ガスは電力同様に人々の生活に欠かせないものです。「縁の下の力持ちとして人々の生活を支えたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そんなガス業界ですが、世界中で環境保護が促進されていることを踏まえ、「脱炭素化」「メタネーション」事業を展開するなど「変革の時期」に差し掛かっています。
また、以前までは一部の都市ガス会社が独占的に供給・販売をしていましたが、「ガス小売全面自由化」によって新規参入が可能となり、消費者自身でガス会社を自由に選べるようになりました。
本記事では、動向や仕組みについて紹介するだけでなく「各社の特徴は?」「将来性はあるの?」という人に向けて、ガス業界のビジネスモデルや動向、そして評価される志望動機と自己PRの書き方についてもわかりやすく解説していきます。
またガス業界の売上や利益、年収、従業員数、勤続年数をランキングで紹介しています。ビジネス規模や働きやすさ等がわかるので、確認してみましょう。
ガス業界の仕組み
都市ガスの主原料である天然ガスのほとんどが海外から「LNG(液化天然ガス)」の状態で輸入されます。LNGは「ガス会社」の保有するタンクに一旦貯蔵され、その後気化・熱量調整・付臭などが施されることで「都市ガス」となります。
それらを「消費者」に提供・販売、そして販売後の器具の点検・管理までがガス会社の仕事です。(図の青枠部分)
なお、生産方法と提供方法はガスの種類によって異なるため、次にガスの種類とその違いについて紹介します。
ガスの種類
一般的に使われるガスには、大きく2種類「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」があります。生産・供給・販売を行うという点に違いはありませんが、製造方法と提供方法に大きな違いがあります。
都市ガスは、メタンを主成分とする天然ガスが原料であり、気化させたものを導管を通して各家庭へ送っています。
一方、プロパンガスはプロパン・ブタンを主成分とし、液化したプロパンガスをボンベに詰め、各家庭へと輸送します。
【都市ガス】
【プロパンガス(LPガス)】
主なガス会社の紹介
ガス業界は、業界全体の売上高のうち7割を大手2社が占めています。ここでは、業界売上高の上位3社を従業員数や売上高を踏まえて紹介します。
東京ガス
●創立年月日 1885年10月1日
●従業員数 5,958人(2022年3月末時点)
●売上高 21,451億円(2021年)
東京ガス株式会社はガス業界で1番の売上高を誇る業界最大手の企業です。人口の密集している首都圏へのガス供給を行っているため、非常に大きな業績規模になっています。
電力業界への参入も積極的に行っており、最近では電気とガスのセットでの販売を行っています。
大阪ガス
●創立年月日 1897年4月10日
●従業委員数 3,189名(2022年3月末時点)
●売上高 1兆5868億円(2022年3月末)
大阪ガス株式会社は東京ガスに次ぐ業界最大規模の企業です。業界全体の売上高のおよそ7割を東京ガスと大阪ガスの2社で占めるほど圧倒的なシェア率となっています。
ガス事業の他に、「みんなの食ナビ」といった料理のポータルサイトを手掛けており、クッキングスクールを開くなど顧客との距離が近いのも特徴です。
h4:東邦ガス
●設立年月日 1922年6月26日
●従業員数 2,702人
●売上高 5153億(2021年)
東邦ガス株式会社は、上記で説明した大手2社には劣るものの、ガス業界の3番手に位置しています。東邦は本社を名古屋に構えており、愛知・岐阜・三重を主な供給地域としています。
ガス業界特有の職種
