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【企業研究】5分でわかるKDDI~選考フロー・志望動機~

KDDIは毎年270~290名の採用していますが、その分応募者も非常に多いため就活難易度が高いと言えるでしょう。

したがって、事業内容・強み/弱みなどの企業に対する深い理解がないと内定を獲得するのは非常に難しいです。

本記事では、”KDDI”の選考を受けてみたい学生が当該企業から内定をもらう可能性を高めるための内容を紹介していきます。

本記事の内容
  • 通信/情報サービス業界の動向   
  • KDDIの企業研究
  • KDDIの選考対策
  • データで見るKDDI
  • KDDIの財務状況
目次

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通信・ 情報サービス業界の概要・業界の動向

昨今、通信キャリア各社は「通信を基軸とした経済圏の構築」に注力しています。

スマートフォンが爆発的に普及した現在、各社新規の契約を伸ばすことが困難であることから、経済圏の構築を通した既存ユーザーの囲い込みが今後の成長戦略のカギとなるようです。

上記のような市場環境に対して、KDDIは2020年5月にau WALLETポイントをPontaポイントと 統合し、国内最大級の会員基盤を構築しました。

約9,400万人いるPonta会員を取り込むことで、さらなる利用者の拡大を目指しています。

また、非通信事業では、2020年4月に三井不動産株式会社と5Gを活用したオフィスビルのDX推進を目指し業務提携するなど、新型コロナウイルスによって変容した企業の新しい働き方への支援に取り組んでいます。

その他に、2020年7月、KDDIはジョブ型人事制度の導入を発表しました。

ジョブ型人事制度とは、勤務年数や勤務地にとらわれず、実際の仕事内容や成果によって処遇を決定する評価制度のことです。

社員の適性や業務内容を明確化することで、仕事の生産性を向上させる狙いがあるそうです。

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KDDIの企業研究

KDDI 事業内容

KDDIには「パーソナル事業・ビジネス事業・その他」の3つの事業部門があります。以下では、各事業部門の概要を述べていきます。

パーソナル事業(*1):日本国内及び海外における、個人のお客さま向け通信サービス(モバイル、固定通信等)及びライフデザインサービス(コマース・金融・エネルギー・エンターテイメント・教育等)の提供

ビジネス事業(*1):日本国内及び海外における、法人のお客さま向け通信サービス(モバイル、固定通信等)及びICTソリューション・データセンターサービス等の提供

その他(*1):通信設備建設及び保守、情報通信技術の研究及び開発等

参照元(*1):KDDI 2020年度 有価証券報告書 

KDDIの業績

過去3年間におけるKDDIの売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介します。

売上高および営業利益

KDDI 売上高
KDDI 営業利益

*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成

グループ企業の業績を含む連結ベースでの売上高・営業利益は毎年右肩上がりで成長しています。

2020年度の売上高は、端末機器販売収入が減少したもののモバイル通信料収入等の増加により前期より753億円増加しました。

続いて、2020年度の営業利益は、売上高の増加に起因して、前年度より121億円増えました。

KDDIの事業環境

SWOT分析というフレームワークを活用して、KDDIの事業環境を分析していきます。

ちなみにSWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析する手法になります。

KDDI SWOT分析
SWOT分析
<強み>
・世界62都市100以上の海外拠点で事業を展開している
→NTTドコモは11カ国19拠点、ソフトバンクは11カ国26拠点
・お客さま満足度ナンバーワン(*2)

<弱み>
・通信事業に収益が集中している(売上の約85%)
→収益の分散化ができていない

<機会>
・デジタル技術活用の必要性が高まっている
→5Gの商用化、AI・IoT・ビックデータの活用

<脅威>
・楽天の携帯電話事業への参入
・電気通信事業法の改正
→通信各社による利用者の過度な囲い込みを防ぐため、2019年10月に改正された事業法です。具体的には、契約の2年縛りの禁止や通信料金と端末代金の完全分離などが求められています。

参照元(*2):KDDIの強み

KDDIの選考対策‐インターン/本選考‐

KDDIの求める人物像を理解したうえで、インターン/本選考対策を行なっていきましょう。

KDDIが求める人物像

KDDIフィロソフィ 

‐第3章 仕事の流儀‐

高い志を抱き、具体的な目標を立てる。絶対に達成するという強烈な願望を持ち、成功するまであきらめずにやり抜く。

‐第4章 行動の原則‐

  • 自ら燃える
  • ジブンゴト化する
  • スピード感をもって決断し行動する
  • 目線を上げる
  • チャレンジ精神を持つ
  • どんな仕事も地道に一歩一歩、たゆまぬ努力を続ける
  • 原理原則に従う
  • フェアプレイ精神を貫く
  • 闘争心を燃やす
  • 本気、本音でぶつかる
  • 一丸となってやり抜く
  • 外を見て内を知る
  • 常に創造的な仕事をする
  • 能力は必ず進歩する
  • 現地現物で本質を見極める
  • 小善は大悪に似たり、大善は非情に似たりKDDI 採用ホームページ「企業理念」より一部抜粋

