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通過する人は知っている グループディスカッション(GD)のテーマ ~テーマごとの内容や対策を紹介~

『グループディスカッションの選考を通過できない……』『グループディスカッションのテーマがランダムで難しい』と感じて不安になっていませんか。

今回はグループディスカッションのテーマを5つ紹介し、テーマごとの内容や議論の進め方を紹介しています。そのため、この記事を読むことでテーマごとの対策を立てることができます。グループディスカッションのテーマと対策に関して学んだら、あとは企業の選考に参加して練度を上げるだけです。

しっかりと知識をつけて本番に備えましょう。

また、本記事以外にも「GDの概要」「GDの流れ」「GDの対策」に関する記事もあるので、以下の掲載記事を上から順に読んでグループディスカッションをマスターしましょう!

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通過する人は知っている グループディスカッション(GD)とは ~GDの全体像を把握しよう~
目次

就活相談をする_青グラデ

グループディスカッション(GD)とは

まずはGDの概要について簡単に説明していきます。

グループディスカッションとは集団選考のひとつです。

「ディスカッション」とある通り、議論の内容や議論に挑む姿勢を主に見られています。具体的には協調性や主体性など多くのポイントが評価の対象になっています。自ら進んで発言しているか、当事者意識を持ってディスカッションに挑んでいるかといったことです。

また、集団選考であるグループディスカッションは一度に多くの就活生を見ることができ、採用効率が良いため多くの企業で用いられています。

GDに関して詳しく知らない、グループディスカッションで絶対に落ちたくないとお考えの方はグループディスカッションの概要について紹介している下記の記事をぜひ参考にしてみてください。

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グループディスカッション(GD)の大まかな流れ

GDがどんな選考なのか分かった人は、次にテーマとその対策について確認しましょう。

まずはどのカテゴリーでも共通するグループディスカッションの流れについて簡単に紹介していきます。

大まかな流れに関しては以下の7つのステップがあります。

どんなテーマにも共通するグループディスカッションの流れに関しては以下の記事で詳細に解説しています。7つの流れの中で1つでも曖昧なところがある人は必ず確認し、どんなテーマにも対応できるようになりましょう。

グループディスカッション(GD)のテーマごとの対策

上記の7つの流れを踏まえたうえで、次にテーマごとの内容と対策について説明していきます。

グループディスカッションは以下のように大きく5つのテーマに分けることができます。

ここからはそれぞれのテーマについて解説していきます。

課題解決型テーマ

課題解決型テーマとは、ある課題を抱えたテーマが出題され、状況の改善・解決をすることが求められます。

課題解決型テーマでのポイントは2つです。

①なるべく詳細に分析を行う

課題解決型では「ある商品の売上げを2倍にしてください」というようなテーマが出題されます。

上記のテーマの場合「売上げ = 単価 × 販売数であるため、単価をそのままに販売数を2倍にするのか、単価も売り上げも1.5倍に増やすのか」という議論が展開されなければなりません。

このようになるべく細かく分析して議論を発展させることで結論に説得力を持たせることができます。また、具体的な施策も立てやすくなります。

そのため、上記のようになるべく詳細に現状分析を行いましょう。

②定量的な解決策を提案する

解決策を提案する際には、なるべく定量的に述べるようにしましょう。

実際のビジネスでは具体的な数字をもとにプロジェクトが進められるため、お題の中に数字があればできる限り数字で解決策を提案することが望ましいです。

また、客観的な数値で述べることができるため、人事の人にもグループで出した結論を簡潔に伝えやすくなります。

よくあるのが、解決するためのプロセスを述べるだけで終わってしまうケースです。

課題解決型のテーマで解決策をプレゼンする際には「○○という施策によって単価を1.5倍にし、××という施策によって販売数を1.4倍にすることで総売り上げを2.1倍にします。その結果、売上を2倍にするという目標を達成できます」というように定量的に述べるようにしましょう。