ガス業界は主に、生産・供給・販売・管理の役割を担っています。ここでは代表的な職種を4つ紹介します。他にも多くの職種が存在するため、各企業の新卒採用ページ等で確認しておきましょう。
開発
開発は、現場で使われる機器やシステムの開発が主な仕事です。具体的には、ガスの漏洩検査を行う際に使用する小型の自動走行ロボット、現場の撮影をするウェアラブル端末などの開発です。
既存の技術のアップデートやAIやIoTなどの最先端技術を活用することで作業を効率化しています。
原料調達
上記で説明した通り、都市ガスの主原料である天然ガスのほとんどが海外から「LNG(液化天然ガス)」の状態で輸入されます。
原料調達の主な仕事は、LNGを中心とした原料の安定かつ安価な調達を実現させることです。
パイプライン
先ほど、都市ガスは道路の地下に埋められている導管(本支管)を通して消費者に届けられているとお伝えしました。パイプラインの主な仕事は、この導管を道路に配管する工事を行うことです。
工事の施工前には、工事に関する段取りや下準備、行政への許可取りなどを行い、施工中には安全確認や工程管理、品質管理など工事全体の指揮をとります。
管理
ガス会社における管理の仕事は大きく2つに分けられます。1つ目は、ガスの原料であるLNGが輸入され、気化圧送や熱量調整が行われる「生産」部分での管理です。
ここではLNGを都市ガスへと加工する際に使用する設備や機器にガス漏れや異常がないかなどを確認し、適切に管理するのが主な仕事です。
2つ目は都市ガスを消費者に「供給」する部分での管理になります。これは、消費者にガスを提供する際に利用する導管・設備の管理をする仕事と、学校や病院、大型商業設備などの敷地内に配置されているガス設備の漏洩検査を行う仕事に分けられます。
ガス業界の動向
ここではガス業界の動向を4点紹介していきます。それぞれ以下のトピックスについて紹介しているので、確認しておきましょう。
■全面自由化に伴うガス業界の変化
■ガス業界のM&A
■2050年脱炭素社会の実現へ
まず動向を学ぶ前にガス業界について数字で見てみましょう。
ガスは生きていく上でなくてはならない物の1つであるため、業界の市場規模は非常に大きいです。ただ、近年ではガスを使用しない「オール電化(※)」の促進や再生可能エネルギーが普及したため、伸び率は減少傾向にあります。
※オール電化とは、調理・空調・電気・急騰などの熱源を全て電気で賄うことを指します。
参照元:業界動向サーチ/業界ごとの合計、または平均を項目ごとにランキング(対象企業17社)※2023年1月26日作成時点ガス業界の売上推移
ここでは2010年から2021年までのガス販売量の推移をグラフで紹介します。
参照元:経済産業省 資源エネルギー庁/ガス事業生産動態統計調査2021年の都市ガスの販売量は前年比4.1%増の1兆6,984億メガジュール(MJ)でした。2017年~2020年まで減少が続いていましたが、2021年には4年ぶりの増加が見られました。
この原因として、新型コロナウイルスの感染拡大によって経済活動が停滞したものの、2021年には行動制限が緩和され、それに伴い工業用ガスの需要が増加したことが主な原因と考えられます。
一方で、行動制限の緩和によって巣ごもり需要は縮小したため、家庭用ガスの需要は減少しています。また、コロナ禍での生活習慣の変化によって、飲食店などの需要は行動制限の緩和後も完全に回復しておらず、それに付随して商業用ガスの需要も伸び悩んでいます。
h3:全面自由化に伴うガス業界の変化
ここでは、最近実施された「全面自由化」とそれによって業界がどのように変化したのかを簡単に説明します。
ガスの全面自由化とは?
