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面接で「苦手な人」を質問されたときの正しい答え方~回答例10個紹介~

人間は誰しも「この人苦手かも……」「あまり得意なタイプの人じゃない」と感じる人がいるものです。

学生時代は苦手な人との関係を避けて通ることができても、社会人になると苦手な人とのコミュニケーションを避けることは難しいでしょう。

では面接時に苦手な人について聞かれたとき、どう答えますか?

今回は質問に対して的確な回答ができるように、質問意図と回答例を紹介します。

目次

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企業が面接で”苦手な人”を聞く意図

「苦手な人」を聞かれると「苦手な人がいると印象が悪くなるかも?」と変に勘ぐってしまいますよね。しかし、企業側もいじわるで質問をしているわけではありません。

そのため、なぜ苦手な人を聞くのかという質問意図を汲み取れないと、企業側が知りたい情報を答えられなくなってしまいます。

まずは面接官がなぜ学生の「苦手な人」について聞くのか理解を深めましょう。そうすることで企業が求める答え方が自ずと見つかるはずです。

面接で苦手な人を聞く意図(1):就活生の人柄・人間性を知るため

就活生の人間性を知るために「苦手な人」を聞くことがあります。就活生の人柄や性格を見極めないことには、企業側も採用の判断ができません。

面接での質問の中には「あなたはどんな人ですか?」といった質問もありますが、ストレートに聞くと自分をよくみせようするケースも多く、就活生の性格を見極めることが難しくなってしまいます。

そこで、苦手な人と変化をつけて聞くことで就活生の性格を把握しているのです。

例えば「嘘をつく人が嫌い」と答えた場合は「正義感が強いまじめな性格かな」と想像がつきます。

一方、「時間にルーズな人が苦手」と答えた際には「几帳面・計画性が高いかも」と予想できるでしょう。

回答を参考に性格を判断することで、社風や企業カラーとマッチしているかを把握できます。

つまり、苦手な人を質問するのは、就活生の性格を見極め、企業側が必要とする人材なのかを判断するための質問なのです。

面接で苦手な人を聞く意図(2):苦手な人でも協力して仕事ができるか

もうひとつの「苦手な人」を質問する意図は、苦手な人とも協力して仕事をしていけるか判断するためです。

学生の頃は「あの人は苦手だから一緒に行動するのはやめよう」が通用することもあったでしょう。

しかし、社会人になれば「あの人は苦手なので違う部署(チーム)にしてください」はよほどのことがない限り通用しません。

自分の好きな人や気の合う人とだけ、仕事をするわけではないのです。

ましてや苦手な人がお客様の場合は、なおさら自分の好き嫌いで相手を選ぶことはできません。

企業で働いていくには、苦手と感じる同僚・上司・お客様とも上手に付き合い、仕事を進めていく必要があるのです。

このように苦手な人とどう向き合うのか聞き出すことで、入社後の働き方を見極めています。苦手な人から逃げてばかりの人は、評価を落としてしまうでしょう。

面接で聞かれる”苦手な人”の回答で好印象を残すコツ

ここでは、面接で苦手な人を聞かれた際の回答で好印象を残すコツを3つ紹介します。

まだ面接を受けたことがない人、面接で苦手な人を聞かれて回答に困ってしまった経験があるという人は、以下のコツを参考にして回答を考えてみてください。

苦手な人を答える際のコツ(1):自己分析で苦手な人を明確にする

「なんとなく苦手だな…」と思うことはあっても、どういうタイプの人が苦手か、具体的に説明できるほど明確にはわからないという人も少なくないと思います。

上述したように面接官は”苦手な人”という質問で、就活生の人柄や仕事への向き合い方をチェックしているため、なんとなくの状態で回答してしまうと面接官はあなたの人柄を十分には把握できなくなってしまいます。

面接は、あなた自身のことを面接官に理解してもらい、志望企業に合っている人材かどうか判断してもらう場でもあるため、あなたの人柄や価値観について理解できないとなると、なかなか選考を通過するのは難しいでしょう。

そのため、今の時点で苦手な人について明確に説明できないという人は、自己分析で過去の経験を思い返し、どのような人に苦手意識を持っているか考えてみてください。

自己分析をする際は、まず辛いと感じたことや挫折しそうになった経験を洗い出し、その際にどのような人が周りにいたのかを考えると、苦手な人の特徴を整理しやすくなります。

