●30秒の自己PRで、自分の強み全てを語ることは難しいため、話の冒頭で一番アピールしたい強みを伝えることが重要。
●30秒という限られた時間内で、エピソードをわかりやすく伝えるためには、結論(約5秒)→ 理由(約5秒)→具体例(約15秒)→ 再度結論(約5秒)といった時間配分を意識すると良い。
●30秒で、面接官の印象に残る自己PRをするためには、「この強みを入社後どう活かしたいか」まで言及して締めることで、企業への志望度や仕事への意欲を伝えることができる。
就活を進める中で、多くの学生が直面する課題の1つが[自己PR]です。
特に、面接官から「30秒で自己PRをしてください」と求められたとき、限られた時間でどうすれば自分の魅力を最大限に伝えられるのか、悩んでしまう就活生は多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな悩みを抱えるあなたに向けて、30秒で効果的に自己PRを伝える方法やポイント、そして具体的な例文から実践的な練習方法まで網羅的に解説します。
限られた30秒の自己PRで、面接官に「もっと話を聞きたい!」と思わせるテクニックを学び、選考突破をめざしましょう!
面接官が「自己PRを30秒で」と指示する理由とは?

面接官から「30秒で自己PRをしてください」と時間を指定されると、「どうして30秒なんだろう?」「30秒で何を伝えればいいの?」と、疑問を持つ就活生もいるのではないでしょうか。
しかし、この[30秒]という制限時間には、面接官側の明確な意図が込められています。ここでは、[30秒の自己PR]に込められた面接官の狙いを解説していきます。
要点を簡潔にまとめる力を見ているため
面接官が30秒という短時間での自己PRを求める意図は、限られた時間内で「何を伝えるか」を取捨選択できるかを見極めるためです。これは、ビジネスの現場でも重視される[情報の整理力]や[要点を押さえた説明力]を判断するためのテストと言えます。
限られた時間で無駄なく自分の魅力を伝えるためには、事前に構成を考え、自分の強みを的確に把握しておく必要があります。この力があるかどうかは、自己PRの内容以上に評価される場合があります。
話の構成力・論理性を確認しているため
面接官は、30秒という短い時間の中で、あなたの話の順序や内容に一貫性があるかを確認しています。結論から入り、具体的な根拠やエピソードを提示し、最後にそれが強みとしてどう活かせるかをアピールするといった論理的な構成力は、実際の業務でも求められる重要なスキルです。
たとえ内容が素晴らしくても、構成がバラバラで聞き取りにくいと、あなたの話の意図が正しく伝わらず、論理的思考力がないと判断されて評価は下がってしまいます。つまり、[何を伝えるか]だけでなく[どう伝えるか]も、評価対象になっているのです。
時間管理能力・緊張下での対応力を判断するため
面接は、緊張感のある場です。その中で「30秒以内に話してください」と言われると、プレッシャーを感じるのは当然です。面接官は、そんな状況でも冷静に話しきれるか、時間を意識しながら臨機応変に対応できるかを見ています。
これは、社会人として必要な[時間管理能力]や[ストレス耐性]を見るためでもあります。想定外の指示にも落ち着いて対応できる姿勢を見せることができれば、面接官に好印象を与えることができるでしょう。
時間指定のある・なしで変わる!自己PRで意識すべきこと

面接によっては[自己PRの時間を指定される場合]と[指定がない場合]があり、制限時間によっては、内容の組み立て方・伝えるべき内容が大きく変わります。
自己PRで自分の強みをしっかりとアピールするためにも、それぞれのパターンを理解しておくことが重要です。以下では、[30秒][1分][時間指定なし]の3パターンに分けて、自己PRで意識すべきポイントを解説します。
30秒の自己PRは、冒頭で関心を引く内容を意識する
30秒という短い時間では、自分の強み全てを語ることは難しいため、[面接官の興味をひく一言]が特に重要です。冒頭で[結論]や[印象的なキーワード]を提示し、その後に簡単なエピソードや実績を添える形が効果的でしょう。
