないだけかもしれません。
ここでは、「得意なことが見つからない」と感じてしまう主な理由を解説します。
- 「得意なこと=特別な才能」と思い込んでいる
- 自分の得意なことを意識したことがない
- 他人と比較しすぎてしまう
「得意なこと=特別な才能」と思い込んでいる
[得意なこと=才能や特別なスキル]と考えてしまい、自分には何もないと思ってしまう人も少なくありません。
- 「スポーツが得意」「楽器が弾ける」「プログラミングができる」などのスキルがないとダメなのでは?
- 人より優れていなければ、「得意なこと」とは言えないのでは?
しかし、就活における[得意なこと]とは、必ずしも特別な才能を指すわけではありません。
日常の中で自然とできることや、人より少し得意なことでも十分にアピールポイントになります。例えば、[人の話を聞くのが得意][細かい作業を丁寧にこなせる]など、仕事に活かせるスキルも立派な強みです。
自分の中にある得意なことを、広い視点で見つめ直してみましょう。
自分の得意なことを意識したことがない
[得意なことがない]と感じる理由の1つに、そもそも自分の強みを考えたことがないというケースがあります。
- 何が得意なのか考えたことがないから、パッと思い浮かばない
- 自分の当たり前の行動が、得意なことだとは思わなかった
普段の生活の中で、「これは得意だ」と意識する機会は意外と少ないものです。そのため、自分の行動を振り返る習慣がなければ、自身の強みを見つけることが難しくなります。
しかし、[他の人よりスムーズにできること]や[よく頼まれること]も、立派な得意なことの1つです。日常生活やこれまでの経験を振り返り、自分の強みを探してみましょう。
他人と比較しすぎてしまう
「他の人と比べて特に優れたものがない……」と思い込んでしまい、自分の得意なことに自信を持てない人もいます。
- 周りの人の方がすごいから、自分の強みとは言えない
- 〇〇さんはもっとすごいから、自分がアピールするのは恥ずかしい
しかし、得意なことは[他人より優れているかどうか]ではなく、[自分が自然にできること]と[仕事で活かせること]がポイントです。
例えば、[人の話を丁寧に聞ける]や[細かい作業を正確にこなせる]、[周囲のサポートをするのが得意]など、目立たないけれど、仕事の現場では重要なスキルも立派な強みになります。他人と比較するのではなく、自分自身の得意なことを冷静に振り返り、自信を持ちましょう。
自分の「得意なこと」を見つける13の方法
得意なことを見つけるためには、過去の経験を振り返ったり、自分の行動を客観的に分析したりすることが大切です。
ここでは、得意なことを見つけるための13の方法を紹介します。実践しながら、自分の強みを明確にしていきましょう!
- 過去の成功体験を振り返る
- 人から褒められたことを思い出す
- 夢中になれることを探す
- 好きなことと得意なことを区別する
- これまでに努力しなくてもできたことを思い出す
- これまでに継続してきたことを洗い出す
- 自分が他人よりも少し得意だと思うことを考える
- いろいろなことに挑戦してみる
- 過去の失敗から学ぶ
- 他人に聞いてみる
- 自分に特別なこだわりがあるか振り返る
- キャリアアドバイザーに深掘りしてもらう
- MBTI診断などの性格診断を活用する
①過去の成功体験を振り返る
過去の成功体験を振り返ることは、自分の得意なことを見つけるための第一歩です。これまでに達成したことや、周囲から評価された経験を思い出してみましょう。
成功体験には、自分がどのような状況で力を発揮できるのか、どのようなスキルを持っているのかが隠されています。
これらの体験を分析することで、自分の得意分野を見つけるヒントが得られるでしょう。
- 学校のプロジェクトでリーダーシップを発揮し、チームをまとめた経験
- アルバイトで顧客対応を評価され、リピーターを増やした経験
- 部活動やサークルで継続的に努力し、結果を出した経験
上記のような成功体験を振り返ることで、自分の強みを再確認し、今後のキャリアにどのように活かせるかを明確にすることができます。
