●「自覚している性格」を考える際は、[企業や職種に合った性格を選ぶ][長所だけでなく短所や改善の姿勢をあわせて伝える]の2点を意識すると、バランスの取れた人物像を印象づけることができる。
●書き方に迷ったときは、自己分析や例文を参考にしながら、自分らしさが自然に伝わる表現を心がけると、履歴書で好印象を与えやすくなる。
履歴書やエントリーシートで[自覚している性格]を問われたとき、何を書けばよいのか悩む就活生は少なくありません。「長所・短所とどう違うの?」「どんな言い方が正解?」と迷ってしまう人も多いでしょう。
企業はこの項目を通して、あなたの人柄や自己理解の深さ、仕事との相性を見ています。そのため、ただ漠然とした性格を書くのではなく、具体的なエピソードを交えて自分らしさを伝えることが大切です。
この記事では、自覚している性格の意味や評価される書き方、職種別の例文などをわかりやすく解説します。履歴書に自信を持って書けるよう、是非参考にしてください。
そもそも「自覚している性格」とは?

[自覚している性格]とは、周囲の評価ではなく、自分自身で理解している性格や傾向のことです。
例えば、「物事をじっくり考えるタイプ」「初対面では少し緊張してしまう」「自分から積極的に動ける」など、日頃の行動や考え方から自分で感じている特徴がこれにあたります。
就活では、「自分がどんな人間なのか?」を自分の言葉で語れるかが大切です。自分の性格をどう捉え、それをどのように仕事に活かそうとしているかを伝えることで、面接官に誠実な印象を与えることができます。
自覚している性格と長所・短所の違い
[自覚している性格]と[長所・短所]は一見似ていますが、以下の図のように就活においては異なる意味合いを持ちます。この2つの違いを理解しておくことで、履歴書やエントリーシートでの表現に深みが増し、自己PRの説得力も高まります。
自覚している性格 | 長所・短所 | |
---|---|---|
見られているポイント | 考え方や行動の傾向、自分の特性の理解度 | 能力・スキルの強みや弱み |
表現方法の特徴 | 「〜な傾向がある」「〜なタイプです」など | 「〇〇力がある」「〇〇が苦手」など能力ベースの表現 |
評価される観点 | 自己認識の深さ、性格をどう活かそうとしているか | 長所は企業とのマッチ度、短所は改善意識 |
よくある例 | 「慎重な性格」「初対面では緊張しやすい」など | 「責任感がある」「計画性がない」など |
例えば、「私は考える前にすぐ行動してしまう傾向があります」というのは“自覚している性格”にあたりますが、この性格を「行動力がある」と言い換えると、“長所”として伝えることができます。
[自覚している性格]では、単なる性格の羅列ではなく、[自分の行動や思考の傾向をどのように理解しているか][その性格をどう活かす・改善しようとしているか]が評価のポイントになります。
自己認識の深さが問われるため、自分の特徴を客観的に整理し、それが仕事にどう関わるかを交えて伝えることが大切です。
履歴書・ESで「自覚している性格」を質問される理由

「あなたが自覚している性格を教えてください」という質問は、自己認識の深さや、働く上での適性・考え方を見極めることを目的としています。ここでは、企業がこの質問をする理由について、詳しく解説します。
自己認識の深さを確認するため
企業が「あなたの性格を教えてください」と質問する背景には、就活生が自分自身をどれだけ客観的に理解しているかを見極めたいという意図があります。
社会に出ると、全てが思い通りに進むとは限りません。うまくいかないことや、人間関係に悩む場面も少なくないでしょう。そうしたときに、自分の強みや弱みを冷静に受け止め、それをどう活かすか、どう補っていくかを考えられる人は、困難にも柔軟に対応できると期待されます。
つまり、自己認識が深い人ほど[成長力]や[柔軟性]があると評価されやすいのです。自分の性格を語る際は、単なる特徴を羅列するだけでなく、[それをどう理解し、行動に活かしているか]まで話せると、面接官の印象に残りやすくなるでしょう。
企業の社風や職種との相性を判断するため
企業は、自社の文化や働き方と、就活生の人柄がマッチしているかを非常に重視しています。どれだけ優れたスキルを持っていても、価値観や職場の雰囲気と合わなければ、長期的に活躍することは難しくなるからです。
