素材 志望動機の書き方・例文

素材業界の志望動機の書き方と例文~選考通過ESを公開~

素材業界は私たちの生活を支える重要な業界です。また業種の幅も広いため、内定を獲得するためには、各業種ごとの仕事内容や特徴などを把握した上で志望動機を作成する必要があります。本記事を読んで志望動機の例文を参考に書き方のコツを掴みましょう。

素材業界の特徴

この章ではエネルギー業界の動向や業種、職種についてわかりやすく解説していきます。

素材業界の動向

素材業界は資源を海外から輸入しているため、資源の原価が高ければそれだけコストがかかり、輸出先の状況によっては必要な量が手に入らないことがあります。

反対に資源は入手できても、供給先の業界の景気によって素材の需要が減少してしまい、十分な利益を得ることができないこともあります。

つまり素材業界は景気や他業界の業績によって左右されやすい業界であると言えます。

また、素材業界には他社に技術やノウハウを取られにくいという特徴があります。例えば車の作り方はわかっても、車を作るために必要な部品を真似して作ることはできないということです。そういった面からみると、素材業界は普遍的に需要が存在する業界であると言うことができます。

■数字で見る素材業界の現状

ガラス業界

繊維業界

化学業界

鉄鋼業界

非鉄金属業界

参照元:業界動向サーチ/全136業界の業界ごとの合計、または平均を項目ごとにランキング。ガラス業界12社、繊維業界44社、化学業界194社、鉄鋼業界47社、非鉄金属業界40社が対象(2018-19年)

素材業界の業種

様々な業種の中でどの業種を選ぶべきか、特徴と差別化ポイントを勉強しておきましょう。

ガラス

ガラス業界では建物の窓や、テレビなどの液晶用ガラスを作っています。日本のガラス業界は世界でトップクラスのシェアを誇っていると言われています。

2007年までは自動車向けガラスや薄型テレビ用のガラスの需要が増え続けていたため、景気が良い業界でした。2009年の金融危機の影響により下降トレンドに転じたものの、世界経済の回復やスマートフォンの流行に伴い、ガラス業界の業績は回復傾向にあります。

ガラスは日常生活に欠かせないものであるため、今後も製品や業界がなくなることはないでしょう。

繊維

繊維業界では合成繊維や天然繊維の開発・製造を行い、自動車や住宅、衣料品など様々な分野で使用されています。

日本はかつて国内生産50%を超えていましたが、中国企業の急激な成長により、国内の衣料品繊維の需要が減少しました。

しかし、紙おむつやマスクなどに使われる産業用の繊維にシフトチェンジを行った結果、国内外で需要が高まり、業界全体が成長し続けています。

化学

化学業界はゴムや樹脂、サランラップなどの素材を製造しています。例えばサランラップであれば、石油を精製する際に出るナフサという原料を分解し、分解した際に出たエチレンという基礎化学品を二次処理することで、サランラップの素材となる「ポリ塩化ビニリデン」を製造します。
そのような素材を各メーカーに販売することで利益を上げています。

日本の化学業界は世界シェアNo.1の素材を生産している企業が多々あるため、独自で開発した製品で世界シェアを独占する戦略をとり、成長曲線の中にあります。

鉄鋼

鉄鋼業界は、を加工して作った鋼板などを自動車や建築、家電などの業界に提供しています。

オリンピックに向け建設関連の投資が活発化したことから、業績が一時は回復しましたが、中国などのメーカーが生産能力を強化し、海外での競争が激化したことにより、再び業績がマイナスに転じています。それに対し、日本の鉄鋼業界は海外メーカーと協力し、世界展開を活発化させています。

非鉄金属

非鉄金属業界は非鉄と呼ばれる銅やニッケル、アルミなどの鉄以外の金属を取り扱っている業界であり、自動車メーカーや住宅メーカーなどの企業に製品を提供しています。しかしこれらの資源には限りが有り、また環境への影響もあるため、リサイクル事業への取り組みも注目されています。

非鉄金属業界は国内事業の縮小に伴い、産業全体の戦略としてグローバル化を推し進めている点も特徴です。

素材業界の職種

職種によって業務内容も異なってくるため、自分がやりたいことは何なのか、キャリア形成のイメージをある程度もって入社する必要があります。

ガラス

営業

営業は自社で開発した製品をメーカーに販売する仕事です。ただ販売するだけでなく、新商品の企画に携わることもあるため、常に各業界の展望をチェックしたり、クライアントと良好な関係を築き、メーカーの本当のニーズを収集する必要があります。

また、多くの企業は海外にも事業を展開させていこうとしているため、国内のみならず海外のメーカーなどにも自社製品の売り込みを行います。

製造

製造の仕事内容は製造工程の管理、設備の操作及びメンテナンス、システムの最適化などです。

製造過程の設計や管理は品質や生産量に大きな影響を与えるため、非常に重要な役割となります。また、企業によって異なりますが、電気や機械についての専門的な知識が必要なケースもあります。

