● 履歴書の性格欄は、企業が[社風や職種にマッチするか][客観的な自己分析ができているか]を判断する重要な項目である。
● 結論から書き出し、具体的なエピソードを交えて3〜4行に収めると、採用担当者に最も伝わりやすい文章になる。
● 長所と短所には一貫性を持たせ、短所には必ず[改善に向けた行動]をセットで書いて[成長意欲]をアピールすると良い。
- 1 まずは履歴書の性格欄の完成形を確認しよう
- 2 性格欄って重要?企業が本当に知りたいこととは
- 3 履歴書の性格欄はどう書く?伝わる文章にするための工夫
- 4 【長所別】履歴書に書ける性格欄の例文
- 5 【短所別】履歴書に書ける性格欄の例文
- 6 【注意】長所・短所が矛盾していないか性格欄を確認しよう
- 7 「自分の性格って何だろう…?」と迷ったときの見つけ方
- 8 履歴書の性格欄に関するよくある質問
- 9 【まとめ】履歴書の性格欄は、あなたの人物像が伝わるように記述することが大切
まずは履歴書の性格欄の完成形を確認しよう
自己PRやガクチカは書けたものの、履歴書の[性格(長所・短所・自覚している性格)]の欄で手が止まってしまっている人も多いのではないでしょうか?
この欄はスペースが小さく、何を書くのが正解か迷ってしまいますよね。
結論から言うと、履歴書の性格欄とは、自分の性格や特性を企業に分かりやすく伝えるための項目です。
そのため、ただ性格を羅列するのではなく、初対面の採用担当者がイメージしやすい書き方が求められます。まずは、あなたの個性を採用担当者に魅力的に伝えるために、履歴書における理想的な『性格欄の完成形』を見てみましょう。
<正しい記入例>

- 性格を「仕事での行動」に変換している
単に「協調性がある」と伝えるだけでなく、「周囲をサポートし~…」のように、仕事の現場でどう動くかを具体的にイメージさせています。
- 短所と「改善策」がセットになっている
短所を書きっぱなしにせず、「期限を設ける」といった具体的な工夫(改善アクション)を添えることで、成長意欲をアピールできています。
- 全体を通して「一貫性」がある
長所(粘り強い・傾聴)と自覚する性格(協調性)に矛盾がなく、「この学生はこういう人だ」という人物像がハッキリと伝わる内容になっています。
性格欄って重要?企業が本当に知りたいこととは

「自己PRと同じようなことを書くの?」「この小さなスペースで、合否が決まるほど重要なの?」などと疑問に感じる就活生も多いと思います。
しかし、この性格欄は決して侮れない重要な項目です。特に書類選考や面接の初期段階において、企業が「あなたが自社に合う人物かどうか」を判断するための貴重な情報源となるからです。
企業があなたの性格欄から本当に知りたいことは、主に以下の3点です。
人柄が、会社の雰囲気(社風)にマッチするか
「能力やスキルさえあれば採用されるのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、企業がスキルと同じくらい、あるいはそれ以上に重視しているのが[社風との相性(カルチャーフィット)]です。
どれほど優秀な学生であっても、企業の雰囲気や既存社員とうまく馴染めなければ、本来の力を発揮することはできません。結果として早期離職につながるリスクがあるからです。
例えば、若手が遠慮なく意見をぶつけ合う[体育会系]の職場もあれば、規律と調和を重んじる[穏やか]な職場もあります。もし、あなたの性格がその環境と真逆であれば、どんなに能力があっても活躍するのは難しいでしょう。
このように、性格欄は、単なる優劣のジャッジではありません。『あなたが無理なく活躍できる環境かどうか』を見極め、入社後のミスマッチを防ぐための非常に重要な判断材料なのです。
性格が、応募職種の適性に合っているか
あなたがどの職種に応募しようか迷っているように、企業もあなたの性格がどの職種で最も活躍できるかを見ています。なぜなら、職種によって求められる資質(向き不向き)が全く異なるからです。
- 営業職
目標達成意欲、粘り強さ(タフさ)、コミュニケーションの積極性
- 事務職
正確性、緻密さ(几帳面)、責任感、期限を守る遂行能力
- サービス職
ホスピタリティ、傾聴力、柔軟性
この視点で見れば、一見ネガティブな性格も「適性あり」と評価されることがあります
例えば[心配性]だと自覚している場合、それは『顧客や状況を慎重に分析し、リスクを事前に察知できる能力』として、ミスの許されない事務職では大きな強みになります。
このように、あなたの性格が職種が求める要件とマッチしているかを確認しているのです。
自己分析ができているか
企業は面接で「あなたは自分の短所をどう克服しようとしていますか?」と頻繁に質問します。なぜなら、「自分の課題を客観的に把握し、改善しようとする成長意欲」があるかを見極めたいからです。
そのため、性格欄でも、ただ[明るい][優しい]と書くだけでは不十分です。「自分はこういう性質だから、仕事ではこう活きる/こう気をつけている」という自己認識の深さを示す必要があります。
- 短所は特にありません。
- 私の性格は明るいところです!
