●仕事と関係のないアピールや、ありきたりな表現は避け、職種に関連するスキルや経験を活かした強みを伝える。
●面接官に伝わりやすい自己PRにするために、[結論→理由・根拠→具体的なエピソード→仕事への活かし方]の流れで論理的に話すことを意識すると良い。
就活において、自分を効果的にアピールするには[セールスポイント]が欠かせません。
しかし、ただ単に自分の強みを羅列するだけでは、企業の心をつかむことはできません。大切なことは『自分のどのような強みが、企業にどう貢献できるのか』を具体的に示すことです。
本記事では、エントリーシートや面接、グループディスカッション、インターン選考など、就活のさまざまな場面で効果的に自分の魅力を伝える方法を解説します。
この記事を読んで、選考突破のカギを握るセールスポイントの伝え方をマスターし、あなたの未来を切り拓きましょう。
就活におけるセールスポイントとは?
就活におけるセールスポイントとは、自分の強みや特長を明確にし、企業に『どのように貢献できるか』を伝えるためのアピール材料です。
多くの就活生が同じ企業や職種を目指す中で、他の就活生と差をつけるためには、自分の魅力を具体的に伝える必要があります。
自己紹介や志望動機、自己PRなどの頻出質問を通して、セールスポイントを効果的に伝えるためには、まず自己分析をおこない、自分の強みや成功体験をしっかり把握することが重要です。
次に、それを企業の求める人物像や業務内容と結びつけて伝えることが大切です。
エントリーシートや面接、グループディスカッションなど、あらゆる選考の場面で自分の強みを伝えることで、企業に「この人と一緒に働きたい」と思わせることができるでしょう。
就活のどんな場面でセールスポイントが求められる?

就活では、自分の強みや魅力をアピールする場面が多くあります。企業は、エントリーシートや面接など、様々な選考の場面で「この人は自社で活躍できるか?」を見極めています。
そのため、自分のセールスポイントをどこでどのように活かせるのかを、あらかじめ把握しておくことが大切です。
ここでは、具体的にセールスポイントが求められる場面を紹介していきます。
エントリーシート(ES)や履歴書
ESや履歴書は、企業が最初に就活生を評価する場面です。ここで印象を残せるかどうかが、その後の選考につながるため、自分のセールスポイントを的確に伝えることが重要になります。
特に、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)では、企業は「この人の強みは何か?」「どのような経験をしてきたのか?」を見ています。
そのため、単に「自分は〇〇が得意」と書くだけでなく、具体的なエピソードを交えて「どんな成果を出したのか」「どう成長したのか」を伝えることが大切です。
例えば、「リーダーシップがあります」と伝える場合、「大学のサークルで〇〇人のチームをまとめ、△△の課題を解決した経験がある」といった形で具体的に書くことで、より説得力が増します。
- 自分の強みを明確にし、仕事にどう活かせるかを伝える
- 数字や実績を交えて、客観的な成果を示す
- 応募企業の求める人物像と、自分の強みをリンクさせる
面接
面接は、自分のセールスポイントを直接アピールできる最も重要な場面です。
ここでは、エントリーシートや履歴書に記載した内容をもとに、面接官に対してより具体的に自分の強みを伝えることが求められます。
面接官は「この人は本当に自社で活躍できるのか?」を見極めるために、就活生の話し方や考え方、論理的な伝え方をチェックしています。そのため、具体的なエピソードを交えて、自分の強みがどのように企業で活かせるのかを示すことが重要です。
また、質問に対して的確に答えることで、論理的思考力や柔軟な対応力もアピールできます。企業が求める人物像に合わせて、自分のセールスポイントをどのように伝えるべきかを考え、事前に回答を整理しておきましょう。
面接本番で自信を持って話すためには、事前に模擬面接などで練習を重ね、スムーズに伝えられるよう準備することが大切です。
