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【業界研究】ビール業界の動向4選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介

「ビールが好きだからビール業界に興味がある」「各ビール会社の違いって何だろう…?」

このように思っている就活生に向けて、本記事ではビール業界の仕組みや動向、志望動機・自己PRの書き方、さらに各ビール会社の特徴についてわかりやすく解説していきます。

入社後のミスマッチを防ぐためにも、ビール業界についてしっかり学んでいきましょう。

またビール業界の売上や利益、年収、従業員数、勤続年数をランキングで紹介しているので、志望企業が決まっていない人は参考にしてみてください。

目次

ビール業界の仕組み

まず、ビール業界とはビールに加え、発泡酒、ノンアルコールビール、そして新ジャンルとも称される第三のビールを生産・販売する企業主体のことを指します。

ビール業界においては、私たち消費者に至るまで第一次産業、商社、原料メーカー、食品小売業界、外食産業と数多くの業種が関わっています。

今回の記事では、ビールを製造する原料メーカーについて解説していきます。

ビール業界の動向

ここではビール業界の動向を「現在」と「将来」に分けて紹介していきます。

それぞれ以下のトピックスについて紹介しているので、ビール業界の動向を把握しておきましょう。

■現在
国内市場の縮小と海外展開の加速
Ready To Drink

■将来
酒税1本化
クラフトビール

まず動向を学ぶ前にビール業界について数字で見てみましょう。

参照元:業界動向サーチ/全160業界の業界ごとの合計、または平均を項目ごとにランキング。ビール業界4社が対象(2019年-2020年)

それではまずは現在のビール業界の動向から紹介していきます。

現在

現在のビール業界の動向は、大きく分けて以下の2つが挙げられます。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

国内市場の縮小と海外展開の加速

ビール類の国内総出荷量は、2018年時点において14年連続で過去最低を記録しています。その背景として、主に3つの要因が挙げられます。

1つ目は少子高齢化です。飲酒量の多い現役世代の人口が減少し、飲酒量の少ない高齢者が増加していることから、必然的にビール需要の低下に繋がっています。

2つ目は若者のビール離れです。国立栄養・健康研究所の調査(※1)によると、若者の飲酒習慣者の割合は年々減少傾向にあります。一昔前の「とりあえずビール」の風潮は消えつつあるのかもしれません。

そして3つ目は消費者の節約志向の高まりです。景気後退による先行き不安や増税の影響により、低価格帯商品の選択傾向がみられ、全体としてビール消費額が落ち込んでいます。

上記の理由から、ビール業界は国内市場の縮小という大きな課題に直面しています。そこで各ビール会社は海外戦略に力を入れています。海外戦略の手段としてはM&Aが主流です。

例えば、アサヒグループホールディングスは2019年にオーストラリアビール最大手のカールトン&ユナイテッドブリュワリーズ(CUB)の買収、またキリンホールディングスも同年に米クラフトビール最大手のニュー・ベルジャン・ブルーイングの買収を完了させました。

今後もM&Aを主流とした海外展開は、ますます加速していくとみられます。

※1:国立栄養・健康研究所 「飲酒習慣者の割合の年次推移(20歳以上、性・年齢階級別)」

Ready To Drink

皆さんは『Ready To Drink』という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?

RTDと略されることもあるこの言葉ですが、「ふたを開けるだけで、そのまま飲めるアルコール飲料」を意味します。

具体的には、缶チューハイや缶カクテル、ハイボール缶などのアルコール飲料などがRTDにあたり、その多くがアルコール10%以下程度の飲みやすいものとなっています。

サントリーの調査によると、2020年のRTD市場は対前年112%と過去最大の市場規模となりました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う粛要請により、宅飲み需要が増加したことが大きく起因しています。

アサヒグループホールディングスは、「贅沢搾り」「樽ハイ倶楽部」「ザ・レモンクラフト」への集中投資の継続、サントリーホールディングスは「ほろよい」「のんある気分」などの定番品に加え、「ザ・まるごと」シリーズを新たに売り出すなど、ビール業界各社はRTD市場に力を入れています。

将来

次に将来のビール業界の動向について紹介していきます。

酒税1本化

2026年に酒税1本化が予定されています。消費者や酒類製造者への影響を考慮し、2020年10月、2023年10月、2026年10月と3段階に分けて、十分な経過期間を設けて改正が進行中です。

これにより、「ビール」、「発泡酒」、「新ジャンル(第三のビールなど)」でそれぞれ異なっていた税金が、すべて350mlあたり54.25円に統一されます。

この改正においては、2026年に向けて徐々にビールの税額は引き下げられ、新ジャンルについては税額が上がることとなります。(発泡酒に関しては変化なし)

