まだ業界研究をしたことがない人、何となくやっている人は「業界研究って何をしたらいいの?」と漠然とした不安を感じてしまうこともあると思います。
本記事では業界研究のやり方や活用すべきもの、注意点についてわかりやすく解説しているので、業界研究初心者の人でも簡単にマスターすることができます。
少しでも業界研究に対して不安がある方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
業界研究のやり方
ここでは業界研究のやり方を紹介していきます。
業界研究をする際は以下の流れで行ってみてください。
(2)業界のビジネスモデルを知る
(3)志望業界の将来性、安定性を知る
(4)興味のある業界を絞り、気になる企業を選ぶ
それぞれのやり方について以下で詳しく解説していきます。
どのような業界があるのかを知り気になる業界を選ぶ
業界研究を行う際はまずどのような業界が存在するのかを把握していきましょう。
業界はおおよそ以下の5つに分類することができます。
・ものを売る
・サービス、情報を提供
・社会基盤を整備する
・資金を動かす
志望業界をまだ決めていない人は、まずこの上記5つの業界の中で自分はどのような仕事に興味があるのか考えてみましょう。
どの仕事に興味があるか決まったら、その仕事の中でもどの業界に関心を持っているのか考えてみます。
「例:「ものをつくる」→「食品・飲料、化粧品」」
その際は以下の画像を参考にしてみてください。

業界のビジネスモデルを知る
なんとなく気になる業界が決まったら、次はその業界のビジネスモデルを理解しましょう。
ビジネスモデルとは”会社が利益を生み出すための仕組み”のことを指します。
具体的には以下の項目について調べてみてください。
✓顧客は誰か
✓どのように営業しているのか
✓どんな商品・サービスか
その業界ではどんな商品・サービスを扱っているかを知りましょう。
例えば、食品業界では「もの」を扱っており、コンサル業界では「ヒト」を扱っていますよね。
このように業界によって扱っている商品・サービスは異なるため、気になる業界は何を扱っているのかチェックしてください。
面接では就活生が自社について調べているかチェックするために、業界の特徴や扱っているサービスについて聞かれることがあります。
そのため業界研究をする際は面接で聞かれても困らないようにしっかりと深ぼって調べておきましょう。
✓顧客は誰か
顧客は大きく分けると「法人」「個人」に分類され、法人を顧客とする企業は「BtoB企業」、個人を顧客とする企業は「BtoC企業」と呼ばれています。
顧客によって行う仕事や求められるスキルも異なります。
自分がやりたい仕事をみつける際の重要な指標となるため、必ず把握しておくようにしてください。
✓どのように営業しているのか
基本的に商品やサービスを提供するのは一般的に営業の役割です。
業界によって営業手法は異なり、既に取引のある顧客を訪問するタイプの営業や、新規の顧客に訪問するタイプの営業など様々な方法があります。
そのため各業界の営業担当の働き方について調べておきましょう。
志望業界の将来性・安定性を知る
業界研究において業界の動向を知ることは必須です。動向について調べることで、その業界の将来性や安定性を知ることができます。
志望企業を決める上で、業界の将来性は誰しも気になるところだと思います。将来性がない業界にいきたいという方は少ないですよね。
入社してから「思ってたのと違った…」とならないためにも、動向はしっかりと把握しておく必要があります。
業界の将来性を調べたい時は業界の動向、売上、市場規模などについて調べましょう。
興味のある業界を絞り、気になる企業を選ぶ
ここまでで気になる業界を絞ったら、今度はその業界の中で気になる企業を探します。
最初はなんとなく気になるなどの理由で大丈夫です。気になると思った企業について調べる際は、以下の項目をチェックしてください。
・企業を選んだ理由
・間近3年の売上、利益の推移
・主力商品、サービス(3つ)
・メインの顧客(個人or企業/国内or海外/年齢層など)
・業界内における企業の強み
・代表的な企業の広告・CMのコピーなど
・企業に関する最新のニュース、動向
気になる企業の情報を書き出したら、それぞれの企業を並べて比較しましょう。
理由としては比較することで数ある企業の中から志望企業を絞ることができるためです。
業界研究をする際に活用するべきもの
業界研究は終わりがないため時間をかけすぎてしまい、気づいたら「もう時間がない!」となってしまう可能性があります。
そうならないためにも、ここでは効率良く業界研究をするために活用すべきものを紹介していきます。
本や新聞、ニュース
新聞やニュースサイトは最新情報を得ることができます。
面接では業界の時事問題について質問されることもあるため、目を通しておくことをオススメします。
本も業界研究に最適です。
