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【例文あり】履歴書の自由記入欄の正しい書き方とコツ、注意点

✔ 本記事のまとめ

●自由記入欄は[人柄]や[自発性]を伝える場として重視されており、空欄のままにせず、自己理解や強みを表現するのが望ましい。

●書くテーマは[性格][趣味][経験][志望動機の補足]などが効果的で、自分らしさが伝わる具体的なエピソードを添えることがポイント。

●文章の構成や表現といった基本的な読みやすさに配慮するだけでなく、内容を志望する業界や企業の特性に合わせることが、好印象を与える鍵となる。

内定とれる気しない_CTA

目次

企業は、学歴や資格といった定型的な情報だけでなく、就活生の人柄や価値観、自発性など[その人らしさ]を重視しています。中でも[履歴書の自由記入欄]は、そうした人物像を伝えるための大切なスペースです。

この自由記入欄をうまく活用すれば、自分の強みや経験を補足したり、面接では伝えきれない魅力をアピールしたりすることができます。

本記事では、自由記入欄の役割や企業の意図、書くべきテーマ、例文、そして好印象を与えるコツまで、わかりやすく解説します。

そもそも履歴書の自由記入欄は埋めるべき?

履歴書の自由記入欄は、可能な限り記入することをオススメします。

この欄は、あなたの個性や強みをアピールするための、絶好のスペースです。自己PRや志望動機といった欄では書ききれなかった、以下のような点を補足する場として活用しましょう。

自由記述欄に書いても良い例
  • 人柄が伝わる魅力的なエピソード
  • 企業の理念や文化のどこに共感しているか
  • 入社後に挑戦したいこと(将来のビジョン)

こうした補足情報が、あなたの人柄や人間性をより深く伝え、採用担当者の印象に深く残るきっかけになります。

そのため、何を書けば良いか迷ったとしても、空欄で提出することだけは避けましょう。上記のような点を参考に、丁寧に記載することを心がけてください。

自由記入欄もしっかり書いている事実そのものが、あなたの真摯な態度と入社への強い意欲を伝えます。これは、他の就活生との差別化を図る大きな武器となるでしょう。

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履歴書に自由記入欄がある理由

履歴書に自由記入欄がある理由

履歴書の自由記入欄は、企業が就活生を深く理解するための重要な項目です。学歴や資格といった定型情報では見えない、就活生の人柄・価値観・考え方といった個性を知る貴重な手がかりとなります。

ここでは、企業がどのような点に着目しているのか、3つの観点から具体的に解説します。

履歴書に自由記入欄がある理由

①定型情報では見えない「人柄」や「価値観」を知るため

企業は、スキルや経験だけでなく、就活生1人ひとりの[人柄]や[価値観]を非常に重視しています。履歴書の他の項目が事実を淡々と記述するものであるのに対し、自由記入欄は、あなたの言葉で考えや内面を伝える貴重なスペースです。

そのため、あなたらしさや価値観が伝わるような内容を選ぶことが大切です。

例えば、「なぜその活動に取り組んだのか」「どんなことを大切にしているか」といったエピソードの背景や思いを具体的に記述することで、あなたの個性や考え方がより明確になります。

また、面接でも深掘りされやすく、あなたの魅力がさらに伝わりやすくなるでしょう。

②「自発性・表現力・思考力」を見るため

自由記入欄では、テーマの選定から文章の構成まで、すべてが就活生の主体性に委ねられています。 そのため、ここで何を書くか、どのような構成にするかには、就活生自身の自発性や課題意識が反映されやすくなります

企業はその文章から、就活生が物事を論理的に整理し、わかりやすく表現できるかどうかを見ています。そのため、限られた文字数の中で、いかに自分の考えや魅力を伝えられるかが重要です。

伝えるべき内容は人によって異なりますが、『どんな考えを持ち、どのように成長してきたか』が伝わると効果的です。

例えば、「なぜその分野に興味を持ち、どのように学びや経験を積んできたのか」や、「問題に対して、どのように考え、どんな判断や行動を選んできたのか」が明確に伝わっていれば、思考力や表現力の高さが伝わるでしょう。

③「隠れた強み」や「魅力」を発見するため

自由記入欄は、自己PRや志望動機では伝えきれない[もう1つの自分]を表現する大切な場です。例えば、一見仕事とは関係なさそうな[趣味]や[普段大切にしていること]なども、あなたの個性や誠実さ、継続力を伝えるきっかけになります。

