雑貨屋と聞いてただ商品を売るだけの仕事と思っていませんか。これらのお店では、主に日々の暮らしの中で使う商品を扱います。
ちょっとしたお気に入りの商品があるだけで、生活に潤いが生まれます。お客様に「ほっ」とできる瞬間を届けられる夢のある仕事です。
また、一番のやりがいは、自分自身のお気に入りの雑貨に囲まれて仕事ができる点でしょう。
雑貨屋は、お店によってテイストが異なります。同じテイストを好むお客様とのコミュニケーションはとても楽しく、また顔見知りになることでお客様が増え、より一層やりがいを感じることができます。
お客様によっては、大切な人への贈り物を探しに来ている場合もあるでしょう。
ただの商品としてではなく、忘れられない贈り物として素敵にラッピングするなど、お客様の幸せな時間を演出してあげられる仕事でもあります。
雑貨屋のトレンド
雑貨屋の業界を見てみると、2007年頃から堅調な増加傾向を示しています。近年は特に雑貨人気が加速し、また参入障壁が低いことから競争の激化が進んでいます。
売上1位である、株式会社良品企画の「無印良品」のように、2010年台はライフスタイル提案型が堅調に売上を伸ばしてきましたが、すでに市場では飽和状態にあります。
一方、2位のパルグループでは、安くても良い商品を売りにする3COINSが、売上を順調に伸ばしてきています。
これまでは、アパレルや化粧品店が集客力がありましたが、今では雑貨屋によりお客様が集まるため、商業ビルやショッピングセンターでは、さまざまジャンルの雑貨屋がテナントに入っています。
雑貨屋で得られるスキル
ここでは、雑貨屋で働くことで得られるスキルを紹介します。
説明力
雑貨屋には、性別や年齢を問わず多くのお客様が訪れます。
お客様に対して失礼のない言葉遣いや丁寧な接客は当然ですが、タイミング良く声をかけ、お客様の欲しい商品を適切にアピールすることが大切です。
扱っている商品については、どのような質問をされてもきちんと対応できるように把握しておくことが必要でしょう。日々のお客様とのやり取りのなかで、自然と説明力が身につきます。
情報収集能力
お店でどのような商品を扱うのか、どのようなものが流行っているのか、また市場のトレンドなどについて、日頃からアンテナを張って情報を収集しておくことは必要不可欠でしょう。
季節のイベントや市場のニーズに合わせて、一番旬な商品を仕入れ、トレンドが過ぎたら商品を下げることは雑貨屋の大切な仕事の1つです。このような経験から、情報収集能力が培われます。
雑貨屋の仕事内容
雑貨屋の仕事は、レジ打ちや販売、接客がメインとなりますが、在庫管理や発注業務も重要です。ここでは、雑貨屋の仕事内容について詳しく解説します。
接客・販売・レジ打ち
雑貨屋では、大きな商品から細々とした商品までさまざまです。プレゼント用にラッピングを頼まれることも多く、スピードと正確さが必要とされます。
お客様と最も触れ合う仕事なので、お店の雰囲気を決める大切なポジションといえます。
お客様によっては、どのようなプレゼントがいいのかなどアドバイスを求められることもあるでしょう。
センスを問われることも多いので、日頃からインテリア系の雑誌やほかの雑貨屋などから学ぶことが大事です。
在庫管理
雑貨屋では多くの商品を扱うので、在庫管理は欠かせません。
安定した売上の商品から人気のある商品まで、欠品のないようにしなければなりません。細かい作業が得意な人には向いている仕事といえます。
棚卸・発注業務
お店にある商品の在庫を全て数える棚卸しは、商品の多い雑貨屋ではとても大きな仕事です。
店内を隈なくチェックして、漏れのないように慎重に棚卸をします。発注業務は、そのお店の売上に影響する重要な仕事です。
カタログを見ながら、流行っている商品やお店に合いそうな商品を揃えていきましょう。
掃除・検品・ディスプレイ
雑貨屋の商品を美しく見せるために、店内をピカピカに磨き上げることは必須です。商品の数が多いので、ホコリや汚れが残ってないかどうかを隅々まで確認します。
お客様が商品を見るたびにディスプレイが乱れるので、こまめなチェックが欠かせません。
また、商品が届いたら、注文した商品と合っているかどうか、不良品がないかどうかの確認をしましょう。このプロセスを踏んではじめて商品は店頭に並びます。
お客様に足を止めてもらえるように、店内を魅力的に見せるためのディスプレイは売上に大きく影響します。
何も購入する予定がなくても、「少し寄って行こう」と思ってもらえるようなディスプレイ作りが大切でしょう。
売上計算やシフト管理、給料計算などの一般事務
昇格してマネージャーになると、バックオフィスにおいて、スタッフのシフト管理や売上計算、給料計算などの事務作業も増えてきます。
商品の説明やアピールのためのPOP作りなども事務作業の1つです。
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雑貨屋の志望動機の書き方とポイント
志望動機を書く際は、なぜその職種なのか、なぜ数ある雑貨屋のなかからその雑貨屋を選んだのかを明確に、ロジカルにアピールすることが大切です。
なぜその職種か?