税率による価格差が縮まれば、リーズナブルさを売りにした商品での勝負は難しくなり、新たな戦略が打ち出されることも予想されます。税制改正に伴う今後のビール業界の動向も見逃せません。

クラフトビール

クラフトビールは、アメリカを発祥とします。そのアメリカが、①小規模であること②大手メーカーから独立していること③伝統的な原料や製法でつくっていることの3つの条件を満たす醸造所のビールをクラフトビールと定義づけました。

国内大手ビールメーカーの中でも、特にクラフトビールに力を注いでいるのはキリンビールです。2019年11月には、アメリカのクラフトビール3位に位置するニュー・ベルジャン・ブルーイングの買収を発表しています。

ビール離れが深刻化する中、新たな需要喚起の要因としてクラフトビールが注目されています。クラフトビールへの注力により、国内ビール市場の立て直しに一躍買うのではないかと期待が高まっています。

ビール業界大手4社比較

日本のビール業界は大手4社が国内出荷シェアの99%を占めています。

売上順にサントリーホールディングス、キリンホールディングス、アサヒグループホールディングス、そしてサッポロホールディングスとなっています。

各社の違いを理解するために、社風や強みを比較しながら読んでみてください。

売上や利益などの業績に関しては、記事の後半で紹介していますのでそちらをご覧ください。

サントリーホールディングス

サントリーの大きな特徴としては、酒類のほかに清涼飲料に力を入れていることが挙げられます。他3社と比較するとビール類は後れを取っているものの、多種多様な酒類や清涼飲料の販売により消費者のニーズを捉えることに成功しています。

酒類事業の中では、特にウイスキーに力を入れています。ウイスキーは参入障壁が高いため、強みといえるでしょう。ブランド力と種類の多さを誇り、有名な製品としては、「角瓶」や「山崎」などが挙げられます。

また、「やってみなはれ」という、サントリーの創業者である鳥井信治郎さんの言葉を大事にしており、自由な社風を持ち、失敗を恐れずに新しいことへ挑戦することに重きを置いています。

代表的商品:ザ・プレミアム・モルツ、金麦、ほろよい

キリンホールディングス

キリンホールディングスは、発泡酒・新ジャンル(第三のビール)に強く、高いシェア率を誇ります。2018年3月に発売された新ジャンル「本麒麟」は大ヒット。一時は入手困難なほどの売れ行きとなり、発売たった2年で出荷実績は累計10億本(350ml缶換算)を突破する破格の勢いです。過去10年のキリンビール新商品で最速、売上No.1を記録しています。

また、近年は「医薬・バイオケミカル事業」にも注力しており、順調な成長を遂げています。2027年には医薬品原料の製造を目指すなど、グループ全体としてバランスの良い事業展開をしているのがポイントです。

代表的商品:麒麟一番搾り、端麗グリーンラベル、氷結

アサヒグループホールディングス

アサヒグループホールディングスは、4社の中で最もビール事業に注力しています。

特に、1987年発売の「アサヒスーパードライ」は圧倒的なブランド力を持ち、長年愛され続けています。ところで、皆さんは話題沸騰中の生ジョッキ缶をご存じでしょうか?

「お店で飲む生ジョッキを家でも飲みたい」というお客様の声を元に開発された製品ですが、発売日の翌日には休売するという驚異の売れ行きを達成しています。現在も定期的な数量限定発売での対応がなされるほどの人気で、アサヒスーパードライの売り上げにを大きく押し進めています。

また2016年を機として、海外戦略にも積極的姿勢を示しています。ビール醸造所を保有する欧州、オセアニア、日本の3拠点体制に加え、北米・南米・アジアなどのエリアにおいてもグローバル事業でさらなる成長を目指しています。具体的には、「アサヒスーパードライ」など主要ブランドの世界展開を強化しています。

代表的商品:アサヒスーパードライ、クリアアサヒ、贅沢絞り

サッポロホールディングス

サッポロは4社の中で市場占有率が最も低いものの、サッポロ生ビール黒ラベルやエビスビールなど少し特別感のあるビールに集中する戦略をとっています。

また酒類事業の他に、不動産事業に取り組んでいるのも特徴といえます。サッポログループのゆかりの地である「札幌」「恵比寿」「銀座」「名古屋」を中心に事業を展開し、街づくりに貢献しています。恵比寿ガーデンプレイスやサッポロファクトリーがその一例です。

代表的商品:サッポロ生ビール黒ラベル、エビスビール、麦とホップ

ビール業界の職種

皆さんはビール業界にどのような職種があるのかご存じでしょうか?

