調理師の仕事は、「拘束時間が長く、早出残業が当たり前の業界である」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
また、調理師資格を取得したといっても、夢への第一歩を踏み出したにすぎません。
しかし、下積みから始まり長い修行を重ね、さまざまな種類の料理が作れるようになるので、日々成長ややりがいを感じることができる素晴らしい仕事です。
また、将来的には独立・起業を目指すことも可能でしょう。
その反面「自身の経験や技術によって収入に大きな差が出る」という実力主義の職種であることも事実。
調理師という仕事は、お金では買うことのできない「人の笑顔や幸せ」を作り出すことができます。料理のプロフェッショナルとして、世の中になくてはならない仕事のひとつです。

調理師のトレンド
調理師の仕事に関する2つのトレンドについて紹介します。
まず1つ目のトレンドとして、外食業界のIT化が進んでいることが挙げられます。
高齢化や人手不足が深刻化する外食業界で、作業の効率化を図るべく「調理ロボット」が登場しました。
例えば、回転寿司業界では寿司を握ったり巻いたりするロボットが開発されたり、居酒屋チェーン店では焼き鳥の串打ちをするロボットが登場したりなど、IT化が着々と進んでいます。
それでは、調理ロボットのさらなる進化により、調理師の仕事は奪われてしまうのでしょうか。
2つ目は、調理ロボットの導入が進む一方で、「付加価値を生む」調理師の需要は高まるであろうと考えられていることです。
今後はお惣菜やお弁当など、テイクアウト需要もますます高まることが予想されます。それにともない、調理は合理化・効率化されていきます。
そして高い技術を持つ調理師ではなく、アルバイトなどの初心者でも調理が可能となる仕組みが積極的に取り入れられていくことでしょう。
だからこそ、高級レストランや高級ホテルなどは、差別化を図るために今まで以上に高い技術を持った調理師を育てる必要があるのです。
そのためには、優秀な人材を積極的に採用し、調理師の質を高めなければなりません。
高い調理技術を要する職場では、スキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力や管理能力などの「付加価値」を求められます。
ロボットではない、それらを兼ね備えた調理師の需要が減ることはないと考えられます。
調理師で必要な資格
調理師として働く上で、調理師免許は絶対に必要です。その内容について解説します。
調理師免許(国家資格)
「調理師免許」は、各都道府県知事から交付を受けて調理業務を行うための免許です。
調理師免許を持っているということは、調理に関する基礎的な知識をひと通り身につけているだけでなく、お客様からの信頼につながります。
調理師免許は食に関する資格として定番中の定番であり、調理師として働く上で必須の資格です。
また、養成講習の受講が必要な食品衛生責任者にも、講習なしでなることができます。
調理師の仕事内容
調理師のメインの仕事はもちろん「料理を作り、それを提供する」ことです。しかし、実際にはその他にもさまざまな業務が存在します。
勤続年数や企業ごとに違いはありますが、調理師の代表的な仕事を解説します。
料理を作る
調理師の主な業務は「調理」と「盛り付け」です。料理の見た目にもこだわる高級レストランやホテルなどの場合、味だけでなくそのビジュアルも問われます。
特に日本料理は、食材の配色や配置を細かく調整し、料理がより美しく見える盛り付けをしなければなりません。
ピンセットを使うような繊細な盛り付けをすることもあり、美への探究心も必要となるでしょう。
もちろん最初からいきなり高度な調理をするわけではありません。皿洗いや食材の下準備といったいわゆる下積みを重ね、修業を積んでいくのです。
ホールでの接客業務
「調理師は調理だけしかしない」そんな印象をお持ちの方も多いでしょう。
実際には、調理師もカウンター越しにお客様と会話をしたり、忙しいときにはホールへ自ら出たりすることもあり得ます。
また新メニューの感想を聞くために、調理師が直接伺う場合もあります。
相手に失礼のない接遇はもちろん、会話の材料となる幅広い知識も求められます。
新メニューの考案
時流に合わせた新しいメニューの考案も、調理師の大事な仕事のひとつです。
季節に合わせた旬の食材を使い、お客様にいつも新鮮な気持ちで来店してもらう努力が必要でしょう。
また、メニューとお店の雰囲気が合っているかなど、センスが問われる場面でもあります。
材料や食材の仕入れ
調理師が直接食材を仕入れに行ったり、指示をしたりするお店もあります。
仕入れる食材によって、その日出すメニューが変わるので、とても重要な仕事のひとつです。
そして仕入れた食材は営業開始までに「仕込み」をしなければなりません。食材の下処理は見習いの調理師が、味付けが必要な仕込みはベテランの調理師が担当することが多いようです。
品質管理
料理の品質管理は、調理師だけが行うものではありません。しかし「味」については調理師次第という部分もあります。
お客様が「いつもの味を求めている」にもかかわらず、その日その日で味が違うとなると、それは大きな問題となるでしょう。
「味」の品質管理は、調理師にとって重要な仕事です。
徹底した衛生管理
調理師の仕事として、店内の衛生管理も欠かせません。調理師には、店舗や料理の衛生面を管理するという役割もあります。
日々の清掃や消毒などを怠ったことで食中毒を起こしてしまえば、お店の営業停止処分だけではなく、最悪の場合に調理師免許の停止措置となる場合もあります。
お客様が安心して食事を楽しめるよう、徹底した衛生管理は必要不可欠なのです。
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調理師の志望動機の書き方とポイント
志望動機を書く上で、重要なポイントがあります。
調理師になりたい理由やその目的、なぜその企業でないといけないのかを明確にする必要があるでしょう。
採用担当者の記憶に残るような志望動機の用意が必要です。