- 結論から話す(PREP法:結論→理由→具体例→結論の再確認)
- 実際のエピソードを交え、説得力を持たせる
- 話す練習をして、自然に伝えられるようにする
グループディスカッション(GD)
グループディスカッション(GD)は、企業が就活生の思考力や協調性、リーダーシップを短時間で見極める場です。個人面接と違い、自分の強みをアピールする機会が限られているため、どのようにセールスポイントを伝えるかが重要になります。
特に企業は、「この人はチームで活躍できるか?」「どのように問題を解決するか?」といった点を見ています。そのため、単に自分の意見を述べるだけでなく、論理的に話しつつ、他者の意見を尊重する姿勢が求められます。
例えば、論理的思考力という強みを伝えたい場合、「議論が曖昧になった際に、論点を整理して合意形成をサポートした」といった具体的な行動を示すことで、企業に伝わりやすくなります。
グループディスカッションでは、単に発言するのではなく、議論の成果に貢献することが重要です。自分の役割を意識し、チーム全体の議論を前に進める姿勢を示しましょう。
- 議論の進行をサポートし、適切なタイミングで発言する
- 論理的に意見を述べ、相手にわかりやすく伝える
- 周囲の意見を尊重し、協力しながら議論を進める
インターン選考・グループワーク
インターン選考では、エントリーシートや面接に加え、グループワークを通じて実際の業務に近い状況での適性を評価されることが多くあります。企業側は、「この人が入社したらどう貢献できるか?」を見極めるため、単に意見を述べるだけでなく、自分の強みを発揮し、企業にアピールすることが重要です。
特に、グループワークでは [課題解決力] [リーダーシップ] [協調性]などが重視されます。企業は、「この人はチームの中でどのような役割を果たせるのか?」を見ているため、自分の強みを活かせるポジションで積極的に行動することが大切です。
例えば、「リーダーシップがある」 ことをアピールしたいなら、「話し合いの方向性を整理し、チーム全体の意見をまとめた」といった具体的な行動を示すとよいでしょう。また、 [論理的思考]が強みであれば、課題を分析し、データや根拠をもとに最適な解決策を提案したことを伝えると、より評価されやすくなります。
グループワークでは、[どのようにチームに貢献できるか]を具体的に示すことが、選考を突破する鍵になります。 自分のセールスポイントを活かし、効果的にアピールしましょう。
- 自分の強みを活かし、役割を持って行動する
- チーム内で意見をまとめたり、課題を整理したりする役割を担う
- 発表の際には、論理的に伝え、説得力を持たせる
OB・OG訪問や企業説明会
OB・OG訪問や企業説明会は、企業の社員と直接コミュニケーションを取ることができる貴重な場面です。ここでの立ち振る舞いや質問の内容次第で、企業に良い印象を与えられるだけでなく、今後の選考で有利になる可能性もあります。
特に、企業は「この学生が自社に合うか」「どれだけ意欲を持っているか」を見極めています。そのため、単なる情報収集の場ではなく、自分のセールスポイントを伝え、興味・関心を示すことが大切です。
例えば、[主体性]が強みであれば、「貴社の新規事業の推進に興味があります。私も大学時代に〇〇の活動をリードした経験があり、挑戦を続ける環境で働きたいと考えています」などと伝えると良いでしょう。
OB・OG訪問や企業説明会では、ただ話を聞くだけでなく、自分のセールスポイントを伝え、企業への関心を示すことが重要です。事前準備を徹底し、効果的にアピールできるようにしましょう。
- 事前に企業や業界についてリサーチし、的確な質問を準備する
- 「この企業で働きたい」という意欲を伝える
- 自分の強みを交えながら、将来のキャリアについて話す
闇雲に答えない!まずは企業の質問意図を理解しよう

面接で企業の質問に対して適切に答えるためには、その質問の意図を正しく理解することが大切です。企業が何を知りたいのかを把握することで、より説得力のある回答ができるようになります。
