●主要なWebテストの種類は[SPI][ENG-SPI][玉手箱][GAB/C-GAB][TG-WEB][CAB]。
●Webテストの対策をする際は[参考書やアプリを活用する][模擬面接を受ける][本番の時間配分を意識して解く][苦手な問題は重点的に勉強する]と良い。
「Webテストっていろんな種類あるけど、どれを勉強したらいいんだろう…?」「見分け方ってあるのかな?」と思っている就活生もいると思います。
たしかにWebテストには多数の種類が存在するため、自分が受験する可能性のあるWebテストの対策をした方が効率的です。
しかし全ての企業がテストの種類を公開しているわけではありません。
そこで本記事ではWebテストの種類の見分け方を紹介していきます。
また、おこなうべきWebテスト対策についても紹介しているので、自分が受ける企業のWebテストの種類がわかった人は対策までおこなってみてください。
Webテストの種類
自分が受けるWebテストの種類を見分ける前に、まずはWebテストにはどのような種類が存在するのかを把握しましょう。
主要テスト6種類の特徴を以下の表にまとめているので、チェックしてみてください。
上記で紹介したWebテストの詳細についてもっと知りたいという人は以下の記事を御覧ください。
Webテストの見分け方
URLで見分ける
Webテストの見分け方の1つ目は『URLで見分ける』です。
エントリー後、企業からWebテストのURLが送られてきます。
種類によって当然使用されるURLは異なるため、送られてきたURLをチェックすることで、受けるテストの種類がわかるはずです。
口コミサイトやOB訪問で確認する
Webテストの見分け方2つ目は『口コミサイトやOB訪問で確認する』です。
就活生の体験談が書かれている就活サイトをチェックすると、その企業がどのタイプのWebテストを導入しているかがわかります。
Webテストの種類だけでなく、難易度やどのような問題が出たのかについても書かれている場合もあります。
その他にもOB訪問をおこない、志望企業で働いている先輩にWebテストについて聞いてみるというのも効果的でしょう。
しかし企業が毎年同じWebテストをおこなうとは限らないため、昨年とは全く異なる種類のWebテストをおこなう可能性があるということは頭にいれておきましょう。
主要6種類のWebテストの見分け方
ここでは主要6種類のWebテストの特徴や出題内容を紹介します。
SPI
SPIはリクルート社が提供している適性検査で、出題頻度が最も高いテストです。
受験者の回答状況によって出題内容が変化し、正答率が高ければ高いほど、難易度が上がるという特徴があります。
さらに企業によっては、以下で紹介する出題内容に加えて、英語や構造的把握力のテストを実施する場合もあるようです。
受験方法は[テストセンター]か[Webテスティング]になります。
ENG-SPI
ENGはSPIの英語版で、SPIのセットで実施されることが多いテストです。
難易度としては英検準2級レベルだと言われており、出題内容が全て英語というのがENGの特徴と言えます。
受験方法は[テストセンター]です。
玉手箱
玉手箱は日本SHL社が提供している適性検査で、金融、コンサルティング業界の採用試験で使用されることが多いです。
スピード重視だと言われており、問題数が多いわりに回答時間が短いという特徴があります。難易度としてはSPIより高めだと言われています。
受験方法は[テストセンター]か[Webテスティング]です。
GAB/C-GAB
GAB/C-GABは玉手箱と同じ日本SHL社が提供している適性検査で、新卒総合職の採用試験で用いられることが多いです。
玉手箱は一般的な基礎能力や性格を判断するのに対し、GAB/C-GABはバイタリティやチームワークなどの職務能力を判断するためのテストといった違いがあります。
受験方法はGABが[ペーパーテスト]でC-GABが[テストセンター]です。
TG-WEB
TG-WEBはヒューマネージ社が提供している適性検査で、外資系コンサルティング業界や金融業界で利用されることが多いです。
他の適性検査と比べると問題数が少なく、難易度が高いと言われています。
また、TG-WEBの中にも「従来型」と「新型」の2パターンがあり、従来型の方が難易度が高く、新型は難易度は低いが、問題数が多いというのが特徴です。
ちなみに現在は従来型が主流となっています。
受験方法は[テストセンター][Webテスティング][ペーパーテスト]です。
CAB
CABは日本SHL社が提供している適性検査で、SEやプログラマーなどコンピューター職の採用テストで用いられることが多いです。
就活生の学力を測るSPIなどとは異なり、論理的思考力を測る問題が出題されるという特徴があります。
受験方法は[Webテスティング][ペーパーテスト]です。
その他のWebテストの見分け方
ここでは、主要テスト以外のWebテストの特徴や出題内容を紹介します。
GPS
GPSはベネッセコーポレーションが提供しているWebテストで、言語能力・非言語能力を問う設問、思考力を問う設問、パーソナリティを問う設問など幅広い問題が出題されます。
また、一般的なWebテストは文字での出題となりますが、GPSは[音声のみ]や[音声+動画]で出題される問題もあります。
GPSはマイナーなWebテストであり、GPSに関する対策本もあまり出回っていないため対策するのが難しいWebテストと言えるでしょう。
受験方法は[Web形式]です。
CUBIC
CUBICでは認知度は低いですが、大手企業を中心に導入企業数が年々増加しています。
