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通過する人は知っている グループディスカッション(GD)とは ~GDの全体像を把握しよう~

『グループディスカッションの選考に通過できるかな?』『グループディスカッションって何?』と不安になっていませんか。

本記事ではグループディスカッションに関する概要説明から評価ポイント、さらには必要な事前準備まで網羅しているため、この記事を読むだけでグループディスカッションの全体像を把握することができます。

グループディスカッションは何から手を付けていいのか分からない人が多く、ほとんどの人が不安を抱えてしまっています。

そのため、本記事以外にも「進め方」「テーマ」「対策」に関する記事もあるので、これらの記事を読んでグループディスカッションに関する不安を解消し得意なものにしましょう!

目次

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グループディスカッション(GD)とグループワークの違い

グループディスカッションについて説明していくにあたって、グループディスカッションと「グループワークの違いってあるの?」というお声を多くいただいたので、まずはそれぞれの違いについて説明していきます。

結論、グループディスカッション(GD)とグループワーク(GW)に関して明確な定義づけは行われていません。

そのため、グループディスカッションとグループワークはどちらも集団選考であると認識しておけば問題ありません。

特にグループディスカッションとグループワークを意識せず使っている企業もありますが、下記ではGDとGWについてそれぞれの特徴について説明していきます。

グループディスカッション(GD)

グループディスカッションはディスカッションという名の通り、議論に重きが置かれていることが多いです。

与えられたテーマや課題に沿ってきちんと議論ができているか、あるいはテーマから逸れた議論を行っているときにきちんと軌道修正できるかなどが見られています。

つまり、グループディスカッションでは結果や成果よりもそれまでの過程が見られていることが多く、入社後にどのような立ち振る舞いができるのかを図っているのでしょう。

グループワーク(GW)

グループワークはワークなのでグループとして成果が求められることがあります。

最後にプレゼンを求められることはグループディスカッションでもありますが、グループワークの方がグループとしての生産性が大きく評価されることがあります。

また、プレゼンの完成度なども重要になってきます。

このことからもグループワークでは成果が求められることが多く、企業側は就活生がどれぐらいの能力があるのかを見ているのでしょう。

グループディスカッション(GD)を行う意味

面接とは全く異なり、グループディスカッションでは実際に学生同士で議論をさせることで様々な判断要素を見ることができます。

面接では就活生がどのような考え方を持っているのか、どのような人生を歩んできたのかなど内面性を見ることが主な目的です。一方で、グループディスカッションでは他者とどのように関わることができるのかを見ることが主な目的となっています。

また、企業が選考過程でグループディスカッションを採用するのにはいくつかの理由があります。今回は多くの企業に共通する3つの理由について説明していきます。

一度に多くの学生の合否を判断できる

面接の場合、個別面接であれば1人につき20~60分程度かかり、集団面接であれば3~4人に対して大体30~60分ぐらいの時間が必要です。

一方でグループディスカッションであれば、30~60分で規模にもよりますが3~10人を見ることができるため、初期選考としては面接よりも非常に採用効率がいい選考となっています。

相対的に個人の能力が判断されるグループディスカッションではグループ全員が受かることは滅多にありませんが、グループ全員が選考に通過しないケースも多々あるようです。

そのため事前準備が非常に重要となってきます。

コミュニケーション能力を簡易的に見ることができる

入社後には初対面の人とプロジェクトを進めたり商談したりする機会もあると思います。

企業はこうした入社後のことも踏まえ、グループディスカッションという機会を設けることで入社後にどんな活躍をしてくれるのかというシュミレーションを行う意図もあるようです。

極度の人見知りや消極的な態度、協調性の無さなどは一目でわかるため、企業は最低限コミュニケーション能力が備わっている就活生を選ぶことができるのです。

業務への適性を測ることができる

実際の業務で生じた問題などを就活生にお題として与えることで、そのお題に対する考え方や解決までのアプローチなどを垣間見ることができます。

どれだけその業界・業務に関する知識を兼ね備えているかよりも取り組む姿勢や柔軟性などが見られることが多いです。

取り組みの姿勢や柔軟性なども見られるグループディスカッションでは、たくさんのグループディスカッションを経験している人や自分の強みをうまくアウトプットできる人たちに対抗するためにも事前準備を怠ってはいけません。

グループディスカッション(GD)で見られるポイント

ここまでグループディスカッションの簡単な概要は把握できたと思います。

次にグループディスカッションにおける様々なポイントを紹介しますが、これらのポイントを全て満たす必要があるわけではありません。

なぜならグループディスカッションという短い時間の中で実力を発揮したりアピールできたりするポイントは3~4つぐらいだからです。

以下では8つのポイントについて紹介していますので、自分がいくつアピールできていそうか考えながら参考にしてみてください。

積極性

与えられたお題について議論する以上、正しいか間違っているかも大切ですが自らの意見を発信することも非常に大切です。

グループディスカッションでの積極性とは自分が中心となって議論を進めることや、議論が発展しそうな意見を多く出すこと、そして自ら進んでプレゼンを行うことが大切になります。ん。

