
ブライダルプランナーとは、文字通り結婚に関しての全般的なプランニングを行う、ウエディング全般のエキスパートです。
一般には「日祝日に休めない」「失敗が許されないハードな仕事」というマイナスイメージがありますが、接客サービス業のスキルが自然に身に付く仕事ともいえます。
また、人生でもっとも華やかな「結婚」というイベントを取り仕切る責任ある業務なので、やり終えたときの達成感は大きく、多くの人々から感謝されるやりがいのある仕事なのです。
ブライダルプランナーのトレンド
ブライダルプランナーのトレンドとしては、次の2点が挙げられます。
第1に、近年は結婚式や披露宴のあり方が時代の流れとともに大きく変容し、形式が多様化してきているということです。
また、地域によっても結婚式や披露宴の形態は異なるので、今では顧客に合った挙式を企画・提案するトータル・プランナーとしての役割が大きくなってきているのです。
そのために、ブライダルプランナーには豊富な知識と柔軟な対応力、そしてとっさの判断力も必要とされています。
第2は、ITリテラシーの重要性がブライダルプランナーにも及んでいることです。
昨今は、インターネットやSNSの普及により、結婚式の形態についてもさまざまな情報が広く伝播されている時代です。
ブライダルプランナーもSNSなどを積極的に活用し、情報収集に務める必要があります。
そして、それらの情報を取捨選択して仕事に活用するという企画力も求められるようになってきているのです。
挙式は一生に一度のイベントであるだけに、より良いプランニングによって満足度の高い仕事ができれば、ネットにおいて高評価が得られ、新規顧客の獲得に繋がるという構図です。
ブライダルプランナーで得られるスキル
ブライダルプランナーの経験を積むことで、以下のようなスキルを獲得できます。
接客およびコミュニケーション・スキル
サービス業では最も重要なのが接客マナーです。挙式の一切をトータルコーディネートするブライダルプランナーは、サービス業の中で最も厳しい接客態度が要求されます。
それだけに、経験を積むうちに自然とどこにでも通用する接客マナーとコミュニケーション・スキルが身に付きます。
他の業者との人脈形成
ブライダルプランナーの仕事は多岐にわたるため、仕事上で複数の業者との折衝があります。それがやがて「人脈」という個人の財産となって、将来の転職などにも役立ちます。
企画・立案・プレゼン資料作成のスキル
ブライダルプランナーの評価は「いかに顧客が納得できるプランを作成できるか」にあります。
企画力やプレゼン資料の作成能力は、仮に業種が変わっても活かせる大きなスキルとなって身に付いていくことでしょう。
ブライダルプランナーの仕事内容
ブライダルプランナーは実際にどのような仕事をしているのでしょうか?以下にその仕事内容を紹介します。
企画・営業
式場で勤務するブライダルプランナーは、原則「客待ち」状態ですが、少子化の現在、ただ待っているだけでなく、結婚適齢期の男女が集う場所にチラシなどを配布する営業活動も重要です。
チラシには、自身で企画した、できるだけ人目を引く内容の項目を盛り込みます。
会社にとっては新規顧客の獲得がなによりも大切で、営業活動を行うブライダルプランナーの貢献度はとても高いのです。
打合せ・提案
婚約中の二人は、挙式内容にはそれぞれの思い入れやさまざまな希望があります。
ブライダルプランナーは、新郎・新婦の要望をじっくりとヒアリングして、どのような式にするのか予算や人数も考慮した内容を提案します。
ここでは、ヒアリングと説得のスキルが大切で、顧客が納得できる提案をできることが次の顧客獲得のために重要なポイントとなります。
挙式の進行業務
挙式・披露宴のプランが決まると、挙式当日までのスケジュールを作成します。
式場の決定後は司会などのスタッフ・料理の手配、式場レイアウトの検討、案内状印刷の手配、新婦のドレスやヘアメイクの準備など、事前に行う項目に瑕疵がないように厳重にチェックしていきます。
そして挙式当日、ブライダルプランナーは挙式の総合プロデューサーとして分刻みのスケジュールをこなします。
これらをスケジュールどおり無難にこなすことがプロのブライダルプランナーとしての第一歩なのです。
アフターフォロー
挙式後も、内祝いや礼状、新婚旅行の報告など、いくつかの大事な仕事が残っています。
新郎新婦の親族や友人たちが数多く訪れる披露宴は、ブライダルプランナーにとっても晴れの舞台であり、重要な自己アピールの場です。
招待客に「自分もこんな披露宴にしたい」、「子供の挙式もこのように祝ってやりたい」と思ってもらえば、将来の顧客獲得につながります。
