「好きなことを仕事にするのはやめた方がいい?」「好きなだけは選考は受からない?」と不安に思っている人に向けて、本記事では好きなことを仕事にするメリット・デメリット、好きなことを仕事にする際のアピールポイントを紹介しています。
どの道を選択するか決める前にまずはメリットやデメリットを把握し、自分はやっていけそうかしっかりと考えることが大切です。
仕事選びで迷っている人や、選考に受からなくて困っている人はぜひ本記事をチェックしてみてください。
好きなことを仕事にするのは難しい?
誰もが「好きなことを仕事にできたらなぁ」と一度は思うのではないでしょうか。
しかし好きなことを仕事にするというのは簡単なことではありません。仕事となると好きだけでは成り立たないことも多々あります。
ただ、それが間違っているというわけではないため、好きなことを仕事にしたいと思っている人はまずメリット・デメリットを把握し、その上で自分がどうするべきか再度考えてみてください。
メリット
まずはメリットから紹介していきます。
■仕事のモチベーションが維持しやすい
好きなことを仕事にするメリット1つ目は、「仕事のモチベーションが維持しやすい」です。
仕事をしているとつらいこと、大変なことはたくさんあります。ですがそれが好きなことに関する仕事であれば、熱意で乗り切れる可能性が高いです。
さらに今はまだ将来の目標がない人でも良いモチベーションを維持した状態で仕事に取り組んでいるうちに目標が見つかるかもしれません。
■ストレスが溜まりにくい
好きなことを仕事にするメリット2つ目は、「ストレスが溜まりにくい」です。
仕事をしているとどうしてもストレスを感じる場面はあると思います。これは好きなことを仕事にしていても同じです。
しかし興味のない分野の仕事をしている場合、「なんでこんな思いをしながら働かなきゃいけないんだよ…」とうまくストレスを解消することができず、働くこと自体が苦痛に変わってしまう可能性があります。
ですが好きな仕事をしている場合は「つらいこともあるけど、この仕事で頑張りたい!」とうまくストレスを解消し、仕事に対して前向きに取り組めるでしょう。
そのため興味のない分野の仕事よりはストレスが溜まりにくいのではないでしょうか。
■やりがいを持ちやすい
好きなことを仕事にするメリット3つ目は、「やりがいを持ちやすい」です。
ただ日々淡々と仕事をこなしている人より、好きなことを仕事にしている方がやりがいは持ちやすいと言えるでしょう。
「好き=興味がある」ということであるため、好きなことを仕事にするということは自分の仕事に興味を持って働けるということです。
自分の仕事に興味がある人は自社の製品がどこかで使われているのを見かけるだけで嬉しい気持ちになり、「もっとたくさんの人に使ってもらえたら嬉しいな、使ってもらえうように頑張ろう」とやりがいを持つことができるでしょう。
■スキルが上がりやすい
好きなことを仕事にするメリット4つ目は、「スキルが上がりやすい」です。
嫌々仕事をしている人はなかなか自分から知識をつけようと勉強したりすることは少ないと思いますが、好きなことを仕事にしている場合はその勉強も好きなことに関するものであるため、インプットが苦に感じないでしょう。
積極的にインプットをしていくうちにスキルや知識をどんどん習得することができ、気づいたらより責任のある仕事を任されるなど、ステップアップも見込めるかもしれません。
デメリット
続いてはデメリットを紹介していきます。
■好きなことが嫌いになる可能性がある
好きなことを仕事にするデメリット1つ目は、「嫌いになってしまう可能性がある」です。
当然仕事となると好きなことでも楽しいだけではありません。大変なこと、イライラすること、悲しいことなど、今まで趣味としてやっていた時とは違い、ネガティブな気持ちになることもあります。
このようなネガティブな気持ちによって、徐々に好きなことに対する熱意がなくなり仕事だけでなく、好きなこと自体が嫌いになってしまうというリスクもあります。
■周囲と比べ自信をなくす可能性がある
好きなことを仕事にするデメリット2つ目は、「自信をなくす可能性がある」です。
上述しましたが、仕事は好きなだけではやっていけません。
社会に出ると自分よりも能力がある人はたくさんいます。そのため好きという理由だけでその業界に飛び込んでしまうと、周りとの差にコンプレックスを感じてしまうこともあるでしょう。
