「綜合警備保障(ALSOK)の強み・弱みは?」「どのような選考対策をすればいいの?」「会社の最新ニュースは?」などと考えていませんか?
本記事では綜合警備保障(ALSOK)の事業や会社の強み・弱みなど、企業研究に役立つ情報を紹介していきます。
他にも内定を獲得するために知っておくべき”過去の選考情報”なども紹介していくので、企業研究に自信が持てない人や選考に不安を抱えている人は、確認してみてください。
警備業界のホットニュース
警備業界の課題の一つに人手不足が挙げられます。全国警備業協会の調査によると、約93%の警備会社が警備員不足の状況に陥っているようです。
このような課題を解決するために、警備業界では積極的にIT化を進めています。
具体的には、警備ロボット、ドローンを活用しての警備や、AIを用いた防犯カメラ映像解析、「5G」を使用したバーチャル警備員の導入等が挙げられます。
この他にも医療業界と連携した在宅医療サービスやネットワーク医療の展開や企業や学校などの機密情報の漏洩を防ぐ警備システム等が導入されているようです。
綜合警備保障(ALSOK)でも警備にAIを取り入れています。
最近では「インターネットに繋がらない」「ウイルスに感染してしまった」等のパソコンをはじめとするIT機器関連の障害が発生した際に、電話1本でガードマンが24時間365日迅速にかけつけ、原因究明や応急処置を行う「ALSOK ITレスキュー」を2023年4月から提供開始しています。
データで見る綜合警備保障(ALSOK)の企業研究
次に企業研究で見るべき事業内容や業績について紹介します。
さらにSWOT分析という企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法についても紹介するので、見てみましょう。
設立年月日 :1965年 7月16日
資本金 :618,675百万円(2023年3月31日時点)
代表者 :
代表取締役 グループCEO兼CTO(最高技術責任者)
村井 豪(むらい つよし)
代表取締役 グループCOO 社長執行役員
栢木 伊久二(かやき いくじ)
従業員数 :39,039人(2023年3月31日時点)
▾人事データ
平均年齢 :40.9歳(提出会社)(2023年3月31日時点)
平均勤続年数:17.8年(提出会社)(2023年3月31日時点)
平均年間給与:5,547,976円(提出会社)(2023年3月31日時点)
福利厚生 :住宅、保養・レジャー、生活支援、子育て支援、休暇・その他、保険、企業年金基金、社会保険
参照元:
綜合警備保障(ALSOK)HP
新卒採用サイト/綜合警備保障(ALSOK)
綜合警備保障(ALSOK)の事業内容
綜合警備保障(ALSOK)には「セキュリティ事業」「綜合管理・防災事業」「介護事業」「その他」の4つの事業があります。
以下でそれぞれについて紹介していきます。
■セキュリティ事業
セキュリティ事業では以下のような業務を行っています。
▼機械警備業務
ご契約先に警報機器を設置し、通信回線により、侵入、火災、設備異常等の情報をガードセンターで遠隔監視し、異常事態に対して待機中の警備員が出動し対応します。
▼常駐警備業務
ご契約先の施設に警備員を配置し、出入管理、巡回、監視、緊急時の対応等を行う業務です。イベント等における雑踏警備、国内外の要人の身辺警護も含まれます。
▼警備輸送業務
ご契約先の指定場所に現金、有価証券等の貴重品を現金輸送車や公共交通機関を使用して輸送します。
■綜合管理・防災事業
設備管理、清掃管理、電話対応、リニューアルを含めた工事等のビル・マンション等の施設の維持、管理、運営や消防用設備等の点検、工事、飛行ロボットによる空撮サービスを行う事業です。
また、災害対策用品やAEDの販売等も行っています。
■介護事業
訪問介護、デイサービス、有料老人ホーム、グループホーム、福祉用具レンタル等の提供をしている事業です。
■その他
大切な家族を見守る多機能型モバイルセキュリティ端末「まもるっく」や認知症患者等を見守る「みまもりタグ」を中心としたサービスを提供しています。
その他にも、インターネット上の書き込みによる風評被害等に繋がる情報を監視する「ネット情報監視サービス」や「ホームページ改ざん検知サービス」等を提供するセキュリティソリューション事業、情報警備事業等も行っています。
参照元:綜合警備保障(ALSOK)HP
綜合警備保障(ALSOK)の業績
次に、過去3年間における綜合警備保障(ALSOK)の売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介します。
■売上高及び営業利益
ここでは綜合警備保障(ALSOK)の実績を基に、2019年〜2021年の売上高及び営業利益を作成しています。
売上高とは、営業活動として商品やサービスを提供した際に、対価として受け取った販売額のことを指します。