KDDIには通信事業という安定した収益源がありますが、人口減少による市場の飽和や総務省の競争促進政策による格安スマートフォンサービス普及に伴い、戦略の転換が求められています。

したがって、そのような市場環境のなかで積極的に新しいことに挑戦し、行動できる人材を求めていると考えられます。

また、目標に向けて最後までやり遂げる意志力と行動力がある人材を欲していることも読み取れます。

KDDIのインターン選考対策

KDDIは複数の職種のインターンを設けており、各インターンごとに選考内容が異なります。ですが、どのインターンシップでも、インターンの志望理由が問われることは共通しています。

以下に実際にインターン選考に通過した志望動機を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

本コースを希望した理由をお答えください
私は人々の生活を支える通信の基盤である、ファシリティ設備の保全業務を体験したいと思い、本コースを希望しました。私は人々の当たり前を守る仕事に就きたいと考えており、防災に関する研究を行っています。防災は多様な視点から災害を考える必要があり、防災への取り組みは建設業界だけではないと考えます。通信業界として災害対策や復興にも積極的に取り組んでいる貴社で、防災の知識を活かし、活躍できるのかを確認したいです。

→少ない文字数のなかで、インターンシップに参加したい理由とその背景が記載することができています。

KDDIの本選考対策

KDDIでは、過去の情報によると下記の本選考フローが組まれています。最新の選考では選考フローが変わる恐れもあるので予めご了承ください。

「ES・Webテスト→一次面接→二次面接→最終面接→内定」

以下でKDDIの本選考対策についてフローごとに紹介していきます。

■エントリーシート(ES)

KDDIのエントリーシートでは、志望動機や大学時代に注力したことを問われることが多いそうです。本記事では、KDDI内定者の志望動機をご紹介します。

◆KDDIの内定者 本選考の志望動機① ‐willコース法人営業‐

KDDIで実現したいことを教えてください。(400文字)
複数事業の連携によって、地域への集客という観点から地域全体の活性化につなげていきたい。私はシェアサイクル事業を行うベンチャー企業での長期インターンの経験を通して、自社サービスの関わる特定の店舗に貢献することはできたが、地域全体に対して影響を与えられないことに歯痒さを感じた。そこで、特定の店舗だけではなく地域全体を活性化できる事業に携わりたいと考えている。数多くの自治体と連携協定を結び、また多数のパートナー企業を有する貴社であれば、貴社の通信サービスと複数の事業を掛け合わせることによって各地で地域全体に渡ってこの夢が実現できると考えた。私の目標に向けて逆算する思考力と主体的な行動力を生かし、貴社の資源を用いて行政・地域企業と協力する事でこの夢を実現したい。

→KDDIで実現したい内容とその背景が明示できています。また、最終文では自身の強みをKDDIでどのように生かしていきたいのかが記載できています。ぜひ参考にしてみてください。

◆KDDIの内定者 本選考の志望動機②‐事務系総合職‐

KDDIで実現したいことを教えてください。(400文字)
通信技術の力で教育機会の格差をなくし一人一人の可能性を潰すことない社会を実現したい。私は、○○と対談したことや家庭教師で不登校の生徒を受け持つ経験をした中で、学校に行きたくても行けず、通常に登校する生徒とは大きな格差が生まれることに不安を覚え、深刻化してしまうことを目の当たりにした。同時に、次世代を担う彼らにこうした環境を続けてはならないと身に染みて感じた。そこで私は、5GやXR技術、IoTを応用したサービスやそれらを利活用してもらえるようなプラットフォームを提供し、どんな環境であっても学びの保障や新たな体感・体験を実現し、一人一人の可能性を潰さない社会を目指したいと考えるようになった。移動体・固定通信のどちらも手掛け、柔軟なサービスを提供できることや熱い想いを持つ社員の皆様がいる環境、「通信とライフデザインの融合」と次世代の育成を目指す貴社ならばこの目的を実現できると確信している。

→自身の経験に紐づけて、KDDIで成し遂げたいことを記載できています。主語がエントリーシートの書き手であることが明白であるため、「私は」などは省略してもよいでしょう。

■Webテスト

KDDIではESとWebテスト(言語・非言語・性格)が同時に課されます。

Webテストは玉手箱形式で言語・非言語・英語・性格検査合わせて約1時間程度で行われます。

■面接

下記にて、KDDIの各面接においてどのような質問があるのかについて紹介します。

◆面接過去問① ‐オープンコース‐

面接過去問
【1次面接】現場社員1名:学生1名 30分 オンライン
<雰囲気>
最初は和やかな雰囲気だが、話している時の表情は険しかった。
<内容>
・自己紹介を志望動機を交えて
・学生時代に力を入れたことの深堀
・ゼミについて
・自分を一言で表すと
・自分は合理的な人間か
・最後に言い残したことはあるか
<感想>
アイスブレイクでは緊張をほぐすことができたが、面接は厳かな雰囲気で行われる。自分という人間を理解するために、ガクチカに対してかなり深堀をされた。