多くの職種のなかから、なぜ雑貨屋を選んだのかを明確に説明する必要があります。
雑貨好きな人なら、一度は雑貨屋で働いてみたいと思うことでしょう。そのような思いは、この職種を選んだ動機となり得ます。
雑貨屋でアピールすべき強み
普段から部屋をお洒落にコーディネートしたり、インテリア雑誌で話題のショップについて調べたりと常にアンテナを張っている人は、雑貨屋での仕事に向いているといえます。
どのような雑誌をチェックしているのか、どのようなテイストの雑貨が好きなのかを具体的に説明できるとアピール力も高まります。
また、雑貨屋にはプレゼントを買い求めに来るお客様が多いので、ラッピングなど細かい作業が得意であれば、「手先が器用」ということもアピールできるでしょう。
雑貨屋で働く際に必要と思われる強みをアピールして、お店にとってもメリットになるということを伝えることが大切です。
なぜその雑貨屋か?
雑貨屋は、オーナーの趣味嗜好によって、テイストから扱う商品までさまざまです。ナチュラル系や北欧系、プチプラなどそのジャンルも価格帯も異なります。
例えば、無印良品では「感じ良いくらし」を実現するために、シンプルで美しい商品を提供し続けています。
このような「企業理念に共感した」という内容が盛り込んでいると、説得力のある志望動機となるでしょう。
なぜその雑貨屋なのか、ほかの企業とはどう違うのかなどの企業研究をしっかり行い志望動機を作成することが大事です。
実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみてください。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
・「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」
雑貨屋の志望動機のNG例
以下では雑貨屋の志望動機のNG例を紹介しています。どこがNGなのかについても解説しているので、チェックしてみてください。
→志望の動機が「多くの人と触れ合う機会の多い」ですが、雑貨屋でなくても「人と触れ合う」仕事はたくさんあります。なぜその業種なのかの説明になっていません。
→「多くの人の役に立ちたい」とありますが、具体的なことが書かれていません。「多くの人の欲しがる物を提供する」ことが役に立つことならば、雑貨屋ではなくても可能です。
どうすればお客様の役に立つのかを書くようにしましょう。
雑貨屋の志望動機の例文
実際に選考を通過したESの志望動機の例文および考察から、書き方を学び自身のESや面接に活かしてください。
それ以降は貴店のファンとなり何度も足繁く通いました。その度に、可愛らしいインテリアや、便利なグッズに出会うことができ、次に行くときにはどんなものに出会えるのかとわくわくしていました。
インテリアというものは、ほんの少し入れ変えただけで、気分を一瞬で変えてしまう力があります。「日々の生活に彩りをもっと」加えることで、その家にいる人の気持ちを変え元気を与えてくれるところに非常に魅力を感じます。
店員として働くことができましたら、私が感じたわくわくする気持ちをたくさんの人に味わってもらい、貴店を訪れることが生活の生きがいの1つにできるようなお店作りをしていきたいと思います。
→なぜその業種なのか、なぜその雑貨屋なのか、エピソードを交えながらきちんと説明がなされています。
採用後にどのように働きたいかを説明することで、採用後のイメージがつきやすくなります。
レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。
関連記事:
「志望動機のおすすめ例文10選!」
まとめ
雑貨屋の仕事は、レジ打ちや販売などの単調な仕事だけでなく、時としてお客様の大切なプレゼントを素敵に演出する夢のある仕事です。
雑貨屋ごとにテイストが異なるので、なぜその雑貨屋なのかをよく研究してから志望動機を作成するようにしましょう。
志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
「志望動機の書き方・例文」
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