*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成
綜合警備保障(ALSOK)のSWOT分析
以下では、SWOT分析というフレームワークを活用して、綜合警備保障(ALSOK)の事業環境を分析していきます。
SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力さらには価格や品質といった内部環境を、プラス面・マイナス面にわけて分析する手法です。
この分析により、企業の置かれた状況を客観的に俯瞰して見ることができ、将来性のある企業かどうかを判断することが可能になります。
・卓越した商品、サービス開発力
・信頼とネットワーク
・健全な財務体質
・金融機関への高い信用力
〈弱み〉
・人手不足
・技術変化への対応
・情報管理、レピュテーションに関するリスク
〈脅威〉
・感染症の流行
・大規模災害等の発生
・技術環境の変化
・環境問題
・法的規制
〈機械〉
・家庭向け警備需要の高まり
・海外展開の加速
参照元:綜合警備保障(ALSOK)HP
綜合警備保障(ALSOK)が求める人物像
綜合警備保障(ALSOK)の求める人材について、採用HPでは以下のように記載されています。
求めている人材は、誠実であり、コミュニケーション能力があり、主体性がある方です。
警備業界の仕事はお客様の生命・財産を守る仕事であるため、誠実さや主体性は重要です。
コミュニケーション能力については採用HPにて「面接で自分の考えをしっかりと伝えられるかどうか、こちらの質問を理解して考察した上で回答しているかどうか」を見ていると記載されていました。
綜合警備保障(ALSOK)の財務状況
綜合警備保障(ALSOK)の財務状況を「会社の安定性を図る指標」「会社の成長性を図る指標」の2つ観点から説明していきます。
安定性指標・成長性指標となる安全性分析・成長性分析を行うことで、会社の財務・経営状況を数値化して分かりやすく知ることができます。
黒字で売上が伸びている会社であっても財務経営状態が良好とは限りません。
就業条件やネームバリューだけでなく、企業の支払い能力、将来性をもとに企業選びを進めることも大切です。
”安定性”を図る指標
まずは、会社の安定性を図る指標である「流動比率」について紹介します。
「流動比率」とは会社の安全性を測る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期的観点から企業の安定性を判断でき、以下の公式により流動比率を算出することができます。
「流動比率=流動資産÷流動負債×100」
ここでは綜合警備保障(ALSOK)の2023年の流動比率を紹介します。
流動比率=239,032÷98,856×100=242%
*綜合警備保障(ALSOK)の有価証券報告書の流動資産合計と流動負債合計より就職エージェントneoが独自に計算
流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。
この流動比率を計算することで、会社にすぐ現金化できる資産がどれぐらいあるかがわかるのです。また、流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。
ちなみに流動比率はあくまで簡易的に会社の安定性を判断する指標であるため、流動比率が低いからといって綜合警備保障(ALSOK)が破産することを示唆するものではありません。
■綜合警備保障(ALSOK)の自己資本比率
「自己資本比率」は企業の安全性を示す代表的な指標です。この指標は金融機関で融資をうける際にも非常に重視される指標です。
自己資本比率では会社がどれだけ返済義務のない自己資本を所有しているかが分かり、自己資本の充実が会社の安全性につながります。
綜合警備保障(ALSOK)の自己資本比率は以下の通りです。
”成長性”を図る指標
続いて、会社の成長性を図る指標である「売上高」「純利益」「純利益率」について紹介します。
上記の表は、綜合警備保障(ALSOK)の直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。
ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。
表から綜合警備保障(ALSOK)の売上高は2021年以降増加傾向にあることがわかります。
まとめ
本記事では、綜合警備保障(ALSOK)の企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか。
企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することはできません。
ぜひ本記事を参考にし、綜合警備保障(ALSOK)への理解を深め、内定までの一歩を踏み出してください。
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