短所は「心配性」です。しかし、この心配性を緻密な準備に活かし、誰よりもしっかりと事前準備をおこない、チームのミスを防ぐことに貢献しています。
このように自分の欠点を認め、それを仕事の場面でどう活かすか、どう改善しているかを記述することで、「この学生は入社後も自律的に成長してくれるだろう」という期待感を与えることができます。
「自分の性格が本当に志望職種に向いているか不安」「自己分析が独りよがりになっていないか心配」という人は、プロのアドバイザーに相談してみませんか? 客観的な視点であなたの適性を診断し、性格にマッチした企業選びをサポートします!
履歴書の性格欄はどう書く?伝わる文章にするための工夫
履歴書の記入欄はスペースが限られていますが、書き方を少し工夫するだけで、採用担当者の採用担当者の印象に残る[説得力のある文章]になります。以下の5つのポイントを押さえて、読み手の心を使う文章を目指しましょう。
①結論を先に書く

ダラダラと書き出すのではなく、冒頭に「長所:〇〇」「短所:△△」と端的に結論を提示します(※画像の①部分)。
採用担当者は短時間で多くの履歴書を確認するため、パッと見て内容が頭に入る結論ファーストの構成が好まれます。
②根拠となるエピソードを簡潔に入れる

[自律的である]という言葉だけでは説得力がありません。「受け身ではなく自ら行動した」「周りが見えていないと指摘された」など、その性格が事実であることを裏付けるエピソードを1〜2文で添えましょう。(※画像の②部分)
③ネガティブな印象を避ける表現に変える

特に短所を書く際は注意が必要です。ルーズなら「マイペース」、頑固なら「こだわりが強い」のように、見方を変えれば長所にもなる言葉を選びます。
また、短所には必ず[改善のための努力]をセットで記述し、課題に向き合う前向きな姿勢(リカバリー能力)を示しましょう。(※画像の③部分)
④仕事に活かせる要素につなげる
ただの性格紹介で終わらせず、その強みが仕事でどう役立つかまで踏み込んで書きます。画像の②部分のように「契約につなげてきました(成果)」や「貴社の業務でも粘り強く貢献します」といった貢献イメージを盛り込むことで、採用するメリットを強くアピールできます。
⑤文量は3~4行でまとめる
長所と短所を合わせて、枠内にバランスよく収まる分量を意識します。小さな文字でびっしり書くよりも、余白を適度に残した3〜4行程度が最も読みやすく、好印象を与えます。
「自分の長所をどう仕事に紐づければいいかわからない」「ネガティブな表現になっていないか不安」という方は、プロの添削を受けてみませんか?あなたの強みを最大限に伝えるために、まずは以下のボタンから無料相談を活用してみてください。
【長所別】履歴書に書ける性格欄の例文
ここでは[長所]を、より具体的で仕事に役立つ言葉に変換し、履歴書にそのまま使える形で10パターン紹介します。あなたの個性に合うものを探して、言い換えの参考にしてください。
長所:計画性
目標達成に向けた緻密な計画を練ることができます。大きなタスクを細分化し、必ず期限から逆算して行動してきました。
長所:傾聴力
相手の真意を引き出す傾聴力があります。会話の中で表面的な言葉だけではなく、潜在的なニーズを察知し、的確な解決策を提案してきました。
長所:行動力
課題を認識したらすぐに行動に移せるフットワークの軽さがあります。失敗を恐れずに挑戦し、試行錯誤から最短で答えを見つけ出してきました。
長所:協調性
チームの和を大切にする協調性があります。異なる意見を持つメンバーの間に立ち、全員が納得できる解決策を見つけ出し、全体のパフォーマンス向上に貢献してきました。
長所:粘り強さ
困難に直面しても諦めずにやり遂げる粘り強さがあります。目標達成まで道のりが長くても、地道な努力を積み重ね、着実に成果へと結びつけてきました。
長所:責任感
引き受けた仕事は、最後までやり抜く強い責任感があります。常にプロ意識を持ち、自身に課せられた役割に対し、一切の妥協をせずに行動しました。
長所:ポジティブさ
