「住友商事の強み・弱みは?」「どのような選考対策をすればいいの?」「会社の安定性や成長性はどうなの?」などと考えていませんか?
本記事では住友商事の事業や会社の強み・弱みなど、企業研究に役立つ情報を紹介していきます。
他にも内定を獲得するために知っておくべき”過去の選考情報”なども紹介していくので、企業研究に自信が持てない人や選考に不安を抱えている人は、確認してみてください。
また当サイトを運用している就職エージェントneoは内定支援実績が約40,000件にのぼり、就活における様々な悩みを日々解決しております。就活でお悩みのある方はお気軽にご相談ください。
総合商社業界のホットニュース
総合商社業界のトレンドとして注目されているのが非資源分野と事業経営への注力です。
下記では代表的な2つの動向について簡単に説明しています。
非資源分野への注力
これまでは石油や天然ガスといったエネルギー資源や金属資源を中心とした資源分野に関するビジネスに注力していました。
しかし、こうした資源分野のビジネスは資源価格や社会情勢に大きな影響を受けやすいというデメリットがあります。
そこで、各企業は食料品や機械、住宅、繊維、情報通信事業といった非資源分野へと力を入れ始めています。
もちろん非資源分野も社会情勢などの影響を受けますが、資源分野ほど不安定ではないというメリットがあります。また、非資源分野を事業ごとに分散して運営していけば、リスクを低減することもできるのです。
そのため、総合商社業界は近年非資源分野に力を入れています。その中でも住友商事はデジタル技術による社会課題の解決やビジネス変革の機会が増大し需要が拡大していると考えていることから、メディア・デジタル事業に力を入れています。
具体的には、スマートフォンの普及率が低いミャンマーにおいて、自社の持つノウハウを活かし通信面から生活の質の向上に務めていることなどが挙げられます。
事業経営への注力
近年、業界各社は事業投資だけでなく事業経営にも力を入れています。
これまでは経営資源に投資をしリターンを得るという事業投資に力を入れていましたが、最近では投資先の企業に経営人材を派遣したり経営人材を育成したりすることに力を入れています。
投資するだけではなく、うまく経営することでさらなる企業や事業の価値の向上を目指せるからです。
また、総合商社各社は企業・事業価値を上げるために人材の育成にも力を入れており、住友商事では「事業経営者養成塾」といった人材育成企画を設けています。
この人材育成企画は事業経営に必要な知識・スキルを習得することを目的に開催されました。第1期生には、各現場の第一線で活躍する40歳代を中心とした29人が選抜され、将来の事業経営人材候補として半年間のプログラムが実施されたそうです。
また住友商事の人材育成についての詳しい内容はこちらも合わせてご確認ください。
参照元:住友商事 人材育成総合商社業界のビジネスモデルなどさらに知見を広げたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【業界研究】総合商社業界の動向4選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介
データで見る住友商事の企業研究
ここでは、企業研究で見るべき事業内容や業績について紹介します。さらにSWOT分析という企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法についても紹介するので、見てみましょう。
住友商事の企業概要
住友商事の企業概要について紹介するので、以下の情報を参考に企業選択をする手段の1つとしてご利用ください。
設立年月日 :1919年12月24日
資本金 :2199億円(2022年3月31日時点)
代表者 :代表取締役 社長執行役員 CEO 兵頭 誠之
従業員数 :5,150人(提出会社) 74,253名(連結)(2022年3月31日時点)
平均年齢 :43.1歳(提出会社)(2022年3月31日時点)
平均勤続年数:18年6ヶ月(提出会社)(2022年3月31日時点)
平均年間給与:14,063,292円(提出会社)(2022年3月31日時点)
福利厚生 :テレワーク制度、スーパーフレックス制度、、短時間勤務制度、配偶者出産休暇、健康経営プログラムの提供、カウンセリングセンターの利用、新宿サミットクラブ(会食用施設)の利用など
・住友商事 会社概要
・2021年度有価証券報告書
・2020年度有価証券報告書
・リクナビ
住友商事の事業内容
住友商事では主に6つの事業分野を根幹にしています。
以下ではそれぞれの事業について紹介しています。
金属事業
住友商事では鋼材・鋼管・輸送機材など、幅広く金属製品を取り扱っています。
これらの金属製品は自動車や船舶、航空機、家電、地熱・風力発電インフラなど私たちの生活に密接にかかわるものに使用されています。
さらには二酸化炭素の排出を削減する製品やサービスを提供することで脱炭素化社会への実現にも取り組んでいることが特徴です。
輸送機・建機事業
輸送機・建機事業では、船舶ビジネスや航空宇宙ビジネスだけでなく航空機・エンジンリース事業も展開しています。
また、製造・販売・流通をグローバルに展開する自動車分野やインフラ建設・鉱山開発に寄与するためのサービス及び機材のレンタル事業を展開する建設機械分野なども展開しています。
インフラ事業
インフラ事業では、様々な分野において事業を展開しており、社会インフラ分野や電力インフラ分野、物流・保険インフラなどを展開しています。