資料分析型テーマ

資料分析型とは、与えられた資料をもとにお題を解決していく形式になります。

特徴として、情報はその資料に載っているものに限定されるためインターネット上で調べることができないことがあります。

この資料分析型テーマでのポイントは2つあります。

①資料に基づいた議論を行う

このテーマでは資料の情報に沿って議論をしなければならないため、主観や固定的な考え方を極力入れないよう意識する必要があります。

あくまでも与えられた資料をもとに議論を進めましょう。

ただし、与えられた資料を分析して導き出した結果や推測などは用いても構いません。

よくあるのが、与えられた資料に頼りすぎて「ただ資料にある情報をまとめただけで終わってしまう」パターンです。

資料をもとに分析し仮説を立てて検証して、自分たちなりの考えを出すようにしましょう。

②情報処理能力も見られていることを意識する

資料分析型のグループディスカッションでは、情報処理能力も大きな評価対象になることが多いです。

そのため、ここでポイントになるのは「早く正確に資料を読み取ること」、「端的にまとめること」です。

与えられる資料の量や時間にもよりますが、多くの場合、時間がタイトであることが多いです。

そのため、じっくりとすべての資料に目を通している暇はありません。各ページごとの最も重要なポイントを素早く理解する必要があります。

抽象型テーマ

抽象型のテーマでは、読んで字のごとく抽象度が高いお題が出されます。

このテーマで大切なことはたった1つです。

それは「条件決めを徹底的に行うこと」です。

抽象的なテーマなので「後輩から理想とされる先輩像とは?」のようなテーマが出されることがあります。

この場合、後輩とは何年下なのか、年収や立場など何をもって理想とするのかなど、具体的に条件を決めることがポイントになります。

また、ただ条件を決めるのではなく、実際の事例をもとにしたり客観的な統計をもとにしたりすることが重要になってきます。

そして、〇年や〇円、〇人のように具体的に決めることも重要です。

最初の条件決めをきちんと行わないと議論の方向性が定まりません。決めた条件に従って議論を行えばいいため、途中で大きな方向転換などをせずに済みます。

そのため、条件決めにはしっかりと時間を割いて考えるようにしましょう。

討論型・選択型テーマ

討論型・選択型のテーマでは「~すべきか」「AとBはどちらがいいか」のように与えられた選択肢に対してきちんと理由付けを行うグループディスカッションです。

ここでのポイントは3つほどあります。

①前提条件を決める

まずは前提条件をできる限り具体的に決めましょう。

上述しましたが、討論型・選択型テーマでも条件決めをきちんと行うことが大切です。

討論型・選択型テーマの場合、ただ条件を決めるのではなく実例や統計を使ったり、経験をもとにしたりすることが重要になってきます。

根拠をつけて条件を決めることで議論の基盤をきちんと整えましょう。

②必ず根拠を加える

根拠を加えることは途中の議論ではもちろんのこと、最後のプレゼンの際には特に意識しておくとよいでしょう。

なぜなら「~すべきか」「AとBはどちらがいいか」というように与えられた選択肢の中から自分たちで結論付けなければならないため、説得力のある根拠を考えることが大切になってくるからです。

5W1H に基づいて考えると説得力がある根拠を考えやすくなります。

特に「Why なぜ」「Who 誰に」「How どのように」は必ず根拠に入れるようにしましょう。

ターゲット設定や結論に説得力を持たせることなどに繋がってくるため、この3点は非常に重要になってきます。

③多数決は絶対にしない

いくら日本が民主主義であるからといって何でもかんでも多数決で決めるのは辞めましょう。

少数派の意見の中にも大切な考えがあるため、切り捨てるようなことをしてしまうとマイナスな評価を受けてしまうことがあります。

そのため、意見が対立したりまとまらなかったりする時は5W1Hやフレームワークを用いて話し合うことで場を整え、全員が納得したうえで次の議論に進むようにしましょう。

その他

上記で紹介したテーマ以外にも様々なテーマがありますが、代表的なのはフェルミ推定です。

フェルミ推定でも正しい答えを出せるかどうかが見られているのではなく、答えを出すまでのプロセスが見られています。そのため、7つのステップをきちんと踏んで取り組むようにしましょう。

また、突拍子もないお題が出された時には、構造的に考えること、具体的な数字を意識することの2点を守っていれば基本的には議論が停滞したりお通夜みたいな雰囲気になったりすることはないはずです。

なぜなら、7つのステップを行うことで順序だてて結論まで出すことができ、数字を意識することで「今何について議論しているのか」「何を改善すればいいのか」を明確にできるためです。

企業の過去のテーマ

ここまではグループディスカッションのテーマとそれぞれの対策について説明してきました。

以下では、過去に本選考やインターンで出題されたグループディスカッションやグループワークでのお題を一覧で紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

課題解決型

・外国人観光客の一人当たり支出額を増加させるにはどうすればいいか

・○○不動産がデベロッパーNO.1になるにはどうすればいいか

・株式会社○○の新卒採用をどのように行っていくか

・カナダ支社責任者として半年以内に単月黒字化せよ

資料分析型

・与えられた資料を参考にして北海道富良野の観光客を増加させる施策を考えよ

・(与えられた車の資料の情報を参考にして)お客様にヒアリングをして最適な提案をしてください

・(提携企業の売上データと自社のサービス内容と価格を参考にして)お客様にヒアリングをし、最適なサービスを提案してください。また、資料にある中からどの媒体を提案し、どれぐらいの利益がでるかも推定してください。

討論型・選択型

・日本人が海外に誇れる強み3つあげて発表せよ

・東京オリンピックを成功させるには何が必要か

・リーダーに必要なものは何か 

・いい本とはどんな本か?