自分では当たり前だと思っていることが、企業にとっては「一緒に働きたい」と感じる魅力になるかもしれません。自由記入欄では、そうした[気づいていなかった強み]に光が当たることもあるので、是非あなたらしさを言語化してみてください。

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履歴書の自由記入欄を求められる業界・企業例

全ての企業が、履歴書に自由記入欄を設けているわけではありません。

しかし、就活生の[個性]や[人間性]を深く知りたいと考えている業界や企業では、自由記入欄の内容が、合否を分ける判断材料になることもあります。

具体的には、以下のような業界・企業において重視されています。

履歴書の自由記入欄を求められる業界・企業例

■広告・出版・マスコミ業界
独自の発想力や表現力、人柄のユニークさを重視しています。

■IT・Web・ベンチャー企業
型にとらわれない発想や、自分の強みを自由にアピールできるか主体性を重視しています。

■教育・人材系企業
人に寄り添う姿勢やコミュニケーション力、価値観が伝わる内容を求めています。

■金融・保険業界
責任感や堅実さに加え、そして信頼関係の構築に繋がる、その人自身の価値観を重視しています。

■公務員・教員採用・自治体関連
社会や地域に貢献したいという貢献意欲や強い使命感、そして公共の利益を追求する姿勢を見ています。

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【例文付き】履歴書の自由記入欄にオススメの内容

【例文付き】履歴書の自由記入欄にオススメの内容

履歴書の自由記入欄は、決まった型がないからこそ、自分らしさを伝えることができる貴重なスペースです。大切なことは、単に経験を羅列するのではなく、あなたの価値観や人柄が伝わるテーマを選ぶことです。ここでは、採用担当者の心に響きやすい、オススメのテーマを5つ紹介します。

【例文付き】履歴書の自由記入欄にオススメの内容

①自己PR・強みをアピールする内容

自由記入欄には、あなたの強みや長所を示すエピソードを盛り込むと効果的です。これは志望動機や学業・経験に直接関係なくてもかまいません。

重要なことは、『あなたがどのような価値観に基づいて行動し、何を大切にしているか』が伝わることです。そうすることで、採用担当者に「この人と一緒に働きたい!」と感じてもらいやすくなります。

強み・長所の例
  • 粘り強さ
  • 責任感
  • リーダーシップ
  • 調整力・協調性
  • 課題解決力
  • 探究心 など

これらの強みを伝える際は、具体的な行動や結果を交えて説明すると、より説得力が増すでしょう。

<例文>
私の強みは、目標達成に向け、周囲と協力しながら粘り強く行動できる点です。

大学のゼミ活動では、班でのプレゼン発表を担当しましたが、最初の議論では意見がまとまらず、準備が思うように進みませんでした。私はメンバーそれぞれの意見を整理し、共通点をもとに話し合いをリードしたことで、全員が納得できる方針を決定できました。結果として、発表は好評を博し、ゼミ内で最高の評価を得られました。

この経験から、困難な状況でも冷静に周囲と連携し、物事を推進する力が培われたと実感しています。社会に出ても、チームで成果を出す力を大切にしていきたいです。

\自分の「自己PR・強み」を相談してブラッシュアップしよう/

②趣味・特技から人柄を伝える内容

趣味や特技は、あなたらしさや人柄を伝えるためのオススメのテーマです。採用担当者は、あなたが[どんなことに興味を持ち、どう向き合う人間なのか]を知りたいと考えています。

趣味や特技のテーマで記入する際は、単に「趣味は読書です」と一言で終わらせるのではなく、「なぜそれが好きなのか」「どんな風に取り組んでいるのか」「その経験から何を学んだのか」を具体的に記入することを意識してください。

そうすることで、あなたの趣味や特技は、以下のような印象を残すことに繋がるでしょう。

趣味・特技を通じて伝えられること
  • 継続力や集中力
  • 探究心やこだわり
  • 発想力や創造力
  • 他者との関わり方や社交性
  • ストレス解消法や価値観の傾向

以下の例文は、[カフェ巡り]という趣味を通して、自身の[観察力]や[継続力]をアピールした良い例です。

<例文>
私の趣味はカフェ巡りです。学生時代から毎週1〜2軒は新しいお店を訪れ、雰囲気やインテリア、接客などの違いを楽しんでいます。

Instagramでお気に入りのカフェを紹介するアカウントを運営しており、現在フォロワーは約2000人です。写真の構図や紹介文を工夫するうちに、見る人に伝わりやすく魅力的な言葉選びを意識するようになりました。