社会インフラ分野では、国内における電力小売事業や水事業などに注力し、電力インフラ分野では、次世代の電力ビジネス開発などに取り組んでいます。
また、物流・保険分野では、総合物流事業や物流支援、各種保険手配・保険商品の開発などを行っています。
メディア・デジタル事業
メディア分野では、日本最大のケーブルテレビ事業であるJ:COMや5G関連事業などに取り組んでおり、収益基盤の強化を進めています。
デジタル分野では社内外のデジタル人材を集結させ、住友商事グループ全体のDX化を加速させています。
その他にも、ミャンマーおよびエチオピアでの携帯通信事業なども行っています。
生活・不動産事業
生活に関わるリテイル・ヘルスケア分野ではドラッグストアなどのヘルスケア事業などを展開し、食料分野では、生鮮流通・加工事業の拡大や食品原料事業の基盤作りにも注力しています。
また、不動産事業では、国内での商業施設や住宅の開発、不動産投資事業のみならず、米国やアメリカを中心とした海外事業にも取り組んでいます。
資源・化学品事業
あらゆる産業の基礎となる貴重な鉱物・エネルギー資源を確保し、多様なビジネスを展開しています。
また、基礎化学品、電子材ではトレードと製造の両輪体制により、高度化する顧客のニーズに対応しているのも特徴です。
また、高い専門性とグローバルな事業展開をすることで豊かな暮らしの基盤作りにも貢献しています。
住友商事の業績
次に、過去3年間における住友商事の売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介します。
h4 住友商事の売上高および経常利益
以下は、住友商事の売上高と経常利益をまとめたグラフとなります。
*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成
売上高とは、営業活動として商品やサービスを提供した際に、対価として受け取った販売額のことを指します。
そして営業利益とは、販売した商品の「売上高」から「売上にかかったコスト」を差し引いた残りのもののことを指します。営業利益が大きいほど優良企業だとされています。
住友商事の売上高、経常利益は2019年から減少傾向にあり、コロナウイルスの感染拡大によって大きな影響を受けていることが分かります。
住友商事のSWOT分析
以下にて、SWOT分析というフレームワークを活用して、住友商事の事業環境を分析していきましょう。
SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析する手法です。
この分析により、企業の置かれた状況を客観的に俯瞰して見ることができ、将来性のある企業かどうかを判断することが可能になります。
・幅広い領域での事業展開
・各事業における収益性が高い
【弱み】
・他の総合商社のように圧倒的なシェアを得ている事業がない
【機会】
・DX化の推進
・途上国におけるインフラ開発
・気候変動問題への取り組み
【脅威】
・社会情勢に影響を受けやすい
・コロナによる市場の急激な変化
*就職エージェントneoが独自で作成したSWOT分析になります
企業研究をしっかり行っている学生でも、SWOT分析まできちんと行えている学生は多くいません。
そのため上記の分析内容を自分なりに理解し、志望動機や逆質問などで活用できると、他学生と差別化が出来る可能性があるでしょう。
参照元: 住友商事 新中期経営企画住友商事の本選考対策
ここでは、住友商事の本選考対策について紹介していきます。
過去の情報によると住友商事では、下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変更されている恐れもありますので、予めご了承ください。
「Webテスト→ES→1次面接→2次面接→3次面接→最終面接」
以下で実際に住友商事のESと面接で問われた内容を紹介していきます。本選考対策として、ぜひご活用ください。
webテスト
webテストは会場受験型か自宅受験かを選択できるようになっています。
またテスト形式はGABで、内容は言語、非言語、英語が出題されています。
このwebテストを通過しないとESは提出できません。
エントリーシート(ES)
先述しましたが、住友商事のエントリーシートはwebテストを通過しないと提出できないようになっています。
また、内容も『面接で話したいトピックを5つ40字以内で記入してください』という質問のみです。
トピックは5つあるため、自己PRやガクチカ、志望動機、将来の夢などバランスよく書いた方がより多くのアピールができる可能性があります。
面接
面接は1次、2次、3次、最終の4回行われています。
特徴としては、どれも30分程度の時間で行われていることです。
下記にて、住友商事の各面接においてどのような質問があるのかについて紹介します。人によっては、質問の内容が異なることもあるので、参考程度に見ておきましょう。
