就活の悩みや不安を相談できる就職エージェントneo

就活の悩みや不安を相談できる就職エージェントneo

更新日|

家電量販店業界の志望動機の例文・書き方〜ヤマダ電機など3社を掲載~

「ヤマダ電機」、「ビッグカメラ」、「エディオン」などの家電を販売する大型店舗の運営を行っているのが「家電量販店」業界に属する企業です。

馴染みはあるものの、社員がどのような業務を行っているのか、また業界がどのような状況にあるのか動向を語れる方は少ないのではないでしょうか。

本記事では、家電量販店業界へ就職する際に必要な動向知識や、志望動機を作成する際に必要なポイントについて解説をしています。

目次

仕事選びサポート_CTA

家電量販店業界の動向

ここでは家電量販店業界の動向について述べていきます。

「家電量販業界」における「脱・家電量販店」

近年、家電量販店業界では「脱・家電量販店」を掲げ、異業種への参入を活発に行う企業が多く存在します。

なぜ、そのような動きがあるのかというと、1つ目の理由はインターネット通販の台頭です。

ネット通販業者は店舗をもたないため、製品をストックする倉庫を構えるだけで運営が可能です。

そのため量販店よりも低価格で商品を販売することができるので、「家電量販店」の脅威となっているのです。

2つ目の理由は、少子高齢化や人口減少に伴い、市場が縮小していくことが考えられるからです。

これは家電量販店業界だけではなく、小売業界全体に言えることです。

今よりも人口が減ることは、商品を購入する人の母数が減ることに繋がるので、売上の低下が起きるのは必然です。

以上のような理由から家電量販店業界全体に、「家電」販売だけに依存せず異なる領域に進出する流れがあるのです。

ビックカメラは「家電+非家電」を特徴として掲げ、家電製品だけではなく酒類や化粧品・おもちゃなどの日用品の取り扱いにも力を入れています。

具体的には、出店する地域の特性や環境に合わせて商品を厳選して陳列する「ビックカメラセレクト」という店舗を展開しています。

例えば「ビックカメラセレクト原宿店」は化粧品、薬、日用品やスマートフォンアクセサリーなど、非家電約7割・家電約3割の商品構成比となっており、若い女性をターゲットとした店内構成になっています。

ヤマダ電気は「住まい」という切り口で、多角的な経営を目指しています。

ハウスメーカーや住設機器メーカーを買収して、「住宅事業」に関するノウハウを蓄積し、家の新築から住宅のリフォーム、家電・家具の購入相談が可能な店舗「家電住マイル館」を展開し、全国に店舗を増やしています。

また2019年12月には大塚家具を連結子会社化したこともニュースとなりました。今後も家電量販店業界の「脱・家電量販店」の動きは続いていくことが考えられます。

そのため、家電量販店業界を志望する際には「家電量販」以外に、どのような分野の事業に力をいれているのかを確認することが大切です。

家電量販店業界の主要職種

家電量販店業界に新卒で入社をした場合、店舗に配属され、接客・販売業務を通じて顧客対応を経験した後に、オンラインショップの運営や、法人営業、広報、人事などの本社業務に携わるキャリアを辿るのが基本です。

販売・店長

店舗に配属され接客を通して、顧客に家電を販売します。担当の売り場に立って、来店した顧客に対して、ニーズを聞き出し、最適な商品を提案します。

店長となると店舗全体をマネジメントしながら、スタッフの育成を行います。

法人営業

企業に対してアポイントを取り、家電の販売を行います。提案時や、発注された商品を届けるなど、企業へ訪問することもあります。

販売との違いは、もともとニーズがあり来店される顧客に対して商品を提案するのに対し、営業はまだ顕在化されていない顧客のニーズを探って商品を提案することです。

EC事業

多くの「家電量販店」がECショップに力を注ぐ今、オンラインショップの企画・運営も主要な業務になっています。

商品の掲載情報に関するメンテナンスや、在庫管理、メーカーへの納期確認、顧客からの問い合わせ対応を行います。

オンラインの売上を伸ばしていくことは「家電量販店業界」において重要な課題です。

人事

新入社員やアルバイトの採用を行ったり、接客におけるノウハウを伝えるなどの研修を行などの人材育成業務を行います。

家電量販店は全国に店舗をもっていますので、社員・アルバイト含め、採用は活発に行われています。

志望動機について相談する_オレンジ

志望動機の作り方のポイント

家電量販店業界の志望動機を作成するうえでポイントになるのは、他にも多くの小売業を行っている企業がある中でなぜ家電量販店業界に興味を抱いたのかを明確に説明できるかです。

家電量販店業界で働く社員の業務をきちんと把握し、自身が家電量販店業界に就職した際にはどのような価値を企業に対して提供できるかを考えて、志望動機の作成に臨みましょう。

なぜ家電量販店業界か

家電量販店業界に務める社員の業務内容をきちんと把握したうえで、他の小売業ではなく、なぜ家電量販店業界を選んだのか、という理由を突き詰めましょう。

その為には、家電量販店業界ならではの特色を把握することが大切です。

例えば、「スーパー」や「アパレル」などの小売業の販売員とは違い、「家電」という高額な商品を扱うので顧客が即決することが少なく、長期的な信頼関係を築けるような接客スキルが求められます。