例えば「私は行動力が強みです。大学時代に〜」というように、話の冒頭で一番アピールしたい強みを伝えるようにしてください。短いからこそ、何を一番伝えたいかを明確にすることがポイントです。
1分の自己PRでは、人柄や価値観までしっかり盛り込む
1分あれば、あなたの強みだけでなく人柄や価値観をアピールする余裕があるでしょう。
その際は、PREP法(Point:結論 → Reason:理由 → Example:具体例 → Point:再度結論)の構成を意識し、話を組み立てるようにしてください。
このPREP法に沿って、「なぜその強みがあるのか」「どのような経験で発揮されたのか」「その経験をどう捉えているのか」を話すと、論理的で分かりやすく、さらに深みのある自己PRになります。
面接官はスキルだけでなく、一緒に働きたい人物かという観点でも見ているため、エピソードを通して自分の考え方や行動の背景にある価値観も自然に伝わると印象が良くなります。
時間指定がない場合も、1分以内を目安にコンパクトにまとめる
面接官から特に時間指定をされなかった場合でも、ダラダラと長く話しすぎるのは避けましょう。1分以内を目安にコンパクトにまとめることが一般的です。
なぜなら、長く話しすぎると、本当に伝えたい要点がぼやけてしまったり、話の構成力がない、あるいは時間管理が苦手という印象を与えてしまったりする可能性があるからです。
時間制限がないからと無理に情報を詰め込むのではなく、アピールポイントを絞って自分の強みを確実に面接官に伝える構成を意識してください。
30秒の自己PRが求められやすい「シチュエーション」
就活中、「自己PRを30秒でお願いします」と時間を指定される機会は意外と多くあります。どのようなシチュエーションで短時間での自己PRが求められるかを知り、事前に対策しておきましょう。
ここでは、30秒自己PRがよく使われる代表的なシチュエーションを紹介します。
グループ面接や集団面接
複数人が一度に面接を受けるグループ面接では、1人あたりに割ける時間が限られているため、最初に「30秒以内で自己紹介をしてください」と言われることが多いです。
この場面では、他の学生との差別化がカギとなるため、簡潔に強みを伝えながら印象に残るワードを盛り込む工夫が重要です。
インターンシップ選考
特に1日型や短期のインターンシップなどでは、書類選考を挟まず、説明会と同時に選考(面接やグループワークなど)がおこなわれる場合があります。こうした選考では、多くの学生を効率よく見極めるため、面接官は短い自己PRを求めることが多いです。
インターン選考時の自己PRでは、自分の強みに加えて[インターンを通して何を学びたいこと]を30秒で明確に伝えられるよう、事前に準備しておくと安心です。
説明会や座談会の自己紹介タイム
企業説明会や社員座談会などのカジュアルな場でも、「簡単に自己紹介をお願いします」と求められることがあります。この時、単なる名前だけでなく、自分の強みや興味を30秒程度にまとめた簡易的な自己PRを伝えることができると、相手に好印象を与えられます。
特に座談会では、社員が多くの学生の話を聞くことになるため、要点を押さえた話し方が効果的です。あなたの個性を端的に伝えられれば、社員の記憶に残り、その後の質問や会話が深まるきっかけにもなるでしょう。
一次面接
面接官は、短期間で多くの学生と面接する必要があるため、就活の一次面接は15分から30分程度の比較的短い時間で設定されます。面接官は、この短い時間で合否を出さないといけないため、自己PRなどの質問の回答に時間制限を設けることも少なくありません。
こうした短い時間での自己PRは、面接官にあなたの第一印象と、要点を伝える能力を強くアピールするチャンスです。事前にしっかり準備しておくことで、スムーズに好印象を与え、その後の面接も自信を持って進めることができるでしょう。
説明会でのブース訪問時