【2次面接】現場社員2名:学生1名 30分 オンライン
<雰囲気>
和やかな雰囲気で行われる
<内容>
・就活状況について
・学生時代に力を入れたこととその深堀
・なにか成し遂げた経験は
・なぜ英語を学ぼうと思ったか
・なぜ行動しようと思うか
・逆質問
<感想>
自分という人間をよく知るための質問が多かった。話している時も口角が上がっているので、非常に話しやすかった。

【最終面接】現場社員3名:学生1 30分 オンライン
<雰囲気>
和やかな雰囲気で行われる
<内容>
・就活状況について
・なぜこの業界を見ているか
・なぜKDDIを志望しているか
・最も力を入れたことは 理由と結果を交えて
・ガクチカに対して後悔はあるか
・KDDIの社名を変えるとしたら
・逆質問
<感想>
最終面接だったが、どの社員様も常に笑顔だったので、非常に話しやすかった。第一志望であることを志望理由の時にはっきり伝えることができたので、奏功したと思う。

◆面接過去問②‐オープンコース技術系総合職‐

面接過去問
【一次面接】 オンライン 1対1  30分
<雰囲気>
非常に穏やか
<内容>
・ガクチカ 深掘り(一般的なもの)
・実現したいこと
・志望理由
・他社選考状況

【二次面接】 オンライン 1対2 30分
<雰囲気>
非常に穏やか
<内容>
・ガクチカ 深掘り (一般的なもの)
・実現したいこと
・志望理由
・入社してからどういう仕事で貢献したい?
・学業について軽く質問
・いろんな分野・勤務地があるけど大丈夫?

【最終面接】 オンライン 1対3 30分
<雰囲気>
非常に穏やか。過去二回の面接より穏やかで常に全員笑顔だった。
<内容>
・ガクチカ 深掘り (一般的なもの)
・実現したいこと
・志望動機
・法人営業を志望する理由
・新卒採用のHPの改善点は?
・強み・弱み
・苦手な人
・人間関係で失敗した経験

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データで見るKDDI

以下のデータを参考に企業選択の一つの手段としてご利用ください。

会社概要
会社名:KDDI株式会社
設立年:1984年6月1日
従業員数:単体11,353人、連結47,320人(*3)
男女比:男性77%(8,742人)・女性23%(2,611人)単体 (*4)
平均年齢:42.8歳 単体 (*3)
平均勤続年数:17.6年 単体 (*3)
平均年収:948万円 単体 (*3)
月間平均残業時間:19.5時間 (*4)
離職率:1.16% (*4)
転勤の有無:全国各営業所(海外勤務あり)
福利厚生:フレックスタイム制度、テレワーク勤務、副業制度

参照元(*3):KDDI株式会社 2020年度 有価証券報告書

参照元(*4):KDDI株式会社 数字で見るKDDI

参照元(*5):KDDI株式会社 採用情報

KDDIの財務状況

KDDIの財務状況を「会社の安定性を図る指標」「会社の成長性を図る指標」の2つ観点から説明していきます。

会社の安定性を図る指標

会社の安定性を図る指標である「自己資本比率」について紹介します。

KDDIの自己資本比率

「自己資本比率」は企業の安全性を示す代表的な指標です。この指標は金融機関で融資をうける際にも非常に重視される指標です。

自己資本比率では会社がどれだけ返済義務のない自己資本を所有しているかが分かり、自己資本の充実が会社の安全性につながります。

KDDIの自己資本比率(*6)は以下の通りです。

KDDI 自己資本比率
参照元(*6):KDDI株式会社 2020年度 有価証券報告書

一般的に自己資本比率が40%を超えると財務体制が安定した会社として評価されます。

この指標から会社の負債や自己資本のバランスが明確となり、長期的観点から企業の安全性を評価することが可能です。

KDDIの自己資本比率は67~73%の間を推移しています。一方、競合他社の一つであるNTTドコモの2020年度の自己資本比率は73%でした。

したがって、KDDIの自己資本比率は競合他社と同水準となっており、安定した財務基盤を保有していると言えます。

会社の成長性を図る指標

KDDI 純利益


上記の表はKDDIの直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。

ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。

近年のKDDIは「規模は増加しつつ、利益の質は維持している」ことが数字から読み取ることができます。

【企業研究】5分でわかるKDDI-まとめ-

いかがでしたでしょうか。今回は、KDDIの選考に役立つ情報を紹介しました。ですが、情報を得ただけではKDDIの内定を獲得することはできません。

本記事で得た情報をもとに行動を起こせるかが重要になります。ぜひ本記事を参考にKDDI内定までの一歩を踏み出してください。

関連記事(同業他社の企業研究):
【企業研究】ドコモ
【企業研究】ソフトバンク

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