②人から褒められたことを思い出す
人から褒められた経験は、自分の得意なことを見つけるための重要な手がかりです。
他人の評価は、自己認識とは異なる視点を提供してくれるため、自分では気づかなかった長所を発見することができます。
過去に友人や先輩、アルバイト先のスタッフからどのような点を褒められたかを思い出してみましょう。
- 「説明がわかりやすいね」と言われた
→ 人に物事をわかりやすく伝えるのが得意 - 「作業が早いね」と褒められた
→ スムーズに作業を進めるのが得意 - 「落ち着いてるね」と言われた
→緊張する場面でも冷静に対応するのが得意 - 「誰とでも仲良くなれるね」と言われた
→人と打ち解けるのが得意
他人の言葉をヒントに、自分の得意なことを明確にしていきましょう。
③夢中になれることを探す
夢中になれることは、自分の得意なことと密接に関係しています。何かに熱中しているときは、自然とその分野でのスキルが向上し、得意になる可能性が高いです。
日常生活の中で、時間を忘れて取り組んでしまうことや、楽しいと感じる活動をリストアップしてみましょう。
- スポーツを続けている
→継続して努力することにやりがいを感じる - クリエイティブな活動(デザイン・動画制作など)が好き
→発想力や表現力が得意分野かもしれない - 読書や研究に没頭する
→分析力や情報整理能力が高い可能性がある
これらの活動に共通するスキルや特性を見つけ出し、それがどのように仕事に活かせるかを考えることで、自分の得意なことを見つける手助けとなります。
④好きなことと得意なことを区別する
必ずしも[好きなこと]=[得意なこと]とは限らないため、区別して考えることが大切です。
得意なことを見つける際には、「好きだからできる」と思い込まず、実際に成果を出せるものを振り返ることがポイントです。
・音楽が好きだが、演奏は苦手
→音楽に関わる他の分野(作詞・編集・評論など)で強みを見つけられる
・絵を描くのが好きだが、あまり上手くない
→企画やマーケティング、販売などアート業界の別の役割を探せる
▼得意だけど特に好きではない場合
・文章を書くのが得意だが、特に好きではない
→得意なスキルを活かしつつ、好きなことは趣味として楽しむ
このように、[好きだから得意][得意だから好き]と決めつけず、実際にできることを客観的に整理することで、自分の強みを正確に把握することができます。
⑤これまでに努力しなくてもできたことを思い出す
努力しなくても自然にできたことは、自分の得意なことを見つける手がかりになります
特に意識せずにできたことや、周囲の人よりも簡単にこなせたことを思い出してみましょう。これらは、あなたの潜在的な才能やスキルを示している可能性があります。
- 数学の問題をすぐに理解できた
→論理的思考や分析力が得意かもしれない - 自然と人をまとめることが多かった
→他の人の意見を尊重しながら、良い関係を築くことが得意 - 初対面の人ともすぐに打ち解けられる
→人との距離を縮めることが得意
こうした経験を掘り下げることで、得意なことを明確にし、それを仕事にどう活かせるか考えることができます。
また、無意識にできたことは自分にとって当たり前すぎて気付きにくいため、友人や家族に「私ってどんなことが得意に見える?」と聞いてみるのもオススメです。
⑥これまでに継続してきたことを洗い出す
継続してきたことは、自分の得意なことを見つける上での重要な要素です。長期間続けていることは、自然とその分野でのスキルが磨かれている可能性があります。
これまでに続けてきた活動や取り組みをリストアップし、それがどのように得意なことに繋がるかを考えてみましょう。
- スポーツを続けている
→状況を分析し、チームの勝利に貢献することが得意 - ボランティア活動を長く続けている
→初対面の人とでもすぐに打ち解け、円滑にコミュニケーションを取ることが得意 - 毎日の日記やブログを書いている
→わかりやすく文章をまとめることが得意