例えば、周囲との連携を重視する職場では、協調性があり、チームの一員として行動できる人が求められます。一方、スピードや決断力が求められる現場では、自ら考えて素早く行動に移せる、柔軟なタイプの人が合う傾向にあります。
このように企業は、あなたの性格を通じて[この職場で無理なく力を発揮できるか]を見極めているのです。性格を伝える際は、志望企業の価値観や働き方と結びつけて話すことで、より説得力のある自己アピールができるようになるでしょう。
チームワークや対人関係の適性を判断するため
多くの仕事では、個人で完結する業務は少なく、チームや他部署、取引先との連携が欠かせません。そのため、企業は性格について質問し、あなたがどのように人と関わり、チームの中でどんな立ち回りができるかを見極めようとしています。
例えば、「人と接する際に心がけていること」や「どんなときにストレスを感じるか」といったエピソードから、企業はあなたの対人スキルやコミュニケーションスタイルを把握しようとしています。
また、過去のチーム活動での失敗やそこから得た気づきや学びを伝えることも、あなたの協調性や適応力、成長意欲を伝えるうえで効果的です。
このように、実体験を交えて性格を伝えることで、企業はあなたがチームの一員としてどう貢献できるかを、より具体的にイメージしやすくなります。
履歴書・ESの『自覚している性格』を適切に書くには、自己分析が重要
履歴書やエントリーシート(ES)でよく求められる[自覚している性格]。これは、あなたがどんな人物なのかを企業に伝える大切な情報です。
しかし実際に「自分の性格を教えてください」と問われると、うまく言葉にできなかったり、ありきたりな表現で終わってしまったりすることも多いのではないでしょうか。
そんなときに役立つのが自己分析です。
自己分析とは、これまでの経験や行動パターンを振り返りながら、[どんなときに力を発揮するか][どんな場面でつまずきやすいか]といった傾向を掘り下げて考える作業のことです。このプロセスを通じて、自分の強みや弱み、価値観を客観的に把握する力が養われます。
性格を伝える際は、ただ「明るい性格です」「責任感があります」といった抽象的な表現ではなく、[なぜそう思うのか][どんな経験を通じてそう感じたのか]といった背景や具体的なエピソードを加えることで、説得力が大きく高まります。
こうした工夫によって、性格のアピールに説得力が生まれ、企業により強く印象づけることができるでしょう。
「自覚している性格」のベースとなる長所・短所の見つけ方
自分の性格を言葉にするためには、まず自分の長所や短所を理解しておくことが必要です。以下のようなアプローチを通じて、自分の特徴を明確にしていきましょう。
自己分析ツールを活用する
まず取り組みやすいのが、16Personalitiesや適性診断、キャリア分析アプリなどの自己分析ツールを活用する方法です。これらのツールは無料で利用でき、質問に答えるだけで自分の性格傾向や向いている仕事のタイプなどを視覚的に把握できます。
特に、客観的な視点から自分を見つめ直したいときに効果的です。ただし、診断結果をそのまま鵜呑みにするのではなく、[自分に当てはまっているか][少し違うかもしれない]といった視点で振り返ることで、より深い自己理解に繋がります。
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過去の経験を振り返る
自己分析の基本は、これまでの経験を丁寧に振り返ることです。学校生活やアルバイト、部活動、ボランティアなど、日常の中には自分の性格が表れる場面がたくさんあります。
「どんなときにやりがいを感じたか」「どんな状況でうまくいかなかったか」「そのとき自分はどう感じて、どう行動したか」などを思い出すことで、自分の価値観や行動パターンをより具体的に理解することができます。
周囲の人にフィードバックをもらう
自分では気づきにくい性格の一面を知るには、他人からのフィードバックが有効です。家族や友人、アルバイト先の先輩など、自分のことをよく知る人に「自分ってどんな性格だと思う?」と尋ねてみましょう。
最初は少し照れくさいかもしれませんが、他人の目を通して見た自分は、新たな発見に繋がります。ときには、自分では短所だと思っていた部分が「むしろそれが強みだよ」と言われ、自信が持てるようになることもあるでしょう。
「長所・短所のリスト」を活用する