自己分析ができているかを確認したい
企業は、就活生が自分自身をどれだけ理解しているかを確認するために、自己分析に関する質問をおこないます。
自己分析がしっかりできている人は、自分の強みや弱みを正確に把握し、具体的なエピソードを交えて説明することができます。これにより、企業は就活生が自分のキャリアにどれほど真剣に向き合っているかを判断できます。
一方で、自己分析が不十分な場合、回答が曖昧になりやすく、企業に自信のなさを感じさせてしまう可能性があります。そのため、自己分析を徹底し、自分の特性を明確にすることが、説得力のある回答を作る上で欠かせません。
企業や職種との適性を見極めたい
企業は、就活生が自社の企業文化や職種に適しているかを見極めるために、適性に関する質問をおこないます。これは、就活生の過去の経験や価値観、理想の働き方が企業の求める人物像と一致しているかを確認するためです。
そのため、就活生は具体的な事例を挙げ、自分が企業や職種にどのように貢献できるかを示すことが重要です。
また、適性の確認は、企業が[長期的に活躍できる人材を求めていること]の表れでもあります。就活生は、自分のキャリアビジョンと企業が提供する機会が合致しているかを考え、それを明確に伝えることで、企業にとって適切な人材であることをアピールできます。
論理的に伝える力を見ている
企業は、就活生の論理的思考力を評価する際、回答の組み立て方や伝え方に注目しています。
仕事では、自分の意見を明確に伝え、相手に納得してもらう力が求められます。特に、問題解決やチームでの円滑なコミュニケーションには、筋道を立てて話すスキルが不可欠です。
面接では、質問に対して[結論→理由→具体例]の順で答えると、伝えたいことが整理され、面接官にわかりやすく伝わります。
例えば、「なぜこの業界を志望したのか?」と聞かれた場合、最初に結論を述べ、その理由を説明し、最後に具体的なエピソードを交えることで、説得力のある回答になります。
また、論理的に伝える力を磨くには、日頃から情報を整理し、自分の考えを言葉にする練習が重要です。面接本番で緊張してしまっても、事前にシミュレーションをおこなっておくことで、落ち着いて伝えられるようになります。
何をアピールすべき?セールスポイントを探る2つの切り口
セールスポイントを見つけるためには、大きく[経験]から探る方法と[強み]から探る方法の2つの切り口があります。ここでは、それぞれの切り口について紹介します。
「経験」からセールスポイントを探る
まず、これまでの経験を振り返り、その中からセールスポイントを見つける方法です。
アルバイト、サークル、ゼミ、インターンシップなど、何かに取り組んだ経験の中には、あなたの強みを示すエピソードが隠れていることが多いです。
・アルバイトやインターンシップで工夫したこと
・サークルや部活での役割や貢献したこと
・ゼミや研究での取り組みや成果
▼その経験を通じて、どんな成果を出したかを整理する
・チームの目標達成に貢献した
・課題を解決するために行動した
・何か新しい仕組みを作り、改善に繋げた
▼なぜその経験が自分にとって特別だったのかを考える
・どんな困難があったか?
・どのように乗り越えたか?
・そこから何を学んだか?
こうした要素を整理することで、企業に対して「自分がどんな力を持っているのか」「どう成長してきたのか」をアピールできます。
「強み」からセールスポイントを探る
もう1つは、[自分の強み]を先に特定し、その強みを証明できる経験を探す方法です。
この方法では、まず自分の得意なことや周囲に評価されるポイントを洗い出し、それを裏付けるエピソードを見つけることが大切です。
・周囲からよく褒められることは?
・自分が苦労せずにできることは?
・どんな場面で自分の強みを発揮してきたか?
▼その強みを証明する経験を見つける
・強みが発揮された具体的なエピソードを探す
・どんな行動をしたか?
・どんな結果を出したか?
▼強みが仕事にどう活かせるかを考える
・企業が求めるスキルと自分の強みの共通点は?