2016年に行われた電力の自由化に続いて、ガス業界でも2017年から都市ガスの全面自由化がスタートしました。(プロパンガスは以前から自由化されています)
都市ガスの全面自由化とは、これまで独占されていた「ガス販売」への企業の参入が自由化され、消費者も自分でガス会社を選べるようになったという制度です。
ガス自由化の最大のメリットは、利用者が多様な料金メニューから選択できるようになり、ガス料金の抑制が期待できるという点です。
というのもガスの自由化によって異業種からの参入が促されると、1人でも多くの顧客を獲得するために「他社よりも安くしよう」という企業間の競争が行われます。
そのためガスの自由化は料金を最大限抑制できることに加えて、利用者の選択肢を増やすことができると期待されています。
他にも、電力会社がガス業界に参入したことで、「ガスと電気のセット割引」といった新しいサービスも誕生しました。ガスの自由化は人々の生活に合ったガスの供給を可能にしたといえるでしょう。
導管分離の実施
従来、各事業所がそれぞれ特定のガス導管を維持・管理しており、自社の導管を使って消費者へと供給されていました。
「主なガス会社の紹介」でも説明した通り、ガス業界は極端に寡占が進んだ業界であるため、大手3社の東京ガス・大阪ガス・東邦ガスが市場の約7割の導管を保有している状態が続いていました。
自由化以前は問題ありませんでしたが、全面自由化に伴い異業種からの参入が可能になったことで、「新規事業者が使用できる導管がない」ということが問題となったのです。
そこで、ガス導管の整備・管理から小売りまでを一貫して手掛けてきた大手の都市ガス会社から、ガスを運ぶ導管部門を「分離」させて別会社化させる「導管分離」を行うことが決定しました。
事業を分別することにより、新規参入の促進、徹底した管理の実現、そして競合する企業の中立性を確保することを目的としています。
導管はエリアごとに異なる事業者が設置しており、また相互に繋がっていないケースが多いため導管分離は複雑で難しいと言われていましたが、全面自由化から5年後の2022年に初めて導管分離が行われました。
ガス業界のM&A
電力・都市ガスの相次ぐ自由化のあおりを受け、以前から自由化されていたプロパンガスの市場が減少傾向にあります。
そこで、市場規模減少の対策に加えて、後継者不足・ガス配送ドライバーや点検員の不足を解決するためにM&Aが積極的に実施されています。
今回は、ガス業界内のM&Aと異業種とのM&Aの2つに分けて紹介します。
業界内のM&A
2019年4月、国内3位のガス会社である株式会社東邦ガスがヤマサホールディングスの傘下LPガス事業子会社の経営統括を行っている株式会社ヤマサの全株式を取得し、ヤマサとその子会社を子会社化しました。
ヤマサグループは、LPガスなどのエネルギー事業に加えて、人々の暮らしをサポートする事業や地域に密着した事業を展開する会社です。
東邦ガスは2019年度の事業計画において「LPガス事業の強化」を目標として掲げており、その戦略の1つとしてヤマサとのM&Aが行われました。
異業種とのM&A
2018年5月、株式会社ミツウロコグループホールディングスは、自社の子会社である株式会社ミツウロコヴェッセルを通して、株式会社サンユウの全株式を取得しました。
ミツウロコグループはエネルギー事業のみならず、健康・スポーツ事業や飲食事業など多岐に渡って事業を展開する会社です。一方、サンユウは太陽光・蓄電池・省エネ設備機器の販売施工を20年近く行う会社です。
そこで、ミツウロコグループがサンユウを子会社化することで、ミツウロコとサンユウが持っている双方の販売ネットワークを活用できるだけではなく、販売チャネルを拡大し、エネルギー事業に限らず様々な分野とのシナジー効果が期待されています。
2050年脱炭素化社会の実現へ
世界各国で気候変動への取り組みが課題となっており、ガス業界では2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」(CO2排出量収支の実質ゼロ)を目指すことを宣言しています。そこで、ガス業界全体で以下の取り組みが積極的に行われています。
メタネーションの導入
CO2から都市ガス原料の主成分であるメタンを合成することを指します。これによって合成されたメタンは「カーボンニュートラルメタン」もしくは「合成メタン」と呼ばれます。合成メタンを利用することで排出されるCO2と回収されたCO2が相殺されるため、大気中のCO2とが増加しない仕組みです。
また、合成メタンは既存のインフラ・設備を活用できることから社会コストも削減でき、効率的な脱炭素化手段として大きなポテンシャルがあると考えられています。
参照元:日本ガス協会/「メタネーションとは」ガスコージェネレーションシステムの導入