【関連記事】
【まとめ】自己分析のやり方5選紹介!図付きでわかりやすく解説

苦手な人を答える際のコツ(2):自己PRの内容と関連付ける

苦手な人を答える際は自己PRの内容と関連付けることをオススメします。そうすることで面接官はあなたの人柄や価値観をよりイメージしやすくなります。

例えば、自己PRで「私の強みはどんなことでも前向きに捉えられるところです」とアピールした場合、苦手な人は「ネガティブな人」と答えると一貫性が出るでしょう。

上記のように自己PRと関連付けた苦手な人を答える際は、自己PRでアピールする強みと真逆のものを選ぶと簡単に苦手な人を洗い出すことができます。

苦手な人を答える際のコツ(3):志望企業にマッチした内容を伝える

企業は採用活動を通して自社にマッチする就活生を探しています。

そのため、面接で聞かれる質問には全て、志望企業の業務や人間関係で活かせるものを選ぶというのが基本です。

つまり苦手な人も、志望企業の社風や価値観に合うものを選んだ方が高評価に繋がりやすいということになります。

例えば「自ら新しいことに挑戦しようとしない人が苦手です」と答えた場合、志望企業が若手社員にも裁量権を与える社風の企業であれば「この就活生はうちの社風に合いそうだな」と良い印象を持ってもらえるはずです。

そのため、ただ本当に苦手な人を伝えるのでなく、企業研究を十分に行った上で志望企業にマッチするような内容を答えることをオススメします。

面接で「苦手な人」を聞かれた際の答え方

「苦手な人」を聞かれたときは以下のフレームワークに沿って答えていくと、自分がどう思っているのか面接官に伝わりやすいのでおすすめです。

苦手な人の答え方

質問に答えるときは結論から伝えるのが大切なポイント。まずは、簡潔に自分はどんな人が苦手なのか伝えましょう。

そしてなぜ苦手か、どのような部分が苦手かを伝えます。このときに具体的な経験やエピソードを交えて話せると、面接官に伝わりやすいでしょう。

次のステップが重要で、苦手な人に対して「どう対処したか」「改善するために何をしたか」について話します。

すでに実践した改善方法であれば、ここでも具体的なエピソードを交えて伝えましょう。最後にまとめとして、苦手な人との付き合い方や改善した努力を、入社後にどう活かすのかを話します。

フレームワークの流れに沿って具体的に伝えることで、どのような人柄か予想しやすくなり、入社後もしっかりビジョンをもって働く意思がありそうだと高評価に繋がるでしょう。

「面接の質問」への答え方の詳細、注意点、面接官のタイプ別対策方法を知りたい方は下記の記事をご覧ください

関連記事:
【面接】質問の正しい答え方|面接官のタイプ別に特徴と対策を紹介

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面接で「苦手な人」を聞かれた際の回答例

ここからは「苦手な人」を聞かれたときの回答例を紹介していきます。誰にとっても当てはめやすい回答例ですので、参考にしてください。

また、回答から想定できる追加質問も紹介しています。どちらも事前にしっかりとチェックして、本番でスムーズに返答できるようにしておきましょう。

苦手な人の回答例(1):ネガティブな人

私が苦手と感じる人は「ネガティブな発言が多い人」です。
学生時代にカフェでアルバイトをしていたのですが、そのときに一緒に働いていた仲間がネガティブな発言をする人でした。嫌なことや面倒なことがあるとすぐに「〇〇するの面倒だな」「〇〇ってやる意味あるのかな」といった発言を繰り返していました。
そんなときは「その気持ちはわかるよ。でも〇〇をすることでお客様が気持ちよくお店を利用できるよね」というように、ポジティブな気持ちになれるような声掛けをしました。入社後もネガティブな発言をする人がいるかもしれません。しかし、アルバイト時代でも実践してきた接し方をもとに、良い人間関係を構築していきたいと思います。

【想定追加質問】
⇨相手が上司の場合でも声掛けはできそうですか?

苦手な人の回答例(2):嘘をつく人

私は「嘘をつく人が苦手」です。
学生時代に3人で協力して、提出する課題がありました。役割を分担し、提出期日の中間地点でそれぞれの進捗を確認したときに、メンバーの1人が順調に進んでいると言っていたのですが、実は何も進んでいませんでした。しかも、その事実が発覚したのは、期日まであとわずかのタイミングだったのです。
私ともう1人のメンバーが手伝うことで提出には間に合ったのですが、本来であればもっとクオリティを高めることもできたと思います。1人が嘘をつくことでみんなに迷惑がかかることを、身を持って知りました。
社会に出ても似たようなシチュエーションがあると思います。同じことを繰り返さないためにも、進捗の確認頻度を高めお互いのスケジュールを把握することで、フォローしあいながら仕事を進めていきたいと思っています。

【想定追加質問】
⇨進捗を確認する具体的な案はありますか?

