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半導体業界の志望動機の書き方と例文~東京エレクトロンなど3社の選考通過ESを公開~

成長産業の1つでもある半導体業界。これまでのパソコン、スマホの普及による成長に加え、今後はビッグデータ活用が拡大することから、さらに発展することが予想されています。

 将来性がある業界だからこそ、安定志向で堅実な志望動機は通用しません。主体的でチャレンジングな要素を盛り込む必要があります。 

本記事で業界の特徴や職種の研究をしつつ、実際の志望動機の例文を参考にしながら志望企業に合わせたESを作成してください。

目次

半導体業界の特徴

日々の生活において半導体そのものに触れる機会は少ないため、イメージしにくい人も多いと思います。本章では半導体の基礎知識についてご紹介します。

半導体とは

半導体とは、電気を通す「導体」と電気をほとんど通さないゴムなどの「絶縁体」との、中間の性質を持つ物質や材料のことを言います。

ただし、慣習としては以下も半導体と呼びます。
電気の流れをコントロールする「トランジスタ」と呼ばれる部品や、電気の流れを一方通行にする装置「ダイオード」、トランジスタを配線接続した回路である「集積回路」などです。

集積回路は、情報の記憶、計算、処理などを行う機能を担っており、スマホや電子レンジのような身近な電子機器から、工場の製造装置まで様々な機械の頭脳部分として使われています。

半導体市場

世界の半導体市場は30年以上の間、平均年率+17%の成長率で成長し続けてきました。1970年代は軍用、産業用コンピュータ用途、1980年代後半からはパソコン、2000年代にはデジタル家電や携帯電話、現在ではAIやIoTの分野と活用領域が拡大しているためです。

1990年代には日本での生産が世界の50%以上のシェアを占めていましたが、2018年には7%と下落トレンドが続いています。日本にとって代わっているのはアジア諸国(特に中国)であり、今後、1位のアメリカのシェアを上回る勢いです。

需要を見てみると、新興国、とりわけ中国での需要が伸びています。中でも半導体市場のシェア24%を占めるスマホでの利用拡大が続いています。ただし、2016年に成長率がピークアウトし始めたことから今後はスマホ市場以外の活用場所にシフトしていく可能性があります。

▶参考資料:群馬大学「半導体市場動向」

今後の動向

これまで市場を牽引していたコンピュータやモバイルはそれ自体を使うためのモノでした。これからはIoT、AI、5Gの普及によって機器同士をつなぐ「データ」の活用により消費者のコトが変わる時代になると予想されています。

インフラ、ショッピング、健康管理など各分野の利便性を高める取り組みの中で、半導体はデータ処理の役割を担うため世の中のトレンドの中核とも言えます。

◆数字で見る半導体業界の現状

参照元:業界動向サーチ/全136業界の業界ごとの合計、または平均を項目ごとにランキング。半導体企業38社が対象(2018年-2019年)

半導体業界の職種

半導体の需要は高いものの、海外・国内に競合がひしめく業界です。キモとなる製品の開発はもちろん、製品の質を高めるための資材調達や顧客と接点を持つ営業の存在も企業にとって重要な職種です。

設計・研究開発

コンピュータで頭脳に例えられるCPU、MPU、メモリといった製品を開発します。汎用的な製品はもちろん、商品に合わせてカスタマイズすることもあります。

どのような処理を行う製品なのかを検討し、処理ロジックを組み、実際のチップに入れこむ設計を行います。営業や社外クライアントとのコミュニケーションが発生することもありますが、ほとんどが社内エンジニアだけで仕事を進めます。

営業

電子製品を製造しているメーカーを中心としたルート営業がほとんどです。企業の新製品情報をいち早くキャッチし、その商品にマッチする半導体設計プランを提案します。また、新規顧客を開拓するための新規営業を行うこともあります。

資材調達

半導体を創るための原材料を購入する仕事です。海外を中心に質の良い材料を安く仕入れるための交渉を行います。時には、新規開拓を行うこともあります。英語や中国語などの語学力が求められることが多い職種です。

半導体業界の志望動機のポイント

半導体メーカーの志望動機を作成する際には、”技術・製品”と”社風”両面から比較検討する必要があります。

半導体業界を志望する理由

理系で半導体専門の研究を行っていればあまり重要ではありませんが、半導体に関連しないプログラミング技術を持っている人、文系の人であれば考えておくべきです。

電子機器メーカーでも良いのでは?と思われないために、上記動向でも記述しているようにビッグデータ活用や、モノづくりの視点から製品の「頭脳を創る」意義を考えましょう。

なぜその企業なのか

半導体と言っても得意な製品や社風が異なります。

 例えば、東京エレクトロンであれば、半導体の製造装置を開発している企業であり、「顧客第一主義」を掲げ顧客との関係構築も重要視しています。   キオクシア(旧東芝メモリ)であれば、半導体の記憶装置「メモリ」を中心とした半導体を製造しており、社風は自由と言われています。このように企業ごとの特徴を比較したうえで「なぜ●●社ではなく弊社なのですか?」の問いに答えられるようにしましょう。 

