- 1 企業が「最近読んだ本」について質問する意図
- 2 面接で「最近読んだ本」について質問されたときの答え方
- 3 面接で「最近読んだ本」について質問されたときの回答例
- 3.1 ビジネス書『鬼速PDCA/冨田和成』
- 3.2 ビジネス書『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/ハンス・ロスリング (著),オーラ・ロスリング (著),アンナ・ロスリング・ロンランド (著),』
- 3.3 経営書『これからのマネジャーの教科書 自己変革し続けるための3つの力/田久保善彦』
- 3.4 経営書『ビジョナリー・カンパニー /ジム・コリンズ』
- 3.5 自己啓発書『「自分の心」をしっかり守る方法―――「くやしさ」「悩み」「モヤモヤ」が消えていく/加藤諦三』
- 3.6 自己啓発書『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?/飯野謙次』
- 3.7 歴史書『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書/山﨑圭一』
- 3.8 歴史書『教養としての 世界史の学び方/山下範久』
- 3.9 小説『老人と海/アーネスト・ヘミングウェイ』
- 3.10 小説『夢をかなえるゾウ/水野敬也』
- 4 面接で「最近読んだ本」について質問されたときのNG例
- 5 まとめ
- 6 就職エージェントneoを活用して就活をしよう!
企業が「最近読んだ本」について質問する意図
企業が就活生に最近読んだ本を聞く意図として、主に5つの理由が考えられます。
必ずしも就活生の思考や考え方をみているだけでなく、緊張をほぐすための質問である可能性もありますので、気持ちを落ち着かせて答えましょう。
学習意欲や向上心があるかどうかをみている
多くの企業は、入社してからも学習意欲や向上心を持って仕事に取り組める人物を求めています。
そのため、最近読んだ本を質問することで学びを得て、それを仕事に活かすことができるかどうかをみている場合が多いです。
また、自分が志望する業種についてしっかりと学習しているかどうかという点もみられています。
どのくらいの知識量があるかみている
どのような職種でも、世の中に関する幅広い知識がある人物は重宝されます。
そのため、普段から書籍などから情報収集を行っているかどうかを知りたい面接官もいるのです。
知的好奇心が旺盛であるかどうか、普段から情報収集をしようとしているかが大切な企業もありますので、そういったことを見極めるための質問である場合があります。
論理的に説明できる能力があるかどうかをみている
最近読んだ本を説明する際に、多くの就活生は「この本はこういった内容で、そこからこういった内容を学び取りました」という説明をするかと思います。
その際に、本の大まかな内容を要約し、そこから自分が学んだ点を説明する能力が必要です。
つまり「ポイントを押さえて、第三者に簡潔に説明できるかどうか?」という能力をみているわけです。
就活生の人柄をみている
仕事に関する能力はもちろんですが、社内で円滑に仕事を進めるためには人間性も大切です。
そのため、最近読んだ本を通して「この就活生はどういった人物なのか?」という点を見極めたい可能性も考えられます。
就活生の思考や興味を読み取ることで、会社にあった人物かどうか、どのような風に活躍できるのかを見極めるという狙いがあるのです。
就活生の緊張をほぐすため
特に面接一発目の質問であったり、序盤の質問であったりした場合は、就活生の緊張をほぐすための質問である可能性もあります。
こうした場合、普段の自分について説明するような答え方でもよいのですが、ここで自分の知識や考え方を発揮することができれば、他の就活生と差をつけることができるかもしれません。
面接で「最近読んだ本」について質問されたときの答え方
面接で「最近読んだ本はなんですか」と聞かれたときには、以下のフレームワークに沿って答えましょう。

まずは、実際に読んだ本の名前と著者名を回答します。
また、なぜこの本を読もうと思ったのかというきっかけについても話すことができればなおよいでしょう。
次に、本の概要を説明します。
ビジネス書や指南書であればどういったテーマについて書かれた本なのか、小説やものがたりであればあらすじを簡潔に説明しましょう。
面接官がメインで知りたいのは本の概要ではなくあなた自身のことなので、ここはなるべく簡潔に分かりやすく説明するように心がけましょう。
ここからが大切なポイントです。概要を説明したら、その本を読んであなた自身がどういったことを学んだのか説明しましょう。
さらに、学んだことを実生活に活かしていること、入社後にどういった点を仕事に活かすことができるかを具体的に説明します。
面接官から「最近読んだ本は?」と聞かれた場合、実際に読んだ本の名前や概要だけを回答するのはNGです。
面接官が本当に知りたいことである「あなたがどう感じ取ったか」という点を必ず説明するようにしてください。
「面接の質問」への答え方の詳細、注意点、面接官のタイプ別対策方法を知りたい方は下記の記事をご覧ください。

どう答えればいいかわからない、または面接になかなか受からないから通過率を上げたいという方はぜひ就職エージェントneoを利用してください。
面接で「最近読んだ本」について質問されたときの回答例
必ずしも、面接を受けている業種に関係のある本でなければいけないわけではありません。
実際にあなたが読んで影響を受けた本であれば、どういったジャンルでもOKです。
ここでは最近読んだ本の回答例の一例についてご紹介しましょう。
また、想定される追加質問も紹介しておきますので、こちらも併せて確認してみてください。
ビジネス書『鬼速PDCA/冨田和成』
【想定追加質問】
⇨本を読んでから今までの間に、実際に「鬼速PDCA」を実践できた場面はありますか?
