作業療法士 志望動機の書き方・例文

作業療法士の志望動機の書き方と例文

作業療法士は高齢者や障がいがある人のケアが重労働で、リスク管理などストレスも多い仕事と思う人も多いのではないでしょうか?

確かに体が不自由な方のケアは大変な部分もあります。しかし、作業療法士は患者の社会復帰を助けるため、非常にやりがいがある仕事です。

 つまり、患者の社会復帰を実現することで生きる喜びを与え、人生を楽しいものに変えてあげられるのです。一人でも多く社会復帰できることは、社会の活性化に貢献する高い価値もあります。 

作業療法士の最新情報

近年の高齢化により、地域医療や精神ケアの分野では作業療法士の需要が高まっており、全国的に人手不足の傾向です。2040年頃には求職者数が需要数の約1.5倍になると予想されているもののまだ先の話で、需要が高い状況は今後も続くでしょう。

作業療法士の合格率は年度によってばらつきがありますが、2020年実施の試験では87.3%と高く、比較的合格しやすい状況です。就職率は100%で、資格を取ればいずれかの施設には就職できるといえるでしょう。

作業療法士はリハビリテーションを行うという点で理学療法士の仕事と似ていますが、内容は異なります。理学療法士の仕事が身体機能の回復を目指す理学療法に基づいて行うのに対し、作業療法士の仕事は日常生活に必要な応用的動作の獲得を目指す作業療法をもとに行うものです。

参考:理学療法士・作業療法士の需給推計について|厚生労働省
参考:作業療法士になるには|日本作業療法士協会

作業療法士で必要な資格

作業療法士の仕事に就くためには、国家試験を受けて作業療法士の資格を取得することが必要です。

国家試験を受験するためには、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成施設で3年以上学習することが必要になります。養成施設は全国に193校(2019年4月現在)あり、4年制大学、3年制の短大、3年制または4年制の専門学校です。

国家試験は毎年2月に実施。一般問題と実地問題が出題されます。

作業療法士の仕事内容

作業療法士といっても、働く職場はさまざまです。以下で詳しく説明していきます。

職場は4つに分類

作業療法士が活躍する職場は「身体障がい領域」「老年期障がい領域」「精神障がい領域」「発達障がい領域」の4つに分類されます。

このうち最も多いのが「身体障がい領域」の職場で、総合病院や整形外科病院、リハビリテーションセンターなどです。最近の高齢化に伴い、「老年期障がい領域」を扱う老人介護施設やデイサービスセンターの職場も増えています。

「精神障がい領域」は精神病院、精神科クリニックなどで、「発達障がい領域」は小児病院や児童福祉施設などになります。

総合病院・リハビリテーションセンター

医師の処方により、病気やケガなどで身体機能の低下した人にリハビリテーションを行います。看護師など他の職員との連携が大切です。

老人介護施設・デイサービスセンター

高齢による機能低下の回復および予防のためのリハビリテーションを行います。介護老人保健施設では在宅生活への復帰を目指したケアやリハビリを行い、特別養護老人ホームでは食事や入浴など日常生活の援助や介護が基本です。

通院できない患者の自宅に訪問し、リハビリテーションを行う場合もあります。

精神科クリニック

手工芸やスポーツなどの集団プログラムや作業プログラムを通して、人や社会に適応できるよう訓練し、社会生活への復帰をめざします。

小児病院・児童福祉施設

障がいや発達の遅れが見られる子どもを対象にしたリハビリテーションを行います。子どもへのケアは遊びの要素を取り入れたものが多く、日常生活や社会生活ができるようサポートします。

作業療法士の志望動機の書き方とポイント

志望動機を書く際は、なぜその職種なのか、その職種の中でもなぜその職場なのかを明確にし、ロジカルにアピールできるようにしましょう。

作業療法士の職場はいろいろありますが、ここでは病院を志望する場合を想定して紹介します。

なぜその職種か

数ある職種の中でなぜその職種なのかを説明する必要があります。

具体的には自分が将来何を成し遂げたいのか、例えば作業療法士であれば、「ケガをしたときに作業療法士に助けられた経験から、同じように誰かに貢献したい」「医療を通して人助けがしたい」などといった、作業療法士ならではの理由を述べるようにしましょう。

作業療法士でアピールすべき強み

作業療法士の仕事にエントリーするときにアピールできる強みには、どのようなものがあるでしょうか?ここでは代表的なものを3つあげてみました。

根気強い

リハビリの効果はすぐに出るものではありません。毎日の積み重ねで少しずつ変化していくもので、根気強く取り組むことが求められます。患者の中には思うように改善しないことに苛立ち、リハビリの意欲をなくしてしまう人もいるはずです。

