●やりたいことを見つけるためには、まず自分の「できること」「好きなこと」「やりたくないこと」を考える必要がある。
●頭の中で「できること」「好きなこと」「やりたくないこと」を挙げたら、実際に「好きなことを突き詰める」「興味を持ったら挑戦する」「ほかの人と話してみる」と自分の新たな一面を見つけることができる。
「自分のやりたいことがわからない…」と就活をしながら悩んでいる人もいるかと思います。やりたいことがない中での就活は非常に不安な気持ちになりますよね。
本記事ではそもそもやりたいことがないとだめなのかについてや、やりたいことを見つけるためのステップについて説明していきます。
記事を読みながら、ノートなどにその都度自分が考えたことを書いていくことで、より理解を深められ、次の行動にすぐ移すことができますので試してみてください。
やりたいことがないとだめなのか?
就活生の中には「なんとなく就活はしているけど、正直やりたいことがわからない…」と焦っている人もいるのではないでしょうか。
やりたいことがあると、自分の就活の軸がはっきりとすることは確かですが、ないからといってだめなわけではありません。
むしろ、「やりたいことがわからない」をポジティブに捉えると、「やりたいことを見つけるために、これからのいろいろなことに挑戦でき、将来の可能性は無限に広がっている」と考えることができます。
就活は長い仕事人生においてのスタートラインでしかありません。
ゆっくりと自分の将来について考える時間を作りましょう。
なぜやりたいことがないのか考えよう
とはいえ、面接などでは志望動機や将来どのように働きたいかを聞かれます。
そのような場面で自分のやりたいことがわかっていると、論理的に話すことができるでしょう。
やりたいことを見つけるための始めのステップとして、「なぜ自分にやりたいことがないのか」について考えるようにしましょう。
ここでは、いくつかの理由を紹介しますので、自分が当てはまるかどうか、ほかに理由はあるかどうかノートに書き起こしてみてください。
自分に自信がない
1つ目の理由として「自信がない」ことがあげられます。
自分に自信が持てないと、「どうせ自分には無理だ…」とやる前から諦めてしまい、自分の可能性を狭めてしまいます。
また、自信がないという特徴は完璧主義な人にも言えることです。
「自分は何もできない」という考えから転じて「物事を完璧にこなして良く思われたい」という考えに至ります。
結果として、新しいことに挑戦するのが怖かったり、現状に満足できなかったりすることで、やりたいことを見つけるための一歩が踏み出せません。
自分のことをよくわかっていない
2つ目の理由として「自分のことをよくわかっていない」ということも挙げられます。
自己分析が足りておらず自分のことが理解できていないため、やりたいことがわかっていないというケースです。
自己分析はここまでやれば完璧という終わりはなく、自分では自己分析を満足にしたつもりでも、実はまだ足りていなかったということもあります。
少しでも「自分がやりたいことがわからない原因は自己分析が足りていないことが原因かも…」と思う人は、再度自己分析をおこなってみてください。
自己分析のやり方について知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
やりたいことをみつけるには?
ここからは、やりたいことを見つけるためにすべきことを、自己分析と行動にわけて説明していきます。
まず自分で考えてみよう
行動する前に、一旦頭の中を整理しましょう。その過程で重要視すべきことは「思考を細分化」することです。
例えば、「ラーメンが好き」という事象をどんどん細かくします。
(なぜか)→
おいしいから
(なぜラーメンが特別おいしいのか)→
いろんな味・トッピングがあって飽きない
(いろんな味があるとなぜ良いのか)→
自分の好みにあったラーメンを探せる
(つまり)→
真に自分が好きなラーメンを発見したい
(まとめると)→
新しいことを見つけるのが好き
とこのように1つの事象を例にとっても自分の思考の深層がどうなっているかを考えることができ、行動の原動力を見つけ出すことができます。
今までの自分の行動などを振り返る中で、自分の特徴が見えてくるはずです。
具体的にノートなどに書く際には、「マインドマップ」という手法を活用しましょう。
マインドマップとは、このようにして、思考を細かく分解したものを繋げていき、大きな木のように紙に書く方法です。
詳しいマインドマップの書き方を知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
本記事ではそんな「マインドマップ」を活用した自己分析のやり方についてわかりやすく紹介していきますので、自己分析の方法に悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
無理に探そうとすればするほど焦ることになり、視野が狭くなってしまいます。