説明会などで企業ブースを訪問する際、多くの学生が訪れるため、1人あたりのやり取りが短時間になるのが基本です。 こうした場面では、担当者から「簡単に自己紹介をお願いします」「なぜ当社のブースに興味を持ってくれましたか?」といった質問をされることが多く、実質的に30秒ほどの自己PRが求められることになります。
この時に、自分の強みや志望意欲を簡潔に伝えられるよう、事前に準備しておくと、担当者の記憶にも残りやすくなります。またこのタイミングで好印象を残すことができれば、後日の選考参加にも繋がるチャンスになるでしょう。
30秒の自己PRが求められやすい「職種」
「30秒で自己PRしてください」と求められる頻度は、応募職種によって異なります。特に、スピーディーな情報共有や、簡潔に意図を伝える能力が日常的に求められる職種では、短い自己PRの完成度が評価に直結することもあります。
以下では、30秒の自己PRが求められやすい代表的な職種を紹介します。
営業
営業職では、[限られた時間で要点をわかりやすく伝える力]が不可欠です。
短い時間で相手の興味を引きつけ、必要な情報を届けるスキルが求められるため、30秒の自己PRを通してその資質を見極められることがあります。
また、自己PRの内容や話し方から[人柄]や[提案力]、[論理的な構成力]なども評価されやすい職種です。
アナウンサー
アナウンサー職は、まさに[言葉で人に伝える力]が問われる職種です。面接の序盤に「30秒で自己PRをお願いします」と言われることも多く、その短時間での声の通り方、話し方、構成力、表現力などが総合的にチェックされます。
内容だけでなく[伝え方そのもの]が選考対象になるため、抑揚や表情、語尾の処理などにも注意が必要です。
コールセンターのオペレーター
電話対応がメインとなるコールセンター業務では、初対面の相手に対して短時間で安心感を与える能力が求められます。そのため、30秒の自己PRで[声の印象]や[話し方の丁寧さ]、[要点のまとめ方]が確認されることが多いです。
特に聞き取りやすい声か、落ち着いた対応ができるかなども判断基準となるため、普段から声のトーンやスピードを意識しておくと効果的です。
施工管理士
施工管理士は、現場で職人さんやクライアントと効率よくコミュニケーションを取り、スムーズに工程を進めていく役割を担います。
時間管理や報連相の正確さも重視されるため、「限られた時間で端的に話せるかどうか」がチェックされる傾向にあります。
また、業務上トラブル時にも冷静かつ的確に状況説明をおこなう必要があるため、30秒の自己PRではその冷静さや説明力、簡潔さが評価の対象になることがあります。
誰でもできる!30秒で話す自己PRの作り方

面接官が「もっと話を聞きたい!」と感じるような30秒の自己PRは、準備といくつかのコツさえ掴めば、誰でも作成可能です。ここでは、自己PRを初めて作成する方でも安心して取り組めるよう、5つのステップで[30秒の自己PR]の作成方法をご紹介します。
【STEP1】自分の強みを洗い出す
まずは、自分のアピールポイントとなる強みをリストアップしましょう。リーダーシップ、継続力、協調性、分析力など、性格や経験に基づくものであれば何でも構いません。
明確な根拠がなくても問題ありませんので、思いつく限りどんどん書き出すことが大切です。
以下は、30秒自己PRで使いやすい強みの例です。
- 傾聴力
- 忍耐力
- 臨機応変に対応する力
- 協調性
- リーダーシップ
- 継続力
- 行動力
- 相手の立場に立って考える力
- 正確性
- 分析力
- 真面目さ
- 計画性
この段階では、どの強みがベストかを判断するよりも、数を出すことが重要です。その上で、自分らしさが最も伝わる強みを1つに絞り、企業が求める人物像とも照らし合わせてみましょう。面接官の印象に残る自己PRを作るための第一歩となります。
なお、「自分にどんな強みがあるのか思いつかない…」という場合は、以下の記事も参考にしてください。強みの見つけ方や例文が豊富に紹介されています。
▼関連記事
・【強みの例文10選】「自分の強みがわからない…」見つけ方や内定獲得のコツを紹介!