1次面接ではESの内容に関する質問を中心に集団面接が行われています。 上記の出題例はあくまで過去の一例であるため、必ず自己分析や企業分析などを行って準備をしておきましょう。 2次面接でもESに関する深堀りなどは行われますが、『理不尽なことをされた経験は?』というようなその場で考える必要のある質問を投げかけられることもあります。 上記の出題例はあくまで過去の一例であるため、必ず自己分析や企業分析などを行って準備をしておきましょう。 3次面接では、面接前に500文字以内の小論文を書きます。そして、書いた後に面接が実施されます。 年次によって質問内容が異なってくる場合もあるので、選考前は最新の情報を各サイトから確認して情報収集しておいてください。 最終面接では通常の面接に加えて意思確認が行われています。 年次によって質問内容が異なってくる場合もあるので、選考前は最新の情報を各サイトから確認して情報収集しておいてください。 ここでは、住友商事の財務状況を「会社の安定性を図る指標」「会社の成長性を図る指標」の2つの観点から説明していきます。 まずは、会社の安定性を図る指標である「流動比率」について紹介します。 「流動比率」とは会社の安全性を測る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期的観点から企業の安定性を判断できます。以下の公式により流動比率の算出が可能です。 「流動比率=流動資産÷流動負債×100」 住友商事の流動比率は以下のようになりました。 流動比率=4,645,483÷3,076,790×100%=150.98% *住友商事の財務諸表(貸借対照表)の流動資産合計と流動負債合計より就職エージェントneoが独自に計算 流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。 この流動比率を計算することで会社にどれだけすぐに現金化できる資産があるかがわかり、流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。 ちなみに流動比率はあくまで簡易的に会社の安定性を判断する指標であるため、流動比率が低いからといって住友商事が破産することを示唆するものではありません。 続いて、会社の成長性を図る指標である「売上高」「純利益」「純利益率」について紹介します。 上記の表は住友商事の直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。 ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。 本記事では、住友商事の企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか。 企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することはできません。 ぜひ本記事を参考にし、住友商事への理解を深め、内定までの一歩を踏み出してください。 就職エージェントneoでは、専属のキャリアアドバイザーがあなたの悩みに応じたアドバイスを行っています。 もし「うまく情報収集できない!」「まとめられない!」などの不安を抱えている人は、1人で悩まず就活のプロである就職エージェントneoにご相談ください。 就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、各人の就活状況や人柄を把握した上で、希望や適正に合致した企業の求人情報を紹介してくれるサービスを提供しております。 何千人もの就活生を見てきた就活のプロがあなたに合ったアドバイスをしてくれるのが特徴と言えます。 (1)個別面談(就活相談) (2)企業紹介 (3)履歴書・ESアドバイス (4)面接アドバイス 内定支援実績約45,000件を誇る就職エージェントneoの専属アドバイザーがあなたが内定を獲得するまで最後まで伴走をしてくれます。 また、サイト登録をすることであなたに適した未公開求人も紹介してくれるためさらに内定の確率がアップします。 とはいえ、「就職エージェントってなんか不安だな」と思われるかもしれません。ですが、仮にキャリアセンターに相談をしても、紹介できる求人数に限りがある場合もあります。 求人数が少ないと、あなたの本来の目的である「内定の獲得」を果たすことは難しい可能性が高いです。 一方で、就職エージェントneoならば多数の求人の紹介・就活の相談を同時に受けることが可能です。このサービスに登録することで、ご自身の人生を変えるキッカケを得ることができるのです。 このまま何も行動を起こさなければ、ご自身の納得のいく企業に内定をもらうことができないかもれません。たった1分の行動が「納得内定」へのキッカケになるでしょう。 本記事を読んで「就活エージェントに相談したい」「効率的な就活がしたい」という方は、ぜひ就職エージェントneoをご利用ください。
面接官:1~3
時間 :30分程度
・ガクチカ
・志望動機
・就活の軸
・気になるニューズ
・挫折経験
・最近楽しかったこと
・大切にしている価値観 など
面接官:1~3
時間 :30分程度
・自己紹介
・ガクチカ
・志望動機
・なぜ総合商社なのか
・なぜ住友商事なのか
・気になるニュース
・強みはどのような経験から生まれたのか
・理不尽なことをされた経験
・将来どのような社会人になりたいのか
・住友商事で叶えたい夢は何か
・ESG経営についてどう思うか
・逆質問 など
面接官:1
時間 :30分程度
・ガクチカ
・1次・2次で話していないガクチカ
・小学校から高校までで行ったこととその深堀り
・人生のターニングポイントに関して
・志望動機
・なぜ総合商社なのか
・なぜ住友商事なのか
・他社の選考状況
・他の総合商社の印象
・総合商社の志望順位
・現在の就活制度で理不尽に感じること
・逆質問 など
面接官:1~2
時間 :10~30分程度
・ガクチカ
・内定を承諾するか
・正直な志望度
・他社の選考の状況
・逆質問 など住友商事の財務状況
”安定性”を図る指標
住友商事の流動比率
”成長性”を図る指標
まとめ
就職エージェントneoの紹介
各人の抱える就活の悩みを相談することができます。
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