求められる人物像

半導体業界はITの進化に伴い、常に変化を求められる業界です。どの企業も進化する姿勢、モノづくりへのこだわりは必要だと言えます。

 その中でも、キオクシアであれば、失敗を恐れずチャレンジできる人物を求めていますし、アドバンテストであれば「目標達成のために挑戦し続ける人」や「チームワークを大切にする人」などを求めています。 

企業の採用HPやOB・OG訪問、インターンシップなどで企業の特徴を掴み、自身の経験を紐づけましょう。

志望動機の書き方

情報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。

■志望動機の構成例
(1)志望動機を一言で
(2)背景・動機
(3)その会社を選んだ理由
(4)入社後どの様に活躍したいか

 \就活の不安や悩みがあるなら/

 

半導体業界の志望動機の例文

半導体関連企業の中でも人気の高い企業3社の選考通過ESの志望動機を紹介します。

ニコン(営業職)の志望動機の例文

ニコンで成し遂げたいこと(400字)
世界中をニコンの光で照らし、人々の生活の質を向上させます。私は「社会に与える影響力の高い企業」という企業選びの軸を持っています。私は勝気な性格であり、成果によって所属する組織や社会から評価を受けたいという思いがあるからです。

そのため、自分の働きがより広く、社会に影響を与える仕事をしたいと考えています。この点で貴社の高い海外売上比率と若手から活躍できるフィールドがある環境に魅力を感じました。

また、扱う事業も多彩であり、働く上での社会貢献の手段が多くあると感じました。貴社の社員の一員としてオーナシップを持ちながら働くことができれば、人々の暮らしの質を上げるような影響力の大きい仕事の中で、個人としても成長できる、貴社でならば私は幸せになれると確信しました。今後も私の勝気な姿勢を活かして所属する組織はもちろん、社会に対して影響力を持ち、評価を受ける人物になります。

→営業職、多事業展開をしている企業ということもあり半導体にしぼった内容ではありませんが、「自分の手で未来を創りたい人」という人物像にマッチする内容です。ニコンだからこそできること、やりたいことをもう少し具体的に書けると選考通過率が上がります。

東京エレクトロン(営業)の志望動機の例文

東京エレクトロンを志望する理由(入社したら、どんな仕事で、どんな風に活躍したいかも含めて)(400文字以内)
国内外での豊かさ創造に貢献したいという想いがあるからです。私は部活動や塾講師の経験から、自分の努力が他者の喜びに繋がり、貢献できたときにやりがいを感じてきました。今後も他者に豊かさを提供し続けたいという想いがあります。その上で貴社を志望する理由は、世の中への新しい価値創造を牽引していく力が非常に大きいと考えるからです。

様々な業界でIoTやAIによるデジタル化が進み、技術の進歩が速いスピードで進む現代において、半導体産業が担う社会的役割はさらに大きくなると認識しています。最先端技術を求め高い付加価値を創造してきた貴社に身を置く中で、私は海外経験を通じて培った「柔軟性」を活かし、素早く変化にキャッチアップすることで顧客の真のニーズに応え続けたいと考えています。

そのために私は、過去の経験と同様に、どんな状況下においても自らが主体的に行動するなかで成長し、最終的に上記の想いを実現させたいと考えています。

→業界のトレンドや、「顧客第一主義」の企業の考え方を踏まえた内容です。企業の80%の売上が海外である点から、別項目で書かれている国際経営学の研究をしてきた経験も企業の特徴に合っています。

アドバンテスト(技術)の志望動機の例文

志望動機250文字
私は技術発展に貢献できる研究に携わりたいです。私は現在、研究において低コスト化及び省エネ化に向けた半導体薄膜の研究をしています。

そこで、作製したものに対して測定などを行う際に装置への関心が高まりました。学んでいくうちに測定結果に対しての理解が深まり、装置の環境依存や校正なども踏まえ、作製試料以外にも装置や測定環境も考慮に入れるなど、研究への取り組み方も変わりました。それをきっかけに半導体装置を製造する企業に志望したいと思いました。

半導体を作製してきた知識、専門性をもとに、世界で信頼のある貴社において新たな製品開発に携わり、世界レベルでの技術発展に貢献したいです。

→技術職のため研究内容がそのまま志望動機になったケースです。ただ、自己PR項目がある場合は、志望動機項目ではその企業の特徴、やりたいことの具体性を書く必要があります。

まとめ

半導体は変化が大きく将来的にも市場が拡大していくと予想される重要な分野です。志望動機を書く際はその業界の特徴はもちろん、企業ごとの強みや社風を比較しながら研究し具体的な内容に仕上げましょう。

就活の不安・悩みはプロに相談

ここまでは、志望動機を書くために必要な情報をお伝えしてきました。

それでも、「自分の就活はどうすればいいの?」と不安な方も多いのはではないでしょうか。

そんな時は、ひとりで抱え込まず、客観的な視点からフィードバックをもらうべきです。就職エージェントneoでは、企業人事の要望を把握したプロのアドバイザーが年間2万件以上の就活生の悩みにお応えしています。

就活でモヤモヤしている方は、少しでも早くその悩みを解決し、自信をもって本番に臨んでください。

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