【STEP2】強みを裏付けるエピソードを見つける
次に、その強みを証明できるエピソードを探しましょう。
実際に自分が工夫や努力をした経験があると、説得力のあるPRとなります。部活動、アルバイト、ゼミ活動、サークルなど、どんな経験でも構いません。
エピソードと強みを裏付ける際は、「どんな場面でその強みを発揮したか」「その時、どのような行動を取ったか」「成果はどうだったか」といった観点で思い出すのがコツです。
【STEP3】エピソードに具体性を付ける
エピソードをより魅力的に伝えるためには、具体的な行動や背景を加えることが重要です。[なぜその行動をとったのか][どんな困難をどう乗り越えたのか]など、できるだけ臨場感を持って語れるようにしましょう。
また、最後に「この経験を入社後にどう活かせるか」を一言添えることで、面接官に[入社後の活躍]を具体的にイメージさせ、あなたの強みが企業にどう貢献できるかを効果的にアピールできます。
さらに、エピソードを分かりやすく伝えるためのコツとして、準備の際に時系列で振り返ると、話の流れが整理しやすくなりますよ。
【STEP4】文章にまとめてみる
エピソードと強みがまとまったら、それを文章化してみましょう。
オススメは、PREP法(Point:結論 → Reason:理由 → Example:具体例 → Point:再度結論)を活用してエピソードを構成することです。この構成を活用すると、話の筋道が明確になり、短時間でも説得力が増す自己PRになるでしょう。
30秒の自己PRにする際の文字数の目安は、150〜250字程度です。自然に話せる長さに収めつつ、余計な情報は削って、最も伝えたいメッセージに絞りましょう。
【STEP5】口に出して練習する
最後に、実際に声に出して練習しましょう。その際、必ず時間を計りながら読み上げ、30秒以内に収まるかを確認してください。
また、録音して自分の話し方やスピード、語尾のクセなどをチェックするのも効果的です。PREP法の構成ごとに時間を配分し、どのパートにどれだけ時間をかけるかも意識できると、より完成度の高い自己PRになるでしょう。
30秒の自己PRだからこそ押さえるべき5つのコツ
30秒という限られた時間の中で、面接官の印象に残る自己PRをするには、伝え方に工夫が必要です。なぜなら、ただ情報を詰め込むだけでは、かえって要点がぼやけ、聞き手の記憶に残らない可能性があるからです。
ここでは、短い時間でもあなたの魅力を的確に伝えるために[意識すべき5つのポイント]をご紹介します。
①伝えたい強みは1つに絞る
自己PRで複数の強みを伝えようとすると、話が散らかってしまい、結局何をアピールしたいのか伝わりづらくなります。
30秒という短い時間だからこそ、「この強みを伝えたい」という1点に絞ることが大切です。1つの強みに集中して話すことで、説得力や印象が格段に高まります。
②冒頭に「強み(結論)」をはっきり伝える
限られた時間で自分の魅力を伝えるには、冒頭のインパクトが重要です。「私の強みは○○です」と最初に結論から入ることで、聞き手の注意を引き、話の軸が明確になります。
この[結論から話す]という方法は、PREP法(Point:結論 → Reason:理由 → Example:具体例 → Point:再度結論)の最初のPoint(結論)にあたります。PREP法を意識して話を組み立てることで、論理的でわかりやすい印象を与えることができるでしょう。
③エピソードは簡潔かつ具体的に伝える
自己PRに説得力を持たせるためにはエピソードが不可欠ですが、30秒で話す場合は内容を取捨選択する必要があります。 「何をしたか」「どう工夫したか」「どんな成果が出たか」に絞って、要点だけを具体的に伝えましょう。数字や具体的な行動を含めると、より印象に残りやすくなります。
④入社後どう活かすかまで触れる
自己PRは、強みやエピソードだけで終わらせるのではなく、「この強みを入社後どう活かしたいか」まで言及して締めることで、企業への志望度や仕事への意欲を伝えることができます。