それに振り回されず、根気よく対応できる気持ちが必要になるでしょう。何事にも根気よく取り組めることは、アピールすべき大きな強みになります。

観察力がある

作業療法士は患者の気持ちを読み取る観察力も必要です。患者の中には体が不自由なことで心を閉ざし、感情をなかなか表に出せない場合もあります。

そのような患者の心の状態や体調の変化に気を配り、リハビリ内容が適切かをよく観察することが重要になってきます。いつもよく気づく、細かい心配りができるということは高いアピールポイントになるでしょう。

思いやりがある

作業療法士がリハビリを行う患者は身体に何らかの問題や不自由があるため、辛い気持ちを抱えている人も少なくありません。そのような患者の気持ちに寄り添い、思いやりをもって接することが大切です。

思いやりをもった対応は患者の心を開き、頑張る意欲を高めます。思いやりがあることは、作業療法士としての強みになるでしょう。

なぜその病院(リハビリセンター)か

作業療法士といっても働く場所によって強みや特徴は異なり、同じ病院であっても病院ごとに違いがあります。

例えば東京都リハビリテーション病院であれば「患者さんが生きる喜びと希望を抱き、充実した人生をおくられるよう、医の原点に立った心温まる医療を提供する」という理念を掲げています。

国立国際医療研究センター病院では「最善の総合医療を提供し、疾病の克服と健康の増進を通じて社会に貢献する」ことを理念としています。

このように病院によって理念や経営方針は異なるため、病院ごとの特徴を把握するためにも企業研究は必ず行いましょう。

実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみてください。

■志望動機の構成例
(1)志望動機を一言で
(2)背景・動機
(3)その会社を選んだ理由
(4)入社後どの様に活躍したいか

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作業療法士の志望動機のNG例

以下では作業療法士の志望動機のNG例を紹介します。どこがNGなのかについても解説しているので、チェックしてみてください。

志望動機のNG例
私が貴院を志望した理由は、作業療法士として活躍できると思ったからです。貴院では数多くの患者を受け入れているため、それだけ作業療法士の活躍の場が多いと考えました。また、研修に力を入れていることを知り、作業療法士として現場の経験がなくても対応できると思い志望しました。

研修と現場経験を通じて、早く一人前の作業療法士として活躍できるよう、精一杯努力したいと考えています。

→病院を志望した理由が患者が多いというだけで、説得力の弱い志望動機になっています。どうして患者が多いのか、その病院ならではの理由があるはずです。そこまで言及すると説得力も高くなるでしょう。

また、病院に対し具体的にどのような貢献ができるか触れておらず、なぜその病院なのかという他との差別化がされていません。

志望動機では必ず病院の特徴や強みに触れ、それに対して自分が具体的にどのような貢献ができるかを書くようにしましょう。

作業療法士の志望動機の例文

ESの志望動機の例文および考察から書き方を学び、自身のESや面接に活かしてください。

志望動機の良い例
私は子供の頃、祖母が入院していた病院にときどきお見舞いに行き、作業療法士の人にリハビリを受けている姿を目にしてきました。祖母はやがて杖がなくても元気に歩けるようになり、その姿に感動した私は同じように人を助ける仕事がしたいと考えるようになりました。

また、学生時代に行った接客業でのアルバイト経験を通し、人の気持ちを察して思いやりをもって接することの大切さを学びました。

このような経験は作業療法士の仕事にも活かすことができ、貴院の「患者さんが生きる喜びと希望を与える」という経営理念を実現できる強みになると考えています。患者様の気持ちに寄り添って生きる喜びを与える作業療法士として働きたいと思い、貴院を志望いたしました。

→自分の過去のエピソードから志望理由を分かりやすく書いており、説得力がある志望動機となっています。志望している理由も志望した病院のどのようなところに共感を得ているのか、具体的にどのような貢献ができるのかが分かり、しっかりアピールできている例文です。

まとめ

作業療法士は患者の社会復帰を助け、生きる喜びと希望を与える大切な仕事です。自分のスキルで、人を幸せにすることができます。

病院など施設によって力をいれている内容は異なってくるため、施設ごとの研究をしっかりと行ってから志望動機を作成するようにしましょう。

就活の不安・悩みはプロに相談

ここまでは、志望動機を書くために必要な情報をお伝えしてきました。

それでも、「自分の就活はどうすればいいの?」と不安な方も多いのはではないでしょうか。

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