継続できることは、それだけで立派な強みです。努力しなくても続けられたこと、無意識に習慣化していたことを振り返ることで、自分の得意なことをより明確にすることができます。
また、続ける力はどんな仕事にも活かせる重要なスキルです。「なぜ続けられたのか?」を考えることで、自分のモチベーションの源泉を知ることができ、それをキャリア選択にも活かすことができます。
⑦自分が他人よりも少し得意だと思うことを考える
自分が得意だと感じることや、周囲から「すごいね!」と言われることを考えてみてください。特別なスキルでなくても、他の人よりもスムーズにできることがあれば、それはあなたの強みの1つです。
- プレゼンテーションや説明が得意
→コミュニケーション能力が高い可能性がある - 問題解決が得意
→分析力や判断力が優れている可能性がある - 人の話をよく聞ける
→ヒアリング力や共感力が強みになる - 資料作成や文章を書くのが得意 → 論理的思考力や表現力がある
他人と比較して少しでも得意なことがあれば、それは十分な強みになります。「誰でもできることだから」と過小評価せず、自分が自然とできることを意識し、それがどのように仕事に活かせるかを考えましょう。
⑧いろいろなことに挑戦してみる
なにか新しいことに挑戦することは、自分の得意なことを見つけるための効果的な方法です。実際に経験してみなければ、自分がどの分野で力を発揮できるのかはわかりません。
いろいろなことにチャレンジすると、興味の幅を広げ、新しいスキルを身につけるきっかけを作ることができます。
- 新しい趣味を始める
→好きなことが得意なことに繋がるかもしれない - ボランティア活動に参加する
→コミュニケーション力やリーダーシップを発見できる - アルバイトやインターンシップに挑戦する
→仕事を通じて実務スキルを身につけられる - 勉強会やオンライン講座を受ける
→自分の学習スタイルや得意分野を知るきっかけになる
得意なことがないと感じる人ほど、積極的に新しいことに挑戦してみることが大切です。未経験の分野にチャレンジすることで、意外な才能に気付くこともあります。小さな成功体験を積み重ねながら、自分の得意なことを見つけていきましょう。
⑨過去の失敗から学ぶ
過去の失敗を振り返ることは、自分の得意なことを見つける大きなヒントになります。失敗はネガティブなものと捉えがちですが、その過程で得た経験や学びは、自分の成長に繋がる重要な要素です。
失敗を通じて、自分の強みや改善点を知ることができるため、得意なことを発見する手がかりになります。
- プレゼンで失敗
→伝え方を工夫した結果、人前で話すことが得意になった - 計画がうまく進まなかった
→課題を細分化し、段取りを組む力がついた - チームでの意見が合わず衝突
→調整力やコミュニケーション力が向上した - 試験やコンペで失敗
→失敗から粘り強く努力し、自己管理能力が身についた
失敗は[できなかったこと]にフォーカスするのではなく、[そこから何を学び、どのように成長したか]が大切です。過去の挑戦や失敗を成長の機会として捉え、自分の得意なことを発見していきましょう。
⑩他人に聞いてみる
他人の視点を取り入れることで、自分では気付かなかった得意なことに気付くことがあります。
自己分析だけでは、自分の得意なことを正確に把握するのは難しいです。他人からのフィードバックを受け取ることで、[無意識のうちにできていること]や[周囲から評価されている行動]を知ることができます。
- 家族や友人:「私って、どんな場面で頼りにされることが多い?」
- 同僚や先輩:「いつも私が無意識にやっていることで、他の人にとっては難しいことって何かある?」
- 教授やゼミ仲間:「どんな時に、私の力が発揮されていると思う?」
- 「あなたはいつも冷静に問題を解決しているね。」
→問題を分析し、論点を整理することが得意 - 「話がわかりやすいし、人の意見を引き出すのが上手だよね。」
→人の意見を引き出し、議論をスムーズにすることが得意 - 「期限をしっかり守るし、計画的に進められるよね。」
→スケジュールを立て、計画的にタスクをこなすことが得意
