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鉄鋼業界の志望動機の書き方・例文~日本製鉄など3社の選考通過ESを公開~

鉄鋼は車や鉄道、さらにはもっと身近で使われている包丁、スプーンなど、私たちが生活していて当たり前のように使用してるものに使われており、生活に必要不可欠なものです。

そのような鉄鋼を研究したり、開発している鉄鋼業界での仕事はたくさんの人の生活を支えることができます。

鉄鋼業界の選考を突破するためには他の就活生と差別化の図れている志望動機を作成する必要があるため、本記事を参考に志望動機の書き方のコツを掴んでいきましょう。

目次

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鉄鋼業界の特徴

この章では鉄鋼業界の動向と特徴について解説していきます。

鉄鋼業界の動向

品質の良さに定評があり、生産量世界3位を誇る日本の鉄鋼業界。

近年国内市場より海外市場の方が伸びるとされているため、多くの製鉄メーカーは海外戦略を進めています。

例えば日本最大手の鉄鋼メーカーである日本製鉄はアルセロール・ミタルと共同でインドの鉄鋼4位のメーカーの買収を行っているようです。

また、国際競争力を強化する取り組みの一つとして、日本の高い技術力を活かしてコンテナ船用の厚鋼材や自動車の車体などに使われているハイテン銅などの高付加価値製品の開発も行っています。

粗鋼生産量はインドに抜かれ3位となってしまいましたが、上述した日本企業の強みでもある最新鋭のハイテン製造技術で、中国や韓国企業に差をつけています。

鉄鋼業界の主な仕事内容

■生産(生産管理・品質管理)

生産管理では製品を納期までに間に合わせるためのスケジュール作成から進行管理、生産工程の効率化を行っています。

またそれだけでなく在庫の管理や資材の発注を行うのも生産管理の役割です。

品質管理では工場で生産された製品の質をチェックしたり、改善テストなどを行っています。

生産の仕事はは安全且つスムーズに工場を運営していく上で欠かせない仕事と言えるでしょう。

■営業

営業は各業界のメーカーや建設会社、商社、官公庁などをお客様とし、それぞれに対ししっかりとニーズをヒアリングした上で自社製品の営業、提案を行います。

つまり顧客の真のニーズを知り、適切な提案をするためにもコミュニケーション能力が非常に重要な仕事です。

また、企業によりますが、海外取引の多い企業であれば国内営業だけでなく海外営業の仕事を任されることもあるため、製品に関する知識だけでなく高い英語力も求められると言えます。

■調達

調達の仕事は鉄鋼製品の原料となる鉄くずや鉄鉱石などを買い付けることです。もちろん買い付け以外にも大切な役割を担っています。

例えば高炉メーカーであれば船舶の輸送管理や、質の良い原料を安定的に製造ラインに供給するためのプロジェクトに携わったり、電炉メーカーではくず鉄を購入し、その高品質な製品を安価で届けるという役割を担っています。

就活で何をしたら良いかわからない、または効率的に就活を進めたいという方はぜひ就職エージェントneoを利用してください。

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鉄鋼業界の評価される志望動機を作る3つのステップ

鋼材は私たちの身の回りにあるものにたくさん使われています。

つまり鉄鋼業界の仕事は思っている以上に人々の生活に深く携わっているということです。

同業界でも企業によって強みや注力しているものも異なるため、鉄鋼業界に入って何がしたいのかを明確にし、「~~だからこの企業を志望している」とアピールできる志望動機を書きましょう。

(1)志望動機に必要な要素を把握する

志望動機を作成する際は「なぜ鉄鋼業界か」「なぜその企業なのか」をしっかりと深掘りしましょう。

“なぜ鉄鋼業界なのか”については、数ある業界の中でもなぜ鉄鋼業界を選んだのかについてしっかりとした理由を準備しておく必要があります。

「鉄鋼というモノづくりの原点から社会を支えたい」のような鉄鋼業界ならではの理由を入れましょう。

そして“なぜその企業なのか”については、志望企業の強みや事業形態などの特徴を調べて、競合他社と差別化しながら伝えます。

例えば、日本製鉄は、粗鋼生産量国内第1位、世界第3位を誇っています。また、グローバル展開にも注力しており、世界18ヵ国に64ヵ所もの事務所・拠点を持ち、世界のあらゆる産業に製品を提供しています。