また「車」のディーラーのように1つの商品を扱うわけではなく、幅広い商品を扱うため商品知識の幅も広がります。

自分なりの見解で良いので、様々な特色を挙げてみて、その中でどの部分に自身が魅力を感じるのかを考えることが大切です。

なぜその企業か

各社の特色について自分なりの見解を出し、それを面接で語ることができるレベルにしておきましょう。

動向部分でも述べたように今後の情勢を考えて「家電量販店」の多くが「脱・家電」「非・家電」の方針を打ち出しており、「家電」の枠に囚われない事業で、各企業の特色を出していることが多いです。

例えば、「住まい」という切り口から「家電」を提案することに魅力を感じるのであればヤマダ電機が、商品展開の幅広さやその地域の特色に合わせた店舗作りに面白みを感じるのであればビックカメラが、オンラインショップの運営に携わってみたいと思うのであればヨドバシカメラやノジマが力を入れています。

各企業の採用HPを確認し、その企業にしかない特色を自分なりに見出すようにしましょう。

なぜ自分が向いているのか

家電量販店業界の仕事を把握し、自身の性格と照らし合わせて、適性があるかどうか確認しましょう。

小売店でのアルバイトを経験したことがある方は、その経験を語ることも良いと思いますが、「家電量販店」での接客は商品説明のスキルや高額な製品を購入して頂くという部分から、営業的なスキルも必要とされるので、その部分を理解したうえでなぜ「家電量販店」での社員になりたいと思っているのか、という話をする必要があります。

入社後は店舗へ配属されるのが基本ですが、その企業でどのようなキャリアを辿っていきたいかを考えることも大切です。

「家電の販売に携わりたいです」という志望理由に終始するのではなく、「家電の販売を通じて高度な接客スキルを身に付け、ゆくゆくは販売員の人材育成に関わっていきたいです」などの長期的な目標も語れるようにしましょう。

志望動機の書き方

情報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。

シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。

文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。

■志望動機の構成例
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか

志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

関連記事:
「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」

志望動機について相談する_オレンジ

家電量販店業界3社の望動機の例文

家電量販店業界の中でも人気の高い企業3社の選考通過ESの志望動機を紹介します。

ヤマダ電機の志望動機の例文

志望動機

私は人や、人の生活に密に関わることができる仕事をしたいという思いから、小売業界を志望しています。というのも、学生時代にドラッグストアでアルバイトをしていたのですが、商品についての問い合わせなどで顧客と関わり、顧客へ価値を提供できた際に非常に喜びを感じたからです。

また自分自身の身近にある製品を、消費者に一番近い環境で取り扱うことができる、「店舗」という職場環境にも魅力を感じています。

御社を志望する理由は、「家電」と「住まい」という切り口から事業を行っているという点です。

「家電」「住宅」「家具」という御社が取り扱う製品は販売員との関わりなく、顧客が購入を決定することが難しい製品です。御社であれば、私が求める「人々の生活に密に関わり」ながら「顧客に価値を与えることができる」という環境を実現できると感じました。

ぜひ、御社でお客様の生活に密に関わりながら、製品の提案を行い、人の人生に関わる喜びを感じたいです。

→なぜ、「小売業界」か、その中でもなぜ「ヤマダ電気」かという理由が具体的に書かれているため、説得力があります。

ただ、接客業のその先に自分がどうなっていきたいのか、という部分も考えておいた方が良いでしょう。

ESはこの内容で通過したとしても、面接を行う中で聞かれる可能性が高いです。

ビッグカメラの志望動機の例文

志望動機

私は御社の「ビッグカメラセレクト」のような家電の枠に囚われず、その地域の特色にあった製品を集めた店舗作りを行う姿勢に非常に魅力を感じています。

私は学生時代にレンタルビデオ店でアルバイトをしていたのですが、商品の陳列を任されており、顧客のことを考え、棚を工夫して作り、売上として結果が出たことに非常にやりがいを感じました。

そのことから消費者の視点にたって、店舗を通じて商品の売上をどうあげていくか、ということを施策する業務に魅力を感じています。

「家電量販店」である御社を志望した理由は、もともと「家電」が好きだったということと、「ビックロ 」のような異業種ともタック組んだ革新的な売り場作りを行っている部分に興味を感じたからです。

御社で自身の好きな「家電」を取り扱いながらその枠に囚われない、売り場作りを行っていきたいです。

→自身の経験と絡めたうえで志望理由を語っている点がいいです。

志望理由としては筋が通っているのですが、家電の枠に囚われない「売り場作り」は他の「家電量販店業界」の企業でもやろうと思えば、実現できることのようにも感じます。

なので、この理由以外にも、どうしてもビックカメラでないとダメなのか、という理由を用意しておいた方がよいでしょう。

ノジマの志望動機の例文

志望動機

御社の「出る杭は伸ばす」という社風にひかれ、志望しました。私が企業を志望する際に軸としているは、自分らしく「目標」をもって、業務に望めるかです。

私は自分なりに「目標」をもって物事に取り組むことを大切にしています。例えば、個別指導塾で講師のアルバイトをしていた際には、受け持つ生徒を志望校に合格させるために独自の施策をうって、望んでいました。