苦手な人の回答例(3):時間にルーズな人

私は「時間にルーズな人が苦手」です。
学生時代に委員会の委員長を務めていたときに、メンバーに資料作成を頼んだときのことです。最終期日の3日前に提出してもらうように頼んでいたのですが、結局提出してきたのは最終期日の前日でした。大掛かりな資料ではなかったので、なんとか最終期日には間に合いましたが、時間にルーズな人がいるとプロジェクトが失敗する可能性があると思いました。
振り返ってみると、自分の管理が甘かった部分もあると反省しています。また、生活事情や仕事のペースは人それぞれなので、進捗の聞き方やフォローの確認などができれば良かったと感じました。入社後も反省を活かし、プロジェクトを成功に導きたいと思います。

【想定追加質問】
⇨時間にルーズな人に進捗を聞く具体例を教えて下さい。

苦手な人の回答例(4):話を聞かない人

私は「人の話を聞かない人が苦手」です。
人が話している途中でも遮って、自分の話ばかりしている人がクラスにいました。普段の会話ではそこまで気に留めていませんでしたが、ディスカッションの授業でも同じ様子だったので、せっかくの異なる意見を交わせる機会がもったいなく感じてしまったのです。
入社後も意見の交換やディスカッションの場があると思います。自然と意見交換ができる雰囲気作りももちろんですが、1人ずつ発言できる進行を心がけるなど、人の話を聞かない人でも周囲の話を聞ける環境を作る工夫をしたいと思います。

【想定追加質問】
⇨1対1の場合はどうしますか?

苦手な人の回答例(5):悪口を言う人

私は「悪口を言う人」が苦手です。
学生時代にしていたアルバイトの職場に、悪口を言う人がいました。「店長は〇〇だ」「〇〇さんは△△だ」といったふうに、誰に対しても言っていました。しかし、悪口を聞かされてしまうと、純粋にこちらもイヤな思いや気が滅入ってしまうのです。
こうした場合には「確かに、悪口のひとつやふたつ言いたくなるときもあるかもしれません。でも、〇〇さんも△△な良いところもありますよ」というように、言い換えた声掛けをしていました。社会に出ても悪口を言う人はいると思いますが、人のポジティブな面を見てもらえるような声掛けをして、良いチームワークを生み出せるようにしたいです。

【想定追加質問】
⇨良いチームワークを生み出すのにほかにはどんな案がありますか?

苦手な人の回答例(6):協調性がない人

私は「協調性がない人が苦手」です。
学生時代サッカー部に所属していましたが、チームメイトの中に協調性がない人がいました。そのメンバーはチーム全体で行う練習のときでも1人だけ参加せずに、個人練習をしていました。私は副部長だったので注意をするときもあったのですが、あるとき注意するだけではなく、一度肯定してあげるのも選択肢のひとつだと気付いたのです。
しかし、ほかのチームメイトもいるので、そのメンバーの意見だけを肯定すると不満に繋がる可能性もあります。そこで、メンバー全員の要望を取り込んだ練習を行いました。こうしたチームワークの構築方法もあるのだと学べた良い機会です。入社後もこの経験を生かし、それぞれが補い合うチームを構築したいと考えています。

【想定追加質問】
⇨メンバー全員が納得できないケースが出た場合、どのような基準で決断しますか?

苦手な人の回答例(7):挨拶をしない人

私は「挨拶をしない人が苦手」です。
良い環境作りのためには、良いコミュニケーションが大切だと思います。コミュニケーションを構築する第一歩が、挨拶だと思うのです。また、社会人として当たり前のこととも感じます。
クラスやアルバイト先に挨拶をしない人がいました。はじめは「なぜ挨拶をしないのだろう」と思っていました。しかし「挨拶ができなかった状況だったのかも」「挨拶を恥ずかしがる人もいるかも」と視点を変え、自分から積極的に挨拶をするようにこころがけました。どんな人にも自ら積極的に挨拶をすることで、良いコミュニケーションをとりたいと思います。

【想定追加質問】
⇨良いコミュニケーションとはどんなものですか?

苦手な人の回答例(8):優柔不断な人

私は「優柔不断な人が苦手」です。
人生や仕事は決断の連続で、ときには素早いレスポンスが求められることもあると思います。しかし、答えに迷ったせいで、仕事の進捗が滞ることもあると考えているからです。
答えに迷う場合には、いろいろな選択肢を見据えているとも考えられます。その分広い視野を持っているともいえるので、どんな可能性があるのか意見を募り、さまざま考え方を取り入れた判断を心がけたいと思います。

【想定追加質問】
⇨さまざまな意見を取り入れることにどんなメリットはありますか?