このように企業によって特徴や強みが異なるため、企業ごとの特徴を把握した上で志望動機を作成してください。

(2)鉄鋼業界の求める人物像を把握する

日本の鉄鋼業界は世界的にも高い技術力を誇っていますが、現在は業界内の競争が激化しているため新しい製品や鋼材の研究など、日々挑戦し続けています。

そのためチャレンジ精神や柔軟性忍耐力がある人材が求められています。

また、顧客や市場のニーズに合った製品を開発・営業していくため、何が求められているのかを判断できる、つまり傾聴力や常にアンテナ張り、多くの情報をキャッチすることができるという素養も求められていると言えます。

さらに鉄鋼業界は海外との繋がりが深い業界であるため、海外出張や海外勤務を経験することもあります。

社員にも「グローバル」を意識した働き方が求められており、世界を舞台にチャレンジすることにも臆しない人が必要とされています。そのため、英語などの外国語スキルがあるとなお良いと言えるでしょう。

(3)志望動機のフレームワークを知る

報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。

シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。

文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。

■志望動機の構成例
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか

志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

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鉄鋼業界の志望動機の例文

実際に選考を通過したESの志望動機の例文および考察から、書き方を学び自身のESや面接に活かしてください。

日本製鉄(旧新日鐵住金)の志望動機の例文

私が貴社を志望する理由は、 (1)「多くの産業を支える鉄という素材の開発・供給に携わることで、多くの人を支える社会貢献というやりがいを持った仕事を行いたい」という思いと、(2)学部・院生で培った理系的な知識、培う過程で身につけた自分にとって未知の分野の知識を素早く吸収する力を活用できるという考えからです。

(1)に関しては、OBOG訪問を通して、操業・品質管理・研究のそれぞれ技術職の社員の方々から具体的な仕事内容等をお聞きすることで、社員一人一人が世界トップレベルの鉄鋼会社に勤めて産業を支えているという誇りとやりがいをもっていることが伝わり、私の思いが叶う会社であると考えました。

(2)に関しては、貴社で今後生み出されていく新しい技術知識にも素早く適応し、例えば自身が学んできた環境系の知識を活かして、環境にも配慮した製鉄工程・設備の提案等を積極的に行うことで貴社の業務に貢献したい考えています。

→1番最初の部分で自分の仕事の軸を完結にアピールすることができています。

また入社後に自分の知識を活かして具体的にどのようなことに取り組みたいのかについても述べられているため、入社後の姿がイメージしやすいだけでなく、志望度の高さを感じられる志望動機になっています。

JFEスチールの志望動機の例文

鉄鋼への興味から志望する。鉄鋼は社会の基盤を支えるモノであり、規模の大きい仕事に関われる可能性が高い。

しかしその一方でエネルギーなどとは違い、自分の関わったモノが目に見えるというやりがいも感じることができると考える。

私は営業職に就き、お客様のニーズに応えながら仕事をしたい。加えて新規の販路開拓、新しい鉄の開発などに関わり鉄の可能性を広げていきたい。

→その企業を選ぶ軸を持つようになった背景についても、自分の過去の経験を踏まえて述べることができているため、説得力のある志望動機となっています。

最後にその企業でどのようなことをしたいかについても触れられているとさらに良い志望動機になるでしょう。

神戸製鋼所の志望動機の例文

私は、少年時代を海外で過ごした経験と外国人留学生寮の寮長経験から、【日本のプレゼンスを向上したい】という思いがあり、製造業を志望している。

メーカーで働く父の背中と、海外で普及している日本製品を見て育ったため、直接モノに携わりたいという想いが強くなった。

また、鉄鋼メーカーの中でも、「貴社が世界に深く根付いていること」「挑戦の色が根強く、努力次第で成長できる環境にあること」から、貴社を志望している。

→この業界を志望している理由や軸について「少年時代を海外で過ごした経験と外国人留学生の寮長経験から」と過去の経験を踏まえて書けています。

またこの業界の中でも神戸製鋼所を志望している理由についても述べることができているため、志望度が伝わりやすい志望動機になっています。

レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。

関連記事:
志望動機のおすすめ例文10選!

まとめ

本記事では鉄鋼業界の動向や仕事内容、求める人物像、志望動機の書き方について紹介してきました。

日本の鉄鋼業界が国際競争を勝ち抜くためには、高い技術力だけではなく、新しい製品や海外への進出が重要となってくるため、多くの企業が開発や海外戦略を積極的に行うことが予想されます。

志望動機を書く際はそれぞれの企業がどんな戦略を持ち、今後どのように展開していくのかなど把握した上で、作成するようにしましょう。

そのためにも志望動機を作成する際は業界・企業研究を徹底的に行うようにしてください。

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