研究開発

研究開発ではガラス素材や製造装置の研究や開発、機密加工や複合化、結晶化など多様なテストや設計をしています。その他にもメーカーから受けたオーダー対応や、製品の提案も行っています。

業界全体として付加価値の高い製品が求められているため、メーカー独自の強みを出すための研究・開発が非常に重要です。

繊維

技術(研究・開発・生産)

研究では、世にまだない新しい素材を開発するために、実験やデータを分析し研究する仕事です。研究の際には製品に使用される素材や部品の性能、安全評価、生産技術の開発も行っています。開発の仕事内容は研究の結果をもとに顧客のニーズに応える商品の開発です。

また、自動車メーカーやアパレル業界などの各業界の顧客と連携を取りながら行っています。繊維企業の多くは自社に工場を持っており、糸や生地を大量生産しています。その生産工程の管理をするのは生産の仕事です。その他にも生産のスケジュールを立案・実行したり、効率的に生産できるスキームの構築も行います。

営業

顧客に対して営業・交渉・提案・プレゼンテーションを行い、自社製品を売り込みます。営業だからといってただ製品を売り込めば良いわけではなく、顧客のニーズを汲み取り、要望を研究や商品開発に伝えることも営業の仕事です。

また、新規顧客の獲得はもちろんですが、既存顧客とも引き続き関係を築いていけるように動かなければなりません。

化学

技術(研究・開発、生産、品質管理)

化学業界の技術職では研究・開発・生産、品質管理などを行っています。

研究開発では、新しい商品を造るために、分析・物性研究などを行っています。また、新規商品だけでなく、既存商品の改良などもしています。

生産は商品を効率良く、大量に生産できる方法を考える仕事です。他にも設備の指示や管理、保守、改良などの建設も担当しています。

品質管理の仕事は完成した製品のチェックです。作った製品が顧客の求めている品質を満たせていないとトラブルに発展してしまう可能性もあるため、そういったトラブルを避けるために製品の分析や判定を行っています。

営業

営業の仕事は顧客に対し商品の営業、提案、価格交渉です。それだけでなく、顧客とコミュニケーションを取る中で得た顧客の動向や要望、競合の動向などの情報を社内にフィードバックする役割も担っています。

鉄鋼

営業、生産管理

事務系の職種は営業、生産管理です。営業の仕事はメーカーや建設会社などに工場で生産された商品を提案することですが、ただ提案するだけでなく、市場のニーズを把握し、新たな顧客先を開拓しています。

生産管理の仕事は生産スケジュールの作成・管理、在庫管理や資材の発注などといった工程の管理です。製品を期日通りに納品するために、様々な部門と連携し効率化を図ります。

技術系(製造技術、設備技術、研究開発)

技術系の職種には、顧客の要望に応じた品質や機能をつくる製造技、製造設備や工場などの建設や管理を行う設備技術、商品やプロセスの開発を行う研究開発があります。

非鉄金属

営業

顧客に対しヒアリングを行い、自社製品の提案を行います。ただ提案するだけでなく、顧客のニーズを研究開発に流しています。最近では子会社に営業をかけるダウンストリーム(下流)に取り組む企業が増えているという特徴もあります。

技術

非鉄金属の技術職には、研究で得られた知識や技術を生かして新しい商品を開発する研究開発、製造工程の管理や機械の移動や点検作業などを行う製造、予算や期間、材料調達など、生産プロセスを管理する生産技術という職種があります。

志望動機の作り方のポイント

素材業界の仕事内容は幅広いので、素材業界の中でもなぜこの業種なのかをロジカルに書くようにしましょう。

素材業界の志望動機に必要な3つの要素

なぜ素材業界か、なぜその業種か、なぜその企業か。この3点の深堀りが必要不可欠です。

まず、業界について。素材業界は私たちが生活で使っているもののほとんどに携わっていると言えるため、より良いものを作り人々の生活の質を上げたいなどといった素材業界ならではの理由を入れましょう。

次に業種について。例えば繊維業界であれば、衣料品、自動車、住宅など、生活に欠かせない様々な製品の製造に携わるため、顧客のニーズを汲み取る必要があります。業種によって行う仕事内容は異なってくるため、自分がどんなことがしたいのか考えておくようにしましょう。

最後に企業について。企業によって力を入れている事業や強みとしている事業が異なってくるため、自分がやりたい仕事をその企業でやることができるのかを企業研究を通して把握しておくようにしましょう。

素材業界で求められる人物像

素材業界では顧客とのやり取りでニーズを汲み取り、そのニーズを満たせる製品を作らなければなりません。そのため関係者と信頼関係を築ける力やコミュニケーション力が求められます。他にも常に顧客に求められる新しい製品を作っていくために、情報収集能力や発想力なども求められると言えます。

志望動機の書き方

情報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。

■志望動機の構成例

(1)志望動機を一言で

(2)背景・動機

(3)その会社を選んだ理由

(4)入社後どの様に活躍したいか

 \志望動機の書き方が不安なら/

 

