
「履歴書を渡す時のマナーってある?」「手渡しでも封筒っているの?」履歴書を手渡しする際のマナーについてよくわかっていない方も少なくないと思います。
書類を手渡しする機会などなかなかないものであるため、就活生のみなさんはわからなくて当然です。
そこで本記事では履歴書を手渡しする際のマナーや、封筒の書き方について紹介していきます。
手渡しといっても、面接官に直接渡す場合と、受付で渡す場合で渡し方は異なるため本記事を読んでしっかりと学んでいきましょう。
面接官に履歴書を渡す際のマナー
ここでは面接官に履歴書を渡す際のマナーを紹介していきます。
上述しましたが履歴書を受付で渡す場合と、面接官に直接渡す場合で覚えるべきマナーは異なるため、以下でそれぞれ紹介していきます。
面接官に直接渡す場合のマナー
面接官に直接渡す場合のポイントは以下の2点です。
■添え状は不要
詳しくは以下で紹介していきます。
封筒とクリアファイルから出し重ねて渡す
面接の場で面接官に直接履歴書を渡す場合は、封筒とクリアファイルから出し、封筒、クリアファイル、履歴書を重ねた状態で渡します。
重ねる順番は以下の画像にもあるように、下から封筒、クリアファイル、履歴書などの書類の順番にします。
ただし、封筒とクリアファイルは必ずしも面接官に提出しなければならないわけではありません。
マイナスなイメージを持たれることはないため、封筒とクリアファイルは持ち帰っても問題ありません。

また履歴書を準備するタイミングは、基本的には面接官から指示されたタイミングで履歴書を出せばOKです。
しかし面接官より自分のほうが早く入室している場合は、入室したら鞄から履歴書を取り出し面接官にすぐ渡せるよう机か膝の上に準備しておきましょう。
添え状はいらない
履歴書を面接官に直接手渡しする場合は添え状はいりません。
添え状とは履歴書を送る際に簡単な挨拶や封筒の中身を伝えるためのものです。
履歴書を手渡しする場合はあなた自身が直接面接官に挨拶することができるため、添え状は不要です。
受付で渡す場合のマナー
面接官に直接渡す場合のポイントは以下の2点です。
■添え状もつける
詳しくは以下で紹介していきます。
封筒に入れたまま渡す
受付で履歴書を渡す場合は封筒ごと渡します。面接官に渡るまでに折れたり書類が汚れたりするのを防ぐためです。
渡す際は相手から見て読みやすい向きにし「よろしくお願いします」と両手で渡すようにしましょう。
添え状も渡す
先程履歴書を手渡しする際は添え状は必要ないとお伝えしましたが、受付で渡す場合は添え状を同封します。
履歴書を受付で渡すか面接官に直接履歴書を渡すかは当日になってみないとわからない場合もあるため、添え状は必ず持っていき、封筒はのり付けしないようにしましょう。
直接渡す場合と受付で渡す場合の共通マナー
ここでは渡す相手が誰でも注意すべきマナーを紹介していきます。ポイントは以下の2点です。
■履歴書はすぐ取れる場所に
履歴書を折る時は必ず二つ折りまで
履歴書は一般的にA3サイズかB4サイズのものが二つ折りにされた状態で売られています。
履歴書を折りたい時は元々折られていた二つ折りまでにするようにしましょう。
折り目をたくさんつけてしまうと文章の上に折れ目がついてしまい読みづらくなってしまいます。
また、履歴書は就活生にとってとても大切な書類です。大切な書類を丁寧に扱うということは社会人として必須のマナーであるため、覚えておきましょう。
履歴書は取りやすい位置に入れておく
企業によって受付で履歴書を渡すパターン、面接官に直接履歴書を渡すパターンと様々です。
いずれにしても履歴書を渡す際にモタモタしてしまうと、「事前に準備できない人なのかな?」とあまり良い印象を受けないため履歴書は必ずすぐ取り出せる位置に入れるようにしましょう。
封筒の書き方
ここでは封筒の書き方について紹介していきます。封筒の書き方について紹介する前に、まずはどんな封筒を使えば良いのかをお伝えします。
封筒は白の無地のものが最もふさわしいですが、ない場合は茶封筒でも問題ありません。
しかし茶封筒は企業に届いた他の郵便物と混ざってしまう可能性があるためできれば白の封筒をう使用することをオススメします。
また履歴書などの書類は個人情報であるため、白の封筒でも中身が透けないものを選ぶようにしましょう。
サイズについては、履歴書のサイズがA4かB5であるため、A4の履歴書が入る封筒にしてください。
どんな封筒を使えば良いかわかったところで、続いては封筒の書き方について紹介していきます。
封筒の書き方は郵送の時と手渡しする時で異なるため、しっかりと覚えておきましょう。
表面:「履歴書在中」と赤字で記入
表面の書き方は、郵送の時同様左下に「履歴書在中」と赤字で記載します。
郵送する場合は封筒に宛名を記載しますが、今回は手渡しで履歴書を提出するため、宛名は必要ありません。

裏面:日付・郵便番号・住所・氏名
裏面には日付・郵便番号・住所・氏名を記載します。日付は提出日、つまり面接当日の日付を書いてください。
記載する場所については以下の画像を参考にしてください。

まとめ
本記事では履歴書を手渡しする際のマナーについて解説してきました。
できていないと絶対に落ちるというわけではありませんが、面接官に良い印象を与えるためにも基本的なマナーについて理解しておきましょう。