「日本生命の強み・弱みは?」「どのような選考対策をすればいいの?」「会社の安定性や成長性はどうなの?」などと考えていませんか?
本記事では日本生命の事業や会社の強み・弱みなど、企業研究に役立つ情報を紹介していきます。
他にも内定を獲得するために知っておくべき”過去の選考情報”なども紹介していくので、企業研究に自信が持てない人や選考に不安を抱えている人は、確認してみてください。
日本生命の選考を受けようとしている人・受ける予定の人はぜひ参考にしてみてください。
また当サイトを運用している就職エージェントneoは内定支援実績が約40,000件にのぼり、就活における様々な悩みを日々解決しております。就活でお悩みのある方はお気軽にご相談ください。
生命保険業界のホットニュース
生命保険業界では少子高齢化に伴う国内市場の縮小が大きな課題となっています。また、対面販売が主な営業の形であった生命保険業界はコロナウイルスの感染拡大に大きな影響を受けています。
コロナウイルスの影響を受けているだけでなく、少子高齢化などによる国内市場の縮小が進んでいます。
こうした保険業界ですが、業界最大手である日本生命も国内市場の縮小やコロナウイルスの影響を受けています。
日本生命は縮小するとされる国内市場でも少子高齢化に合わせて新しく保険商品を展開したり、これから拡大の見込まれる海外市場に進出したりしています。
また、コロナウイルスの感染拡大では営業形態が主に対面での販売であったため苦戦したようです。しかしデジタル化の推進に伴い、制限がある環境下でも営業ができる環境を整えることで解決を図っています。
生命保険業界のビジネスモデルなどさらに知見を広げたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【業界研究】生命保険業界の動向3選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介
データで見る日本生命の企業研究
ここでは、企業研究で見るべき事業内容や業績について紹介します。さらにSWOT分析という企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法についても紹介するので、見てみましょう。
日本生命の企業概要
日本生命の企業概要について紹介するので、以下の情報を参考に企業選択をする手段の1つとしてご利用ください。
会社名 :日本生命保険相互会社
設立年 :1889年7月4日
従業員数 :76,792名(2020年3月時点)
平均年齢 :44,7歳(2020年3月時点)
平均勤続年数:10,3年(2020年3月時点)
平均月額給与:32,2万円(内勤職員)(※1)、28,5万円(営業職員)(※2)(2021年3月時点)
福利厚生 :死亡保障、休業補償、医療保障、退職後の補償(企業年金など)、財産形成など
(※1)
・平均給与月額は各年3月中の税込定例給与であり、賞与および時間外手当は含んでいません。
・内勤職員とは、内務職員、営業総合職、医務職員、労務職員、エルダー職員、特別嘱託、得意先担当職員、特定職員、スタッフの合計です。
(※2)
・平均給与月額は各年3月中の税込定例給与であり、賞与および時間外手当は含んでいません。
・拠点管理職、支社人材育成トレーナー、養成副主任、特別功労営業嘱託、特別営業嘱託、ライフエージェント、特別教習生、生命保険募集代理店、サービスサポートスタッフは除きます。
・日本生命/会社概要
・日本生命/従業員への取組
・日本生命/企業の福利厚生としての補償
日本生命の事業内容
日本生命には国内保険事業(個人保険)・国内保険事業(企業保険)、資産運用事業、海外事業といった代表的な4つの事業があります。以下では、各事業部門の概要を述べていきます。
国内保険事業(個人保険)
個人向けの国内保険事業は、顧客のライフスタイルなどに合わせて日本生命が扱う保険商品を提案する事業です。
保険商品は死亡リスクや病気、老後に備える生命保険から事故などに備える損害保険まで多岐にわたります。
国内保険事業(企業保険)
企業向けの国内保険事業は、企業が抱えるリスクに備えるための「総合窓口」として保険商品を提案しています。