ガスコージェネレーションシステム (CGS: Co-Generation System)は、クリーンな都市ガスを燃料として、必要な場所で「電気」と「熱」を作るシステムです。従来のシステムで問題とされていた送電ロスもなく、発電と同時に発生する熱を有効利用できるため高エネルギー効率が実現でき、CO₂排出量を約1/3削減することができます。
さらに、必要に応じて発電・停止ができるため、天候の影響を受けやすい再生可能エネルギーを補完することができます。
参照元:東京ガス/「ガスコージェネレーションシステム」
日本ガス協会/「Go!ガステナブル
ガス業界の動向を知ることは選考を突破するために必要です。
そのため「志望業界についてもっと知りたい」「選考の通過率を上げたい」という方は、ぜひ就職エージェントneoを利用してみてください。
ガス業界の求める人物像
ガス業界の仕事には生産・供給・販売と様々な職種が存在し、それぞれで求められる人材は異なります。しかし、円滑なコミュニケーションはどの業界・職種であっても仕事の効率性と生産性を高めるため、ガス業界においても必須となってくるでしょう。
エネルギーの自由化による付加価値型の競争やデジタル化社会による暮らしや仕事の変化、そして2050年の脱炭素化社会実現という目標に向かって業界全体で環境対策に取り組むなど、ガス業界は新たな変革の時代にいると言えます。
そこで、多くの企業では現状に満足せず自分からアクションを起こすことのできる「チャレンジ精神」や、自ら課題を見つけ周囲を巻き込みながら行動する「自走力」のある人を求めています。
さらには「人々の快適な暮らしを支えたい」「社会や誰かの役に立ちたい」という想いをもち、それをアクションに移すことのできる行動力や貢献意欲があることも重要です。
ガス業界で評価される自己PRの書き方
自己PRを書く際は基本的に「強み⇨エピソード⇨結果・学んだこと⇨入社後どう活躍できるか」の順番で書きます。
(1) 結論
自己PRを書く際は最初に「私は○○することができます」といったように自分の長所を端的に述べます。
その際、ガス業界や自身が希望する企業の求める人物像に合わせ「チャレンジ精神旺盛」や「貢献意欲が高い」といった長所を選ぶようにしましょう。
このように最初に結論を述べ面接官に今から何の話をするのか伝えることで、聞き手側も話が入りやすくなります。
そのため、自己PRをする際は結論として、まず長所を伝えるようにしましょう。
(2) エピソード
長所を伝えたら、実際にその長所があることを証明できるエピソードを交えます。理由としては、企業は、課題・目標やそれに対する行動を通してその人の人柄や価値観を判断しているためです。
以下で「貢献意欲が高い」という長所を選んだ場合の例を紹介します。
個別指導塾のアルバイトで担当生徒を志望校合格に導きました。
自身の受験経験を他者に還元することで「受験」という大きな挑戦を支えたいと思いこのアルバイトを始めました。しかし、生徒の成績が伸び悩んでいるという課題があったため、私はその原因を探るために、生徒や保護者との面談を重ねました。その中で、生徒が「自習時の勉強の仕方が分からない」という悩みを抱えていることに気が付きました。そこで私は2つのことに取り組みました。1つ目は一日の勉強スケジュールの作成です。毎日の勉強計画を一緒に立てることで計画的な勉強習慣を身につけるように指導しました。2つ目は、具体的な勉強法の指導です。各科目の予復習の方法、問題集への取組み方などを具体的に指導することで、自習時の勉強効率の改善を図りました。
(3) 結果・学んだこと
エピソードの次は、自分がとった行動によってどのような結果になったか、この経験を通して何を学んだのかについても書きます。
また結果を書く際は定量的に伝えることで、よりイメージしやすい自己PRを作成することができるため「〇〇というアイディアを出し実践したところ、売上を40%上げることができた」など、数字を用いてアピールしてみましょう。
(4) 入社後どう活躍できるか
企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を求めています。つまり、面接官にこの学生は「自社で活躍する素養がある」と思わせることが大事です。
そのためには繰り返しになりますが、企業が求める人物像を把握しておく必要があります。業界研究・企業研究を通してどのような強みをアピールするのか考えておきましょう。
ガス業界で評価される志望動機の書き方
ガス業界の志望動機を書く際は「なぜガス業界なのか」「なぜその会社なのか」をしっかりと深堀りしておくことが必要です。「社会に貢献したいから」という理由だけでは足りません。
「お客様に合ったサービスを提供することで生活を支えたい」「新たなエネルギーを有効活用することで地球環境問題の改善に貢献したい」など、様々な理由が考えられますが、どのような理由を伝える場合もガス業界でしか実現できないという点をしっかりとアピールしましょう。
例えば大阪ガスは創業から125年を迎える業界大手の企業です。「暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループ」を目指すべき姿とし、お客さまの価値創造を第一に考えています。