自分では気づかなかった強みも、他人の意見を取り入れることで発見できることがあります。
しかし、他人の意見に左右されすぎず、自分の経験や価値観と照らし合わせながら、[本当に得意なこと]を見極めることが大切です。
⑪自分に特別なこだわりがあるか振り返る
[自分がこだわっていること]に目を向けると、得意なことが見えてくることがあります。何気なくおこなっている習慣や細かい部分へのこだわりは、あなたの強みやスキルに直結することが多いです。
普段の生活や仕事、趣味の中で「これは譲れない」「いつも気をつけている」と思うことを振り返ってみましょう。
- 文章を書くとき、表現や言葉遣いにこだわる
→細かいニュアンスの違いを意識することが得意 - 料理をする際、調味料のバランスや見た目にこだわる
→繊細な感覚・クリエイティブな発想が得意 - プレゼン資料を作るとき、フォントやレイアウトにこだわる
→デザイン・整理整頓が得意 - 人と話すとき、相手の反応を細かく観察して会話を調整する
→コミュニケーション能力・共感力が高い
⑫キャリアアドバイザーに深掘りしてもらう
キャリアアドバイザーに相談することは、自分の得意なことを見つけるための効果的な方法です。専門的な視点から客観的な評価を得られるため、自分では気づけなかった強みや適性を発見する手助けになります。
- 自分の経験や実績を具体的に伝える
→「アルバイトで〇〇を担当し、売上アップに貢献しました」 - 得意なことが仕事でどう活かせるかを一緒に考える
→「お客様対応が得意なので、営業職に向いていると言われた」 - フィードバックをもとに、自分の得意なことを整理する
→「自分がどんな場面で力を発揮しやすいのか、客観的に把握できるようになった」
アドバイザーとの対話を通じて、自分の興味や価値観を整理し、得意なことを発見するきっかけにしましょう。また、具体的なアドバイスを受けることで、今後のキャリアプランもより明確になるでしょう。
⑬MBTI診断などの性格診断を活用する
MBTI診断などの性格診断を活用することも、自分の得意なことを見つけるための有効な手段です。性格診断では、個人の性格特性や行動パターンを分析し、自分がどのような状況で力を発揮しやすいのかを把握することができます。
診断結果をもとに「どのようなことが得意なのか」を考えることで、自分の強みを客観的に理解し、どのような場面で活かせるのかを探る手助けになります。
- 「外交的で直感的なタイプ(ENFP)」
→アイデアを出すのが得意で、新しい発想を生み出すことが得意 - 「論理的で計画的なタイプ(INTJ)」
→情報を整理し、筋道を立てて考えることが得意 - 「協調性が高く、人の支援を重視するタイプ(ESFJ)」
→相手の気持ちを汲み取り、周囲をサポートすることが得意
このように、診断結果をヒントにして 「どのような作業や行動が自分にとって自然とできるか」 を振り返ることで、得意なことを見つける手がかりになります。
「得意なこと」を知ることで広がる可能性

自分の得意なことを知ることで、自分に合った仕事や自己成長の方向性が見えてくるでしょう。また就活だけでなく、その後のキャリア形成にも役立ちます。
ここでは、得意なことを知ることでどのような可能性が広がるのかを解説します。
- 自分に合った仕事やキャリアを選びやすくなる
- 自己PRや面接で自信を持ってアピールできる
- スキルアップや成長の方向性が明確になる
自分に合った仕事やキャリアを選びやすくなる
[得意なこと]を知ることで、自分に適した仕事を選びやすくなります。自分の強みを活かせる環境で働くと、無理なく成果を出しやすく、モチベーションを維持しながら成長できるでしょう。
また、得意なことを活かせる職場では、新たな挑戦の機会も増え、キャリアの幅が広がります。自分に合った環境を選ぶことが、充実した働き方に繋がります。
自己PRや面接で自信を持ってアピールできる
自分の得意なことを把握することで、自己PRや面接で自信を持ってアピールできるようになります。