「この強み・経験を活かして、御社に貢献したいと考えています」といった一文を入れるだけで、あなたの強みが企業にとってどう価値があるのかが明確になり、入社後の活躍を具体的にイメージしてもらえるため、自己PRの完成度がぐっと上がります。
⑤話すスピードと時間配分を意識する
せっかく自己PRの内容を整理しても、早口だったり間延びしたりすると、相手に伝わりにくくなってしまいます。面接官にあなたの話がスムーズに伝わるよう、練習の際は話すスピードと時間配分をしっかり意識しましょう。
そのため、ストップウォッチなどを活用し、30秒を計りながら読み上げ、適度なスピード、聞き取りやすい滑舌、そして効果的な間の取り方を調整してください。
おおよそですが、Point:結論(約5秒) → Reason:理由(約5秒) → Example:具体例(約15秒) → Point:再度結論(約5秒)といった時間配分を意識すると、時間内でも自然な流れで、かつ説得力のある自己PRができるようになるでしょう。
【長所別】30秒で話せる自己PRの例文10選
ここでは、面接でよく使われる長所を10パターンに分けて、30秒で話せる自己PRの例文をまとめました。どの例文もPREP法を意識した構成になっているため、自分の強みに近いものを参考にしながらアレンジしてみてください。
①コミュニケーション能力
大学1年生から4年間、携帯ショップで接客販売のアルバイトを続けてきました。入店当初は、手続きの説明が難しく、お客様に不信感を与えてしまうこともありました。
そこで私は、まず自分自身が商品内容を深く理解し、お客様の立場になって話すことを意識しました。具体的には、専門用語をかみ砕いて説明し、お客様の理解度に応じて言い換えながら対応しました。
その結果、「わかりやすかった」「またあなたにお願いしたい」と言っていただけることが増えました。この経験を通じて身につけた伝える力と傾聴力を、御社の営業職でも活かし、顧客との信頼関係構築に貢献したいと考えています。
②協調性
大学のゼミ活動で、5人1組でプレゼンをおこなう機会がありました。
当初はメンバー同士の意見が対立し、作業が進まない状態が続いていました。そのため、 私はまず全員の意見を丁寧に聞き、共通点を見つけて合意形成を図りました。
その上で、役割分担を明確にし、期限を意識して進行管理を行いました。 結果として発表は高評価をいただき、チームワークの大切さを実感しました。協調性を活かし、御社でもチームの成果に貢献していきたいです。
③継続力
大学1年生から現在まで、毎朝30分の英字新聞の音読と要約を継続しています。
最初は知らない単語ばかりで挫折しそうになりましたが、「1日10分だけでも続ける」と決めて習慣化しました。 続けるうちに語彙力や読解力が向上し、TOEICのスコアも400点台から750点まで伸ばすことができました。
この経験から得た継続力を活かし、御社でもコツコツと地道な努力を積み重ね、成果に結びつけていきたいと考えています。
④向上心
大学ではマーケティングを専攻し、授業だけでは物足りず、自主的にSNS運用に関する外部講座を受講しました。
この知識を活かし、学園祭の広報担当としてInstagramの運用を提案・実行し、フォロワー数を2倍に増やすことに成功しました。御社でも、この『もっと良くしたい』という向上心と行動力を大切に、常に成長を目指し貢献したいと考えています。
⑤臨機応変さ
飲食店のホールスタッフとして働いていた際、急な人手不足でキッチンの補助を任されたことがありました。 この経験を通じて、状況に応じて冷静に行動する力がつきました。
未経験でしたが、調理補助マニュアルをその場で確認しながら動き、ピークタイムを乗り切ることができました。 周囲からも「柔軟な対応が助かった」と感謝されました。
御社でも予期せぬトラブルに落ち着いて対応し、貢献していきたいです。
⑥リーダーシップ
大学のサークルで新歓イベントのリーダーを務め、20名以上のメンバーをまとめて企画・運営をおこないました。
準備段階ではメンバーのモチベーションに差があり、進行が思うようにいかないこともありましたが、1人ずつ面談を行い、役割や目的を共有しました。 結果、イベントは成功し、サークルへの新入部員も昨年比で1.5倍に増えました。
