「ソニーミュージックグループの強み・弱みは?」「所属タレントは誰がいて、事業領域はどうなの?」などと考えていませんか?
本記事では、”ソニーミュージックグループ”の選考を受けてみたい学生の企業研究に役立つ情報を紹介していきます。
他にも当該企業から内定をもらう可能性を高めるための選考情報なども紹介していくので、企業研究が中途半端になっている人や選考に不安を抱えている人は、確認してみてください。
エンタメ業界のホットニュース
エンタメ業界は、コロナにより、集客型のエンタメビジネスである音楽コンサート・演劇・映画・スポーツ観戦などが大きなダメージを受けました。
しかし、そのような危機を脱却しようとデジタル化を進める動きが業界全体で行われています。例えば、無観客ライブ(試合)・SNSライブ配信などの、非接触型サービスで視聴者を楽しませる方法などが挙げられるでしょう。
その中でソニーミュージックグループは、魅力的なコンテンツとサイネージやVR、ARをはじめとする最先端テクノロジーを組み合わせたデジタル施策の企画、開発を行っています。
例として、東京と京都で開催された体験型展示イベント「ソードアート・オンライン -エクスクロニクル-Online Edition」が挙げられます。
データで見るソニーミュージックグループ
ここでは、企業研究で見るべき事業内容や業績について紹介します。さらにSWOT分析という企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法についても紹介するので、確認してみましょう。
データで見るソニーミュージックグループ
ソニーミュージックグループの企業概要について紹介するので、以下の情報を参考に企業を選択する際の手段の1つとしてご利用ください。
設立年 :2003年4月1日(新設分割)
従業員数 :約3,100名
初年度月収例:月32万円程度(年俸制)
勤務地 :東京、名古屋、大阪のいずれか(選択制度なし)
福利厚生 :フレックスタイム制、リフレッシュホリデー制度、自社保有ロッジ(那須・箱根)など
ソニーミュージックグループの事業内容
ソニーミュージックグループには「アーティスト&ミュージック・ビジュアル&キャラクター・エンタテインメントソリューション」の3つの事業セグメントがあります。
さらに各事業ごとで、担当している会社は異なってきます。事業内容を理解するためにも以下を確認してみましょう。
→音楽ビジネスにまつわる様々な事業を展開し、アーティストやクリエイター、タレントの活動を幅広くプロデュースしています。 〈会社名〉 (子会社)アルファミュージック株式会社 〈所属タレント・サービス・商材〉
〈事業〉
・音楽ソフトの企画・制作・宣伝を行なうレコードレーベル事業
・発掘・育成・マネジメントを行なうアーティストマネジメント事業
・音楽出版事業
・マーケティング事業 など
・株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
・株式会社ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド
・株式会社ソニー・ミュージックアーティスツ
・株式会社次世代
・株式会社ソニー・ミュージックダイレクト
・株式会社ソニー・ミュージックパブリッシング
・株式会社ミュージックレイン
・株式会社room NB
・宇多田ヒカル、岡崎体育、奥田民生、LiSAなど
・倉科カナ、土屋太鳳、二階堂ふみ、森七菜など
・アキラ100%、AMEMIYA、錦鯉、バイキングなど
〈事業〉 〈会社名〉 〈所属タレント・サービス・商材〉
・アニメーション作品やゲームの企画・製作・プロデュースを行なうアニメ関連事業
・キャラクターを中心とした国内外の著作物・商標を活用し、様々なマーチャンダイジング(※)やサービス分野へのトータルマーケティングを行なうライセンス事業
・株式会社アニプレックス
(子会社)株式会社A-1 Pictures
(子会社)株式会社CloverWorks
(子会社)株式会社Boundary
(子会社)株式会社Quatro A
(子会社)株式会社リアルト・エンタテインメント
(子会社)Aniplex of America Inc.