なぜその職種か
志望動機を書く上で重要なのが「なぜ調理師になりたいのか」を明確に伝えるということです。
将来的に独立を考えているのであれば、どんな店を持ちたいのかを挙げておくことで、キャリアプランのズレを最小限にできるのではないでしょうか。
自らが望むキャリアを伝えておけば、最終的にどのようになりたいのかなど、現実的なイメージを共有することができます。
ひとつの料理やスキルを極めたいのか、お店を持ちたいのか、しっかりとキャリアプランを記載しましょう。
調理師でアピールすべき強み
採用担当者が採用したくなるような志望動機を書くには、自身の強みをアピールしなければなりません。
調理師として何よりも必要なのは「忍耐力」と「探求心・向上心」です。
調理師になるには、厳しい下積み期間に耐えて、一人前になるまで努力し続ける忍耐力が必要となるでしょう。
そして、流行り廃りのある業界の中で、いつまでも新しいものを追い続ける探求心と向上心も必要なポイントです。
絶対に一人前の調理師になるという「強い意思」と「自分の強み」をあわせて記載するようにしましょう。
なぜその企業か
調理師として働く場合、企業の選択肢は多くあります。ホテル・レストラン・チェーン店・食堂施設・給食施設など、多岐にわたります。
なぜ自分がその企業で調理師として働きたいのか、「企業の特徴」を調べた上で伝える必要があります。
採用する側の採用基準として、なぜうちを選んだかを重視している企業が多いため、積極的に記載するようにしましょう。
また「以前食事した時の感動が忘れられない」や「家族との大事な思い出のお店だから」など、その企業で働きたい具体的な「動機」が重要です。
実際に書く際は、以下のフレームワークに沿って書いてみてください。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~
・志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~
調理師の志望動機のNG例
調理師の志望動機として、NGになるのはどのようなものでしょうか。事例をもとに、NGである理由について解説します。
そのため人一倍「味にはうるさい」と自負しており、味付けには自信があります。
自分好みの味付けにするには、自分で調理することが大切です。
研修制度が整備されている貴社であれば、おのずと調理スキルが上達すると思いました。
もし入社することができたら、さまざまなジャンルに対応できるような調理スキルを身につけたいです。
→この志望動機には、なぜ調理師を選ぶのか、その理由や目的が記載されておらず、どこか自分勝手な印象を受けます。
また「調理スキルはおのずと上達する」という点が受け身の印象を与えてしまい、自ら学ぶ姿勢が見えません。
自ら成長していかなければならない「調理師」には適性がないと思われてしまいます。
調理師の志望動機の例文
調理師の志望動機として望ましい例文を挙げますので、参考にしてください。

現代では、食材の原産地や農薬使用などに対して消費者から厳しい目が向けられてると聞いております。
しかし、地産地消であれば、地元でとれた食材を安心して提供しながら、遠隔地へ配送するコストが抑えられるというメリットもあると考えます。
地元ブランドを推進することにより、過疎化が進む地域の活性化につながると考えています。
以前私は、貴社系列の居酒屋でアルバイトをしていた経験があります。
それまで調理スタッフ未経験だった私に一から教えてくださったのが、貴社の社員の方でした。
貴社の社員は皆、1つ1つの料理に対して真剣だったことが印象に残っています。
私が「これくらいで大丈夫だろう」と出そうとした料理を、「料理は妥協してはならない」と真剣に伝えてくださったことが、今でも私の人生に活かされています。
私は料理やお店に愛情のある社員の方がいる貴社で働きたいと志望します。
もし入社することができたら、貴社への貢献を通して自分が生まれ育った地元の役に立てるような調理師になりたいです。
→なぜこの企業で調理師を志すのか、またどんな人物になりたいのかなどを分かりやすく記載しているので、採用側もどのように活躍してもらうかをイメージしやすいでしょう。
さらに企業のコンセプトに共感しているという点もアピールしているので、より共感を得る志望動機となっています。
レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。
関連記事:志望動機のおすすめ例文10選!
まとめ
調理師の仕事内容は、単に調理をするだけではなく、さまざまな管理業務や仕入業務を行うなど多岐にわたります。
また調理のスキルも磨き続けなければならず、実力が問われる職種です。
厳しい現場であることは否めません。しかし、自分が作った料理で人を幸せにしたり、誰かに勇気を与えたりできることは、手応えを感じることができる仕事ではないでしょうか。
食事のスタイルが今後変わったとしても、「調理師」が不要になることはありません。
だからこそ、自分の進みたい目指したい道に合った企業を自分で見つけなければなりません。
企業ごとに違う特徴をしっかりと見定めるためにも、企業研究を念入りに行い、あなたの魅力が伝わるような志望動機を作りましょう。
志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:志望動機の書き方・例文
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