今後も相手を巻き込みながら目標達成を目指していきます。
⑦分析力
大学のゼミで扱った企業ケーススタディにおいて、競合他社と自社の財務データを比較し、課題の抽出と改善案の提示を担当しました。
ただ数値を見るだけでなく、なぜその差が生まれるのかを深掘りして考えるよう意識しました。 プレゼンでは「具体的で納得感がある」と評価されました。
この分析力を活かし、御社の業務でも課題発見と改善提案ができるよう努力します。
⑧真面目
大学では、提出物は常に期限より数日前に仕上げることを意識して取り組んでいました。
アルバイト先でも、早めに出勤して準備を整えたり、ミスを振り返って次に活かすノートを作ったりと、誠実な姿勢を評価していただきました。
地道な作業も丁寧に取り組むことができるタイプなので、御社でもコツコツと信頼を積み重ね、安定した成果を出せるよう努力します。
⑨計画性
大学の卒業論文では、着手から提出までのスケジュールを逆算し、1週間ごとにタスクと目標を設定して取り組みました。
途中で資料の見直しが必要になるなどトラブルもありましたが、計画に余裕を持たせていたため、慌てることなく対応できました。 この経験を通じて、効率よくタスクを進める力を身につけました。
御社の業務でも納期やプロセスを意識して、安定した成果を出していきます。
⑩行動力
大学では地域活性をテーマにした授業で、実際に自治体や商店街にアポイントを取り、現地でヒアリングをおこないました。
最初は知識不足で苦戦しましたが、相手の話に耳を傾けることで課題を発見し、学生目線での提案が実現しました。
「まず行動してみる」ことを大切にしており、御社でも失敗を恐れず積極的に挑戦し、価値を提供していきたいです。
30秒の自己PRでやりがちなNG例文とBADポイント
ここでは、就活中の学生が陥りやすい3つの[30秒自己PR]のNGパターンを、具体的な例文を交えてご紹介します。あなたの自己PRがこれらのパターンに当てはまっていないか、ぜひ確認してみてください。
NG例文①ダラダラ背景説明ばかりで時間切れタイプ
自己PRでやってしまいがちな失敗のひとつが、この[背景説明ばかりで終わってしまう]タイプです。
これは、話の導入に力を入れすぎるあまり、結論(自分の強み)や成果、学びまでたどり着かずに時間切れになってしまうパターンです。
私は大学のゼミでマーケティングを学んでおり、その中で企業の広告戦略に興味を持ちました。ゼミでは週に1回のディスカッションがあり、資料作成やプレゼン準備などをしていたのですが、特に興味深かったのが…
- 何が強みなのかが出てこないまま終わってしまう
- 背景説明に時間を割きすぎて、自己PRになっていない
- 結論やエピソードの要点が不明確で印象に残らない

アドバイザー
このタイプの人は[どんな経験をしたか]を丁寧に話そうとするあまり、面接官が最も知りたい[どんな力を発揮し、どう成果に繋げたか]が不明確になってしまいます。
自己PRでは、[結論→エピソード→結果・学び]の順で簡潔に伝える構成を意識しましょう。
NG例文②強みが抽象的で印象に残らないタイプ
このタイプは、[明るい性格][協調性がある]など抽象的な強みだけを並べてしまい、印象に残らないパターンです。エピソードや成果を語らないため、面接官に「なぜそう言えるのか?」という疑問が残り、説得力に欠けてしまいます。
私は人と関わることが好きで、明るく前向きな性格です。どんな環境にもすぐなじめるタイプで、協調性や柔軟性には自信があります。これからもその性格を活かして頑張っていきたいと思っています。
- 抽象的なワードの羅列で具体性がない
- なぜそう言えるのかの根拠がなく説得力に欠ける
- エピソードや成果がなく、印象が薄いまま終わる

アドバイザー
このような自己PRは、[どんな場面で][どう行動したのか]が伝わらず、誰にでも当てはまりそうな内容になりがちです。面接官に印象づけるには、具体的な経験や成果を交えて、[その強みがどう活かされたのか]を語ることが大切です。
NG例文③いろいろ詰め込みすぎて焦点がぼやけるタイプ
このタイプは、[強みを1つに絞れず、あれもこれも伝えたい]と欲張ってしまうパターンです。伝えたい内容が多いあまり、自己PRの焦点が定まらず、聞き手の印象が残らない原因になります。