範囲が広く、問題数は100問と多いですが、難易度自体は中高生レベルであるため、しっかりと対策をおこなえばそこまで難しくはないでしょう。
また、CUBICの適性検査では[信頼係数]という指標があり、これは受験者の回答にどれくらい信憑性があるかを表した指標です。
嘘をついてしまうと信頼係数が低くなってしまう可能性があるため、注意しましょう。
受験方法は[Web形式][ペーパー形式]です。
CBTS
CBTSのWebテストはパッケージ化されているわけではないため、企業ごとに出題内容が異なります。
企業ごとにおこなうテストの形式が異なるため、事前の対策がおこないにくいと言えます。
受験方法は[テストセンター]です。
TAL
TALは人総研が提供している、脳科学や統計学にもとづいて開発されたWebテストです。ストレス耐性やメンタル疾患発症傾向を確認することができます。
銀行や証券、保険などの金融機関やIT業界で導入されています。
TALは内面を探る目的で作られており、他のテストのように高得点を取れば良いというわけではないため、明確な答えがないテストと言えるでしょう。
受験方法は[Webテスト形式]です。
不適性検査スカウター
一般的な適性検査は優秀な人材を見極めるためにおこないますが、不適性検査スカウターでは、「定着しない、成長しない、頑張らない」人材に共通する不適性な傾向を予測します。
受験方法は[Webテスト形式][紙冊子受験]です。
BRIDGE
BRIDGEはリンクアンドモチベーションが提供している適性検査です。
能力テストでは計数分野だけ出題されるようですが、難易度は高いと言われています。
計数Aは玉手箱、計数BはTG-WEBに類似した問題が出るため、その2つの対策をしておくと良い点数が取れるかもしれません。
受験方法は[Webテスト形式][ペーパーテスト]です。
TAP
TAPは、基礎能力、職務バイタリティ、対人・社会への不調和傾向、対人的傾向、行動的側面など幅広い要素を評価するWebテストです。
他のWebテストと比べて問題の難易度が高く、数学の問題が多く出題されます。関東の企業で多く導入されているWebテストです。
受験方法は[Webテスト形式][マークシート]です。
ef-1G
ef-1Gは、心理学・統計学・比較文化学など、専門家監修のもと作られています。
他のWebテストと比べると知名度は低いですが、最近では大手企業も導入し始めています。
ef-1Gのテスト問題は初見では対応不可能と言われており、対策は必須です。
受験方法は[Webテスティング]です。
Webテスト対策ですべきこと
最後に、Webテストの対策としてすべきことを4つ紹介します。自分の状況に合わせてすべき対策を選んでみてください。
参考書やアプリを活用して問題を解く
まだ一度もWebテストを受験したことがないという人は、まずは参考書やアプリを活用して、問題を解いてみるところから始めましょう。
Webテストの参考書は[SPI用]や[CAB・GAB用]など、種類ごとに出版されていることが多いため、本記事で紹介した見分け方で、自分が受ける種類を把握してから参考書を選ぶようにしましょう。
本サイトでは以下4冊をオススメしています。
✓ 2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
✓ これが本当のCAB・GABだ! 2025年度版
✓ 必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2021年度版】
他の企業のWebテストや模擬面接を受けてみる
自分の志望企業で受けるWebテストの種類がわかっている場合は、本番前に同じWebテストを導入している企業のテストを経験として受けてみるのも良いでしょう。
全く同じ問題が出る可能性は非常に低いですが、大体の出題傾向を掴むことはできるはずです。
企業のWebテスト以外にも模擬テストを受けるという方法もあるため、興味がある人はネットで検索してみてください。
本番の時間配分を意識して解いてみる
Webテストには制限時間があるため、対策時から時間を意識することをオススメします。
具体的には、参考書などに記されている制限時間をアラームなどに設定し、アラームがなったら解けてなくても次の問題に進みます。
このように本番のスピード感で問題を解けるようにしておくと、Webテスト受験時も「時間が足りない…!」とならずに落ち着いて臨めるはずです。
苦手な問題は重点的に勉強する
問題を解いている中で少しでも苦手だと感じた問題はしっかりとチェックしておき、重点的に勉強するようにしましょう。
例えば非言語の中でも[順列・組み合わせ]は得意だが[推論]が苦手という人は[推論]のみを重点的に勉強します。
参考書を何周かし自信がついてきたら、次は他の参考書やアプリなどで違うパターンの[推論]の問題を解きます。
このような流れで繰り返し勉強していくうちに、確実に苦手分野をなくすことができるでしょう。
まとめ
本記事ではWebテストの見分け方について紹介してきました。
Webテストにはたくさんの種類が存在するため、全ての対策をおこなおうとするといつまで経っても対策が終わらないということになりかねません。
自分に必要なものだけ、効率よく勉強するためにも、自分が受けるWebテストはどのタイプなのか見分けられるようにしておきましょう。
その際は本記事で紹介した方法を試してみてください。
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