この趣味を通して、観察力や表現力、そして継続して取り組む習慣が身についたと感じています。仕事においても小さな違いに気づく目や、相手に伝わる表現を大切にしていきたいです。

\自分の「趣味・特技」を相談してブラッシュアップしよう/

③過去の経験や学びを深掘りする内容

履歴書の自由記入欄では、学生時代に取り組んできた経験や、そこから得た学びを深掘りして伝えることもオススメです。

これらの内容を選んだ際は、面接で話す[ガクチカ]や[自己PR]とは異なる視点から、自分の価値観や行動の背景を伝えることを意識してください。

これにより、採用担当者にあなたの人柄や考え方の深さが伝わり、面接時の理解が深まる効果も期待できます。

特に、[なぜその行動をしたのか][どんな困難があり、どう乗り越えたのか][結果として何を得たのか]といった内面的な気づきや成長を盛り込むと、より印象的になります。

過去の経験や学びの例
  • 挑戦する姿勢や継続力
  • 人との関わり方、リーダーシップ
  • 逆境を乗り越えた経験
  • 価値観の変化や成長実感
  • 今後に活かしたい考え方

表面的な成果よりも、自分なりに何を感じ、どう行動したかを丁寧に書くことで、採用担当者の心に響きやすくなります。

<例文>
私にとって大きな経験は、大学3年時に参加した地域活性化プロジェクトです。商店街の集客イベントを学生チームで企画・運営する中で、私は広報担当を務めました。

最初は思うように集客ができず悩みましたが、出店者や地元住民の方にヒアリングを重ね、ターゲットに合わせて情報発信の方法を見直しました。結果として、来場者数を大幅に増やすことができ、現場の声を大切にする姿勢の重要性を学びました。

この経験を通じて、物事を自分目線だけで進めるのではなく、相手の立場や背景を踏まえて行動することの大切さを実感しました。今後も[相手視点]を持って物事に取り組んでいきたいです。

\自分の「経験・学び」を相談してブラッシュアップしよう/

④志望動機や業界への関心を補足する内容

自由記入欄は、エントリーシートや志望動機欄では書ききれなかった思いや、より個人的な視点での業界・企業への関心を伝える絶好のスペースです。

例えば[なぜその業界を志望したのか][企業のどのような姿勢に共感したのか]といった、自分なりのきっかけやエピソードを交えて伝えると、志望度の高さがより具体的に伝わります。

また、履歴書が共通フォーマットで企業ごとに志望動機を変えにくい場合でも、自由記入欄を活用すれば、企業ごとの関心ポイントや熱意を個別に補足できます。

補足できる内容の例
  • 業界を目指すようになったきっかけ
  • 企業理念や事業方針への共感ポイント
  • OB訪問で感じた社風や価値観
  • インターン・説明会での学び
  • 将来その業界で実現したいこと

表面的な動機ではなく、[なぜそう思ったのか]という自分なりの視点を添えることが重要です。

<例文>
貴社を志望する理由は、「1人ひとりの挑戦を大切にする風土」に魅力を感じたためです。

私は大学でゼミ活動に力を入れており、社会課題に対して自分なりの仮説を立て、検証するプロセスにやりがいを感じてきました。貴社のインターンで社員の方から「挑戦には失敗がつきものだからこそ、まず動いてみる」という言葉を聞き、自分の価値観と重なると感じました。

このように、個人の成長や挑戦を支えてくれる環境の中で、社会に価値を生み出せる人材を目指したいと考えています。

\自分の「志望動機・業界への関心」を相談してブラッシュアップしよう/

⑤自由テーマで自分らしさを表現する内容

履歴書の自由記入欄は、形式やテーマに縛られず、自分の人柄や価値観を自由に表現できる貴重なスペースです。自己PRや志望動機といった評価を意識した内容とは異なり、より自然な語り口で「自分がどんな人物なのか」を伝えられる場でもあります。

例えば、日々大切にしている考え方、何気ない習慣、好きな言葉や座右の銘、日常の中での気づきなど、あなたらしさが伝わる話題を選ぶと、採用担当者の印象に残りやすくなるでしょう

テーマに正解はありませんが、『この内容を通して自分がどんな人物だと伝えたいか』を意識すると、自由記入欄を活かした自己表現に繋がります。

自由テーマの例
  • 大切にしている価値観・信念
  • 日々の習慣やルーティン
  • 将来叶えたい夢や目標
  • 好きな言葉や座右の銘
  • 最近心に残った出来事
  • 自分だけのこだわり・マイルール