私の強みはリーダーシップと協調性、そして責任感です。ゼミではリーダーを務め、サークルでは会計として運営にも関わり、アルバイトでは新人の教育係もしていました。何事にも全力で取り組む姿勢を大切にしています。
- 伝えたい内容が多すぎて、主張が分散してしまう
- 30秒では情報が多く、聞き手が要点をつかみにくい
- 結果的にどの強みも浅くなり、印象に残らない

アドバイザー
このような自己PRは、一見すると経験豊富に見えますが、どのエピソードも中途半端になりがちです。
特に短い時間での自己紹介では、伝える強みは1つに絞り、深掘りするほうが効果的です。1つの強み+具体例に集中することで、説得力と印象がぐっと高まります。
本番に強くなる!自己PRを30秒で話すための練習方法

面接本番でしっかり自己PRを伝えるためには、時間を意識した練習が欠かせません。ここでは、誰でも実践できる自己PRの練習方法をご紹介します。
ストップウォッチを活用して時間を測る
自己PRを30秒で話す練習の第一歩は、まず[30秒の感覚]を掴むことです。
そのために、ストップウォッチや携帯のタイマー機能を使って、実際に話しながら時間を計りましょう。最初は長すぎたり短すぎたりするかもしれませんが、何度か繰り返すうちに自分の話すペースが掴めてきます。
話す内容は、PREP法(結論→具体例→結果・学び→入社後の活かし方)に沿って構成し、それぞれのパートにどれくらいの時間を使っているかも意識すると、よりバランスよく仕上がるでしょう。
録音・録画による練習をおこなう
自分の話し方を客観的に見直すために、スマートフォンやPCで録音・録画することをオススメします。自分では気づきにくい話すスピードや声のトーン、表情のクセなども、録音や映像で確認すればすぐにわかります。
録音を聞き返すと、[思ったより早口][語尾が聞き取りづらい][話の抑揚がない]といった改善点に気づけることが多いです。特に録画では、目線や身振り手振り、姿勢などもチェックできるため、面接本番に近い感覚で練習が可能です。
最初は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、一度見てしまえば意外と冷静に分析できるものです。改善点をメモしながら、納得のいく自己PRができるまで繰り返しましょう。
友人や家族など第三者の前で実践する
自己PRの練習は、自分だけで完結せず、誰かに聞いてもらうことが重要です。友人や家族、ゼミの仲間などに協力してもらい、第三者視点からのフィードバックをもらいましょう。
その際、「聞いて印象に残ったか」「内容がわかりやすかったか」「強みとして納得できたか」といった質問をすることをオススメします。他人から見た率直な印象は、自分では気づきにくい弱点の発見に繋がります。
また、模擬面接の形式で実施すると、本番さながらの緊張感を味わうことができ、メンタルトレーニングにもなります。就活仲間とお互いに練習し合うのも、モチベーションアップに繋がる良い方法です。
就活エージェントを活用する
「自分の強みが何なのか、うまく言語化できない…」「この自己PRで本当に評価されるのかな…」などと感じている人には、就活エージェントの活用をオススメします。
プロのキャリアアドバイザーが、あなたの経験や強みを整理し、自己PRをより魅力的にするためのアドバイスをくれます。
就活エージェントでは模擬面接やフィードバックを無料で受けられることが多く、志望企業に合わせたアドバイスをもらえるのも強みです。特に、就活に不安を感じている人にとって、相談できる相手がいるのは大きな安心材料となるでしょう。
今のうちから就活エージェントを活用して、短時間で伝わる自己PRを仕上げていくことが、内定獲得への近道になるはずです。
面接対策はしている?就活エージェントと一緒に万全の体制を整えよう
30秒の自己PRをはじめ、面接対策に不安がある方は、プロのアドバイザーと一緒に準備を進めるのもオススメです。
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