・どのように貢献できるかを明確にする
例えば、「リーダーシップがある」と言われることが多い場合、サークルの代表を務めた経験や、チームでプロジェクトを成功させたエピソードを組み合わせることで、より説得力のあるアピールになります。
セールスポイントを整理し、魅力的に伝える3つのステップ

ここでは、セールスポイントを探るための3つの手順を紹介します。以下のステップを踏むことで、自分の魅力を最大限に引き出し、企業に伝えることができるでしょう。
①「過去の経験」を振り返る
まず最初に、自分の過去の経験を振り返ることが重要です。学生時代やアルバイト、インターンシップなど、様々な場面での経験を思い起こしましょう。
それらの経験がどのように自分の成長に寄与したのか、どのようなスキルを身につけたのかを考えることが重要です。これにより、自分がどのような場面で力を発揮できるのかが見えてきます。
過去の経験を振り返る際は、具体的な出来事や自分が直面した課題、そこでどのように対処したかを詳細に思い出すことがポイントです。これにより、後のステップで自分の強みを具体化する際に役立ちます。
過去の経験を深く掘り下げることで、他の人との差別化に繋がる独自のエピソードを見つけることができるでしょう。
②経験を振り返り、強みを具体的にする
次に、振り返った経験をもとに、自分の強みを具体的にしていきます。どのような状況で自分が力を発揮できたのか、その背景にあるスキルや特性を明確にしましょう。
例えば、リーダーシップを発揮した経験があるなら、具体的にどのような行動をとったのかを整理します。
このプロセスでは、自分の強みを裏付ける具体的なエピソードをまとめることが重要です。具体的な事例を持つことで、面接などで説得力を持たせることができます。
また、自分の強みがどのようにして形成されたのか、どのように他の場面でも活かせるのかを考えることで、自己PRの内容をさらに充実させることができます。
③「企業が求める力」と照らし合わせる
最後に、自分の強みを企業が求める力と照らし合わせてみましょう。
企業がどのようなスキルや特性を求めているのかを理解し、それに自分の強みがどのように合致するのかを考えます。これにより、企業にとって魅力的な人材であることをアピールすることができます。
企業研究を通じて、求められる力を把握し、それに対する自分の強みを具体的に伝える準備をしましょう。企業が求める力と自分の強みが一致している場合、それを強調することで、説得力のある自己PRが可能になります。
また、ギャップがある場合でも、それを埋めるための意欲や努力を示すことで、前向きな印象を与えることができます。
【強み別】セールスポイントの具体例50選
ここでは、能力別にセールスポイントの具体例を50種類紹介します。自分の強みに近いものを参考に、自身のセールスポイントの作成に活かしてください。
コミュニケーション力(10選)
コミュニケーション力は、どんな職種・業界でも求められる重要な能力です。ただ[人と話すのが得意]ではなく、[どのような場面で活かせたか]を具体的に示すことで、より説得力のあるアピールができます。
リーダーシップ(10選)
リーダーシップは、単に「リーダーの役職を経験したことがある人」だけが持つ力ではありません。チームをまとめ、目標達成に導く力であり、状況に応じて周囲をサポートしたり、方向性を示したりすることも含まれます。
また、グループの中で積極的に意見を出し、周囲を動かす経験もリーダーシップの1つと言えます。
課題解決力(10選)
課題解決力とは、直面した問題に対して冷静に分析し、[最適な解決策を導き出す力]のことです。企業では、予期しない問題が発生することが多いため、この能力を持っている人材は高く評価されます。
継続力・粘り強さ(10選)
継続力や粘り強さは、長期間にわたって[努力し続ける力]を指します。困難な状況でも諦めずに挑戦し続けられる人材は、企業でも活躍できる可能性が高いです。
チームワーク(10選)
チームワークは、組織の中で円滑に仕事を進めるために欠かせない能力です。協調性があり、チームメンバーをサポートすることにやりがいを感じる人材は、企業にとって貴重な存在です。
セールスポイントを魅力的に伝える構成とポイント

採用担当者に自分の魅力を理解してもらうためには、明確かつ論理的に自分の強みをアピールする必要があります。ここでは、セールスポイントをわかりやすく伝えるための構成とポイントを紹介します。
①結論(自分の強みを端的に伝える)
まず、最初に「私の強みは〇〇です」と結論を端的に述べましょう。最初に結論を述べることで、面接官にあなたのセールスポイントがダイレクトに伝わります。