具体的には各生徒の志望校の傾向にあった問題を自分なりにセレクトして問題集を作る、生徒の苦手な分野を必ず潰せるように苦手な問題だけを集めた問題集を作成するなどです。

その結果、私の受け持つ生徒5人全員を自身が納得できる志望校に合格させることができました。

御社の説明会に参加をして、そのような私の独自で方法を考え、何としてでも物事を達成しようとしていく性格が御社であれば生かすことができ、またそのような自分を評価して頂けるのではないか、と思いました。

御社の中で「人一倍出る杭」となり、後々は「人材育成」や「経営企画」など、全社のマネジメントに関わることができるような業務に携わりたいです。

→なぜ、ノジマなのか自身の経験と絡めて記載が出来ているところがいいです。

後々は「人材育成」や「経営企画」などマネジメント要素のある業務に携わりたいと最後に記載がありますが、なぜそう思うのかの理由を掘り下げて、面接でしっかりと語れるように準備することが必要です。

レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。

関連記事:
「志望動機のおすすめ例文10選!」

まとめ-家電量販店業界の志望動機の例文・書き方-

2019年、2020年については、家電量販店業界の業績は順調でした。

というのも2019年、2020年は「「家電エコポイント制度」から10年たった年であり、家電の買い替えサイクルが10年といわれているため多くの人が家電の買い替えを検討したからです。

また2020年はコロナの経済対策施策の一つとして行われた「特別定額給付金」を使い、家電を購入する世帯も多かったことも「家電量販店」の売上を後押ししました。

特に郊外に店舗をもつ企業の売上が堅調でした。

ただ、これは一時的なもので、先にも述べた「人口減少」、「ネットショップの台頭」から今後「家電量販店」の消費が落ち込んでいくことは予想されています。

このような状況下でどのように生き残っていくのかを各社探っており、顧客に「家電販売」以外での価値を与えるためにはどのようなビジネスを行うべきかを常に試行錯誤しています。

そのような状況下で、家電量販店業界で活躍をするための施策のアイデアを自分なりに考えておくことが面接では求められるでしょう。

企業研究を行う中で、各社の取り組みを学びつつ、自分なりの家電量販店業界を盛り上げることができるアイデアを考えたうえで、採用試験に望んで頂きたいです。

志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。

関連記事:
「志望動機の書き方・例文」

「就活に出遅れた」「志望動機の書き方が知りたい」「とにかく内定がほしい」という就活生は就活エージェントneoを利用してみてください。

志望動機について相談する_赤

就職エージェントneoの紹介

就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、各人の就活状況や人柄を把握した上で、希望や適正に合致した企業の求人情報を紹介してくれるサービスを提供しております。

何千人もの就活生を見てきた就活のプロがあなたに合ったアドバイスをしてくれるのが特徴と言えます。

受けられるサービス

(1)個別面談(就活相談)
各人の抱える就活の悩みを相談することができます。

(2)企業紹介
面談をした上、あなたの希望や適正にマッチした企業を紹介してくれます。

(3)履歴書・ESアドバイス
専任のアドバイザーが企業から評価されるESの書き方の助言をしてくれます。

(4)面接アドバイス
面談を通して、自分という商材のアピール方法をアドバイスしてくれます。

メリット
  • サポートはすべて無料で受けることができる
  • 模擬面接の予約が取りやすい
  • 面接練習だけではなく本番の面接のセッティングもしてくれる
デメリット
  • 相性のいいコンサルタントに当たるとは限らない
  • 志望度が高くない企業を紹介される可能性がある

就職エージェントneoの専属アドバイザーは、あなたが内定を獲得する最後まで伴走してくれます。

また、サイト登録をすることであなたに適した未公開求人も紹介してくれるためさらに内定の確率がアップします。

とはいえ、「就職エージェントってなんか不安だな」と思われるかもしれません。ですが、仮にキャリアセンターに相談をしても、紹介できる求人数に限りがある場合もあります。

求人数が少ないと、あなたの本来の目的である「内定の獲得」を果たすことは難しい可能性が高いです。

一方で、就職エージェントneoならば多数の求人の紹介・就活の相談を同時に受けることが可能です。このサービスに登録することで、ご自身の人生を変えるキッカケを得ることができるのです。

このまま何も行動を起こさなければ、ご自身の納得のいく企業に内定をもらうことができないかもれません。たった1分の行動が「納得内定」へのキッカケになるでしょう。

本記事を読んで「就活エージェントに相談したい」「効率的な就活がしたい」という方は、ぜひ就職エージェントneoをご利用ください。

就職エージェントneoのサービス_今すぐ無料で相談する

前の記事
記事一覧へ
次の記事
ページトップへ