ここではビール業界の代表的な職種をご紹介していきます。

それぞれの違いをしっかりと理解したうえで、自身に向いている職種は何かを考えてみてください。

研究・開発

まず、ビール業界の職種として挙げられるのが研究・開発です。

商品のコンセプトをはじめ、味や風味、パッケージデザインまでを企画します。ビール需要が伸び悩む中、いかに消費者のニーズを捉えた商品を開発するかが求められています。

製造(設備管理・品質管理)

製造では、研究・開発により企画された商品の大量生産を行っています。

しかし、それだけではありません。ビールの醸造工程の生産ラインの管理、工場の設備機能の不備の確認など、安全な商品をつくるために万全の生産体制を整えることも製造における仕事の1つです。

営業

営業における主な仕事としては、スーパーやコンビニのような小売店や、居酒屋などの飲食店へ自社の商品を売りこむことが挙げられます。

ビール業界は大手4社による市場寡占が行われており、競争の激しい業界です。

一方で、自身の頑張り次第で売上が数字となって表れ、さらにメーカー全体の業績にもつながるため、やりがいを感じやすい職種であるといえます。

ビール業界の志望動機の書き方

テレビ業界の志望動機を書く際は「なぜビール業界なのか」「なぜそのビールメーカーなのか」をしっかりと深堀りしておくことが必要です。

はじめに、食品業界の中で、加工食品や食品原料などではなく、なぜビール業界なのかを説明する必要があります。

具体的には自分が将来何を成し遂げたいのか、例えばビール業界であれば「どんなに疲れた日でも、一口飲んだ瞬間からまた頑張ろうと思える。そんな日々の些細な喜びを与えられるビールを作りたい」などといったビール業界ならではの理由を述べるようにしましょう。

次に“なぜそのビールメーカーなのか”については、他のメーカーではなくそのメーカーでなければいけない理由を伝えます。

各メーカーの企業理念・社風の違いや注力している事業などをしっかりと調べ、メーカーごとの特徴や強みを把握した上で、志望企業を決めるようにしましょう。

ビール業界でうける自己PRの書き方

自己PRの書き方について学ぶ前に、まずはビール業界の求める人物像を把握しておきましょう。

企業に評価される自己PRをするためには、その業界ではどのような人が求められているのか知っておくことが重要です。

ビール業界の求める人物像

ビール業界においては、先にも述べた通り国内市場の縮小に対する戦略が課題となっています。苦境を強いられる中で自社の商品を選んでもらうためには、消費者目線になって考えることができる素養が大切です。

そのためには常に変化し続ける情勢、流行にアンテナを張り、消費者のニーズを的確に把握することが欠かせません。

そこで、常に高い志を持ち、その上で自ら考え、行動することができる主体性やチャレンジ精神を持った人物が求められます。

また現状の課題を打破していく中で、周りを巻き込んで、組織全体をまとめ上げるリーダーシップも重要です。

ビール業界の求める人物像について学んだら次は自己PRの書き方を学んでいきましょう。

自己PRを書く際は基本的に「強み⇒エピソード⇒結果・学んだこと⇒入社後どう活躍できるか」の順番で書きます。

自己PRの基本的な書き方

(1)結論

自己PRを書く際は最初に「私は○○することができます」といったように自分の長所を端的に述べます。

最初に結論を述べ面接官に今から何の話をするのか伝えることで、聞き手側も話が入りやすくなります。

そのため、自己PRをする際は結論として、まず長所を伝えるようにしましょう。

(2)エピソード

長所を伝えたら、実際にその長所があることを証明できるエピソードを交えます。

ここではできるだけ具体的なエピソードを伝えるために、その出来事の中で生じた課題・目標や、その課題・目標に対してどのような行動をとったのかについてまで書くようにしましょう。

また企業は、課題・目標やそれ対する行動を通してその人の人柄や価値観を判断しているため、なぜその課題・目標に取り組もうと思ったのか、なぜそのような行動をとったのかについて、しっかりと見つめ直しておいてください。

(3)結果・学んだこと

エピソードの次は、自分がとった行動によってどのような結果になったかについても書きましょう。

結果を書く際は、定量的に表すことを意識してください。

例えば「〇〇というアイディアを出し実践したところ、売上を40%上げることができた」など数字を用いてアピールした方が相手に伝わりやすいです。

また、この経験を通して何を学んだのかについても書きます。

面接官はその人の学びからも価値観や人柄を判断しています。価値観や人柄はその学生を採用するかどうかの大きなポイントとなるため、自分がどういった人なのか、いかにその企業に必要な人材であるのかをアピールするようにしましょう。