逆境を成長の機会と捉えられる前向きな思考があります。失敗や困難な状況でも原因分析と改善にすぐに着手し、周囲にも良い影響を与えました。
長所:観察力
周囲の状況や人の変化を敏感に察知する高い観察力があります。お客様やメンバーの小さな変化も見逃さず、先回りした対応をしてきました。
長所:真面目さ
ルールや規範を遵守する真摯な姿勢があります。正確性が求められる業務において、常に緊張感を持ち、ミスのない丁寧な作業をしてきました。
長所:柔軟性
想定外の事態にも臨機応変に対応できる柔軟性があります。計画通りにいかない状況でも冷静に判断し、最善の解決策を見つけ出し、活動を円滑に進めることができました。
【短所別】履歴書に書ける性格欄の例文
次に[短所]について、履歴書にそのまま使える形で10パターン紹介します。あなたの短所に近いものを選び、文章作成のヒントにしてください。
短所:心配性
心配性なので行動に時間がかかります。現在は改善策として、意識的に「まず5分で着手する」というマイルールを設けて行動をしています。
短所:頑固
一度決めたことを曲げられない頑固さがあります。現在は改善策として、他の人の意見を一度受け入れて、客観的に検討する時間を設ける努力をしています。
短所:人見知り
初対面の人に心を開くまでに時間がかかります。現在は改善策として、自ら積極的に質問をして相手の関心を探るように心がけています。
短所:優柔不断
物事を多角的にとらえてしまい、決断が遅れます。現在は改善策として、期限を決めてから検討するように心がけています。
短所:お節介
他の人をサポートしたい気持ちが強く、お節介になることがあります。現在は改善策として、相手から依頼されるまで待つという意識を持つように努力しています。
短所:完璧主義
完璧を目指すあまり、作業に時間をかけすぎてしまいます。現在は改善策として、60%の完成度で教授や先輩に一度確認してもらうように心がけています。
短所:せっかち
結果を急ぐあまり、性急に行動しがちです。現在は改善策として、行動の前に深呼吸をしてチェックリストを確認するように心がけています。
短所:自己主張が弱い
協調性を優先し、自分の意見を主張するのが苦手です。現在は改善策として、会議で必ず一度は発言するように心がけています。
短所:負けず嫌い
負けず嫌いで、チームより個人の成果を優先しそうになってしまいます。現在は改善策として、目標をチーム全体で共有することを心がけています。
短所:大雑把
細部に注意が向かず、大雑把になりがちです。現在は改善策として、指差し確認を徹底した上で、第三者にダブルチェックをお願いするようにしています。
例文を見ても「自分の性格にぴったり合う言葉が見つからない」「もっと魅力的に伝えたい」と迷っていませんか?プロのアドバイザーがあなたの強みを客観的に分析し、企業に響く最適な表現を一緒に見つけるので、まずは以下ボタンから無料相談してみてくださいね。
【注意】長所・短所が矛盾していないか性格欄を確認しよう
履歴書の性格欄を書く際、特に注意したいのが[長所と短所の内容が矛盾していないか]という点です。
例えば『長所:フットワークが軽く、即断即決できる行動力』と書いたにもかかわらず、『短所:慎重になりすぎて、物事を深く考えすぎる』と書くと、採用担当者は「結局、この人はどちらの性格なんだろう?」と混乱し、「一貫性がない」と判断されてしまうリスクがあります。
| 矛盾パターン | NG記入例 | 採用担当者の懸念 |
|---|---|---|
| 積極性 vs 受動性 |
・長所:「リーダーシップがあり、周囲を巻き込む力がある」 ・短所:「自分の意見を主張するのが苦手で、受け身になりがち」 |
企業「リーダーシップがあるなら、なぜ意見を言えないのか?」と不思議に思う |
| 計画性 vs 柔軟性 |
・長所: 「思い立ったらすぐに行動できる行動力」 ・短所: 「慎重になりすぎて、なかなか一歩踏み出せない」 |
企業「すぐ動くのか、動けないのか、結局どっちなの?」と混乱する。 |