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ブライダルプランナーの志望動機を書く際のポイント
志望動機は、就活生を選ぶ企業の担当者に響く文章にすることが大切です。以下にそのポイントを挙げてみましょう。
なぜその職種か
企業の採用担当者が最も知りたいのは「なぜこの職種を選んだのか」という点です。自分がなぜブライダルプランナーを志望するのかを明確にして伝えましょう。
ブライダルプランナーでアピールすべき強み
自分の性格がどのような点でブライダルプランナーに適しているか、という自己アピールを強く打ち出しましょう。
例えば「私は、部活で運動部のマネージャーをしていた経験から、メンバーの世話をしたり、チームのスケジュールを立てたりすることが得意でした。
そのような性格がブライダルプランナーの仕事で生かせると思います」という具体的な記述があればベストです。
なぜその企業か
いくつかの企業を調べた上で、当社に決めた理由を書きます。入念に企業の下調べをしたことをアピールするのがよいでしょう。
例えば「御社のウェブサイトを見て、企業理念や多角的な事業を展開しておられる点に将来性を感じました」という風に、その企業が良いと感じた点を具体的に記述します。
その会社を選択した理由を採用担当者に明確に伝えることが重要なポイントです。
実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみてください。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
・「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」
ブライダルプランナーの志望動機のNG例
以下に志望動機のNG例文を示しています。どこがNGなのか、解説文をよく読んで参考にしてください。
私は人付き合いも好きな方だし、毎日ファッショナブルな環境で仕事できる点にもひかれ、就職はブライダルプランナーがいる企業を選ぶことにしました。入社後には、一生懸命がんばりますのでよろしくお願いします。
→志望動機が結婚式で見た印象だけというのがあまりにも安易過ぎます。
もっと仕事の内容を調べ「ブライダルプランナーの仕事は、◯◯だから自分の◯◯という性格に合っている」というように、読む相手が納得できる内容にしなければなりません。
また、「入社後に一生懸命がんばる」というのは当たり前のことであり、入社して自分はこうなりたい」という将来のビジョンを述べることが大切です。
ブライダルプランナーの志望動機の例文
以下は「志望動機として理想の書き方」の良い例文です。解説文とともに実際に書く際の参考にしてください。
その経験から、結婚という人生最高のセレモニーの場で人々に感動を与えるブライダルプランナーという仕事の素晴らしさに憧れを持つようになりました。そして、実際にブライダルプランナーの方から仕事内容や心構えを聞き、人から感謝される職業に就きたいと願っていた私にとって理想に近い職業だと確信しました。
就活にあたり、ブライダル関連企業を何社も調べ、ウエディングプロデュース業だけでなく、ウェディング・ハウス、ホテル、レストランなど幅広く事業展開されておられる御社が最もやりがいと将来性がある企業と思い志望した次第です。入社後は経験を積んだ上で、各式場を巡回する「トータル・ブライダルプランナー」になることを夢見ています。
→志望のきっかけはアルバイト先でブライダルプランナーと知り合ったことですが、なぜブライダルプランナーになりたいのかという自分の意思が明確に記されています。
仕事内容を把握し、その上で「人々に感動を与えたい」という純粋な思いを持っていることが伝わってきます。
そして、「将来はトータル・ブライダルプランナーになりたい」という、上昇志向も持っていることで「長く働いてくれそうな人材」との評価が得られそうな文章です。
レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。
関連記事:
「志望動機のおすすめ例文10選!」
まとめ
志望動機を書く前の段階で「ブライダルプランナーの仕事内容と職場」がどういうものか理解することが重要です。
その上で、自分が企業の求める人材であることを積極的にアピールすることを心がけましょう。
そして、企業の採用担当者に「会社に貢献できそうな人材だ」と思ってもらえるような文章にまとめることが大切です。
志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
「志望動機の書き方・例文」
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