このように自らグループを引っ張ったりプレゼンを担当したりすることで積極性をアピールすることができます。

主体性

グループディスカッションでの主体性とは、進行や発表を他人任せにするのではなく、自分から議論を進めたりまとめたり発表したりすることです。

与えられたテーマに対して当事者意識を持って挑むことが非常に重要になってきます。

状況に応じて「自分は今どんな立ち回りをすべきか」「今どのような方向性の意見をみんなが求めているか」などのように周囲の状況を把握したうえで「自分は何をすべきか」ということを考えられるようになると主体性を発揮できるようになります。

協調性

ここでの協調性とは、自分の意見を押し通すのではなく他人の意見を受け入れてチーム全体の意見を昇華させることです。

また、どんな意見でも承認してしまうのではなく、間違った思想や良くないアイディアに関してはエビデンスをきちんとつけて指摘しましょう。これも一種の協調性であると言えます。

しかし、『それってあなたの意見ですよね?』や時間ギリギリで『そもそも~じゃないですか』というように議論を破綻させるようなことは避けましょう。

そして企業という組織の中では『協調性』は必要不可欠であるため、『協調性』はグループディスカッションの中で特に重要視されるポイントでもあります。

効率性

グループディスカッションの効率性とは、最初の定義づけや前提確認、現状分析などの段階でいかにゴールを見据えて議論を進めさせる道筋を立てられるかという能力のことです。

時間との兼ね合いから議論の着地点にメドをつけ、そこから逆算して今何をすべきかを明確にしなければなりません。

結論までの道筋を立てて議論できているか、適切な時間配分で進められるかがポイントになってきます。

こうした能力は一朝一夕には身につかないので練習が必要になってきます。

論理性

グループディスカッションでは、お題や議論の要点・流れを理解しているかが見られています。

具体的な根拠を示したうえで発言や議論ができているか、数字に基づいて仮説を立てているかなどが重要になってきます。

こうした発言をする際には、きちんとお題に沿っているかどうかも大切です。

またグループディスカッションにおける論理性とは、無作為に出てくる意見や案といった点と点をうまくつなぎ合わせて議論を進めていく力であるともいえます。

ただし、注意すべきは難しい言葉を使えばいいというわけではないことです。

班員全員が分かるように平易化して説明したり、あえて難しい言葉を使わないことも大切です。自分にしか分からないような難しい言葉を使って周囲を困惑させるのだけは避けましょう。

発想力

発想力と聞くとこれまでにないような革新的な意見を出すことのように思えます。

しかし、ここでの発想力とはグループで出た案や条件を踏まえて他のグループと差別化できる案を導き出す能力のことです。

発想力を意識した就活生が陥りやすいのが【前例のない案】を出すことに執着してしまうことです。

前例のない案を出すのに企業が何時間も費やしているにも関わらず、学生が30分前後で突飛な案を出すのは非常に難しいです。

そのため、やはり企業が求める発想力とは前例の案を出すことよりも議論の内容を総括して他のグループと差別化できるような案を考える力であるといえます。

対応力

ここでの対応力とは馴染みのないテーマが出された場合や、議論が本筋とは離れて行われている場合に柔軟に対処できるかという能力になります。

例えば、難解なテーマが出されたときには落ち着いて定義づけや現状分析を行ったり、場合によっては社員の方をうまく利用したりして状況を打破しようと試みることです。

グループで出す成果ももちろん大事にはなってきますが、一番重要なのは成果を出すまでの過程です。どんな状況下でも慌てず冷静に対処するのが大切になってきます。

また、大幅な軌道修正を要するときには『~というテーマに対して、最初に〇〇という話し合いをしようと決めましたよね?ですが今では~ということについて議論しています。××という観点から議論の趣旨がずれていると考えるのですが皆さんはどうですか』のように根拠を示したうえで発言するようにしましょう。

分析力

グループディスカッションでの分析力とは、フレームワークや具体的な数値を用いて、いかにテーマを深堀りできるかが試されています。

そして、分析力を発揮するにはお題のテーマをきちんと理解し正確に前提条件を整えて議論を進めていく必要があります。

また、与えられた条件をうまく生かしているかなども見られています。

その時その場の条件をきちんと理解して立ち回れるようにしましょう。

受かる人の共通点と落ちる人の共通点

グループディスカッションを通過するためには、上記のポイントをいかに満たしているかが分かれ目です。

8つの中で満たせていないポイントが多ければ多いほど、落ちてしまう確率が一気に高まってしまいます。

しかし、全てのポイント抑えるのは至難の業なので自分が得意なポイントからしっかりとアピールしていきましょう。

例えば、グループをまとめて引っ張っていくリーダーシップがある人であれば『主体性』『積極性』『協調性』から優先的に発揮していくのが得策でしょう。

得意なポイントをアピールしつつ分析力などをアピールすることができれば通過する可能性が非常に高くなります。

では、8つのポイントをできるだけ満たしてグループディスカッションに通過していく就活生には、どのような共通点があるのでしょうか。

それは事前準備をしっかりと行っている就活生たちです。

当日までにきちんと事前準備しておくことで本番では余裕が生まれます。そして落ち着いてグループディスカッションに臨むことができるため高いパフォーマンスを発揮しやすくなるのです。