・物を売る際に必要な力は何か

・良い鉄道とは何か

・うどんとそば、世界に売り出すならどちらか

・ブランド価値を高めるために、工場を新たに立地するにはどこの国がいいか」

・架空のイタリアンレストランのフランチャイズをどこに展開するのか3つの候補地から選べ

その他

・アイフォンケースの売上はいくらか?

・メキシコからアメリカへの移民数の減少要因

・地方私立大学の生き残り戦略を立案せよ

・日本の散髪屋の数を求めよ

・コンビニ1店舗当たりの売り上げを推定して売り上げ向上施策を考えよ

・コーヒー店のオーナーとして、売り上げを2倍にする施策を考えなさい

現役就活生による『これが私のGD必勝法』

ここでは、皆さんと同じく現在就活を行っている大学生にグループディスカッションに関する質問に答えていただきました!

質問に答えていただいた就活生の皆さんはグループディスカッションを通過されていたり3年生の11月には内々定を勝ち取っている学生さんなので、ぜひとも参考にしてみてください!

A君 青山学院大学 23卒

Q.グループディスカッションにはどのような姿勢で取り組んでいますか

A.僕はおしゃべりが好きなタイプなので、グループディスカッションを楽しんでいます。
また、明るく話したり本気でグループディスカッションを楽しんでいたりするのでこうした姿勢が評価されているのではないかと考えています。

Q.得意な役割はありますか

A.個人的には役割にこだわりはないです。なるべく最初のいい雰囲気のまま役職は決めるようにしていて、やる人がいなければ司会をやったり空いた役職を担当したりしています。でも最初はやっぱり司会狙いで話し始めますね(笑)

Q.A君のグループディスカッションにおける必勝法はありますか

A.必勝…というほどではないですが班員の第一声はなるべく拾うようにしています。また、誰でも分かる言葉に解釈して「つまりは~ってことですよね?」のように出された意見を整理・確認して内容の共通認識を持つようにすることは意識しています。

B君 日本大学 23卒

Q.グループディスカッションにはどのような姿勢で取り組んでいますか

A.知らない人と仲良くなれる機会だと思って楽しんでいます。もちろん選考であるため楽しんでばかりではダメですが、楽しんだ方がグループの雰囲気も良くなって活発に議論ができるので楽しんだ方が個人的には通過率は高いように思います。

Q.B君のグループディスカッションにおける必勝法はありますか

A.アイスブレイクを本気で行って、グループ全員と打ち解けるようにしています。ただただ自己紹介をしただけで終わった時と雑談をして仲良くなった時だとやっぱり後者の方が活発な議論ができていると感じました。相手の趣味や特技などに質問を投げかけたり、自己紹介で面白い話を組み込むと良いと思いますよ!

Cさん 日本大学 23卒

Q.グループディスカッションにはどのような姿勢で取り組んでいますか

A.集団選考であり、一挙手一投足の全てが評価対象であることを意識して参加しています。

Q.具体的にはどのようなことを意識していますか

A. 最近ではオンラインで開催されることがほとんどなので、別売りの鮮明に映るwebカメラを用いてきちんと顔が映って表情が見えるようにしています。そうすることでPCに備え付けのカメラよりも鮮明に映り印象が良くなると思います。他にはカメラの高さや目線、姿勢など人事の方に常に見られていることを意識してGDには参加しています。

Q.Cさんのグループディスカッションにおける必勝法はありますか

A. 他人の意見を否定しないことです。出された案の中で最適な案を探すように心がけています。相手の意見を否定してしまうと相手が嫌な思いをしていしまうだけではなく、私自身の意見が通りにくくなってしまうこともあるからです。

以上3名の方にインタビューに答えていただきました。それぞれ異なった考えのもとグループディスカッションに挑んでいることが分かりましたね。

しかし、3人に共通することは「試行錯誤して考えながらグループディスカッションを受けている」ことです。

みなさんもグループディスカッションを受けた後には必ず振り返りを行って次の選考に活かせるようにしましょう。

まとめ

今回はグループディスカッションのテーマに関する説明をしてきました。

まとめ

・議論をうまく進めるには7つのステップがある
・GDのテーマは大きく5種類に分けられる
・テーマごとにキーポイントが異なってくる

グループディスカッションのテーマに関しては上記のような特徴があると分かったと思います。

他にもグループディスカッションの概要や進め方、対策の記事もありますので受かる確率を1%でも上げたいと考える方はぜひ参考にしてみてください。

GDの3記事のリンク

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