具体的なエピソードや成果を交えて強みを伝えれば、説得力が増し、面接官に強い印象を残せるでしょう。
また、得意なことを明確にしておくことで、想定外の質問が来た場合でも自分の軸を持って答えやすくなります。さらに、企業ごとにアピールの仕方を工夫することも可能になります。
スキルアップや成長の方向性が明確になる
自分の得意なことがわかると、どのスキルを伸ばせば良いのかが明確になります。強みを活かせる分野に集中することで、効率的にスキルや専門性を高めることができます。
例えば、初対面の人と話すことが得意なら、交渉力やプレゼン力を強化することで、営業やマーケティングの分野で活躍できるでしょう。データ分析などが得意なら、データ解析やロジカルシンキングを磨くことで、コンサルティングや企画職での成長につながります。
また、得意なことを伸ばすことで、成功体験を積み重ねやすくなり、自信やモチベーションの向上にもつながります。自分の強みを活かした学びの方向性を意識しながら、スキルを磨いていくと良いでしょう。
得意なことを仕事に!自分に合う職業の見つけ方

自分の得意なことを活かして働くことは、仕事への満足度を高め、やりがいを持って長く働ける職場を見つけることにも繋がります。自分の得意なことを活かして働くことで、仕事への満足度が高まり、やりがいを持って長く働ける職場を見つけやすくなります。
ここでは、自分に合う職業を見つけるための3つのステップを紹介します。
- STEP1. 自分の「得意なこと」を明確にする
- STEP2. 得意なことを活かせる職種・業界を探す
- STEP3. 実際に行動して適職を見極める
STEP1. 自分の「得意なこと」を明確にする
まずは、自分がどんなことを得意としているのかを明確にしましょう。
上述していますが、得意なことには、特別なスキルや才能だけではなく、[無意識のうちにできていること]や[努力せずに自然とできること]も含まれます。
自分の得意なことを見つけるには、これまでの経験を振り返り、成功したことや周囲に褒められたことを思い出すことが有効です。
また、何かに取り組んでいるときに[苦労せずできること]や[人より少し上手くできること]に着目すると、自分の強みを発見しやすくなるでしょう。
STEP2. 得意なことを活かせる職種・業界を探す
自分の得意なことが明確になったら、それを活かせる職種や業界を探してみましょう。
得意なことを仕事にできると、業務に対するモチベーションが上がり、成果を出しやすくなります。業界ごとの特徴を調べ、自分の得意なことがどのように活かせるのかを考えることが大切です。
また、同じ職種でも、企業によって求められるスキルや働き方が異なります。例えば、同じ営業職でも、新規開拓が多い企業と、既存顧客のフォローが中心の企業では求められるスキルが異なります。
業界研究を進めながら、自分の強みを発揮しやすい環境を見極めていきましょう。
STEP3. 実際に行動して適職を見極める
適職を見つけるためには、実際に行動し、さまざまな業界・職種に触れることが重要です。
企業説明会やOB・OG訪問に参加して業界のリアルな話を聞くことで、より具体的に職種や業務内容をイメージできるようになります。また、インターンシップやアルバイトを通じて実際に仕事を経験することも、適職を見極めるための有効な手段です。
自分の得意なことが活かせる仕事でも、実際にやってみると「思っていたのと違った」と感じることもあります。そのため、可能な限り早い段階で職業体験を積み、自分に合う仕事を探していくことが大切です。
また、適職は1つに限定されるわけではありません。複数の選択肢を持ちながら柔軟にキャリアを考えることで、自分に合った仕事を見つけることができるでしょう。
「得意なこと」から見つける、適した業界・職種まとめ
得意なことは人それぞれ異なりますが、それを活かせる業界や職種を知ることで、適職を見つけるヒントになります。ここでは、代表的な得意なことごとに、向いている業界・職種をまとめました。
- コミュニケーションが得意
- 文章を書くのが得意
- 数字やデータ分析が得意
- 創造力・発想力が得意