何を始めるにも「やろう!」と思った時がスタートラインで、いつ始めても遅いなどということはないのです。
自分のできること、好きなことを見つける
今までの人生の中で、できたと思ったこと、好きだと思ったことを些細なことでも良いので思い出して書き起こしてみましょう。
さらに、「なぜそう思ったのか」についても書いてみてください。
やりたいことを考える際は必ずしも「自分は何がやりたいんだろう…」と考えなければいけないわけではありません。「自分には何ができるか、何が好きか」を考え、そこからやりたいことに繋げることは大切な視点です。
書き起こしてみた例は以下のようになります。
やりたくないことを明確にする
次は、逆にやりたくないことを明確にしましょう。
自分が仕事をしたり、家事をしたりする上で、やりたくないことを挙げてみることで、反対にやりたいこと・できそうなことが見えてきます。
また、この時も「思考の細分化」をできる限りおこなうようにしましょう。
「自分はなぜこれをやりたくないのか」、ということについて自分自身でどんどん深掘りしてください。
行動を起こそう
自分の中である程度、「できること」、「好きなこと」、「やりたくないこと」の整理がついたら、いよいよ行動を始めましょう。
ここでは行動例として4つ紹介していますので、できそうなものから試してみてください。
好きなことを突き詰めてみる
やりたいことを見つけるために闇雲に動くことは、非常に長く辛い作業になる可能性があります。
ですので、代わりに自分が好きだと感じるものをさらに突き詰めることで何か新たな発見をすることができるでしょう。
長期的に物事を見るのではなく、今この瞬間に焦点を当てて好きなことを突き詰めてみてください。
少しでも興味を持ったらチャレンジしてみる
アルバイト、趣味、遊び、なんでも興味を持ったことにチャレンジしてみることもあなたのやりたいことを見つける方法の1つです。
新しいことにチャレンジすると自分の知らなかった一面を知ることができ、さらなる自己理解に繋がります。
大事なことは、チャレンジした結果ではなく、実際に行動を起こしたということです。「失敗しても良い」や「無理だったらやめよう」といったマインドでも良いので、勇気を持って何事にもチャレンジしていきましょう。
他の人と話してみる
他の人からの情報を得るというのも有効な方法の1つです。
違う視点からのアドバイスが何か新しい発見に繋がることがあります。
例えば、現役で働いている社会人と話してみることは実際の仕事内容を知ることのできる良い情報源となるでしょう。
知らない人と話すのが怖い、と感じる人は悩みを打ち明けられる親しい友人や家族と話すことから始めてみることをお勧めします。
就職エージェントに相談する
就職エージェントは、自分の「やりたいことが見つからない」という悩みを親身になって聞いてくれるだけでなく、就職活動へのアドバイスまでも手厚くサポートします。
個別面談によってあなたの状況を理解し、あなたの希望や適正に合った企業の求人情報を紹介することができるので、就職エージェントに相談することであなたの就職活動に関連する悩みを解決することができるでしょう。
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就職活動に活かすためには?
この項では、考えたり、行動したりしたことをどのように就職活動に活かしていけば良いのかについて説明していきます。
やりたいこと=仕事で考えない
そもそも、必ずしも仕事とやりたいことを結びつける必要はないです。
仕事は生活の中の一部であることを意識することで、やりたいことが仕事を通して成し遂げられるのか、それとも仕事以外なのかについて考えることができます。
そのため、就職活動のみにとらわれすぎることがないように広い視野をもって考えることが大切です。
仕事に求める要素を考えよう
働く上で自分は仕事に何を求めるのかについて考えましょう。
例えば、仕事でのやりがい、能力の向上、良い雰囲気の職場などがあげられます。
それらをもとに業界、企業研究をおこなうことで、ただ漠然と進めることがなくなり、主体的に情報を見つけ出すことができるようになります。
はっきりと仕事に求める要素がわからない人は、たくさんの企業が一堂に会する合同説明会に参加して、どんな仕事があるのかについてさらに理解を深めることが1つの解決策です。
やりたい仕事の見つけ方についてさらに理解したい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
本記事では「自分のやりたいことがわからない」という人に向けて、やりたいことを見つけるステップを紹介しました。
絶対にやりたいことがないとだめというわけではありませんが、やりたいことを見つけたいという人は是非本記事で紹介した方法を試してみてください。
焦らず、自分にできることから1つ1つやっていくことがやりたいことを見つける近道になります。
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