<例文>
私の好きな言葉は「まず、やってみる」です。

学生時代は考えすぎて動けない性格でしたが、ゼミ活動やアルバイトを通して、行動の中から学べることの多さに気づきました。特にアルバイトでは、最初は失敗が怖くてなかなか提案ができませんでしたが、思い切って「POPを自分で作ってみたい」と発言したことで、売上アップに繋がる経験ができました。

それ以来、「完璧な準備よりもまず行動」が自分の中の軸になっています。入社後も、考えるだけで終わらず、小さな一歩を踏み出す姿勢を大切にしていきたいです。

\「 自分らしさ」を相談してブラッシュアップしよう/

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迷わず書ける!履歴書の自由記入欄の書き方ステップ

迷わず書ける!履歴書の自由記入欄の書き方ステップ

履歴書の自由記入欄は、名前の通り自由に書ける分だけに、何を書けばいいのか悩む人も少なくありません。そこで、ここでは自分らしさがしっかり伝わるような内容を、スムーズに書けるようになるためのステップを紹介します。

履歴書の自由記入欄の書き方ステップ

STEP1. テーマを決める

自由記入欄の作成は、まず書くテーマを決めることから始めましょう。性格・強み・趣味・価値観など、自分らしさが伝わるテーマを選ぶのがポイントです。

テーマ選定に悩んだ際は、[人からよく言われること][大切にしていること][頑張った経験]などから考えると良いでしょう。

企業は、あなたがどんな人かを知りたいと思っています。だからこそ『どんな印象を持ってもらいたいか』を意識してテーマを決めてみましょう。

STEP2. エピソードや背景を整理する

テーマが決まったら、それを裏付ける具体的なエピソードを整理しましょう。例えば、「私は真面目です」と漠然と書くよりも、「○○の経験を通じて真面目さが評価された」とすることで、説得力が増し、読み手に納得してもらいやすくなります。

自分の性格や価値観が伝わるような経験や、その考え方を持つようになったきっかけを思い出しながら、簡潔にまとめていくことが大切です。

STEP3. 学びや仕事への活かし方を繋げる

自由記入欄では、エピソードをただ紹介するだけでなく、その経験や価値観が今後どのように活きるかまで記載すると、印象が良くなります

例えば、「忍耐力を培った部活経験」を紹介した場合は、「その経験を活かして、社会人としても粘り強く努力を続けたい」といった一言を添えることで、企業にとっての採用メリットが明確になります。

STEP4. 読みやすくまとめる

最後に、読みやすい文章に整えましょう。

文章が長すぎたり、情報を詰め込みすぎたりすると、採用担当者に伝わりにくくなってしまいます。エピソードは1つに絞り、3〜5行程度を目安に簡潔にまとめることが大切です。

また、句読点の位置や文体(「です・ます調」など)を整え、段落分けをして読みやすさを意識すると、好印象に繋がります。

志望動機と自己PRの作り方とは?_CTA

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他の人と差がつく!自由記入欄で好印象を残す5つの工夫

他の人と差がつく!自由記入欄で好印象を残す5つの工夫

履歴書の自由記入欄は、ちょっとした工夫で採用担当者に強い印象を残し、他の就活生と差をつけることができます。ここでは、自由記入欄で好印象を残すための5つのポイントをご紹介します。

自由記入欄で好印象を残すための5つのポイント

①テーマは “ あなただけ ” のものを選ぶ

自由記入欄では、[あなたらしさ]が伝わる独自のテーマを選ぶことが大切です。

多くの人が書きそうな無難なエピソードではなく、あなたならではの経験やそこから培われた価値観、視点を取り上げましょう。

例えば「旅行が好き」を「訪れた商店街の魅力を伝えるため、手書きマップを作成するのが好き」など、具体的な行動や成果にまで落とし込み、あなたの個性が伝わるように工夫してください。

エピソードに具体性があるほど、あなたの人柄が伝わりやすくなり、採用担当者の印象にも残りやすくなります。

②エピソードは “ 短くても具体的 ” なものを選ぶ

エピソードは長くなくても構いません。ただし、抽象的な表現は避けて、具体的な内容を意識しましょう。

例えば、「コミュニケーション力に自信があります」と書くよりも、「飲食店のアルバイトで、外国のお客様に英語で対応した経験がある」といった具体的なエピソードの方が、読み手にあなたの強みが伝わりやすくなります。