コンプレックスを感じることで「好きなことなのにできない…」と自分を卑下してしまい、さらに自信をなくしてしまうという悪循環に陥ってしまうリスクもあります。
「自分は自分だ!」と気持ちを切り替えられる人なら問題ありませんが、人と比べて落ち込みやすい人は少し危険かもしれません。
■こだわりが強すぎて逆効果になってしまう可能性がある
好きなことを仕事にするデメリット3つ目は、「こだわりが強すぎると逆効果になる可能性がある」です。
好きだからこそより完成度を高くしたいと思いこだわりすぎてしまった結果、納期に間に合わないなど生産性が低くなってしまうことがあります。
他にも主観を入れすぎてしまい、クライアントが求めているものと全然違ったものになってしまったというケースもあるでしょう。
こだわりを持つことは大切なことですが、仕事をする上ではこだわりが強すぎても逆効果になってしまうこともあるため注意が必要です。
■私生活に影響が出やすい
好きなことを仕事にするデメリット4つ目は、「私生活に影響が出やすい」です。
特に好きなことに没頭しやすいタイプの人は要注意です。
仕事に没頭しすぎて睡眠不足が続き、身体を壊してしまうということもなくはありません。
また仕事ばかりに熱中しすぎて家族や友達、恋人など、自分にとって大切な人と過ごす時間をないがしろにしてしまうと、気づいたら大切な人を失っていたという悲しい結末もあり得ます。
仕事に没頭するのは良いことですが、オンオフの区別はつけることはとても大切です。
■理想とギャップが大きい可能性がある
好きなことを仕事にするデメリット5つ目は、「理想とのギャップが大きい可能性がある」です。
好きなことに携わる仕事がしたいという理由で選んだ仕事でも、最初から好きなことに携われるとは限りません。
例えば「テレビ番組を自分で作りたい!」と思い制作会社に入社したとしても最初から番組を作れるわけではなく、最初はリサーチだったり、キャストへの出演依頼だったりと自分で作れるようになるまで時間がかかります。
どれくらいかかるか、もしくは入社してすぐ携われるかは企業によって異なりますが、入社してから思い描いていた理想像とのギャップに「思ってたのと違う…」と、離職してしまうケースもあります。
選考に受かるためにすべきこと
再三お伝えしているように好きなことを仕事にするのがだめというわけではありませんが、好きという気持ちだけでは選考に受かるのは正直難しいです。
企業は自社に貢献してくれる人を採用したいと思っているため、自分がいかに志望企業に貢献できるかをアピールする必要があります。
好きだということを伝えるのは良いですがそれで終わってしまってはアピール不足です。自分はこの企業で何を成し遂げたいのか、それを成し遂げるために自分の強みをどのように活かしていくのかを伝えます。
ここで大切なのはできるだけ具体的に伝えるということです。せっかく良い夢や強みを持っていても抽象的で面接官に伝わらないというのが一番もったいないです。
面接官にあなたが自社で働いている姿を想像させるためにもエピソードはできるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
どうしても好きなことを仕事にしたいなら就職エージェントを利用しよう
ここまで読んで好きなことを仕事にするのは難しそうだな…でも諦めたくないな…」と思っている人はぜひ就職エージェントに相談してみてください。
就職エージェントでは1対1の面談を通してあなたについて理解した上で、ぴったりな企業を紹介してもらうことができます。
非公開求人の紹介も行っているため、今受けている業界以外でも好きなことに携われる仕事が見つかるかもしれません。
自分で企業を探すことや就活対策を行うことに難しさを感じている人は就職エージェントを頼ってみてください。
まとめ
本記事では好きなことを仕事にするメリット・デメリットについて紹介してきました。
上述していますが、好きなことを仕事にするには好きという気持ちだけで選考を通過することは難しいため、自分は他者に何を提供できるのかを伝えるようにしましょう。
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