ビジネス書『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/ハンス・ロスリング (著),オーラ・ロスリング (著),アンナ・ロスリング・ロンランド (著),』
【想定追加質問】
⇨具体的にどういった方法で情報の真偽を読み取るように心がけていますか?
経営書『これからのマネジャーの教科書 自己変革し続けるための3つの力/田久保善彦』
【想定追加質問】
⇨「周囲の考えとの違いを乗り越える力」について、具体的にその力を発揮できたエピソードはありますか?
経営書『ビジョナリー・カンパニー /ジム・コリンズ』
【想定追加質問】
⇨ビジョナリー・カンパニーの2~5巻は読みましたか?
⇨どういった感想を持ちましたか?
自己啓発書『「自分の心」をしっかり守る方法―――「くやしさ」「悩み」「モヤモヤ」が消えていく/加藤諦三』
しかし、この本を読んでから「自分らしさ」をさらけ出すことで共感してくれる人も増え、気持ちが落ち込む機会も減りました。御社に入社後も、自分の気持ちを相手に伝えたり、自分の気持ちは自分で立て直したりすることで、円滑なコミュニケーションを取れるように精進いたします。
【想定追加質問】
⇨仕事の中でコミュニケーションを取るにあたって、この本の内容から生かせそうなことはありましたか?
自己啓発書『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?/飯野謙次』
【想定追加質問】
⇨アルバイトや大学生活の中で、どのようにミスを防ぐ仕組みを整えた経験がありますか?
⇨仕組みを整えてから、どのように変わりましたか?
歴史書『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書/山﨑圭一』
【想定追加質問】
⇨こちらの本を読み、歴史上の出来事が現代につながっていると最も強く感じた出来事や制→度はなんですか?
歴史書『教養としての 世界史の学び方/山下範久』
【想定追加質問】
⇨市場、貨幣、制度などの中で、あなたが特に興味を持った分野はなんですか?
⇨また、それはなぜですか?
小説『老人と海/アーネスト・ヘミングウェイ』
【想定追加質問】
⇨気持ちが落ち込んだとき、どのようにして自分を奮い立たせていますか?
⇨この本を読んで感じたこととは何ですか?
小説『夢をかなえるゾウ/水野敬也』
御社に入社した後の仕事においても、やるべきことに対してすぐに取り掛かることで時間を効率よく使うことが可能です。そうすることで時間に余裕ができ、「これもやってみよう」「このアイデアも試してみよう」と様々なことに挑戦できます。そのため、思い立ったらすぐにやるということを忘れずに行動したいです。
【想定追加質問】
⇨「先延ばしにしていたことを行動に移した」とのことですが、実際にどういった行動をしましたか?
面接でよく聞かれる質問集と回答例は下記の記事を参考にしてください。
面接で「最近読んだ本」について質問されたときのNG例
「こうしたジャンルでならなければいけない」という縛りはありませんが、避けたほうが無難なジャンルはあります。
ここでは最近読んだ本のNG例をご紹介しましょう。
実際に読んでいない本
実際に読んでいない本を回答するのは、絶対にNGです。
面接で嘘をついてしまうと、それを隠すためにさらに多くの嘘を重ねなければなりません。
そういった行為が面接官に伝われば、誠実さを欠いているとみなされ評価が下がってしまいます。
面接官からの信用を失ってしまうことにもつながりますので、実際に読んだ本を挙げることが鉄則です。
「本は読まない」と回答する
いくら正直であっても、本は読まないと断言するのは避けるべきです。
本を読まないと断言してしまうと、自分自身の知識や話題の乏しさを露見させてしまう可能性があります。
また、話題を膨らませることができず、コミュニケーション能力の低い人だと思われてしまう可能性もあるでしょう。
普段本を読まない方でも、就活の際には何冊かピックアップして読むことが必要です。
面接の質問に答えられるだけでなく、自分自身の考え方の変容や知識の享受にもつなげることができます。
ライトノベル・漫画
普段本を読まない人でも、ライトノベルや漫画なら読むという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に読んでいない本を回答するよりは良いですが、面接における回答としてはあまり好ましくありません。
ライトノベルや漫画からも学べることは確かにありますが、こういった書籍はあくまで趣味の領域であることがほとんどです。
自分の趣味嗜好を面接で披露するというのは、あまり良い印象を与えないので注意しましょう。
まとめ
面接のために、無理に興味のない本を読むことはありません。
世の中には本当に多くの本があるので、普段本を読まない方でもピンとくるものがあるはずです。
そのため、自分が興味を持てる本を手に取って読んでみると、思わぬ発見があるかもしれません。
「最近読んだ本は?」と聞かれて書籍名だけ答えるのではなく、そこから何を感じたのか、どういったことを自分自身に活かせるかを答えることが大切です。
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