自分の性格をうまく言葉にできないという人は、就活用の[長所・短所リスト]を参考にするのも1つの方法です。あらかじめ用意されたキーワードから自分に当てはまりそうなものを選ぶことで、自分の性格の輪郭をつかみやすくなります。
ただし、選んで終わりではなく、[なぜそう思うのか]や[どんな経験に表れているか]を一緒に考えることで、性格をより具体的に伝えられるようになります。
【要保存‼️】
自分の弱みや強みが分からない人へ。
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「長所」と「短所」をセットで考える
性格には多くの場合、表と裏の両面があります。
このように、1つの性格も見方を変えると、良い面・改善点の両方が見えてきます。
就活では、自分の性格をどう受け止め、どう活かそうとしているかを言葉にできると、より説得力が増します。
幼少期からの性格の変化を振り返る
性格は、生まれ持ったものだけでなく、経験を通じて少しずつ変化していくものです。例えば「人前が苦手だったけど、プレゼン経験を通して自信がついてきた」などの変化は、自分の成長を感じさせる具体例として、とても効果的です。
変化の過程を振り返ることで、今の自分をより深く理解することができ、面接などでも好印象を与えやすくなります。
性格は、生まれ持ったものだけでなく、経験を通じて少しずつ変化していくものです。例えば、昔は人前が苦手だったけれど、プレゼンの経験を重ねるうちに自信がついてきた、といった変化は、自分の成長を伝えるエピソードとして効果的です。
このように変化の過程を振り返ることで、今の自分をより深く理解できるようになります。これは面接などの場面でも、自分らしさを伝える助けになるでしょう。
自分を他人と比較する
他人との違いに目を向けることで、自分らしさが見えてくることもあります。[周囲が即断即決する中で、自分はじっくり考えるタイプ]など、違いを通じて浮かび上がる特性は、[あなた独自の強み]です。
大切なことは、他人と競争するのではなく、違いから自分の個性を知るきっかけにすることです。自分の強みとしてどのように活かせるかを考えておくことで、履歴書や面接でも魅力的に伝えられるでしょう。
履歴書・ESで好印象を与える「自覚している性格」の書き方とポイント

ここでは、自覚している性格の具体的な書き方とポイントについて解説します。自分の性格を適切に表現することで、企業に自分の魅力をしっかりと伝えることができるようになるでしょう。
【ステップ1】自分の性格を整理する
まずは、自分の性格をしっかり言語化することから始めましょう。いきなり「私はこういう人間です」とまとめるのは難しいので、[明るい][慎重][冷静][責任感がある]など、思いつくキーワードを自由に書き出していきましょう。
このとき、ただ単語を並べるだけでなく、[どんな場面でその性格が表れたか][周囲からどのように言われることが多いか][それによってどんな結果が生まれたか]などの背景情報もあわせて整理しておくと、あとでエピソードと結びつける際に役立ちます。
自己分析が深まるだけでなく、自分の性格に説得力を持たせるヒントにもなるはずです。
【ステップ2】企業・職種に合った性格を選ぶ
書き出した性格の中から、志望する企業や職種にマッチするものを選ぶと、説得力を高めることができます。どれだけ自分らしい性格であっても、企業の求める人物像と大きくずれていては、伝わりにくくなってしまいます。
例えば、正確さや丁寧な対応が求められる事務職では、[几帳面さ]や[責任感の強さ]が重視されやすいですし、営業職であれば、[初対面でも物おじしない][前向きに切り替えができる]といった性格が活かされる場面が多くなります。
企業の求める人物像をしっかり把握した上で、自分の性格のどこが合っているのかを考えてみましょう。
【ステップ3】エピソードを交えて説得力を持たせる
性格を伝える際には、具体的なエピソードを添えることで、読み手の納得感が大きく高まります。ただ「私は慎重な性格です」と書かれていても、それだけでは本当かどうか判断できません。性格が実際に発揮された場面を具体的に描くことが大切です。
エピソードを組み立てる際、PREP法(Point→Reason→Example→Point)を活用することをオススメします。
- P(Point):私は〇〇な性格です。
- R(Reason):なぜなら〜という考えを持っているからです。
- E(Example):実際に、△△という場面で〜のように行動しました。