このような矛盾を避けるためには、長所と短所を[裏表の関係]として捉えましょう。つまり、あなたの強みとなる性質を、視点を変えて短所として提示するのです。
| あなたの性質 | 長所としての表現 | 短所としての表現と改善策 |
|---|---|---|
| 完璧主義 | 緻密な準備力で、業務の質を極限まで高められる。 |
こだわりが強く、他人に任せられない 【改善策】 効率を意識し、作業を分担する訓練をしている |
| 協調性 | 周囲に気を配り、サポート役としてチームに貢献できる。 |
他者を優先しすぎるあまり、自己主張が後回しになりがち 【改善策】 建設的な意見は必ず発言するように心がけている |
長所と短所が同じ根源を持つことで、あなたの人物像に一貫性が生まれ、自己を客観的に把握しているという好印象を与えます。
「自分の性格って何だろう…?」と迷ったときの見つけ方
「自分の性格がわからない」「自信を持って言える強みがない」と悩んでいる就活生は少なくありません。
しかし、それは[強みがない]のではなく、自分にとってはあまりに当たり前すぎて、[気づいていないだけ]というケースがほとんどです。
自分の性格や強みを見つけるには、いつもの視点を少し変えて、多角的に自分を掘り下げていくことが大切です。以下の方法を1つずつ試し、あなたの[性格・隠れた強み]を見つけましょう。
他人からの評価を振り返る
もっとも手軽で発見が多いのが、自分以外の視点(客観的な視点)を取り入れることです。自分では「こんなこと誰でもできる」「当たり前だ」と思っていることこそが、他人から見ると[特別な強み]である場合が多いからです。
具体的には、友人や家族、アルバイト先の同僚など、関係性の異なる複数の人に「私の長所と短所を、正直に3つずつ教えてほしい」と聞いてみましょう。親しい友人からは[人情味]が、バイト先からは「正確さ」が挙げられるなど、相手によって見える顔が違うことに気づくはずです。
もし、わざわざ聞くのが恥ずかしい場合は、過去のLINEやSNSでのメッセージを見返してみてください。「〇〇のおかげで助かったよ」「〇〇はいつも返信が早くてマメだよね」といった何気ない感謝や褒め言葉の中に、あなたの性格を表す重要なヒントが隠されているでしょう。
過去の行動から共通点を探す
現在の性格は、過去の積み重ねで作られています。幼少期から現在に至るまでの具体的なエピソードを振り返り、「なぜその時、そうしたのか?(動機)」と「どのように行動したのか?(プロセス)」に共通するパターンがないか探してみましょう。
例えば、過去の成功体験やガクチカを思い返したとき、[目標達成のために、いつも事前の下調べを徹底していた]という共通点があれば、それは「慎重さ」や「分析力」という性格の表れです。
逆に失敗体験において、[失敗して落ち込んだ後、すぐに先輩にアドバイスを求めに行っていた]という行動パターンがあれば、それは「素直さ」や「成長意欲の高さ」と言い換えることができます。
無意識に選んできた行動の裏側には、必ずあなたの性格のクセが存在します。行動の共通項を見つけることは、あなたの性格を証明する「最強の根拠」になります。
性格診断ツールを活用する
自分の性格を言葉にするのが苦手という人は、適性検査や性格診断ツールを活用してみましょう。客観的なデータとして自分の特性を知ることで、自分1人では思いつかなかった[性格を表す言葉]を手に入れることができます。
例えば、[優しい]という漠然とした認識しかなくても、診断結果に「受容力が高い」「調和性を重んじる」とあれば、よりビジネスシーンに適した表現で自己理解を深めることができます。
ただし、診断結果をすべて鵜呑みにする必要はありません。「この部分は当たっているけれど、ここは違う気がする」という違和感も含めて[自己分析]です。なぜそう感じるのかを深掘りすることで、ツールの結果以上にリアルな自分の輪郭が見えてくるでしょう。
就職エージェントneoでは、あなたの性格を知ることができる[16タイプ適職診断]を公開しています!