- 細かい作業が得意
- 人をサポートするのが得意
- 計画を立てるのが得意
- チームワークが得意
コミュニケーションが得意な人に向いている業界・職種
[人と話すのが好き][相手の気持ちをくみ取るのが得意][周囲との関係を円滑に保つことができる]といった人は、人と関わる機会が多い仕事に向いています。
- 営業・コンサルティング業界:クライアントとの信頼関係構築が重要
- 広告・PR業界:顧客やメディアとの調整が必要
- 教育・人材業界:人と接しながらサポートする仕事が多め
- 旅行・ホテル業界:接客やサービス業務が中心
- 営業職:顧客と対話しながら商品・サービスを提案する仕事
- 人事・採用担当:求職者や社員と関わる機会が多い
- カスタマーサポート・コールセンター:顧客の問い合わせに対応する仕事
- 広報・PR担当:社内外の関係者と円滑なコミュニケーションを取る仕事
文章を書くのが得意な人に向いている業界・職種
[文章を書くのが好き][考えを整理して伝えるのが得意][情報をわかりやすくまとめることができる]という人は、ライティングや編集、コンテンツ制作に関わる仕事に向いています。
- 出版・メディア業界:雑誌・新聞・Webメディアの編集や執筆
- 広告・マーケティング業界:コピーライティングやコンテンツ制作
- IT・Web業界:SEO対策やブログ記事作成
- 教育業界:教材作成や講師業務
- 編集者・ライター:記事の執筆や編集業務をおこなう仕事
- コピーライター:広告のキャッチコピーや文章を考える仕事
- マーケティング担当:ブログやSNSを活用した情報発信を担当
- Webコンテンツディレクター:サイトやアプリのコンテンツ制作を統括する仕事
数字やデータ分析が得意な人に向いている業界・職種
[データを分析して考察するのが好き][計算や数値管理が得意][論理的に考えるのが得意]という人は、数字を扱う仕事や、データに基づいて戦略を考える職種に向いています。
- 金融業界:銀行・証券・保険など、数値管理が必要な業界
- コンサルティング業界:企業の課題をデータ分析して解決策を提案する仕事
- IT・データ分析業界:AI・ビッグデータを活用した分析業務が多い
- メーカー・商社業界:コスト管理や販売データの分析をおこなう
- データアナリスト:市場や顧客のデータを分析し、戦略を立てる仕事
- 経理・財務担当:会社のお金の管理や財務分析をおこなう仕事
- マーケティングリサーチャー:市場調査やデータ分析をおこない、経営戦略を支援する仕事
- 金融アナリスト・投資銀行業務:企業の財務状況を分析し、投資戦略を考える仕事
創造力・発想力が得意な人に向いている業界・職種
[新しいアイデアを考えるのが好き][独自の視点で物事をとらえるのが得意]という人は、企画やデザイン、クリエイティブな仕事に向いています。
- 広告・PR業界:企業のブランド戦略や広告企画を考える仕事
- IT・Web業界:新しいアプリやWebサービスの開発
- エンターテインメント業界:映画・アニメ・ゲームなどの企画・制作
- デザイン業界:グラフィックデザイン・プロダクトデザインなど
- クリエイティブディレクター:広告やプロモーションの企画・制作を統括
- コピーライター:広告やCMのキャッチコピーを考える仕事
- デザイナー:グラフィック・Web・UI/UX)(ビジュアルやレイアウトを作成する
- 商品企画・開発担当:新しい商品やサービスを考案する仕事
- プランナー(ゲーム・イベント):ゲームやイベントの企画を考える
細かい作業が得意な人に向いている業界・職種
[ミスなく正確に作業するのが得意][細かい作業をコツコツ続けるのが苦にならない]という人は、緻密さが求められる仕事に向いています。
- 金融業界:細かい数値管理が必要な銀行・証券・保険など
- メーカー・製造業:精密機器や製品の品質管理をおこなう仕事
- IT・エンジニア業界:プログラミングやシステム開発
- 医療・薬品業界:検査・調剤など、正確性が求められる仕事
- 経理・財務担当:企業の資金管理や決算業務を担当