わずか1、2文の短いエピソードであっても、内容が具体的であればあるほど、あなたの人柄やポテンシャルをしっかり印象づけることができます

③ “ 結論→理由 ” で構成する

自由記入欄も、志望動機や自己PRと同様に、「私は〇〇な人間です」と結論から書き始めることを意識しましょう。最初に結論を示すことで、読み手は内容をスムーズに理解できます。

さらにその後に、[なぜそう言えるのか][どんな経験からそう考えるようになったのか]といった理由や背景を加えることで、文章に説得力が生まれます。

このような構成は、書き手であるあなた自身にとっても考えを整理しやすく、読み手にとってもわかりやすい書き方です。

④企業・業界とリンクする内容を入れる

自由記入欄では、その企業・業界ならではの魅力を伝えることで、採用担当者に強い印象を与えられます

もし、IT企業であれば[効率化への意欲]、教育業界であれば[他の人の成長をサポートすることへの喜び]など、自分の価値観や興味と企業・業界の特性を結びつける表現を心がけましょう。

企業が「自社と合いそう!」と感じられるかどうかは、選考において非常に重要なポイントです。

⑤読みやすさを意識する

せっかく良い内容でも、読みにくければ印象は半減してしまいます。適度な改行、文の長さ、句読点の使い方など、基本的な文章の見やすさを意識しましょう。

また、[結論→理由→まとめ]の流れを意識して、簡潔に書くこともポイントです。内容と同じくらい、[伝わりやすさ]も大切にしてください。

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履歴書の自由記述欄を書くときの注意点

履歴書の自由記述欄を書くときの注意点

自由記述欄は、自分の個性をアピールできる貴重なスペースです。しかし、内容によっては逆効果になってしまうこともあります。ここでは、書き進める上で注意したいポイントを5つ紹介します。

履歴書の自由記述欄を書くときの注意点

①内容がぼんやりしないようにする

「真面目な性格です」「人と関わるのが好きです」といった抽象的な表現だけでは、印象に残りにくくなってしまいます

採用担当者の記憶に残るように、自分の行動や経験を交えた具体的なエピソードを添えましょう。あなたらしさが伝わる内容であれば、面接でも深掘りされやすくなります。

②志望動機や自己PRと重複させない

履歴書の中で同じ内容が繰り返されると、「アピールできることが限られているのかな?」と思われる可能性があります。

そのため、自由記述欄では、志望動機や自己PRとは異なる視点から自分をアピールするよう心がけましょう

例えば、趣味や最近興味を持っていることなど、あなたの人柄や価値観が伝わる話題を取り入れるのがオススメです。

③ネガティブな話題だけで終わらない

自分の短所や過去の失敗に触れることは、自己分析ができている証拠でもあり、人間味を伝える上で効果的な場合もあります

しかし、それだけで話を終えてしまうと、採用担当者に暗い印象や懸念を与えかねません。

大切なことは、ネガティブな内容を扱う場合でも、そうした経験から何を学び、どう乗り越え、次にどう活かしたのかを明確に伝えることです。

[失敗から学び、成長できる人材であること]が伝わるエピソードを用意することで、ネガティブな経験もポジティブなアピールポイントに変えることができるでしょう。

④業界や企業にそぐわない内容は避ける

自由記述欄はあなたの個性や熱意を自由にアピールすることができる貴重な場ですが、企業や業界にそぐわない内容を選んでしまうと、意図しない誤解を招くこともあります。

そのためTPOを意識し、「この内容は企業が求める人物像とズレていないか?」という視点を忘れないようにしましょう

例えば、公務員を志望しているにも関わらず、刺激的すぎる趣味や思想を強調すると、真面目さや協調性に疑問をもたれてしまうかもしれません。

自由記述欄は単なる自己紹介ではなく、[企業・業界との接点を見せる場]でもあります。不安な場合は、第三者に読んでもらい、違和感がないかチェックしてもらうと良いでしょう。

⑤誤字・脱字・雑な字に気をつける

履歴書は、あなたの第一印象を左右する非常に重要な書類です。どれだけ中身が良くても、誤字脱字があったり、文字が乱れていたりすると、それだけで採用担当者に与える印象を著しく損ねてしまいます。

特に手書きの場合、丁寧に書かれた文字にあなたの丁寧さや真剣さが表れます。走り書きのような文字や、読みにくい文字は、採用担当者に「この人は仕事も雑なのではないか」「入社への意欲が低いのではないか」という不信感を与えかねません。そのため、とめ・はね・はらいを意識し、字の中心を捉えてバランス良く書くことを心がけましょう