- P(Point):こうした経験から、私は〇〇な性格だと自覚しています。
上記のように論理的に整理することで、わかりやすく、印象に残る文章になります
【ステップ4】短所を補足してバランスを取る
自己PRや性格を伝える際、長所だけを並べると、良いことばかりアピールしているように見えてしまい、かえって説得力を欠くことがあります。実際の人物像をリアルに伝えるためにも、短所や課題もあわせて伝えることが効果的です。
例えば、あなたに[慎重な性格でミスが少ない]という強みがある一方で、[決断に時間がかかる]という側面もあるかもしれません。
こうした時、「私は、”慎重な性格でミスが少ない”という長所がある一方で、”決断に時間がかかる”という課題があります。そのため最近は優先順位を意識して、スピード感も持てるよう心がけています」というように、短所への向き合い方や改善の工夫を加えると、より前向きに伝えることができます。
また、この課題を自覚し、改善に取り組んでいる姿勢は、成長意欲のアピールにもつながります。結果として、履歴書や面接でも説得力のある自己PRができるでしょう。
【ステップ5】簡潔にわかりやすくまとめる
最後に、全体を見直して文章を整理しましょう。企業から指定された文字数の目安がある場合は、そこに収まっているかを確認し、読みやすく簡潔な表現になっているかもチェックしておきましょう。
また、特に大切なことは、[結論(自分の性格)]が冒頭と最後にしっかり入っているかという点です。最初と最後に繰り返すことで印象が強まり、「この人はこういう性格なんだな」と採用担当者に覚えてもらいやすくなります。
全体の流れを見て、無駄な言い回しがないか、主語と述語が自然に繋がっているかなども丁寧に確認しましょう。
履歴書・ESの「自覚している性格」で評価を下げないための3つの注意点

ここでは、履歴書やESで評価を下げないための具体的な注意点を3つ紹介していきます。
ネガティブな印象を与える表現を避ける
自己分析をもとに性格を書く際、[飽きっぽい]や[人見知りが激しい][感情的になりやすい]などのネガティブに受け取られやすい内容は避けるのが基本です。
たとえ事実だったとしても、そのままの表現で伝えてしまうと、「この人は仕事に支障をきたすかもしれない」と不安を持たれてしまう可能性があります。
短所に触れる場合は、「〜という傾向があるが、〇〇という工夫をしている」「そのために△△に取り組んでいる」といったように、前向きな取り組みや改善の姿勢とセットで伝えるようにしましょう。
仕事に関係のない性格を書かない
就活では、自分らしさを伝えることも大切ですが、[寝るのが好き][1人でいるのが落ち着く]といったプライベート寄りの性格をそのまま書いてしまうと、企業が求めている情報とはズレてしまいます。
企業が知りたいのは、[この人は職場でどう行動するのか][チームにどう貢献してくれるのか]という、仕事との関係性がある性格面です。そのため、性格を伝える際は、[この性格はどんな場面で役立つのか][業務にどう活かせるのか]という視点を持ちましょう。
例えば、落ち着いて物事に取り組めるのであれば、[複数の業務が同時に進む中でも、冷静に優先順位をつけて行動できる]といった形で具体化すると、より伝わりやすくなります。
抽象的すぎる表現を避け、具体的に書く
[真面目です]や[明るい性格です]といった表現だけでは、内容が漠然としてしまい、他の就活生との差をつけるのが難しくなります。
そのため、[どのように真面目なのか][どんな場面でその明るさが発揮されたのか]といった具体的なエピソードを添えることが重要です。
例えば、「真面目です」と伝える際には、「レポートや課題の提出期限を守り、大学生活の4年間で一度も遅れたことがありません」といったエピソードを加えることで、言葉に説得力が増します。
このように、性格だけでなく、行動や結果を含めて伝えることで、よりリアルで納得感のある自己PRができます。
履歴書・ESに使える!「自覚している性格」の例文8選
ここでは、職種や業界別に使いやすい[自覚している性格]の例文を8つご紹介します。それぞれ150字前後で、企業に好印象を与える内容になっているため、あなた自身の経験やエピソードに置き換えながら参考にしてみてください。
①計画性がある(事務・管理職向け)