適職診断という名前ではありますが、性格の特徴や強み・弱み、就活の注意点までまるごとわかります。「自分の性格がわからない・強みが見つからない」という人は、是非以下のリンクから無料でお試しください。
自分の価値観から考えてみる
自分の性格を知るために、日々の生活の中であなたが[絶対に譲れないこと]や、逆に[許せないと感じること]を掘り下げてみましょう。 パッと思いつかない場合は、以下のキーワードを参考にしてみてください。
- お金
- 時間
- 人との信頼
- 達成感
- 安定
例えば、[時間(待ち合わせ)]に遅れてくる人に強い憤りを感じるなら、あなたは[規律]や[相手への敬意]を重んじる性格と言えます。あるいは、損をしてでも困っている人を助けたいと思うなら、それは[貢献心]の強さです。
もし人との信頼を何より優先するという価値観が見つかれば、それはそのまま[誠実さ]や[裏切らない責任感]という強固な強みとしてアピールできるでしょう。
自己PRの例文を参考にする
「エピソードはあるけれど、しっくりくる表現が見つからない」「どう言い換えればいいか分からない」という人は、すでに選考を通過した先輩たちのES(エントリーシート)を見て、成功例からヒントを得るのも有効な手段です。
もちろん、他人の文章の丸写しを推奨するわけではありません。目的は、[自分と似た経験をしている人が、それをどんな言葉で表現しているか]を確認することです。
例えば、自分と同じように「部活で後輩の相談に乗っていた」という学生が、それを[傾聴力]や[調整役]としてアピールしているのを見れば、「なるほど、私の性格はこう表現すればいいのか!」と腑に落ちるはずです。
また、就活サイト[Unistyle]には、難関企業の内定者ESが多数掲載されています。それらを参考に、成功者の表現技法を借りて、あなたの性格を[企業に評価される言葉]へと変換してみましょう。
キャリアセンターや就活エージェントなどに頼る
ここまで紹介した方法を試しても、「やっぱり自分の強みに自信が持てない」「客観的に合っているかわからない」と不安になることもあるでしょう。そんなときは、就活のプロに頼るのが最も確実な解決策です。
大学のキャリアセンターや、私たちのような就活エージェントのキャリアアドバイザーは、数多くの学生を見てきた経験から、何気ない会話の中に隠れた[強み]を見つけ出すことを得意としています。
あなたが「こんなの普通です」と話すエピソードでも、プロの視点を通せば「それは素晴らしい『継続力』ですね。企業はそういう人材を求めていますよ」と、採用担当者に響く[強み]に変換してくれます。
1人で悩み続けて時間を浪費するよりも、第三者の視点を取り入れて一気に自己分析を進めましょう。私たち就職エージェントneoも、あなたの性格から「採用したい!」と思わせる魅力を見つけ出すお手伝いをしています。是非以下の画像をクリックの上、お気軽にご相談ください。
履歴書の性格欄に関するよくある質問
多くの就活生が疑問に感じる、[履歴書の性格欄]に関する質問についてお答えします。
Q1. 自分の性格を見つける方法を知りたいです
自分の性格を見つける方法は、主に以下の5つがあります。
- 他人からの評価を振り返る
- 過去の行動から共通点を探す
- 性格診断ツールを活用する
- 自分の価値観から考えてみる
- 自己PRの例文を参考にする
自分1人で考えても答えが出ないときは、思い切って[他人の視点]を取り入れてみましょう。自分にとっては当たり前にできていることでも、周囲から見れば「すごい才能だ」と評価されていることは多々あります。
家族や友人、バイト仲間など、立場の違う人たちに「私にはどんな長所と短所があると思う?正直に3つ教えて」と聞いてみてください。客観的な意見を集めることで、自分1人では見落としていた『あなただけの価値』に気づけるはずです。
>>詳しい解説は『履歴書の性格欄はどう書く?伝わる文章にするための工夫』でしています
Q2. 性格欄への書き方を教えてください