- 品質管理・検査員:製品の品質チェックをおこなう
- データ入力・事務:正確な入力作業を求められる職種
- プログラマー:細かいコードを記述し、システムを構築する仕事
- 研究・分析職:データや成分を細かく分析する
人をサポートするのが得意な人に向いている業界・職種
[誰かをサポートすることにやりがいを感じる][困っている人を助けるのが好き]という人は、支援業務やカスタマーサポート、人材業界などの仕事に向いています。
- 人材業界:求職者や企業のサポートをおこなう仕事
- 医療・福祉業界:患者や利用者を支援する仕事
- 教育業界:生徒や学生の学習を支える仕事
- キャリアアドバイザー:求職者の転職をサポート
- 秘書・アシスタント:上司やチームの業務をサポート
- カスタマーサポート・ヘルプデスク:顧客からの問い合わせ対応をおこなう
- 保育士・介護士・看護師:福祉・医療分野で人を支える仕事
- スクールカウンセラー・講師:教育分野で生徒をサポート
計画を立てるのが得意な人に向いている業界・職種
[目標に向けて計画を立て、スケジュール管理ができる][物事を効率的に進めることが得意]という人は、プロジェクトの進行や管理業務が求められる仕事に向いています。
- コンサルティング業界:企業の課題を解決するための戦略立案が必要
- IT・システム開発業界:プロジェクトの進行管理が重要)
- メーカー・製造業:生産管理や品質管理が求められる)
- 物流・運輸業界:配送や在庫管理の計画が必要
- 広告・マーケティング業界:キャンペーンやプロモーションの企画を立てる
- プロジェクトマネージャー:プロジェクト全体を管理し、計画通りに進める
- 経営企画・事業企画:会社全体の戦略を立て、成長の方向性を計画する
- 生産管理・品質管理:製品の生産スケジュールを管理し、品質を維持する
- マーケティングプランナー:市場分析をもとに、戦略的なマーケティングをおこなう
- スケジュール管理担当(イベント・建設業界):イベントや建設プロジェクトの進行を管理
チームワークが得意な人に向いている業界・職種
[仲間と協力しながら物事を進めるのが得意][周囲と円滑にコミュニケーションを取りながら、目標達成に向けて動ける]という人は、組織の中で連携が求められる仕事に向いています。
- 人材業界:チームで企業と求職者を繋ぐ仕事
- コンサルティング業界:プロジェクトチームを組み、企業の課題を解決
- 広告業界:チームで企画・制作をおこなうことが多い
- 医療・福祉業界:医師や看護師、介護職が連携しながら業務をおこなう
- プロジェクトマネージャー:チームの進行管理を担当
- 人事・採用担当:社内のチームワークを重視しながら採用を進める
- カスタマーサポート・コンサルタント:顧客との信頼関係を築きながらサポート
- イベントプランナー・運営担当:多くの関係者と協力しながらイベントを成功させる
まとめ
自分の[得意なこと]を見つけることは、就活において非常に重要です。
得意なことがわかると、自分に合った職業やキャリアを選びやすくなり、面接や自己PRで自信を持ってアピールできるようになります。さらに、自分が伸ばすべきスキルが明確になるため、効率的にスキルや専門性を高めることもできます。
得意なことを見つけるためには、過去の成功体験や人から褒められたことを振り返ることが役立ちます。また、様々なことに挑戦し、他人の意見を取り入れることで、新たな発見があるかもしれません。
これらのプロセスを通じて、自分に合った仕事を見つけ、充実したキャリアを築いていきましょう。
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オンライン対応 | 可 |
主な特徴 | 東証プライム上場企業・大手グループ求人もあり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 |
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