基本戦略として、グループ会社や保険会社と提携しオーダーメイドの解決策を提供することで様々な面から顧客のサポートを行っています。
資産運用事業
保険料収入といった資産の一部を運用して利益を出しています。
2021年度から始まった新中期経営計画によれば、「ポートフォリオの変革」「ESG投融資の強化」の2点に注力していくそうです。
海外事業
拡大が見込まれる海外の保険・アセットマネジメント事業を通じて、長期安定的な収益の獲得に向けた取り組みをしています。
米国、欧州、アジア・太平洋域に海外事業を展開しており、今後会社を支える大きな収益源として期待されています。
参照元:・日本生命/ディスクロージャー資料/日本生命の現状2021 統合報告書
・日本生命/事業概要/日本生命の価値を創造する力
日本生命の業績
次に、過去3年間における日本生命の保険料等収入と基礎利益を紹介します。
日本生命は株式会社とは異なり相互会社であるため保険料等収入および基礎利益を用いています。
保険料等収入とは、契約者から払い込まれた保険料による収益のことで、生命保険会社の売上規模をはかる数字と言えます。
基礎利益は、生命保険会社の業務純益ともいえる数値です。
売上高及び営業利益
ここでは統合報告書を基に、2018年〜2020年の保険料等収入および基礎利益を作成しています。
*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成
参照元:ディスクロージャー資料/日本生命の現状2021 統合報告書日本生命のSWOT分析
以下にて、SWOT分析というフレームワークを活用して、日本生命の事業環境を分析していきましょう。
SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析する手法です。
この分析により、企業の置かれた状況を客観的に俯瞰して見ることができ、将来性のある企業かどうかを判断することが可能になります。
*就職エージェントneoが独自で作成したSWOT分析になります
強み
・国内最大手の生保会社
・幅広い保険事業の展開
・グループ事業の収益拡大
弱み
・販売形態が主に対面形式のみである
・デジタル化の導入の遅れ
・海外市場におけるシェアの低さ(拡大への期待)
機会
・超低金利下での収益性向上
・社会の変化に伴う商品ラインナップの拡大
脅威
・国内市場の縮小
・コロナウイルスによる収益の低下
企業研究をしっかり行っている学生でも、SWOT分析まできちんと行えている学生は多くいません。
そのため上記の分析内容を自分なりに理解し、志望動機や逆質問などで活用できると、他学生と差別化が出来る可能性があるでしょう。
参照元: 新中期経営企画書Beyond-超えて – 日本生命日本生命が求める人物像
日本生命の求める人物像を理解したうえで、インターン/本選考対策を行なっていきましょう。
日本生命の新卒採用ホームページでは求める人物像に以下の3つ要素が紹介されています。
・生命保険事業の根幹である相互扶助に共感し、世の中に尽くそうという志を持つ人
・ハートフルな人
これらすべての要素を持っている必要はなく、どれか1つでも持っている学生、もしくはそのポテンシャルを有している学生が求められているようです。
参照元:求める人物像 – 日本生命保険相互会社∥新卒採用ホームページ日本生命のインターン選考対策
ここでは、日本生命のインターン選考について紹介していきます。
過去の情報によると下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変わる恐れもあるので、予めご了承ください。
グループワーク型インターン:ESのみ
以下で実際に日本生命のESで問われた内容を紹介していきます。インターン対策として、ぜひ活用下さい。
貴社の業務を深く理解し、貴社らしさを体感したいです。昨年家族ががんを患ったことから、生命保険の重要性を感じました。中でも貴社は、リーディングカンパニーとして業界を牽引し、圧倒的な営業チャネル数やヘルスケアに尽力している点に興味を持ちました。インターンシップでは実際に貴社の事業を体感し、自分の適性を見極め、不足点を自分の強みに変えて貴社のふさわしい人材になるべく自分自身を成長させたいです。