志望動機の例文

実際に選考を通過したESの志望動機の例文から、クオリティと書き方を学び、自身の書類に活かしてください。

ガラス業界の志望動機の例文

志望理由を教えてください。
応募理由は、社内外問わずいろんな人と関わりながら仕事ができるという点です。 私は大学時代母校のラグビー部で、前例の無い“学生コーチ”として週4日51名の部員を指導し、目標を達成するため、選手だけでなく部に関係する多くの方々と共に協力してチームを創り上げました。貴社の仕事は様々な部門の人と共に仕事をしていくことが多いため、大学時代の協力してチームワークをつくりあげた経験を活かせると思います。

→200文字という少ない文字数の中で「多くの人と協力できる」という能力と様々な部門の人と連携しなければならない業界特性をうまくリンクさせられています。

繊維業界の志望動機の例文

志望理由を教えてください。
様々な職種・バックグラウンドの人が入り混じった組織で働く、顧客の悩みを共に解決したいという2つの軸からメーカーを志望している。貴社は広大な事業領域と独自の技術を数多く有している点が魅力である。前者に関しては、顧客の悩みに対して提案できる可能性が大きいためであり、後者に関しては貴社だけが解決できる顧客の悩みが存在することを意味するため、それぞれの理由から自分の軸に合致している。

→自分の企業選びの軸をもとに個社を志望している理由が書けているため、説得力のある志望動機になっています。1文目の末で「2つの軸から~~」と記載しているので、3文目の「前者~~」の文章は2文目の「貴社は~~」の前に入れると読みやすいでしょう。

化学業界の志望動機の例文

志望動機をご記入ください。(全角250文字以内)
私には「人々の未来の生活をより豊かにしたい」という夢があります。これは、高校の部活動のコーチやアルバイトにおいて、裏方としてチームやお客様を支えるだけでなく、変革を起こすことにやりがいを感じた経験に起因します。このような想いから、あらゆる産業の根幹を担う化学メーカーに興味を持ちました。中でも、座談会を通して感じた、社員の方々の高い倫理観や挑戦する姿勢に強く惹かれ、貴社を志望します。そして、「課題発見から解決までリーダーシップを発揮できる」自身の強みを活かし、今後の貴社の挑戦の一翼を担いたいです。

→「将来の夢→業界を志望している理由→個社を志望している理由」という構成で書かれているため、わかりやすいです。また自分の夢の部分でなぜこのような夢が出来たのかを述べられているので、信憑性の高い志望動機であると思います。

鉄鋼業界の志望動機の例文

当社に関心をもったきっかけについて教えてください。(200文字以下)
社員の方の仕事への向き合い方に共感を持ちました。説明会の映像で、生産管理の社員の方のお話の中で「事務・技術の垣根を越えた視点から物事を見る事が重要」と拝聴し、私自身も留学時、日本人意識を取り払うことを意識し生活することを心掛けていたため共感を持ちました。また私は留学や海外経験から、将来は現場での業務をしたいと考えています。貴社の生産管理職で、前向きな姿勢の社員の方と働きたいと考えたため志望しました。

→会社を選んだ理由と自分の過去の経験がしっかり紐付けられています。しかし、社員の方に対する表現がやや抽象的になってしまっているので、どんな点でそう感じたのか具体的に書けると良いでしょう。また、入社後自分のどんな強みでどのように貢献できるのかまで書けると尚良いと思います。

非鉄金属業界の志望動機の例文

志望動機を教えてください。
「ビジネスを通じた地球規模での社会還元」、これが私の仕事への想いだ。海外インターンでは新鮮な魚の入手が困難なカンボジアで日本の築地から輸入した鮮魚を販売した。その際、人々の食卓に新たな価値観を提供する業務に大きな誇りを感じ、厳しい環境でも挑戦を続けるモチベーションになっていた。そこで世界を舞台に幅広い事業での価値創造による社会貢献を精神とする貴社で、私の強みを活かしながらこの想いを形にすることができると考え、志望した次第だ。また、社員の方とお話した際、エネルギーインフラについて詳しく教えて頂いた。将来は超電導線の拡販に携わり、いずれは超電導モーターを使用した電気自動車の実現に貢献してみたい。

→仕事への想い→過去の経験→個社である理由という構成で書かれていて、説得力のあるESになっています。また、自分が入社後どんな仕事をしてみたいかを具体的に書けているため、志望度の高さをアピールできています。

あなたの志望動機は順調ですか?

ここまでは、志望動機を書くために必要な情報をお伝えしてきました。

それでも、「自分の場合はどうすればいいの?」と不安な方も多いのはではないでしょうか。

そんな時は、自分ひとりで抱え込まず、客観的な視点からフィードバックをもらうべきです。就職エージェントneoでは、企業人事の要望を把握したプロのアドバイザーが年間2万件以上の就活生の悩みにお応えしています。

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まとめ

素材業界といっても様々な業種があり、業種によって仕事内容は大きく異なります。
そのため各業種についてしっかりと調べ、なぜその業種を志望しているのか、深堀りしておくようにしましょう。

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