●スマホでWeb面接を受ける際は、事前に[スマホスタンド][マイク付きのイヤホン][Web面接アプリのインストール]の3点を用意しておく必要がある
●Web面接10分前には、[スマホの通知が切れているか][十分に充電されているか][スマホは固定されているか]を必ずチェックする
Web面接を受ける際、スマートフォン(以下、スマホ)とパソコンのどちらを使用すべきか迷う就活生は少なくありません。
スマホで面接を受けることができれば便利ですが、それによって評価が下がることは避けたいと考える人も多いでしょう。
本記事では、「Web面接はスマホで受けても大丈夫?」「スマホでWeb面接を受ける際に準備しなければいけないことは?」などの疑問を持っている就活生に向けて、必要な準備や注意すべきことについて解説します。
また、よくあるトラブルとその対策についても紹介しているので、是非本記事を参考にしてWeb面接の成功につなげてください。
Web面接はスマホで受けても大丈夫!

結論、Web面接はスマホで受けても問題ありません。
スマホを使用することで、外出先や自宅など、場所を選ばずに面接に参加できる利点があります。
急に面接を受けることになった、面接時間を忘れていたといった場合でもスマホを持っていれば対応が可能です。
ただし、Web面接を受ける際には、いくつかの注意点があります。画面の大きさや操作性など、PCと異なる点があるため、事前にしっかりと準備、対策をおこなうことが重要です。
適切な環境を整えることができれば、スマホでもパソコンと同じクオリティーでWeb面接を受けることができます。
スマホでWeb面接を受けても大丈夫な理由

以下では、スマホでWeb面接を受けても問題ないと言われる2つの理由について解説していきます。
スマホにも対応しているWeb会議ツールが多いから
現在、面接で使用されることの多いZoomやMicrosoft Teams、Google Meetなどの主要なWeb会議ツールは、スマホでの使用にも対応しています。
スマホ用アプリケーションは、PCとほぼ同等の機能を備えているため、スムーズに面接を進めることが可能です。
また、スマホアプリは操作が直感的で簡単であることが多いため、パソコンの操作に不安がある人や、初めてWeb面接を受ける人でも安心して利用できます。
スマホで面接を受けても評価には影響しないから
Web面接において、使用デバイスが評価に影響を与えることはほとんどありません。
面接官が評価しているのは就活生の能力や適性、そして面接での受け答えです。
そのため、スマホ・PCのどちらを使用しても、しっかりとコミュニケーションを取り、自分の強みを適切に伝えられれば問題ありません。
しかし、スマホを使用する場合は [画面が小さい][手ブレが起きやすい][カメラの角度調整が難しい] などの特徴があります。
スムーズに面接を進めるためにも、デバイスの固定や接続環境の確認など、事前の準備を入念におこないましょう。
PCを活用すると、大画面で相手の表情を確認しやすく、安定した通信環境を確保しやすいといったメリットがあります。
また、PCがない場合でも、以下のような場所でレンタルや利用が可能です。是非参考にしてみてください。
ーPCを借りられる場所ー
●大学
大学によっては、キャンパス内にWeb面接のためのスペースを設けており、キャンパス内でPCを借りてすぐにWeb面接を受けることも可能です。
そのため[○○大学 PC貸し出し]などと検索し、ご自身の所属大学でPCを借りることができるのかを調べてみてください。
●ネットカフェ
PC付きの個室を利用することで、Web面接を受けることが可能です。
しかしながら、利用したい時間に部屋が空いているとは限らないので予約をしておくなどしましょう。
スマホでWeb面接に参加するためにすべき事前準備3ステップ

スマホを使ってWeb面接を成功させるためには、事前の準備が成功の鍵です。以下では、スマホでWeb面接を成功させるために事前に準備すべき3つのことを紹介します。
スマホスタンドを用意する
スマホでWeb面接をおこなう際には、手持ちではなくスタンドを使用するようにしましょう。手で持っていると画面が揺れることがあり、面接官に不快感を与えてしまう可能性があるためです。