(子会社)安尼普(上海)文化艺术有限公司
・株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ
・株式会社フォワードワークス
・鬼滅の刃、スヌーピー、リサとガスパール、Fate/Grand Orderなど
〈事業〉 〈会社名〉 〈所属タレント・サービス・商材〉
・コンサートホール運営やライブ・イベント等の企画・制作、グッズ企画・制作・販売などを行なうライブエンタテインメント事業
・パッケージソフトのデザイン・製造・流通・販売を行なうパッケージソリューション事業
・ECショップや音楽配信サイトの運営を行なうデジタルソリューション事業
・放送・出版・Web等のメディア事業 など
→エンタテインメントビジネスにおける幅広いソリューションの提供によりエンタテインメント業界の舞台裏を支えています。
・株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
・株式会社Zeppホールネットワーク
・「佐野元春 & THE COYOTE BANDロッキン・クリスマス2018」「藍井エイル Special Live 2018~RE BLUE~at 日本武道館」など
・「AnimeJapan 2019 アニプレックスブース」「MADOGATARI展」「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」など
一般的に「商品化計画」や「商品政策」と訳されます。 お客様に商品を買っていただくために、商品の企画・開発や調達、商品構成の決定、販売方法やサービスの立案、価格設定などを戦略的に行なう活動のことです。
ソニーミュージックグループの業績
次に、過去3年間におけるソニーミュージックグループの売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介します。
■売上高及び営業利益のグラフ
ソニーグループ全体(全グループ)で決算報告書を出しているため、ここではソニーミュージックグループではなく、ソニーグループの実績を基に2018年~2020年の売上高と営業利益について作成しています。


*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成
グループ企業などの売上高を含む連結ベースでの売上高・営業利益の両方が、2019年に一度鈍化しましたが、2020年に著しい回復を見せています。
ソニーグループでは「ゲーム&ネットワークサービス分野」「音楽分野」「映画分野」「エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野」「イメージング&センシング・ソリューション分野」「金融分野」の6分野に分かれています。
その中にあるエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野と映画分野が2020年に減収となりました。しかし、ゲーム&ネットワークサービス分野及び金融分野の大幅な増収により増益を記録したそうです。
ソニーミュージックグループは「音楽分野」に含まれるのですが、2020年の売上高と営業利益はともに増加しています。
売上高に関しては、映像メディア・プラットフォーム及び音楽制作の売上が増加したことなどにより、前年同期比340億円増加し、6,724億円となりました。
映像メディア・プラットフォームは、主に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の貢献などによるアニメ事業、音楽制作は、主に有料会員制やストリーミングサービスからの収入の増加により、増収につながったと公開されています。
営業利益に関しては前年同期比354億円増加し、1,474億円となりました。増加した背景には、前述の増収の影響に加え、Pledis株式の一部譲渡にともなう売却や海外での事業譲渡にともなう利益などが影響したようです。
ソニーミュージックグループの事業環境
SWOT分析というフレームワークを活用して、ソニーミュージックグループの事業環境を分析していきます。
ちなみにSWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面に分けて分析する手法になります。

*就職エージェントneoが独自で作成したSWOT分析になります
・幅広い事業を展開しているため、音楽以外の他領域の仕事にも挑戦する機会を提供できる
・アーティストの発掘・育成の強化により継続的にヒットを創出することが出来ている
〈弱み〉
・デジタル化への対応
〈脅威〉
・新型コロナウイルス感染拡大が製品や開発から販売・提供まで一貫して悪影響を及ぼす可能性あり
・世界的な広告活動の縮小により、テレビCMなどからの楽曲使用料が減少
〈機会〉
・海外におけるストリーミング需要の拡大
・ネット配信市場の拡大
企業研究をしっかり行っている学生でも、SWOT分析まできちんと行えている学生は多くいません。
そのため、上記の分析内容を自分なりに理解し、志望動機や面接での逆質問などで活用できると、他学生と差別化が出来る可能性があります。
▶参照元:ソニーグループ/四半期報告書(2020年度第3四半期) ▶参照元:ソニーグループ/2021年度 経営方針説明会ソニーミュージックグループの選考対策(本選考)
ここでは、ソニーミュージックグループの選考対策について紹介していきます。
ソニーミュージックグループクが求める人物像
ソニーミュージックグループは「ふたつとない、いくつもの感動を。」をスローガンに掲げています。好奇心とクリエイティビティをもって、この世界にひとつでも多くの感動を生みだしたいという思いが込められているそうです。
22卒を対象とした求める人物像では、「既存のルールに縛られない自由な発想力で、エンタテインメントビジネスの未来に変化を起こし続けられる人」を求めていました。
これらを基に面接などでは、挑戦心や好奇心、クリエイティブな発想力などの強みや経験をアピールすると良いでしょう。
ソニーミュージックグループの本選考対策
ソニーミュージックグループでは、過去の情報によると下記の本選考フローが組まれています。最新の選考では選考フローが変わる恐れもあるので予めご了承ください。
以下でソニーミュージックグループの本選考対策について、ESと面接で問われた内容を紹介していきます。