履歴書の性格欄には、基本的にあなたの「強み(長所)」を中心にして、人柄が伝わるように書きます。 読み手がイメージしやすいよう、以下の[3段構成]でまとめると効果的です。
- 結論(強み・特徴を一言で)
- 根拠(それを裏付ける簡潔なエピソード)
- 貢献(その性格を仕事でどう活かすか)
🔶作成時のポイント
- ネガティブな表現は避け、ポジティブな言葉に変換する
- 文字数は読みやすい「3~4行」にまとめる
🔶短所(弱み)もあわせて書く場合の注意点
長所に加えて、[短所]も求められている場合は、短所も記述します。その際は、ただの欠点で終わらせないことが重要です。必ず[改善策(克服への努力)]をセットにして書き、課題に向き合う前向きな姿勢を示しましょう。
Q3. 性格欄はどのくらいの文字量で書けばいいですか?
履歴書の性格欄は、スペースが限られているため、簡潔に3〜4行程度にまとめるのが理想的です。
文字数に換算すると、長所・短所それぞれ100字から150字程度を目安にすると良いでしょう。
小さな文字で枠内をびっしり埋めすぎると読みにくくなるため、読みやすいサイズで指定の枠内に収まるよう、結論と根拠を絞り込んで記述しましょう。
Q4. 「自己PR」と「長所」の内容が似てしまうのですが、問題ないですか
結論から言うと、内容は似てしまっても全く問題ありません。 むしろ、アピール内容が共通していることで「一貫性がある」「自分の性格を深く理解できている」というプラス評価に繋がります。
逆に、自己PRと長所で全く違う強みを書いてしまうと、読み手は「結局、この学生はどんな人なんだろう?」と人物像がブレて混乱してしまいます。
ただし、『全く同じ文章の活用(コピペ)』は避けてください。根本のテーマ(強み)を同じにする場合、以下のように項目の[役割]に合わせて書き方・切り口を変えるようにしましょう。
- 長所: 本来持っている[人柄]や[性格]を伝える。(過去〜現在)
- 自己PR: その強みを「仕事でどう活かせるか」を伝える。(未来・貢献)
同じ強みでも、[長所は人柄][自己PRは未来の貢献]と意識して書き分けるのがポイントです。
Q5. 性格欄を書く際の注意点を教えてください
性格欄を書く際の注意点は、主に以下3点です。
- 矛盾を避ける
- 抽象的な言葉を避ける
- 短所は改善策をセットにする
それぞれ簡単に解説していきます。
🔶①矛盾を避ける
長所と短所を記述する際は、人物像に矛盾が生じないよう注意が必要です。例えば、長所で[即断即決のスピード感]と書いているのに、短所で[優柔不断]と書いてあれば、読み手はどちらを信じればいいのか分かりません。
説得力のある一貫性を持たせるため、長所と短所は表裏一体の関係で捉え、根底にある性質を繋げましょう。以下のように、長所の裏返しとして短所を表現することで、人物像に統一感が生まれます。
- 長所:計画性が高い
- 短所:臨機応変な対応に時間がかかる
🔶②抽象的な言葉を避ける
[明るい][優しい][真面目]といった抽象的な言葉は、人によって解釈が異なるため、ビジネスシーンでの強みとして伝わりにくい場合があります。これらを『どのような行動ができるのか』という具体的な行動に言い換えましょう。
- 「明るい」→初対面の人ともすぐに信頼関係を築ける社交性
- 「優しい」→相手の立場に立って、先回りした行動ができる気配り
このように、仕事の現場でどう活かせるかがイメージできる言葉を選ぶことが大切です。
🔶③短所は改善策をセットにする
短所を聞かれた際、「私には○○という短所があります」と言い切って終わるのはNGです。企業が見ているのは、短所の有無ではなく、『自分の課題を客観的に把握し、それをどう乗り越えようとしているか(課題解決能力)』です。
例えば、「心配性」という短所であれば、「そのため、必ず前日までに準備を完了させ、二重チェックをおこなうようにしています」といったように、現在進行形で取り組んでいる具体的な改善アクションを必ず付け加えましょう。
そうすることで、短所すらも[向上心]というアピール材料に変えることができます。
Q6. 絶対書いてはいけないNGワードはありますか?