→インターンシップを通じてどのような人材になりたいかまで具体的に書けています。しかし、志望動機では、家族ががんを患ってしまったという事象についてしか言及されていません。そのため、がんを患い、なぜ生命保険が重要だと感じたのかまで言及できるとより強い志望動機となるでしょう。
携帯販売のアルバイトに注力し、新規会員獲得数の月平均を20件から40件に増やした。競合店の近隣への出店による顧客の流失を防止するため、会員数増加が店舗の目標となった。現状の課題として、型通りの入会案内や会員特典の認知度の低さがあると特定し、顧客の年齢層や購入品に合わせた案内や会員クーポンのポスター設置などを施策として実行した。また、英語と中国語の習得に取り組み、三言語での対応を可能にした。
→課題を分析したうえでどのような対策を講じたのかが分かるため、自分の経験を余すことなく伝えられています。文字数の制限上仕方がないですが、なぜ英語と中国語を習得しようと考えたのかまで言及できるとより良いガクチカになります。
ゼミの研究テーマは「メディア論」である。主な活動は、新聞・テレビ・インターネット上のニュースのコーディングやゲストスピーカーへの取材、メディア分析に関する書籍の輪読などである。現在、ジェンダーの視点でのニュース分析に取り組んでいる。
→一見普通の文章に見えますが、誰が読んでもわかるように難しい言葉が使われていません。そのため、自分が今どんなことを学んでいるのかが伝わりやすくなっています。
日本生命の本選考対策
日本生命は「総合職・エリア総合職」「営業総合職」「法人職域ファイナンシャルコーディネーター」「エリア業務職」の4つの職種が募集されています(2022年4月現在)。
過去の情報によると日本生命では、下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変更されている恐れもありますので、予めご了承ください。
ここでは総合職の選考フローについて見ていきましょう。
以下で実際に日本生命のESと面接で問われた内容を紹介していきます。本選考対策として、ぜひご活用ください。
また、年次によって質問内容が異なってくる場合もあるので、選考前は最新の情報を各サイトから確認して情報収集しておいてください。
エントリーシート(ES)
日本生命のエントリーシートでは、大学時代に注力したことや志望する職種で取り組みたい仕事内容などを問われることが多いそうです。本記事では、日本生命内定者の志望動機をご紹介します。
私は、目標に向けて計画的かつ柔軟に努力出来ます。そしてその過程を組織への貢献に生かすことが出来ます。大学では体育会サッカー部に所属し「Jリーガー」を志して挑戦をしました。実現に向けて、目前の目標に向けた計画を立て、実行と振り返りを継続することをベースに、文献や映像を用いて多角的にサッカーを学ぶことを実践しました。この過程で、状況を把握した上で目標に向けた変化を実行する力を身につけ、チーム強化において発揮しました4年時にBチームの練習の質の低さが懸念された際、ミーティング及び個人面談を実施しました。議論を通じて課題を共有してチームの変化を主導し、その後の5戦無敗という記録に貢献しました。
→具体的にどのような施策を実行したのかが詳細に書かれているため、どのような考えを持っているのか伝わりやすくなっています。
しかし、1,2文目のように同じ語尾を何度も続けてしまうと読みにくい文章となってしまうので気を付けましょう。
自身の経験と強みを生かしながら、理想の社会人像を体現できると考えたからです。私のサッカーでの挑戦は、周囲の方々に支えられてきました。そしてその過程で、多くの挫折や不調期と向き合った経験から、今度は自身が多くの人の困難に対峙し、支えられる人間になりたいと考えています。
また、チームを俯瞰的に見つめ変化を主導する上で、議論の機会を設け各部員と信頼関係を築くことを基盤としてきました。貴社のコンサルティング営業の業務では、信頼を獲得しお客様のニーズを正確に把握することが不可欠であると考えています。これを体現し、多くの人を支えられる人間になりたいという思いを実現し、貴社と社会に貢献したいです。
→文章の最初で書かれている「経験」と「強み」に関してあとから具体的に説明がなされているのでどのような考えで行動したのかが分かりやすくなっています。また、営業総合職としての特徴についても触れられているので非常に魅力的な志望動機になっています。