スマホスタンドを使うことで、画角が安定して両手を自由に使えるようになるだけでなく、目線の高さを調整して、自然なアイコンタクトを作り出すこともできます。
そのため、手持ちで面接を受けるよりも面接官に対して自信を持った印象を与えることが期待できます。スマホスタンドは手頃な価格で購入できるため、事前に準備しておくことがオススメです。
マイク付きのイヤホンを用意する
Web面接中の音声のクリアさは、コミュニケーションの質を大きく左右します。
スマホの内蔵スピーカーやマイクでは、周囲の雑音に邪魔されて、相手の声が聞き取りにくかったり、自分の声が相手に届きづらくなったりする場合があります。
Web面接中はイヤホンを使用することで、音声の明瞭さを確保し、相手の言葉をしっかりとキャッチするとともに、自分の声もクリアに届けることが可能です。
面接中の音声トラブルを避けるためにも、イヤホンは事前に用意しておくことをオススメします。
イヤホンジャックが充電コードと統一されているスマホの場合は、ワイヤレスイヤホンを使用するようにしましょう。そうすることで、充電も並行しておこなうことができます。
Web面接アプリをインストールし、ログインしておく
Web面接をスムーズに進めるためには、使用するアプリを事前にインストールし、ログインまで完了しておいて、すぐに面接を始められる状態にしておくようにしてください。
面接当日にアプリのインストールやログインで手間取って開始時刻に遅刻してしまうと、面接官の評価を大きく下げる要因になってしまいます。事前にアプリをダウンロードし、アカウント情報を確認しておきましょう。
また、アプリの操作に慣れておくことも重要です。テスト通話をおこなってビデオや音声の設定を確認、調整しておくことで、面接当日に余裕を持って臨むことができます。
トラブルを未然に防ぎ、面接に集中できる環境を整えておくようにしてください。
スマホでWeb面接に参加する場合は[場所]も工夫しよう!
![スマホでWeb面接に参加する場合は[場所]も工夫しよう!](https://www.s-agent.jp/wp/wp-content/uploads/2025/02/1-4.png)
スマホでWeb面接に参加する際は、場所選びも非常に重要です。ここでは、場所選びのポイントについて4つ解説します。
静かで集中できる場所を選ぶ
Web面接では、[静かで周囲の雑音が少ない環境]を選ぶことが重要です。そうすることで、面接官に自分の声がはっきり届き、スムーズに会話ができます。
そのため、人の多いカフェや大学の教室は避け、その空間に自分1人しかいないような場所を選ぶようにしましょう。
自宅で面接をおこなう場合は、家族やペットの声が聞こえない部屋を選び事前に「面接中は静かにしてほしい」と伝えておくようにしてください。
顔がはっきり映るように照明を調整する
Web面接では、[顔の表情]がしっかりと見えることが重要です。
窓が背後にあると逆光になりやすいため、光が正面から当たる位置に座るのがポイントです。
また、部屋の照明も活用しましょう。デスクライトなどを使って顔を照らすと、表情がよりはっきりと見えます。
しかし、照明が強すぎると顔が白飛びしてしまうため、適度な明るさを心がけてください。
背景に生活感が出ないようにする
[面接中の背景]は、あなたの印象を左右します。
生活感が強く、ものが散らかっている背景は面接官に「だらしない」という印象を与えてしまい、評価を下げてしまう可能性があります。
そのため、できるだけシンプルで整然とした背景を選ぶようにしてください。無地の壁やカーテンを背景にすると、すっきりとした印象を与えられます。
もし背景が整えられない場合は、Web会議ツールの背景ぼかし機能を利用することも1つの手です。
これにより、背景が目立たなくなり、あなた自身に注目を集めることが可能になります。
インターネット環境を整える
Web面接を滞りなく進めていくためにも、[安定したインターネット環境]は必要不可欠です。
Wi-Fi環境を利用する場合は、ルーターと距離が近く、間に遮るものがない場所で面接をおこなうと、接続が安定しやすくなります。