企業の採用意欲を削ぐ可能性のあるNGワードは避けるべきです。具体的には以下が挙げられます。
- 飽きっぽい
- ルーズ/だらしがない
- ストレスに弱い
- お金に執着する
これらは、[改善できる短所]ではなく、[仕事をする上で致命的なリスク(採用リスク)]と捉えられるからです。
短所を書く際は、これらのような「社会人としての資質」に関わる言葉は避け、あくまで[仕事をする上で改善・克服が可能であり、長所の裏返しとして捉えられるもの]を選ぶのが鉄則です。
Q7. 「自社と合いそう!」という印象を与える性格はどういう内容でしょうか?
基本的には、どの企業でも歓迎される[協調性][前向きさ(主体性)][素直さ]などが王道です。これらは組織で働く上で、円滑な人間関係や成長の土台となるからです。なぜなら、仕事をする上で不可欠な要素だからです。
しかし、より好印象を与えるには、応募する企業の社風に合わせてアピールポイントを変えることが重要です。
- ベンチャー系:スピード重視 → 「行動力」「チャレンジ精神」
- 大手・安定系:組織重視 → 「責任感」「誠実さ」
- コンサル・専門職:論理重視 → 「分析力」「冷静さ」
- 接客・サービス:人柄重視 → 「ホスピタリティ」「社交性」
企業の採用HPにある[求める人物像]や[社員インタビュー]に使われている言葉をヒントに、あなたの性格をその企業好みの言葉で表現してみましょう。
【まとめ】履歴書の性格欄は、あなたの人物像が伝わるように記述することが大切
ここまで、履歴書の性格欄の書き方や魅力的なアピールにつなげるポイントについて解説してきました。
多くの就活生は「特別な個性がないと受からないのでは…」と悩んでしまいがちです。しかし、企業の採用担当者が見ているのは、奇抜な面白さではなく、[長所と短所に矛盾がないか(自己分析ができているか)]や[自社の社風にマッチするか(適性)]という点です。
あなたらしさを企業の求める言葉に変換し、一貫性のある文章で伝えることができれば、特別なエピソードがなくても十分に好印象を与えることができます。是非本記事を参考に、自信を持って性格欄を埋めてみてください。
しかし頭では分かっていても、いざ自分の性格を言葉にするとなると、[客観的にどう見えるか]は判断が難しいものです。
- 「この書き方だと、自慢しているように聞こえないかな?」
- 「短所を正直に書きすぎて、マイナス評価にならない?」
- 「自己PRと性格の内容に、矛盾はないだろうか…」
このような不安を抱えたままエントリーするのは、非常にもったいないです。
『就職エージェントneo』では、数多くの学生を内定に導いてきたキャリアアドバイザーが、あなたの履歴書・ESをマンツーマンで添削します。第三者の視点が入ることで、自分では気づけなかった[あなたの魅力的な人間性]を言語化し、採用担当者の目に『採用したい人材』として映るよう徹底的にサポートします。
1人で悩まず、まずは気軽に相談して、少しだけ前に進んでみませんか?