事前準備が万全な就活生とは対照的に事前準備を怠る人は、選考に落ちてしまう傾向にあります。

選考に通過する就活生たちがどのような事前準備をしているのかについて、簡単に説明していきます。

グループディスカッション(GD)の事前準備

先ほども説明しましたが、グループディスカッションに通過する人に共通するのは事前準備を怠らないことです。

事前準備をしっかり行うことでどんな選考内容なのかを知ることができ、本番で余裕が生まれます。そしてこの余裕が緊張しすぎてしまうことを防げるのです。

以下では具体的にどのような事前準備をすればいいのかを紹介しています。

過去のお題を調べておく

就活体験記や選考記が掲載されている就活サイトを見たり、実際にその企業を受けた先輩に聞いたりして、過去にどのようなお題が出されているのかを把握しましょう。

選考内容を調べて前提知識や業界トレンドなどをインプットし、差別化を図っている就活生が高い確率で選考に通過していきます。

皆さんも大学受験で過去問を解きましたよね?原理はそれと一緒です。就活でも傾向と対策が重要になってきます。

模擬練習

既に何社ものグループディスカッションを経験した人や内定を複数社所有している猛者がいるなかで、初見で挑んでも勝ち目は薄いです。

そのため、ゼミの友達や就活生の仲間同士で練習し、慣れておきましょう。

この時、なるべく初対面の人と行い、より実践的に練習するのがオススメです。

大学や他大学の友人に紹介してもらって練習を行ったり就活サイトが運営するグループディスカッション対策のセミナーに参加したりするのは得策です。

また、SNSで就活アカウントを運営しているとグループディスカッションの練習を募集している人もいるので参加してみるのもいいかもしれません。

※決してSNSで知り合った人と練習することを推奨しているわけではありません。また、自己責任で参加していただくようお願いいたします。

メンターやサポーターが付いてる人は、一度担当者に相談してみるのもいいかもしれません。

グループディスカッション(GD)の裏技

グループディスカッションもただがむしゃらに経験を積めばいいというわけではありません。最初から受かる人は受かりますし、何回やっても落ち続ける人は一定数います。

以下で紹介するテクニックを活用して少しでも選考に通過する確率が高まれば幸いです。

自ら雰囲気を作る

特に順番の指定がなければグループでのアイスブレイク時に最初に話し、みんながクスっと笑えたり、リラックスできたりするような話を一言入れるといい雰囲気を作れます。

場の雰囲気を動かせる人物はその後の議論でも中心に立ちやすいので、自然とリーダーシップを発揮することができ選考に通過しやすくな傾向があります。

また、和んだ雰囲気を作ることで就活生同士が発言しやすい環境を整えることができるため、アイスブレイク後の議論も活発になります。

自分の思い通りに議論を進める

自分の思い通りに議論を発展させるためには必ず最初に発言して議論の段取りを決めてしまいましょう。

最初に発言をすることで練習で行っている段取りを本番のグループディスカッションで再現できます。そのため、余裕が生まれるため力を出しやすい環境を整えることができます。

グループを代表して発表する

なるべく班を代表して発表しましょう。

他の班を見ていた人事の方にも積極性をアピールすることができるためです。

発表内容に関する質問をされたときに『この素晴らしい案は〇〇さんの案だったのですが』と一言枕詞を付け加えるだけで周囲の人をよく見ているという印象を与えることができます。

また、グループを代表して発表することで積極性や主体性をアピールすることができるのです。

フィードバック時に必ず質問する

質問するときには『~はどうですか?』という誰にでもできるような単調な質問ではなく、『〇〇という考えを持って議論を進めた結果、××という結論になったのですが、途中でどのような修正を行うべきでしたか』のように結果とその経緯を一言でまとめることでより分かりやすい質問をすることができます。

そのため、人事の人に好印象を与えられる可能性が上がります。

上記のような質問をするの当たり前だと考える人も多くいるとは思いますが、意外とできていない就活生は多いです。

まとめ

今回はグループディスカッションの概要について説明してきました。

まとめ

・与えられたお題に対してグループで取り組む選考であること

・簡易的にコミュニケーション能力見ることができる選考であること

・評価されるには様々なポイントあること

・事前準備が非常に重要であること

グループディスカッションとは上記のような特徴があると分かったと思います。

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