私の強みは、粘り強く目標に向かって努力し続ける力です。
②理由・根拠(なぜそれが強みなのか説明する)
次に、「なぜそれが自分の強みなのか?」という理由や根拠を述べます。
これは、単に「〇〇が強みです」と言うだけでは説得力に欠けるためです。自分の経験や価値観に基づいた根拠を示すことで、面接官の納得感を高めることができます。
私は、困難な状況でも諦めずに取り組むことができる性格です。過去の経験を振り返っても、目標を達成するために試行錯誤を続けることが多くありました。
③具体的なエピソード(実際の経験を交えて証明する)
自分の強みを証明するために、実際の経験を交えて話すことが重要です。具体的なエピソードを加えることで、信憑性が増し、面接官に「本当にこの人は〇〇が強みなんだ」と納得してもらいやすくなります。
エピソードを話す際は、PREP法(Point→Reason→Example→Point)を意識すると、わかりやすく伝えられます。
例えば、大学のゼミでの研究活動では、当初、必要なデータが不足しており、十分な分析ができない状況でした。しかし、私は諦めずに追加調査をおこない、教授や専門家に相談しながら試行錯誤を重ねました。その結果、最終的には納得のいく研究成果を発表することができ、学内でも高評価を受けました。
④仕事への活かし方(企業にどのように貢献できるか)
最後に、「この強みを仕事でどのように活かせるのか?」を伝えましょう。
面接官は、「この人の強みはわかったが、それがうちの会社で活かせるのか?」と考えています。そのため、企業の求めるスキルや価値観と結びつけて、自分の強みがどのように貢献できるのかを説明することが大切です。
この粘り強さを活かし、貴社の営業職では、クライアントの課題解決に向けて最後まで諦めずに取り組みます。また、常に試行錯誤を重ねながら最適な提案を考え、成果を出せる営業担当になりたいと考えています。
自己PRの参考に!セールスポイントの例文5選
ここでは、就活で役立つセールスポイントの例文を5つご紹介します。これらの例文を参考にし、自分自身の強みをアピールするためのヒントを得てくださいね。
コミュニケーション力を活かした自己PRの例文
大学時代、ゼミでのグループ研究において、メンバーの意見が対立し、議論がなかなか進まないことがありました。そこで私は、1人ひとりの意見を丁寧に聞き、共通点を見つけることで意見を整理し、全員が納得できる方向性を提案しました。その結果、チーム内の雰囲気が改善され、研究発表では高評価を得ることができました。
貴社の営業職においても、クライアントとの信頼関係を築くことが重要だと考えています。相手のニーズを的確にくみ取り、適切な提案ができる営業担当として貢献したいと思います。
リーダーシップを活かした自己PRの例文
大学では、学園祭実行委員長として100名以上のメンバーをまとめ、イベントの成功に向けて指揮を執りました。しかし、準備の途中で意見の食い違いが生じ、一部のメンバーが消極的になってしまいました。そこで私は、各メンバーと個別に話し合い、それぞれの役割の重要性を伝えながらモチベーションを高める工夫をしました。その結果、全員が協力して取り組む体制を整え、学園祭を成功に導くことができました。
貴社に入社後、チームで働く機会があれば、この経験を活かし、メンバーと協力しながら士気を高め、目標達成に貢献したいと考えています。
課題解決力を活かした自己PRの例文
大学のゼミでは、地域活性化プロジェクトに取り組みましたが、当初は参加者がなかなか集まらず、プロジェクトが進まない状況でした。そこで私は、地域住民へのヒアリングをおこない、ニーズを分析した上で、プロジェクトの内容を改善しました。具体的には、SNSを活用した告知や、より参加しやすいイベント設計をおこなった結果、予想を超える参加者を集めることができました。
貴社のマーケティング職では、この課題解決力を活かし、市場のニーズを的確に分析し、効果的な施策を提案することで貢献したいと考えています。
継続力・粘り強さを活かした自己PRの例文
大学時代、私はTOEICのスコアを上げるために、1年間毎日2時間の勉強を継続しました。最初は思うようにスコアが伸びず、何度も挫折しそうになりました。しかし、自分に合った学習方法を模索しながら、コツコツと努力を続けた結果、最終的に300点アップを達成することができました。
貴社のコンサルティング業務においても、課題解決には粘り強い努力が求められると考えています。私はこの強みを活かし、最後まで諦めずに成果を追求することで貢献したいと思います。
チームワークを活かした自己PRの例文