私は計画的に物事を進める性格です。目標を達成するためにやるべきことを細かく洗い出し、期限を決めて進める習慣があります。大学のゼミでは、研究発表の準備を任され、全体のスケジュールを作成・管理することで、メンバー全員が安心して進められる環境を整えました。この経験から、段取りを整えて周囲をサポートする力を身につけました。
私は計画的に物事を進める性格である。目的達成のために必要な作業を整理し、優先順位を決めて取り組むことを心がけている。大学ではゼミの進行役を担当し、タスクごとの締切を明確に設定することで、メンバー全員が安心して準備を進められる体制を築いた。全体を見ながら物事を進める力が強みだと考えている。
②責任感が強い(営業・接客業向け)
私は責任感が強い性格です。アルバイトで新人指導を任された際、自分の仕事だけでなく相手の成長にも責任を持って関わりました。わからない点を一緒に確認し、習得状況に合わせて指導方法を工夫した結果、後輩が自信を持って仕事を進められるようになりました。責任を果たすことで信頼関係を築くことを大切にしています。
私は責任感が強い性格である。アルバイト先で新人教育を任された際、自身の業務と並行して後輩の成長に責任を持って対応した。相手の習熟度に合わせて指導方法を変え、苦手な部分には丁寧に寄り添うよう努めた。その結果、後輩は早期に戦力となり、店全体の効率向上にも繋がった。
③コミュニケーション力が高い(営業・人事向け)
私は人と話すことが好きで、コミュニケーション力に自信があります。ゼミではメンバーの意見を引き出しながら議論をまとめる役割を担っており、相手の立場を尊重しながら調整をおこないました。その結果、意見がぶつかる場面でも納得感のある結論に導くことができ、チームとしての成果を上げることができました。
私はコミュニケーション力に長けた性格である。ゼミ活動では、話し合いの進行役を務め、メンバー間の意見をうまく整理しながら結論へと導いた。相手の考えを丁寧にくみ取り、自分の意見との接点を見つけることで、円滑な議論と納得感のある成果を得ることができた。
④臨機応変に対応できる(販売・カスタマーサポート向け)
私は臨機応変に行動することが得意な性格です。飲食店のアルバイトでは、急な混雑や予期せぬトラブルにも冷静に対応し、スタッフ同士で声をかけ合いながら優先順位を決めて動きました。その場の状況を見て判断し、柔軟に対応する力は、接客や対人業務でも活かせると考えています。
私は臨機応変に対応できる性格である。飲食店での勤務中、突然の混雑や機器トラブルが発生した際にも慌てることなく、状況に応じて行動を調整した。現場全体の流れを見ながら判断し、効率よく業務を進めることで、チームの負担軽減にも貢献できた。
⑤向上心がある(技術職・エンジニア向け)
私は向上心が強く、常に学び続ける姿勢を大切にしています。プログラミングを独学で学び、課題に直面しても自ら調べて試行錯誤を重ねながら完成まで取り組みました。この経験を通じて、わからないことを放置せず、自分で成長の糸口を見つける力を養いました。今後も新しい技術を積極的に吸収したいです。
私は向上心のある性格である。独学でプログラミングを学ぶ中で、エラーや不具合にも自ら調べて対応し、粘り強く取り組む力を身につけた。わからないことをそのままにせず、納得がいくまで追求する姿勢が自分の成長に繋がっていると感じている。
⑥冷静に判断できる(金融・コンサル向け)
私は冷静に状況を判断することを大切にする性格です。ディスカッション中に意見がぶつかった際も、感情的にならずに双方の主張を整理し、論点を明確にすることで話し合いを建設的な方向に導きました。どんな場面でも落ち着いて行動できる点は、自分の強みだと考えています。
私は冷静に判断する性格である。議論が白熱し感情的になる場面でも、感情に流されず、事実を整理して論点を明確にすることを心がけている。その姿勢が周囲の冷静さを取り戻すきっかけとなり、より合理的な結論へと導くことができた。
⑦チームワークを大切にする(総務・人事向け)
私はチームワークを大切にする性格です。学園祭の実行委員では、複数の部署と連携を取りながら進行管理を担当し、互いの進捗を共有することで全体の作業効率を高めました。個人の力だけではなく、周囲と協力することでより良い成果が生まれると感じた経験です。
私はチームワークを重視する性格である。学園祭の準備では複数チームとの調整役を担い、情報共有とサポートを意識して行動した。その結果、全体の進行がスムーズになり、参加者全員が役割を全うする雰囲気をつくることができた。