私はホールセールでの営業を通し、社員の福利厚生をはじめ複雑化する企業ニーズに応えられる提案をすることで「企業の挑戦を支えたい」。自身の「根気強さと傾聴力」という強みを活かし、様々な業務を通じて社会の深層のニーズを把握することで、「コンサルティング力と複雑化するニーズに応える人間力」を磨きたい。そしていずれは営業部での経験を活かし、本社において法人商品開発室にて商品開発に携わり、マーケット調査を通し、より多くの人に「安心を提供することで人々の挑戦を支え続けられる」商品やサービスを生み出したい。熱意溢れる社員の方々と業務を通じて、お客様に寄り添った課題解決を提案することで、貴社と社会に貢献したい。
→具体的にどの部署でどんなことをしたいのかが書かれているため、描いているビジョンが伝わりやすい文章になっています。また、ただの志望動機ではなく「総合職」を志望していることを念頭に置いて書かれているため、総合職への志望度の高さがうかがえます。
Webテスト
日本生命の総合職では1次選考でESを提出してWebテストを受ける必要があります。内容はテストセンター受験のWEBテストです。形式はSPIで、内容は言語、非言語、性格から出題されています。所要時間は1時間30分程度です。過去にテストセンターで受験したことがある場合にはその結果を利用することもできます。
リクルーター面接
下記にて、日本生命の各面接においてどのような質問があるのかについて紹介します。
このリクルーター面接も選考のうちに入っていますので下記の質問一覧を参考にし、十分に準備してから挑みましょう。
・なぜその活動に力を入れたか。
・その活動で成果を出すためにどう工夫したか。
・そのなかで困難だったことは何か。
・その困難をどう乗り越えたか。
・その経験を仕事にどう活かすか。
・当時の決断に後悔はないか。
・チームで何かを達成した経験はあるか。
・あなたの強みは何か。
・その強みが活きたエピソードはあるか。
・いまの大学を選んだのはなぜか。
・生命保険業界への志望動機
・日本生命への志望動機
・他社の選考状況
・入社後に担当したい業務内容
・同業他社と比べて、日本生命の魅力はどこにあると思うか。
・日本生命の抱える課題は何だと思うか。
・ほかにはどんな企業・業界を志望しているか。
・ほかの企業を志望している理由はなにか。
・これまでに会ってきた社員の印象はどうだったか。
一次面接、最終面接
複数回にわたるリクルーター面談が終わったら次はいよいよ一次面接(人事面接)と最終面接です。
リクルーター面談の回数や一次面接の有無などは人によって異なりますが、いずれにせよ日本生命は選考フローが長い企業の1つです。
ここまで進んだら何としてでも内定を勝ち取れるよう以下で紹介している過去の質問例を参考にして、入念に準備をしましょう。
・なぜその活動に力を入れたか。
・そのなかで困難だったことは何か。
・その困難をどう乗り越えたか。
・本気で叱られたことはあるか。
・自分は身体的、精神的にタフだと思うか。
・仕事では辛いこともあるが、そうしたときのモチベーションの源泉はどこにあるか。
・同僚が仕事をしてくれないとき、あなたならどうするか。
・生命保険業界への志望動機
・日本生命への志望動機
・企業選びの軸
・日本生命への志望度(第一志望かどうか)
・他社の選考状況
・入社後に担当したい業務内容
・仕事を通じて何を成し遂げたいか。
・同業他社と比べて、日本生命の魅力はどこにあると思うか。
・ほかにはどんな企業・業界を志望しているか。
・ほかの企業を志望している理由はなにか。
・内定を出すと言ったら、就職活動を辞めるか。
・就職活動を終えたら何をしたいか。
まとめ
本記事では、日本生命の企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか。
企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することはできません。
ぜひ本記事を参考にし、日本生命への理解を深め、内定までの一歩を踏み出してください。
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