■エントリーシート(ES)
ソニーミュージックグループのエントリーシートでは、志望動機や大学時代に注力したことを問われることが多いそうです。本記事では、ソニーミュージックグループに応募した人の志望動機を紹介します。
質問例などを見ながら、自分であればどのような回答をするか考えてみましょう。
→あなたらしさを伝えることで、会社と自身がマッチしていることを具体的に伝えることが出来ます。そのため、なぜ「マーケティングや~広く伝えていきたい。」「貴社ではMVの制作や~考えている。」のかを記載出来ると、よりあなたらしさを伝えられるでしょう。
私は逆境に負けないことを日々意識している。これは高校時代に第一志望の指定校推薦を獲得した経験から言える。一時期、体調を崩して数ヶ月間入院した際、病院と家で勉強を続けた。先生からは授業に長期間参加できていない状況で、指定校推薦を獲得した前例はないと言われたが、誰よりも成績を上げれば良いと考え、入院中も友人に授業内容を聞きながら毎日◯時間勉強した。結果、試験では300人いる学年で10位の成績を取ることができ、指定校推薦獲得を得ることができました。
#まず行動
問題解決のためにすぐに行動に移すことを大切にしている。飲食店のアルバイト先に外国人が来客した際、会話が出来ずにお客さんに迷惑をかけた。英語力を高める必要性を感じ、その日から観光で日本に訪れたアメリカ人や大学の留学生に声をかけ、英語を使う機会を増やした。まだ流暢に英語で会話ができる状態ではないが、直接外国の人と話すことでTOEICのテストの点数が◯点上昇した。アルバイトでも外国人客と軽い会話を楽しめるようになった。
#課題を見つけ解決する力
飲食店のアルバイトで、トイレの内装が汚れて見えると感じ、綺麗にすることを提案した経験がある。口コミサイトが多い世の中で、悪い評価につながらないようにすることがお店のためになると思ったからだ。店の構造上、内装の汚れはどうすることもできないと言われ、全く取り合ってもらえなかった。そこで、大きな布で汚れを隠す案を提案した。店の構造面や費用面でも実行可能なこの案は通り、口コミサイトでは好コメントをもらった。
→「結論→動機→課題(目標)→対策→結果」の順番で記載出来ているので、読みやすいです。
改善案として「ハッシュタグと合わせて説明してください。」とあるので、各題名を惹きのある内容に変えると差別化を図ることが出来るかもしれません。
→短い文章の中で「1つ目は~」と数字を用いて説明している点はわかりやすい書き方が出来ています。改善する点としては、過去の実体験や自身の性格などから紐付けた内容を書けると、音楽が好きになったきっかけに説得力を増すことが出来るでしょう。
■面接
次に、ソニーミュージックグループの1次~最終面接において、どのような質問をされるのかを紹介します。人によっては、質問の内容が異なることもあるので、参考程度に見ておきましょう。
過去問
〈内容〉
大変フランクな雰囲気
・志望動機
・ソニーミュージックエンターテイメントで果たしたい野望
・大学で勉学面で力を入れたこと
・大学で勉学以外に力を入れたこと
・あなたの一番好きなエンタテインメント
・自身を表すハッシュタグ三つ
〈内容〉
雑談のような感じ
・1次面接を基により踏み込んだ内容の質問
〈内容〉
緊張感があった
・他の学生のファッションチェックなどの予期していない質問
・趣味や好きなことなどから紐付いた質問
年次によって質問内容が異なってくる場合もあるので、選考前には最新の情報を各サイトから確認して情報収集しておいてください。
ソニーミュージックグループの財務状況
ここでは、ソニーミュージックグループの財務状況を「会社の安定性を図る指標」「会社の成長性を図る指標」の2つの観点から説明していきます。
”安定性”を図る指標
まずは、会社の安定性を図る指標である「流動比率」について紹介します。
■ソニーの流動比率
「流動比率」とは会社の安全性を測る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期的観点から企業の安定性を判断でき、以下の公式より流動比率を算出することができます。
「流動比率=流動資産÷流動負債×100」
ソニーミュージックグループとしての報告書がないため、ここではソニーグループの2020年第3四半期の流動比率を紹介します。
流動比率=7,388,048÷ 7,871,262×100%=93.8%
*ソニーグループの財務諸表(貸借対照表)の流動資産合計と流動負債合計より就職エージェントneoが独自に計算
流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。
この流動比率を計算することで会社にどれだけすぐに現金化できる資産があるかがわかり、流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。
ちなみに流動比率はあくまで簡易的に会社の安定性を判断する指標であるため、流動比率が低いからといってソニーミュージックグループが破産することを示唆するものではありません。
”成長性”を図る指標
続いて、会社の成長性を図る指標である「売上高」「純利益」「純利益率」について紹介します。
上記の表はソニーグループの直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。
ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。
ソニーグループでは、売上高は2019年は減少が見られましたが、2020年には増加が見られます。
2019年に売上高が鈍化した理由としては、国内にある全グループ会社における年金制度の変更によってかかった損失64億円を計上したことが要因の1つとしてあるそうです。
【企業研究】5分でわかるソニーミュージックグループ‐まとめ‐
本記事では、ソニーミュージックグループの企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することはできません。
ぜひ本記事を参考にして、企業研究の質を高めた上で、ソニーミュージックグループの内定を獲得できるように自分が納得できる情報を収集してみてください。
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