大学のサークルでは、広報担当として新歓活動を担当しました。しかし、例年の方法では新入生の興味を引けず、入会者が減少傾向にありました。そこで私は、他のメンバーと協力し、新たにSNSを活用した情報発信を取り入れたり、新入生向けのイベントを企画したりしました。その結果、前年の1.5倍の新入生を獲得することに成功しました。
貴社のプロジェクトチームでも、メンバーと協力しながら業務を進め、成果を上げられるよう貢献したいと考えています。
要注意!アピールにならないセールスポイントのNG例文3つ

就活では、自分の強みをしっかり伝えることが重要ですが、伝え方によっては面接官に響かないアピールになってしまうことがあります。
ここでは、就活で避けるべきセールスポイントのNG例を紹介します。また、具体例をもとに、どうすれば説得力のある自己PRになるのかを解説しているため、是非参考にしてください。
NG例①:抽象的すぎて伝わらない
私の強みはコミュニケーション力です。人と話すのが好きなので、どんな人とも円滑に会話できます。
このようなアピールは、[どんな場面で、どのように活かしたのか]がわからないため、面接官に響きません。誰でも言える内容になってしまうと、印象に残りにくくなります。
私の強みは、相手の立場を考えながら、円滑にコミュニケーションを取る力です。
大学時代、飲食店のアルバイトでクレーム対応を担当した際、お客様の不満をしっかりと傾聴し、納得いただける解決策を提案することを意識しました。その結果、クレーム対応後も再来店してくださるお客様が増えました。
この経験を活かし、貴社の営業職でも、顧客のニーズをしっかりくみ取り、最適な提案をおこなうことで貢献したいと考えています。
- 「どんな場面で発揮された力なのか?」を具体的に説明する
- エピソードを入れることで、実際に活かせる強みであることを証明する
- 仕事との関連性を明確にする
NG例②:仕事と関係がない強みをアピール
私の強みは、料理が得意なことです。週末は必ず自炊し、料理のレパートリーを増やす努力をしています。
このような強みは、応募する職種と関連性がなければ面接官にとって評価の対象になりにくいです。「料理が得意」というだけでは、仕事でどう活かせるのかが不明瞭になってしまいます。
私の強みは、計画的に物事を進める力です。
私は料理が好きで、週末には必ず自炊をしますが、限られた食材を最大限活用するために、毎週の献立を事前に考え、計画的に買い物をするようにしています。
この経験を通じて培った計画力は、貴社の業務でも活かせると考えています。特に、営業職においては、戦略的に顧客対応を考え、限られたリソースを活用する力が求められるため、私の強みが役立つと考えています。
- 仕事に活かせる視点で強みを捉え直す
- 趣味や日常の経験から学んだスキルを、業務に応用できるように説明する
- 職種との関連性を意識してアピールする
NG例③:ありきたりで差別化できない
私の強みは、真面目な性格です。どんなことにも一生懸命取り組みます。
このようなアピールは、他の就活生と差別化しづらいため、面接官の印象に残りません。[真面目][努力家]といった強みは、より具体的な表現に落とし込むことが重要です。
私の強みは、目標達成に向けて地道に努力を続ける力です。
大学時代、TOEICのスコアを上げるために、毎日2時間の学習を半年間続けました。最初は思うように点数が伸びず、挫折しそうになりましたが、学習法を工夫しながらコツコツと努力を重ねた結果、最終的に300点のスコアアップを達成しました。
この経験を活かし、貴社の営業職では、目標達成に向けて粘り強く取り組み、成果を出すために継続的な努力を続けたいと考えています。
- 真面目ではなく、どのような行動を取ったのかを具体的に説明する
- 定量的な成果(TOEIC300点アップなど)を示すことで説得力を高める
- 職種との関連性を示し、「この人は活躍できそう」と思わせる
まとめ
就活において、セールスポイントを効果的に伝えることは、選考を突破するための重要な要素です。
自分の強みや経験を的確に伝えるためには、まず自己分析をおこない、企業の求める能力と照らし合わせることが重要です。これにより、自分の特徴を企業にとって価値のあるものとしてアピールすることができるでしょう。
また、具体的なエピソードを交えた説得力のある自己PRを作成することで、面接官に強い印象を与えることが可能です。しかし、抽象的な表現や企業と関連性のないアピールは避け、具体性と関連性を重視することが大切です。
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