また、可能であれば、他のデバイスの接続を一時的に切って、安定した通信接続を確保するようにしましょう。
さらに、事前にインターネット速度を確認しておくことも大切です。Googlechromeで[インターネット速度 テスト]検索することで、簡単に通信速度を確認することができます。
Zoomのサポートサイトでは、ビデオ通話を安定しておこなうためには、上りで3.8Mbps、下りで3.0Mbpsの通信速度を推奨しています。この数値を参考にテストの結果を確認してみてください。
もし通信が不安定な場合、別のWi-Fi環境を利用する・モバイルデータに切り替えることも選択肢に入れておきましょう。面接中に通信が途切れることのないように事前に対策しておいてください。
参考:Zoomサポート/Zoom のシステム要件: Windows、macOS、Linux
Web面接10分前に確認すべき5つのポイント

以下では、面接開始の10分前に確認すべき5つのポイントについて紹介します。
Web面接直前は緊張してミスを見落としやすいため、しっかりと確認しましょう。
スマホの通知は切っているか
Web面接中に予期せぬ通知音が鳴ると、自分の集中力が削がれるだけでなく、面接官にも不快感を与えてしまいます。
通知音やバイブレーションは、設定から簡単にオフにすることができるため、面接前に必ずすべてのアプリの通知をオフにしているか確認しましょう。
さらに、音だけでなく、画面に表示される通知もオフにすることで、面接に集中できる環境を整えることができます。
スマホの映り方に問題はないか
Web面接では、相手に自分の表情や姿勢をしっかりと伝えることが大切です。
そのため、スマホのカメラが適切に動作しているか事前に確認しておきましょう。特に、カメラレンズに汚れや指紋が付着していないかをチェックし、必要であればきれいに掃除してください。
また、カメラの角度や位置も重要です。顔がしっかりと映るように、カメラの位置を調整し、照明の具合も確認しておくと良いでしょう。
自然光を利用する場合は、逆光にならないように注意し、顔がしっかりと映る環境を整えてください。
スマホは十分に充電されているか
面接中に充電が切れることは、絶対に避けたいトラブルの1つです。
電源が落ちると面接を再開できなくなるだけでなく、企業への連絡手段も失われてしまいます。絶対に防ぎましょう。
そのため、面接前には充電が十分かを必ず確認し、不足している場合は充電器やモバイルバッテリーを準備しておくなど、しっかり対策をしましょう。
充電が十分であれば、バッテリー残量を気にせず面接に集中できるため、実力を100%発揮できるはずです。
スマホはしっかりと固定されているか
面接中にスマホが動いてしまうと、相手は画面酔いしてしまうなど不快な印象を与えてしまいます。
そのため、スマホをしっかりと固定することが重要です。スタンドや三脚がなくても、安定した場所に置いたり、手で持つ場合は動かさないように意識したりしましょう。
また、固定する際には、カメラの位置や角度にも注意を払いましょう。顔が中央に映り、自然な目線が保てるように調整することがポイントです。
安定した映像は、面接官に安心感を与えるだけでなく、自分自身の緊張も和らげてくれます。
服装や髪型の乱れがないか
Web面接でも、第一印象は非常に重要です。服装や髪型が崩れていないか事前に鏡で確認しておきましょう。
特に、画面に映る上半身は清潔感を大切にし、面接にふさわしい服装を選びましょう。髪型も整えておくことで、清潔感をアピールできます。
以下の記事では面接を受ける際に適切な服装や髪型について紹介していますので、参考にしてみてください。

また企業によって私服を指定される場合もあります。
そのため本記事では面接に着ていくスーツ選びのポイントや、私服を指定された場合に着ていくべき服装を紹介します。
内容を忘れてしまいそうな人は、事前にカンペを用意しておくことも1つの手です。その際は、カンペが目立たず、面接官と自然に目線を合わせながら話せるように工夫しましょう。
カンペを置く位置や話し方に気を付けることで、より自然な印象を与えることができます。