また、パソコンで作成する場合でも、変換ミスや誤字脱字のチェックは怠ってはいけません。文章校正機能やスペルチェック機能の活用はもちろんのこと、完成後は一度プリントアウトして読み返すなど、隅々まで気を配り、自信を持って提出できる履歴書を作成しましょう。

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履歴書の自由記述欄に関するよくある質問

履歴書の自由記述欄は、書き方に悩む就活生が多い項目の1つです。ここでは、実際によく寄せられる質問とその回答をわかりやすくまとめました。

履歴書の自由記述欄に関するよくある質問

Q1. 自由記述欄って、何を書けばいいの?

履歴書の自由記述欄には、あなたの[人柄]や[価値観]、[考え方]など、定型項目では伝えきれない魅力を書くとよいです。具体的には、性格・趣味・特技・過去の体験談・志望動機の補足などが挙げられます。

エピソードを選ぶ際は、採用担当者の印象に残るようなあなたらしさが伝わる内容を意識することが大切です。

▶詳しい内容は『【例文付き】履歴書の自由記入欄にオススメの内容』で解説をしています

Q2. 自由記入欄が任意の場合、空欄のままでも大丈夫?

空欄でも選考に大きく不利になるとは限りませんが、「やる気が伝わりにくい」と受け取られる可能性があります。

特に志望度の高い企業や、応募者が多い人気企業の場合は、少しでもアピールのチャンスを活かした方が印象アップにつながります

短くても構わないので、あなたらしさが伝わるエピソードや意欲を感じさせる内容を一言添えるのがオススメです。

▶詳しい内容は『そもそも履歴書の自由記入欄は埋めるべき?』で解説をしています

Q3. 志望動機や自己PRと同じ内容でもいい?

まったく同じ内容を繰り返すのは避けましょう。履歴書全体が単調に見えてしまい、印象に残りづらくなるためです。

ただし、志望動機の補足や、自己PRの根拠となる具体的なエピソードを自由記述欄で紹介するのは問題ありません。その場合は、視点や切り口を少し変えて、自分の魅力を別の角度から伝えることがオススメです。

▶ 詳しい内容は『②志望動機や自己PRと重複させない』で解説をしています

Q4. 文字数はどれくらいが適切?

一般的な履歴書の自由記述欄は、150〜300文字程度のスペースが多いです。

そのため、この範囲内で、読み手の負担にならない文字数に収めつつ、内容が薄くならないよう意識して書くのがポイントです。

Q5. 書けることが思いつかないときはどうすればいい?

まずは、[自分らしさ]を振り返ることから始めましょう。例えば、学生時代に頑張ったこと、最近熱中している趣味、周囲からよく言われる性格などからヒントが見つかることがあります。

また、企業の求める人物像や社風に合いそうな経験を思い出してみると、伝えたい内容が具体的に浮かんでくる場合もあるでしょう。

Q6. 書き方の構成にルールはあるの?

明確な決まりはありませんが、以下のような構成で書くと読みやすく、印象にも残りやすくなります。

構成例
  1. 結論(伝えたいこと)
  2. 理由や具体的なエピソード
  3. そこから得た学びや、今後の活かし方

読み手を意識し、簡潔かつ論理的にまとめることがポイントです。

Q7. パソコンで履歴書を作成する場合も、自由記入欄は入れるべき?

はい、パソコン作成でも、可能であれば自由記述欄を入れることをオススメします。

自由記述欄は、決められたフォーマットでは伝えきれない自分らしさや熱意を表現できる貴重な場です。エントリーシートとは別に、履歴書にもそのような情報があると、読み手の印象にも残りやすくなります。また、他の就活生と差別化できるチャンスにもなります。

ただし、応募企業で指定されたフォーマットがある場合は、無理に加えず、指定に従いましょう。

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まとめ

履歴書の自由記入欄は、自分らしさや人柄を自由に伝えられる貴重なスペースです。本記事では、自由記入欄の役割や書くべき内容、業界別の傾向、例文、効果的な書き方や注意点まで幅広く解説しました。

自由記入欄では、定型項目では伝えきれない魅力や価値観を表現することができます。自分自身を深く振り返り、[何を][どう伝えるか]を工夫することで、採用担当者に強い印象に残る履歴書になります。

是非本記事を参考に、自分らしさを活かした自由記入欄を仕上げ、自信をもって就活に臨んでください。

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