大阪ガスは一般社団法人CRM協議会によって選定される「2022CRM(※)ベストプラクティス賞」を受賞しています。これは、「お客様中心のCRM」が実践されていると評価された企業に授与されるものであり、大阪ガスは今回が4度目の受賞となります。
志望動機は、上記のような企業ごとの特徴や強みを把握した上で作成することを意識しましょう。
ガス業界の志望動機の例文を見てレベル感を掴みたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:ガス業界の志望動機の書き方と例文~東京ガスなど3社の選考通過ESを公開~
また「志望企業に評価される自己PR・志望動機の書き方が知りたい」「選考通過率を上げたい」という方は、就職エージェントneoを利用してみてください。
ガス業界ランキング
ここではガス業界のランキングを「業績」と「社内環境」に分けて紹介します。
ガス業界の業績ランキング
参照元:業界動向サーチ/ガス業界の業績ランキング(2021-22年)は上記企業の有価証券報告書に基づき作成しています。ランキングは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。また企業名にあるホールディングスを「HD」と省略しています。(※2023年1月時点)
売上高及び経営利益については1位が東京ガス、2位が大阪ガス、3位が東邦ガスです。
売上や利益、利益率をチェックした方が良い理由は、以下の2点です。
売上は企業の財務力、ビジネスの規模を表しています。つまり売上が高い企業の方が行っているビジネスの規模が大きいということです。
またA社とB社が同じ利益の場合、売上が大きい企業の方が金融機関からの融資を受けやすいとされているため、売上を見ることで企業の資金調達力もチェックすることができます。
次に利益、利益率は企業が行っているビジネスの成否を示しています。そのビジネスによる付加価値がどれくらいあるかを測る指標です。
つまり利益がほとんど出ていなかったり、赤字だとビジネスに何らかの問題があるということになります。
ただし、このランキングだけでなく、成長率も大事であるため各企業の過去についても振り返っていきましょう。
ガス業界の社内環境ランキング
参照元:業界動向サーチ/ガス業界の社内環境ランキング(2021-22年)は上記企業の有価証券報告書に基づき作成しています。ランキングは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。また企業名にあるホールディングスを「HD」と省略しています。(※2023年1月時点)
平均年収は1位がK&Oエナジーグループ、2位が東京ガス、3位が静岡ガス、そして勤続年数は1位が静岡ガス、2位が京葉瓦斯、3位が四国ガスでした。
勤続年数が長いということは定着率が高いということになります。一概には言えませんが、定着率が高い会社は良い会社である可能性が高いです。
また従業員数が多い会社は多様な人と関わり合うことができるというメリットがあります。
しかし多いと自分の意見が通りにくい場合もあるというデメリットもあるため、自分にとってどの環境が合っているのか考えてみましょう。
まとめ
本記事ではガス業界について紹介してきました。ガス業界は全体像が複雑かつ専門用語も多いため理解するのに時間がかかる業界の1つです。
繰り返しになりますが、エネルギーの自由化による付加価値型の競争、デジタル化社会による暮らしや仕事の変化、そして2050年の脱炭素化社会実現という目標に向かって業界全体で環境対策に取り組むなど、ガス業界は新たな変革の時代の入り口に立っています。
今後はさらに多様化するニーズに対して柔軟に対応し、地球環境にもプラスとなる新たなサービスや取り組みが期待されます。
動向について理解ができた人は、自分のキャリアややりたいことにも目を向けてみましょう。自分の言葉で話せるようにしておくことで、面接で説得力を増すことができます。
●ガス業界の仕組み
海外から原料を調達・生産し、それを消費者に供給・販売・管理までするビジネスモデル
・ガスの種類
種類(1):都市ガス
種類(2):プロパンガス(LPガス)
●ガス業界特有の職種
職種(1):開発
職種(2):原料調達
職種(3):パイプライン
職種(4):管理
●ガス業界の動向
動向(1):ガス業界の売上推移
動向(2):全面自由化に伴うガス業界の変化
・ガスの全面自由化とは?
・導管分離の実施
動向(3):ガス業界のM&A
・業界内のM&A
・異業種とのM&A
動向(4):2050年脱炭素化社会の実現へ
・メタネーションの導入
・ガスコージェネレーションシステムの導入
●ガス業界の求める人物像
・チャレンジ精神のある人
・自走力のある人
・貢献意欲のある人
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