(4)入社後どう活躍できるか

企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を求めています。つまり、面接官にこの学生は「自社で活躍する素養がある」と思わせるのが大事です。

そこで自己PRをする際は、最後に今伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくかまで伝えるようにしてください。

そのためには企業が求めている人物像を把握する必要があります。業界研究・企業研究を通してどのような強みをアピールするのか考えておきましょう。

より詳しい自己PRの書き方について知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。

▶参考:企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説

ビール業界ランキング

ここではビール業界のランキングをご紹介します。

まずは「売上」「経常利益」「利益率」のランキングを紹介していきます。

また「年収」「従業員数」「継続年数」のランキングも以下で紹介していきます。

ビール業界の業績ランキング

参照元:業界動向サーチ/ビール業界の売上高ランキング(2019-2020年)は上記企業の有価証券報告書に基づき作成しています。ランキングは上記企業のデータの合計または平均を表したものです

売上については1位がサントリーHD、2位がキリンHD、3位がアサヒグループHD、経常利益は1位がサントリーHD、2位がアサヒグループHD、3位がキリンHDです。

サントリーHDは酒類事業、キリンHDはキリンビール+ライオン+ミャンマー・ブルワリー事業、アサヒグループHDは酒類事業、サッポロHDは酒類事業の売上高です。

売上や利益、利益率をチェックした方が良い理由は、以下の2点です。

・売上は企業の財務力を表しているから
・利益、利益率は企業が行っているビジネスの成否を示しているから

売上は企業の財務力、ビジネスの規模を表しています。つまり売上が高い企業の方が行っているビジネスの規模が大きいということです。

またA社とB社が同じ利益の場合、売上が大きい企業の方が金融機関からの融資を受けやすいとされているため、売上を見ることで企業の資金調達力もチェックすることができます。

次に利益、利益率は企業が行っているビジネスの成否を示しています。そのビジネスによる付加価値がどれくらいあるかを測る指標です。

つまり利益がほとんど出ていなかったり、赤字だとビジネスに何らかの問題があるということになります。

ただし、このランキングだけでなく、成長率も大事であるため各企業の過去についても振り返っていきましょう。

ビール業界の社内環境ランキング

参照元:業界動向サーチ/ビール業界の平均年収ランキング(2019-2020年)は上記企業の有価証券報告書に基づき作成しています。ランキングは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。

年収は1位がアサヒグループHD、2位がサントリーHD、3位がキリンHD、勤続年数は1位がサッポロHD、2位がサントリーHD、3位がアサヒグループHDとなります。

従業員数を見てみると、キリンホールディングスとアサヒグループホールディングスの乖離が大きいことが読み取れます。(上記ランキングにおける従業員数は親会社単独のものです)

キリンホールディングスの従業員数が他と比較して多い理由として、2019年7月1日付で連結子会社であるキリン(株)を吸収合併したことが挙げられます。

勤続年数が長いということは定着率が高いということになります。一概には言えませんが、定着率が高い会社は良い会社である可能性が高いです。

また従業員数が多い会社は多様な人と関わり合うことができるというメリットがあります。しかし多いと自分の意見が通りにくい場合もあるというデメリットもあるため、自分にとってどの環境が合っているのか考えてみましょう。

まとめ

本記事ではビール業界の仕組みや動向、志望動機・自己PRの書き方について紹介してきました。

人口減少に伴う市場規模の縮小により、各ビールメーカーは海外展開を主とした様々な取り組みを展開しています。

そのため、自分が少しでも興味を持っている企業はどのような事業に注力しているのか、業界研究を通してしっかりと学んでおきましょう。

さらに詳しく業界研究を行う場合の”やり方”は下記記事を参考にしてください!

▶参考:たった4ステップで業界研究を完璧に!誰でも簡単にできるやり方を紹介

就活相談は就職エージェントneoへ

ここまでは、業界研究に必要な情報をお伝えしてきました。

それでも、「自分の場合はどうすればいいの?」と不安な方も多いのはではないでしょうか。

そんな時は、自分ひとりで抱え込まず、客観的な視点からフィードバックをもらうべきです。就職エージェントneoでは、企業人事の要望を把握したプロのアドバイザーが年間2万件以上の就活生の悩みにお応えしています。

就活でモヤモヤしている方は、少しでも早くそのお悩みを解決し、自信をもって本番に臨んでください。

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