インターネットに載っている情報は、誰でも書き込むことができてしまうため、正しい情報なのか判断できない場合がありますが、本はプロが執筆しているため、信憑性のある情報を得ることができます。
どんな本を読めばいいかわからないという人は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考:【業界研究】厳選”本”5冊を紹介!~この記事を読めばあなたに合った1冊がわかります~業界研究セミナー、合同会社説明会
業界研究セミナーではその業界で働いている社会人から直接話を聞くことができます。
実際に働いている人からの話であるため、よりリアルな情報を得ることができるでしょう。
合同会社説明会は数多くの企業がブースを出店しているため、業界や企業に関する情報を一度にたくさんの情報を効率よく得ることができるというメリットがあります。
業界のリアルな話が聞きたい、幅広く業界研究がしたいと思っている人にオススメです。
就職情報サイト
就職情報サイトは、企業の採用情報や業界の動向など、様々な情報が記載されています。
そのためまだ業界研究をしたことがないという人はまず就職情報サイトを活用してみると良いでしょう。
また就職情報サイト内では、業界研究セミナーなどのイベントの情報が紹介されている場合もあるため、セミナーに興味があるという人も参考にしてみてください。
OB・OG訪問
OB・OG訪問では現場で働いているからこそわかる業界の課題や将来性など、よりリアルな情報を得ることができます。
OB・OG訪問を行う際は、自分で業界研究をした上で足りない知識を補う、実感を得るためにやることをオススメします。
相手の時間をもらっているという意識を持ち、限られた時間を有効活用するためにも、事前に質問したい内容をまとめておきましょう。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでは就活支援の一貫として、業界研究に関するセミナーを主催しています。
それだけでなく就活生のサポートを幅広く行っているため、活用することをオススメします。
就活エージェントを利用する
自分1人で業界研究を行うのは難しいなと思う人は、就活エージェントを利用するのもオススメです。
担当のアドバイザーが面談などを通じて、あなたにぴったりの業界を一緒に探してくれます。
少しでも不安を感じてしまう人はぜひ利用してみてください。
就職エージェントneoでも就活生一人ひとりに寄り添ったサポートをしていますので、気になる方は以下のリンクからご覧ください。
参考:就活の悩みや不安を相談できる就職エージェントneo業界研究を行う際の注意点
業界研究を行う際の注意点は以下の3つです。
・時間をかけすぎない
・アウトプットまで行う
なぜこれらに注意しなければならないのかについて、紹介していきます。
業界研究の目的を見失わないこと
業界研究の最終的な目的は自分に合う企業を見つけることです。
ただ業界や企業の情報をたくさん集めても、集めただけで終わってしまったら全く意味がありません。
業界研究を通して得た情報をもとに、その業界の仕事は自分に合っているのかを必ず考えてみましょう。
時間をかけすぎない
業界研究は終わりがないため、やろうと思えばどこまでもやれてしまいます。
そのため情報を集めることだけに必死になってしまうと、選考対策を十分にできない可能性があります。
そうならないためにも、業界研究を行う際は時間をかけすぎないように注意してください。
アウトプットまで行う
上述しましたが業界研究を通して情報を得るだけでは意味がありません。得た情報を必ずアウトプットしましょう。
アウトプットする方法は、得た情報を志望動機や自己PRに反映させてみることです。
志望動機や自己PRを作成したら大学のキャリアセンターで添削してもらったり、OB・OG訪問でその業界の社員さんに聞いてもらうことをオススメします。
積極的に自分の意見をアウトプットする場を作っていきましょう。
まとめ
本記事では業界研究のやり方や注意点について紹介してきました。
業界研究を行う際はあまり時間をかけすぎないように注意し、紹介した観点に沿って調べてみてください。
また記事内でもお伝えしていますが、業界研究の方法はたくさんあります。
そのため自分に1番合っているやり方を見つけ、業界研究を有意義なものにしましょう。
●業界研究のやり方
(1)どのような業界があるのかを知り、気になる業界を選ぶ
(2)業界のビジネスモデルを知る
(3)志望業界の将来性、安定性を知る
(4)興味のある業界を絞り、気になる企業を選ぶ
●業界研究をする際に活用するべきもの
・本や新聞、ニュース
・業界研究セミナー、合同会社説明会
・就職情報サイト
・OB・OG訪問
・大学のキャリアセンター
・就活エージェントを利用する
●業界研究を行う際の注意点
・業界研究の目的を見失わないこと
・時間をかけすぎない
・アウトプットまで行う
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