スマホでWeb面接を受けた時のありがちな失敗5選

スマホでWeb面接を受けると便利ですが、思わぬトラブルが起こることもあります。
ここでは、スマホでのWeb面接でよくある失敗とその対策を5つ紹介します。
面接中にスマホの通知音や周りの声が入ってしまった
スマホでWeb面接を受ける際、通知音や周囲の雑音は特に注意が必要です。
メールやSNSの通知音が鳴ると、自分の集中力が途切れるだけでなく、面接官に不快な印象を与える可能性があります。
また、周囲の声がマイクに入ると、自分の声が聞き取りづらくなるだけでなく、相手の声も聞き取りにくくなり、コミュニケーションが円滑に進まなくなってしまいます。
そのため、面接前には通知をオフにすることを徹底し、カフェや大学の教室は避け、静かな環境で面接を受けるようにしてください。
通信が切断されてしまった
Web面接中に通信が途切れ、面接が中断されたことで焦ってしまい、その後もうまく話せなかったという失敗があります。
まずは通信が切断しないよう、安定したWi-Fi環境を確保し、必要に応じてモバイルデータに切り替えられるよう準備をしておきましょう。
それでも通信が切断されてしまった場合は、慌てずに面接の案内メールなどに記載されている電話番号にかけるなどして対応を仰ぎましょう。
不可抗力で起きてしまった通信切断に関しては、面接を別日に変更もしくは、少し間を開けて面接を再開するなど、柔軟に対応をしてもらえる可能性もあります。
画角が悪く、アイコンタクトができない・カンペがばれてしまった
面接中にまったく目線が合わず、面接官の印象を下げてしまうケースは少なくありません。
アイコンタクトは、面接官に自信や信頼感を与える重要な要素です。そのため、極端にアイコンタクトが少ないと、「自信がない」「準備不足」といったネガティブな印象を持たれる可能性があります。
さらに、スマホを顔の位置より下に置くと、上から目線の映り方になり、威圧的な印象を与えてしまう恐れがあります。
自然なアイコンタクトを意識し、スマホは顔の正面に配置して、画面ではなくカメラを見るようにしましょう。
また、画角が悪いとカンペを使っていることが気付かれてしまい、準備不足だと判断されるリスクもあります。目線が不自然にならないよう、カメラの奥にカンペを配置するなど工夫しましょう。
スマホが倒れる・画面がぶれてしまう
面接中にスマホが倒れたり、画面がぶれてしまったりしたことで面接官に悪印象を与えてしまうこともよくある失敗の1つです。
これを防ぐためには、しっかりとスマホを固定することが重要です。
スマホを手持ちで面接を受けることはせず、スマホスタンドを使用することで、安定した画面を保ち、面接に集中することができます。
事前にスタンドを購入し、画角を調整するなどして準備をしておくようにしましょう。
面接中に家族や友人が乱入してきた
面接中に家族や友人が画面の中に入り込んできて、面接が中断されてしまったり、面接官に悪印象を与えてしまったりすることは避けたい事例です。
予期せぬトラブルが起きたことで焦ってしまい、普段のパフォーマンスができないことも予想されます。そのため、面接前に周囲の人に面接の時間を伝え、部屋には入ってこないようにお願いするなどして、静かな環境を確保することが大切です。
家の中に静かな環境を確保できない場合には、個室のワーキングスペースを利用することを検討しましょう。大学によっては、キャンパス内に面接ブースが完備されているところもあるので調べてみてください。
まとめ
スマホでのWeb面接は、適切な準備と環境設定をおこなうことで、パソコンと同様のクオリティーを維持することが可能です。
スマホスタンドやイヤホンの用意、事前のアプリインストール、静かな場所の選定など、細部に注意を払うことで、スムーズな面接を実現できます。
また、面接直前には通知のオフや充電確認など、細かなチェックを忘れずにおこなってください。これらの準備を怠らないことで、スマホでのWeb面接を成功させることができるでしょう。
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