⑧課題解決力がある(企画・マーケティング向け)
私は課題に対して前向きに取り組み、改善策を考える性格です。ゼミ活動では、発表の質が低いという課題があったため、原因を分析し、役割分担の見直しや事前のリハーサルを提案しました。その結果、発表内容が向上し、メンバー全体の満足度も高まりました。
私は課題解決力に優れた性格である。ゼミでの発表準備において、内容が曖昧という課題に直面した際、原因を分析し、構成や役割分担の見直しを提案した。その結果、明確で説得力のある発表へと改善され、チーム全体の成果にも繋がった。
【実例紹介】先輩が履歴書・ESに書いた「自覚している性格」
ここでは、様々な業界・職種を目指した先輩たちが履歴書やエントリーシートに記載した「自覚している性格」の実例を紹介します。選考を突破した例文から、企業に伝わりやすい表現や構成の工夫を学び、自分のES作成に活かしてみてください。
<みずほ証券(25卒)>
引用:Unistyle/エントリーシート(総合職)
Q. 自覚している性格を入力してください。 (15文字以下)
A. 物腰の柔らかいリーダー
<厚生労働省(25卒)>
引用:Unistyle/エントリーシート(本省(厚生行政))(一般職)
Q. 自分の長所、短所等自覚している性格
A. 私の長所は他の人をサポートする力です。この力をいかしてパソコン講座のティーチングアシスタントや、サークルの運営したイベントでファシリテーターの役割を果たしました。友人からもサポート力があるとよく言われます。私の短所は心配性な所です。しかし、その性格のおかげで物事を慎重に考えて事前準備を周到に行う力が養われました。厚生労働省の行う業務は、厚生労働省だけで完結するものではなく、個人や法人をサポートする仕事が多いのでこのようなサポート力が役に立つと考えています。また、公務員の仕事ですので、個人情報を扱うことや公共の利益に関わることから、当然慎重さが求められます。このような点から、厚生労働省は私の性格を活かせる職場であると考えています。
<日立ソリューションズ(25卒)>
引用:Unistyle/エントリーシート(SE)
Q. 自覚している性格(長所・短所)
A. 物事に主体的に取り組む力がある。私は5対5で行うオンラインゲームで学生大会に出場し、長期間チームで練習することで成果を残すことができた経験がある。しかしその反面、一人で抱え込んでしまう性格であると考えている。同時期には所属している軽音サークルでライブ発表会があり、引き受けたものの満足に練習することができなかった。この経験から、全てを引き受けず時に人に頼ることが大切だと考えた。
<AGC(23卒)>
引用:Unistyle/【内定】エントリーシート(研究開発)
Q. 私の長所・短所(自覚している性格など)
A. 私の長所は目標達成に向けた行動力です。この長所を活かし学生時代は、「プログラミング言語Pythonの習得」という目標に対して、オンライン学習サービスを利用した自学、AI人材育成を目的とした学生団体への参加、情報科学を用いた共同研究への参加という経験を積み重ねてきました。
私の短所は心配性であることです。入念に確認をしないと気が済まない性格であり、確認作業に時間を使いすぎてしまうことがあります。そこで日頃から余裕をもった計画を立てる、周囲の人にも確認してもらう等、計画的に効率よく確認作業をする事を心がけています。
<日本新薬(23卒)>
引用:Unistyle/エントリーシート(臨床開発職)
Q. 自覚している性格(50文字以内)
A. 私は人と話すことが好きな性格だ。初対面の人にでも自分から話しかけ、良好な対人関係を築くことができる。
まとめ
[自覚している性格]は、履歴書やエントリーシートでよく聞かれる項目の1つです。自分の性格を正しく理解し、仕事にどう活かせるかを具体的に伝えることで、企業側に好印象を与えることができます。
そのためには、自己分析をしっかりおこない、自分の長所・短所や経験と向き合うことが大切です。また、企業や職種との相性を意識して性格を選び、説得力のあるエピソードを交えて記述することで、他の就活生と差をつけることができるでしょう。
本記事で紹介したポイントや例文を参考に、自分らしさが伝わる[自覚している性]を、是非あなたの言葉で表現してみてください。
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