苦手な人の回答例(9):最低限の連絡をしない人

私は「最低限の連絡をしない人が苦手」です。
こまめに連絡してほしいとは思いませんが、必要に応じて最低限の連絡をしてほしいと思っているからです。私には遅刻をしそうなときに連絡をしない友人がいます。遅刻しそうとわかったタイミングで連絡をしてくれれば、こちらも待っている時間を有効に使えますし、待っているときの気持ちも変わってくると思うのです。
社会人になったら連絡が必要なタイミングが、たくさんあると思います。そのときに適切なタイミングで連絡を入れられないと、相手を不安にさせるだけでなく責任感がないのかと失望させてしまいます。そうならないように、必要に応じて連絡する意識を忘れずに仕事をしていきたいと考えています。

【想定追加質問】
⇨なぜ必要に応じて連絡できないと思いますか?
⇨連絡をしない人に対してどのような対応をしましたか?

苦手な人の回答例(10):マナーに欠ける人

私は「公共の場でのマナーに欠ける人が苦手」です。
私自身すべてのマナーに精通しているわけではありませんが、公共の場での最低限のマナーは守るべきと思っています。バスや電車などの公共の場では静かにすべきですし、混雑しているときはスペースを譲り合うべきと考えています。
ですが、そのときマナーを守れなかった背景に配慮する必要もあると思います。また、マナーの物差しは人それぞれなので、押し付けることなくフォローできることは助け合いたいです。会社は自分ひとりだけではありません。通路や仕事をするスペースは、みんなが利用する公共の場です。みんなが快適に仕事ができる環境作りを意識したいと思います。

【想定追加質問】
⇨快適に仕事ができる環境作りはどんなものですか?
⇨マナーを守れていない人に対してどういう声かけをしていくか、どのようにフォローしますか?

面接でよく聞かれる質問集と回答例は下記の記事を参考にしてください。

関連記事:
【面接でよく聞かれる質問集】答え方のポイントと前日までに準備すべき対策も紹介

面接で「苦手な人」を聞かれた際のNG例

ここからは「苦手な人」を答えるときのNGポイントを紹介していきます。

NG例を把握しておけば、面接官の評価にも好影響を与えることが可能です。回答例だけでなく、NG例もしっかりとチェックしておきましょう。

苦手な人のNG例(1):「苦手な人はいません」と答える

自分をよく見せようと「『苦手な人はいません』と答えればよい」と考える人もいるでしょう。しかし、それはマイナスポイントに繋がる可能性が高いのでおすすめできません。

過去に苦手な人が全くいなかった人は、本当にいるでしょうか。現実的に考えにくいですよね。

苦手な人はいませんと答えたら「良い人に見られたくてウソをついているのでは?」「考えていなくてごまかしているな」といったマイナス評価に繋がるリスクがあります。

また、もし本当に苦手な人がいなくても「何も考えていないのかな」と評価が下がってしまう恐れも。よって、本当に苦手な人がいなくても、何らかの回答を用意しておくべきでしょう。

面接官はあなたの苦手な人を知りたいのではなく、苦手な人にどう対処するのかを知りたいのです。そこを理解しておきましょう。

苦手な人のNG例(2):「その人とは関わりません」といった答え方

「苦手な人とは関わりません」「苦手な人とは距離を置くようにしています」といった答え方はNGです。

そう答えることで「嫌なことから逃げ出すタイプなのかな」「やりたくないことはやらないのか」と判断される可能性が高くなります。

学生の頃は苦手な人と関わらなくても問題はなかったかもしれません。しかし、入社後もそのスタンスでは厳しいでしょう。

面接官は「苦手な人とでもプロジェクトを成功に導けるか」という点を見ています。

苦手な人のNG例(3):ネガティブなまま終わらないようにしよう

「苦手な人は〇〇です」と答えた後、理由も述べると思いますが、そのまま終わるのは避けましょう。対処法やそこからどうするかが重要なポイントです。

ネガティブな発言のまま終わらせるのではなく「どう対処したのか」「どうやって問題を解決したのか」などポジティブな結論に変換して終わらせましょう。

また、根拠のない理由を述べるのも避けるべきです。「なんか苦手」「生理的に」などの答えは、面接官にネガティブな印象を与えます。

まとめ

面接では「苦手な人」について聞かれることも少なくありません。マイナス評価にならないように「苦手な人はいません」と答えてしまいがちですが、かえって逆効果です。

また、苦手な人がいることだけ伝えるのも、評価を下げる原因になります。

面接官は苦手な人を知りたいのではなく「苦手な人とどう向き合うのか」「どうやって協力して仕事をするのか」を見極めています。

苦手な人を聞く本質を理解して、スムーズに答えられるようにしましょう。

面接を通過するためには想定質問への対策として、答え方を知るだけではなく、マナーの習得や事前の練習も必要です。

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